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コメットの特徴と種類について|飼育に必要なものや飼い方も紹介

「コメットは、他の金魚と何が違うの?」
「コメットって飼いやすいの?」
「コメットはどれくらい生きるの?」
など、コメットを飼育してみたいけれど、悩みや不安も沢山あるのではないでしょうか。

本記事では、コメットの特徴や種類や入手方法、値段などの基礎知識に加えて、飼育に必要なものなどについて分かりやすくご紹介します。

本記事を読むことにより、コメットの魅力や必要なもの、飼い方や病気を知って、大きくて長生きする個体に育てることができるようになるのではないでしょうか。

コメットに興味があり、飼ってみたいと考えている方は本記事を参考にしてください。

コメットの特徴とは?

コメットは、アメリカ生まれでフナや琉金が自然に交配して誕生した種類と言われています。

コメットの名前の由来は、英語の「彗星(すいせい)コメット」からだと言われています。尾がたなびく姿が夜空に長い尾をたなびかせる彗星に似ていたからです。

見た目の特徴は和金のような、すらりとした身体で1番の特徴は長い尾びれ(吹き流し尾びれ)です。その他のひれも和金より長いです。

尾びれの形のV字が深いと長くなると言われています。※尾びれが伸びない短尾もいます。
 
また、泳ぐ能力が高く基本的に丈夫な種類なので初心者にも飼いやすいです。

身体が大きくなるのも特徴の1つで、金魚の中でも成長スピードが速い種類です。

コメットの性格

基本、他の子をいじめてしまうような性格で泳ぎの遅い子をつっついたり、小さな魚を食べてしまったりする事もあります。 他の種類の金魚と一緒に飼う場合は、なるべく大きな水槽で飼育しましょう。

きつい性格と思いきや臆病な面もあり、水槽の奥から出てきてくれない時もあります。野生では、明るい所だと鳥などの天敵に襲われる事もあり薄く暗いところが好きです。なので、最初はお世話を控えめにし、そっとしておきましょう。

コメットの寿命

平均寿命は、5年から10年で和金や琉金に似て丈夫なので、初心者にも飼いやすい種類です。

上手に育てられたら、20年以上生きることもあります。

コメットの種類

コメットには、金魚とは違い色々な色の種類の個体がいて楽しいです。種類も豊富なので自分好みの個体を探してみましょう。

珍しい種類もいて、マニアの方も飽きさせないでしょう。

コメット

よく売られているコメットの色と柄は、紅白で更紗柄です。

からだの赤色の面積が多いと〖赤勝ち〗・白色の面積が多いと〖白勝ち〗と言われており、1匹200円くらいで販売されています。

ブラックコメット

全体が、黒色をしています。カラスゴイと交配して生まれたコメットです。生物学上、金魚ではなくコイの仲間なので、なかなかペットショップでは見る事ができない珍しい品種です。

桜コメット

ぱっと見ると、一般的なコメットに見えますが赤白の鱗が透明でキラキラと反射してみえます。普通のコメットに比べてかなり少なく、あまり見かけない種類で稀に目が真っ黒な個体もいます。

立派な個体になると高値が付くこともあります。

レモンコメット

レモンコメットは黄色いからだをしています。

また、似たような種類にスケルトンレモンコメットもいます。レモンコメットとの違いは、鱗が透明で黒目が大きく見える所です。レモンコメットは、1匹500円くらいで売られています。

アルビノコメット

アルビノという種類で、色は薄い黄色や白色で、目が赤色をしていて、好みが別れる種類になります。値段は400円くらいです。

ブラックコメット・桜コメットと同様に、ネットやペットショップではほぼ見かけない珍しい品種です。

コメットの入手方法と値段

コメットは大きなホームセンターからネットまで、幅広い販売網で買う事ができます。また、珍しい種類(ブラック・アルビノ・桜)をお迎えしたい場合は、ネットや金魚専門店で購入することをおススメします。

4㎝から6㎝のコメットは300円から500円で買うことができるでしょう。珍しい個体になると、1匹3,000円くらいになるケースもあります。

コメットの飼育に必要なもの

飼う事が決まったら飼育に必要なものを、準備しましょう。
  • 水槽
  • 蛍光灯
  • ろ過フィルター

水槽

コメットは大きくなる品種なので水槽も大きなものを用意しましょう。狭い水槽に何匹も入れてしまうと、いじめたり喧嘩したり、ストレスにもなります。

また、泳ぎが得意なので飛び出してしまう事もあります。飛び出しを防止する為に、ふたもあると良いでしょう。

できれば、60㎝以上の水槽が理想的です。

蛍光灯

蛍光灯は、水槽内を見やすくしたり、素敵なインテリアにもなったりしますがそれだけではなく、金魚の発色をよくする効果も期待できます。

また、朝は照明をつける、夜は暗くすることで体内時計が整い健康に育てることができます。しかし、長時間照明を付けておくとコケが生える原因になるので、こまめに付けたり消したりしましょう。

ろ過フィルター

フィルターには、上部式フィルター・外掛け式フィルター・投げ込み式フィルターがあります。60㎝以上の水槽となると、水を沢山ろ過する必要があるので、上部式フィルターか外掛け式フィルターがオススメです。

フィルターの中にはバクテリアが住んでいて、そのバクテリアが汚れを分解してくれます。ろ過フィルターがなくてもコメットは飼えますが、金魚は水をかなり汚し水質悪化の原因になってしまうのであったほうがいいです。

コメットの飼育方法

コメットを大きく健康で長生きさせる方法として、適切な温度管理とえさの管理が重要です。

適切な水温

コメットに良い水温は、18℃から28℃です。金魚は、水温によって動きが活発になったり、動き方が鈍くなったりします。

急激な水温の変化によって、尾ぐされ病や白点病になりやすくなるので気を付けましょう。

コメットの餌

エサは、1回5分程度で食べきれる量をあげてください。

浮上性のエサと沈下性のエサがありますが、コメットは泳ぎが得意な種類なので浮上性のエサがオススメです。

早く大きく育てたい場合は、1日何回かに分けて与えてください。人工のエサも食べますが糸ミミズや冷凍赤虫・水草も好んで食べます。

コメットは混泳できるの?

コメットは泳ぎが得意な種類です。

混泳に向いている種類として体型が似ている、和金型の種類(小赤・朱文金・ブリストル朱文金)が相性が良いでしょう。逆に、相性が悪い種類は泳ぎの苦手な種類(ランチュウ・ピンポンパールなど)です。

基本、メダカなど口の中に入るものは捕食してしまう可能性があります。また、コメットはきつい性格がある為エサを横取りしたり、いじめたりすることがあります。

相性の問題なので、絶対にダメというわけではありません。例えば、大きな水槽で飼育したり隠れ家を用意したりするなど工夫するとよいです。

コメットがかかりやすい病気

コメットは病気にかかりにくいですが、尾ぐされ病・白点病を発症する可能性があります。

病気にかかると、最悪の場合死んでしまう事があるので日頃から、しっかりと金魚の様子を観察し早期発見・早期治療を行うことが重要です。

尾ぐされ病

金魚を飼っていれば発症しやすい病気です。

予防方法として、ストレスをためないように広い水槽を用意し、水質が悪化しないようにこまめに水槽の掃除をしましょう。

白点病

白点病も発症しやすい病気です。

予防方法として、買ってきた個体をすぐに水槽に入れず、別の水槽で様子を見るようにしましょう。また、いくら丈夫なコメットでも必ず水温を調節し、水質が悪化しないようにしましょう。

コメットの種類と飼育方法を理解しよう

コメットは、すらりとした身体に長い尾が特徴的で大きく成長します。珍しい種類は、それなりの値段がします。どれも魅力いっぱいの個体ばかりです。飼い方も、同じなのでマニアの方から飼いたいなと思った人まで簡単に飼育できます。それもまた魅力の一つじゃないでしょうか。

色も紅白・桜・黒・黄色と金魚には、あまりない色があり水槽を賑やかにしてくれます。ぜひ、魅力のあるコメットを飼ってみませんか?
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