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ポリプテルスエンドリケリーの飼い方とは|飼育に必要なものも紹介

「ポリプテルスエンドリケリーってどんな魚?」
「飼育は難しい?」
「どんな餌をあげるの?」
古代魚や肉食魚に興味がある方で、上記のような疑問持っている方もいるのではないでしょうか。

この記事ではポリプテルスエンドリケリーの基本的な特徴や飼育方法、おすすめの飼育アイテムについて詳しく解説しています。これから飼育用品を揃える予定の方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を読むことでポリプテルスエンドリケリーがどんな魚なのか、また飼育の際に注意するポイントを学ぶことができます。

ポリプテルスエンドリケリーは、魚というより恐竜など古代の生き物を彷彿とさせる見た目をしており、人気のある魚です。飼育に興味のある方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

ポリプテルスエンドリケリーとは

ポリプテルスエンドリケリーは、ポリプテルス目ポリプテルス科に属する魚の一種です。約4億年前から存在していたと言われている古代魚の一種で、ポリプテルスの中では現在、特にポピュラーに飼育されています。

ペットショップでは小さな幼体がよく販売されており、パタパタとヒレを動かして泳ぐ姿はとても可愛らしいです。ただし大きくなる魚だということをよく覚えておきましょう。

ポリプテルスエンドリケリーの生態

ポリプテルスエンドリケリーはアフリカの川や湖に生息しており、現地では食用として市場に並んでいるそうです。肉食で自然では魚や甲殻類、昆虫などを食べています。

普段は水底にいますが、ポリプテルスは肺呼吸をするので、たまに水面へ上がってきます。

ポリプテルスエンドリケリーの大きさ

最大で約70㎝まで成長する大型の魚です。数あるポリプテルスの種類の中でも特に大きくなる種類になります。

飼育下では水槽の中で飼育することになるので約40~50㎝で成長が止まることが多いようです。成長スピードは早く、生後1年で30㎝を超えると言われています。

通常の体型とは異なり、体がぎゅっと短く改良されたショートボディという種類も販売されており、体長は約40㎝までしか成長しません。

ポリプテルスエンドリケリーの寿命

平均寿命は約10年と長生きです。

とても丈夫なので、大切に飼育していれば15年以上生きると言われています。

長生きするので、飼育する場合は最後まで面倒が見られるか、よく考えてから迎えるようにしましょう。

ポリプテルスエンドリケリーの繁殖方法

古代魚の繁殖は難しそうだと思われやすいですが、ポリプテルスエンドリケリーは水槽内で繁殖させることが可能です。

できれば1ペアではなく2ペアは用意しましょう。メスは水草に卵を産み付けるので水槽内には水草をいくつか入れておきます。

産卵は数か月にもおよび、産卵の3~7日後に孵化が始まります。繁殖のコツは、親魚を太らせないことと水温や水質を維持させることです。

ポリプテルスエンドリケリーの種類


ポリプテルスエンドリケリーは2種類に分けられます。見た目はよく似ていますが 体色などに違いがあります。

どちらが好みかチェックしてみてください。

ポリプテルス・エンドリケリー・コンギクス

別名「ビチャー」とも呼ばれる種類で、主にザイールやタンザニアに生息しています。

一般的なエンドリケリーよりも体色は薄くバンドの模様が薄いです。また、他のポリプテルスよりも遊泳性が高いので、水槽内でパタパタと泳ぐ姿を楽しむことができます。

ポリプテルス・エンドリケリー・エンドリケリー

一般的なエンドリケリーの種類です。体色はコンギクスよりも濃く、バンド模様もはっきりしています。

ポリプテルスエンドリケリーの入手方法

ポリプテルスエンドリケリーは以下で購入することができます。

・ペットショップ
・ホームセンター
・専門店
・インターネット販売サイト

古代魚の中でも特にポピュラーな種類なので、一般的なペットショップでもよく販売されています。体色やバンドの出方、野生採取の個体かなどこだわる方は、専門店やインターネットで購入するのをおすすめします。

ポリプテルスエンドリケリーの飼育に必要なもの

ポリプテルスエンドリケリーの飼育に必要なものは、一般的な熱帯魚を飼育するセットと同じです。ただ、大きな水槽で飼わなくてはならないので、フィルターなども合わせて大きなサイズになります。

できれば一式を揃えてセットしてから、生体を迎えるようにしましょう。また、急に環境が変わったショックで病気になってしまうことがあるため、水槽導入時には必ず水合わせをしてください。
  • 水槽
  • フィルター
  • 底床材
  • ヒーター

水槽

成長したポリプテルスエンドリケリーを飼育するには、最低でも90㎝の水槽が必要になります。90㎝水槽でも窮屈に感じるため、できれば120㎝の水槽を用意しましょう。

ただ、幼体を購入した場合120㎝水槽は大きすぎるので、60㎝水槽から徐々にサイズアップしてあげるといいでしょう。

ポリプテルスの仲間は飛び出し事故がかなり多いです。必ずフタで隙間をなくし、ジャンプしてフタを外されないように重しをしておきましょう。

フィルター

ポリプテルスエンドリケリーは大食いでたくさん排泄をするので、ろ過フィルターは強力なものでなくてはなりません。ここでは上部フィルターを紹介します。

上部フィルターは掃除やメンテナンスがしやすく、水槽内にある程度酸素を取り込むことができます。

外部フィルターもろ過能力が高いですが、ポリプテルスの大きなフンが詰まりやすいためあまりおすすめできません。

底床材

ポリプテルスは底砂を敷かず水槽内に何も置かないベアタンクで飼われることが多いです。餌の食べ残しやフンが見つけやすく掃除が楽だからです。

ただ、ベアタンクでは味気ないので底砂を薄く敷いてみましょう。ポリプテルスは、底砂の色によって体色が変化する性質があります。

よく使われるのは赤っぽいガーネットサンドです。飼育する個体を明るい体色にしたければ、白っぽい底砂を使いましょう。

ヒーター

ポリプテルスエンドリケリーは25~30℃の水温を好みます。水温が下がる時期は水槽用ヒーターを設置してあげましょう。

ヒーターは水槽のサイズによって変わります。ここで紹介しているヒーターは120㎝水槽用のもので、別売りの温度調節をするためのサーモスタットと接続して使います。小さな水槽用だとサーモスタットが不要のものがあります。

ポリプテルスエンドリケリーの飼育方法


ポリプテルスエンドリケリーは丈夫でなかなか病気になることはありませんが、適切な環境で飼育しなければ調子を崩したり寿命よりも早く亡くなってしまうことがあります。

適切な環境を作るためにも水槽内の水温や水質は特に重要です。また、ろ過フィルターを設置していても水換えは必ず行ってください。

その他にも気を付けるべきことがあるので紹介していきます。

適切な水温と水質

ポリプテルスエンドリケリーが好む水温は25~30℃と高めです。水温が下がったままだと元気がなくなり、食欲が落ちてしまいます。ヒーターと温度計を設置して常に適温を保てているかチェックしましょう。

また、フンや食べ残しを放置していればどんどん水質が悪化し、ポリプテルスの目が白く濁ってしまいます。目立つゴミは早めに取り除き、定期的にpH試験紙で水質を確認しましょう。

餌と与える頻度

肉食のポリプテルスエンドリケリーには、主に以下を餌として与えます。

・肉食魚用の人工飼料
・メダカや金魚などの生き餌
・冷凍赤虫

人工飼料は管理が楽なのでメインの餌にし、おやつ程度で生き餌などを与えてください。

餌やりは1日1~2回行います。成体の場合は太りすぎないよう量を調節しましょう。また、食べ残しは速やかに取り除くようにしてください。

水槽の立ち上げ方

水槽など飼育用品を一式揃えたら、フィルターやヒーターなどを全て設置し水を入れます。水をきれいにしてくれるろ過バクテリアを増やすために、バクテリア剤を入れるか小赤やメダカなどのパイロットフィッシュを入れて1~2週間飼育してください。

この作業により、ポリプテルスエンドリケリーが過ごすことができる水が完成するので、お店で購入した生体を水合わせして水槽に入れます。

ポリプテルスエンドリケリーの飼育で気をつけること

ポリプテルスエンドリケリーを飼育している中で、もしかしたら水槽からジャンプして飛び出してしまったり急に餌を食べなくなったりするアクシデントが起こるかもしれません。

予期せぬ事態を防ぐために、対処法を学んでおきましょう。

飛び出し対策を忘れない

ポリプテルスの飼育の中で多いのが飛び出し事故です。

そういったことが起きないように水槽にはフタを設置して、隙間ができないよう工夫しましょう。また、成長したポリプテルスエンドリケリーはかなり強い力があるので、 フタの上にはペットボトルに水を入れたものなどで重しをしてください。

水位を少し下げる

ポリプテルスエンドリケリーは肺呼吸をします。

呼吸のために水面に上がるため、息継ぎしやすいように水位は少し下げてあげてください。また、水位を下げることで飛び出し防止にも役立ちます。

餌を食べないときは水質を確認

突然餌を食べなくなった場合には、まず水質が悪化していないか確認してください。水換えをしてあげれば徐々に食欲が戻ってきます。

もしも水質に問題がなかった場合は、いつも与えている餌に飽きてしまった可能性があります。初めて与える餌の場合、餌として認識していないということもあります。

ポリプテルスエンドリケリーの混泳

ポリプテルスエンドリケリーは比較的穏やかな性格をしているので、他の魚との混泳が可能です。

ただし、混泳相手はどんな種類でもいいというわけではありません。ここでは、ポリプテルスエンドリケリーと混泳ができる魚とそうでない魚を紹介します。

相性の良い混泳相手

ポリプテルスエンドリケリーは水槽の下にいることが多いので、上層を泳ぐ魚との相性がいいです。

・アロワナ
・オスカー
・ガーパイク

上記の魚などがおすすめです。また、大きさが同じくらいのポリプテルスとも混泳できます。

ポリプテルスだけの水槽だと心配いりませんが、上層を泳ぐ魚と混泳させると餌を上層の魚に取られてしまうので、ポリプテルス用に沈下性の餌を与えてください。

相性の悪い混泳相手

ポリプテルスエンドリケリーの口に入るくらいの小さな魚や、反対にポリプテルスエンドリケリーを食べてしまうような大きな魚とは混泳できません。

・大型プレコ
・淡水エイ

上記の魚は、ポリプテルスと同じように水槽の下で生活するため、喧嘩が起きてしまう可能性があります。

ポリプテルスエンドリケリーは肉食なので、小さな魚は誤って食べられてしまうことがあります。

できるだけ同じようなサイズの魚と混泳させましょう。

ポリプテルスエンドリケリーを大きくするには?


大きく育てるためには、大きな水槽を用意しましょう。なるべく奥行がしっかりあるものにすると、泳ぎやすく運動不足を防ぐことができます。

また、栄養価の高い良質な餌を与えることも重要です。特に幼体の時期には餌を食べるだけ与えて一気に大きくしましょう。

ポリプテルスエンドリケリーの飼育方法を理解しよう


大きくて美しいポリプテルスエンドリケリーが水槽で泳いでいる姿はとても迫力があります。単独飼育もいいですが、同種同士で混泳させるとよりポリプテルスの飼育を楽しむことができると思います。

飼育する場合には最後まで愛情を持ってお世話してあげてください。

この記事を参考に、せひポリプテルスエンドリケリーの飼育に挑戦してみてください。
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