Search

検索したいワードを入力してください

ロブスターには寿命がないのか・理由・研究・飼育方法|嘘/デマ

更新日:2020年09月30日

ロブスターは西洋料理では高級食材のオマールやオマール海老などと食材の名前で呼ばれていますが、エビ科のロブスター属に分類される甲殻類でエビ科としても最大級の大きさです。そして驚くことにとても寿命が長い、老化しないメカニズムや秘密を紹介します。

ロブスターには寿命がないのか・理由・研究・飼育方法|嘘/デマ

ロブスターには寿命がない

ロブスターに寿命がない、永遠に生きられるってホント?それとも嘘なのでしょうか。ネットで「ロブスターは不死身説」とうのが拡散されましたが、殻と一緒に内蔵も脱皮をするので、ロブスターの臓器は年齢を重ねても劣化しませんし、食欲、生殖能力や新陳代謝が落ちることがないです。

ロブスターに不老不死説があるって嘘?

理論上では寿命が長い、永遠に生きていけそうですが、捕獲され人間に食べられたり自然淘汰にあったりしない限りは「死なない=不死身」ということになります。本当に寿命がないというよりも寿命が極端に長いということになります。ロブスターの大きさから年齢を計算すると100歳を超えているロブスターが、イギリスやカナダなどで確認されています。

ロブスターには天敵がいる?

ロブスターはとても寿命の長い生き物ですが、中々長生きするのも至難の業です。ロブスターが住む海の中にはロブスターを餌として食べる生物がします。中でも一番の天敵はタコです。
タコはとても性質が荒く肉食で、甲殻類が非常に好きなのでロブスターがよく狙われます。

大きな魚やサメもロブスターを狙っています。北米ヨーロッパを中心に世界中でロブスターはの高級食材になっています。たくさんのロブスターが漁獲されるため、ある意味人間も天敵だと言えます。

ロブスターに寿命がないといわれる理由

ロブスターには寿命がないという理由はロブスターの生態にあります。ロブスターは脱皮をして少しずつ大きくなっていく生き物です。この脱皮をすることがロブスターの歳をとらない、寿命が長いので永遠に生き続けることが可能だと言われる所以でもあります。

ロブスターは寿命がないというよりも老化を抑制できるということです。「テロメア」という生物の寿命を司る、ここに寿命がないという秘密が隠されています。これは染色体の両端についたキャップのようなもので、テロメアが細胞分離のたびに短くなっていくことで、生命の老化現象が起されます。

テロメアの一定の長さが以下になると細胞は死んでしまいます。合成酵素の「テロメラーゼ」の動きが活性化して短くなったテロメアの長さを伸ばし、老化の抑制につながるのでロブスターには寿命がないというのは、生物の中で際立ってテロメラーゼの働きが活発だからです。

寿命の秘密

ロブスターは寿命がないと言われていますが、歳を重ねることに老化していき肉体や内臓機能が低下してしまうことが知られています。寿命がないというのは脱皮の時に古い内臓を捨てて、脱皮の時に新しい内臓を作ります。寿命がない理由が脱皮するたびに新しい体と内臓に変わり、生まれ変わるからです。

脱皮するたびに体のサイズが大きなっていきます。体は大きくなりますが中身は新品で若いままで寿命ものびます。なので脱皮して生まれ変わるロブスターには、寿命がないと言われております。

ロブスターの生息地や生態について

ロブスターの生息域は主に大西洋になります。
ロブスターの種類生息域
アメリカンロブスター北アメリカ周辺の北西大西洋 カナダからカリブ海近辺
ヨーロピアンロブスターヨーロッパ周辺の北東大西洋 ノルウェーから地中海近辺
ケープロブスターアフリカ周辺の南東大西洋 主にアフリカ南岸

生態

ロブスターは海水内が生活範囲になります。泳ぐことがほとんどなく、海底を歩いて移動します。肉食のため貝類や小魚を主食としています。また海藻類も食べることもあるので雑食性といわれています。エビ類は捕獲するのが苦手なのが多いため、死んだ魚などを餌にする場合はよくあります。ロブスターは大きなハサミを持っているので、自ら餌を取ることが多いです。

ハサミは左右で大きさが違い、これは用途に応じて使い分けをしています。大きい方のハサミを「クラッシャー」と言われ、貝や蟹の固い甲羅を砕くために使い、薄くて鋭い方は「カッター」は砕いた貝や蟹の身を引き裂いて口に運ぶ役割があります。

ロブスターのハサミの秘密

ロブスターのハサミは個体によってクラッシャーのハサミが右か左かにあるかに違います。
最初に砕いた方が「クラッシャー」になります。ロブスターは長寿と言われていますが生態も神秘といえるのが、生まれて2週間以内に最初に物を砕いた方がクラッシャーになり、何もしなかった方がカッターになります。

生まれてから周りに貝や蟹がいなくて砕くことをしない環境で育つとハサミは両方ともカッターになります。不思議な生態をしています。

特徴

アメリカのボストンとフランスのブルターニュで漁獲されるロブスターには違った特徴があります。ボストンはマサチューセッツ州に属している都市でカナダとの国境近くにあります。アメリカンロブスターという種類で、しっかり身が詰まっていてとてもジューシーな味です。

フランスのブルターニュで獲れるロブスターはヨーロピアンロブスターで甲羅が青色をしているところからブルーオマールロブスターとも呼ばれています。価格も北米産よりかは高額です。

ロブスターの寿命についての研究

自然界にはテロメアで復活する不思議な生物がいます、それがロブスターです。ロブスターは老化しない体をもっていて、テロメアを修復する酵素を作る機能「テロメラーゼ」が体内にあり、細胞が若返りをしています。

「テロメラーゼ」を発見したのが、ブラックバーン博士です。博士は1984年に単細胞生物の中にテロメラーゼを発見し、2009年にノーベル生理学、医学賞を受賞しました。

当時人間の体には発見できなかったため、人への応用研究はされませんでした。今では細胞から若返る「テロメラーゼ」は健康寿命をのばせると言われています。

ロブスターの寿命と脱皮の関係性

ロブスターは特徴としては大きな第一鋏脚、ハサミです。これがハンマーに見えることからドイツ語ではHummer(フマー)、フランス語ではHomard(オマール)と言います。オマール海老とロブスターは同じです。そしてびっくりする程に寿命が長いです。なぜそんなに寿命が長くて長寿なのか、老化しない寿命の秘密のメカニズムがあるのでしょうか。

ロブスターの長寿の秘密

甲殻類は基本、脱皮を繰り返すことで体が大きくなっていきます。
ロブスターは古い殻を脱いで脱皮する表面だけではなくて、内臓も一緒に新しいものに生まれ変わります。脱皮によってすべてが新しいものに代わるために、これを繰り返していけば理論上寿命がない永遠に生き続けられるということになります。

ロブスターに寿命がないのなら海の中はたくさんの数百歳や数千歳のロブスターたちが海底にいるのでしょうか。ロブスターに寿命がないというのは理論上のことなので、上手く脱皮ができなかったり、タコなどの外敵に食べられたり、人間に捕らわれたりしています。
ロブスターの臓器は退化しないので寿命が長く永遠に生き続けるのは可能そうですが、現在のロブスターの寿命は「捕獲」によって食べられることだと言われています。

ロブスターの死因№1は脱皮不全

寿命が長いロブスターでも脱皮に失敗すると、長寿どころか長生きはできません。
ロブスターの死因の大多数が脱皮不全によるものが原因です。臓器ごとの脱皮なので失敗すると死んでしまうリスクが高くなります。

体が大きいと脱皮にかかる時間は増えることになるので、外敵に襲われる可能性も高くなります。ロブスターといえば西洋料理の代表的食材のひとつになります。調理方法がバラエティーに富んでいるのと、美味しいので欧米の食卓には欠かせない存在になってしまったのでとても寿命が長いが長寿は難しいといえます。

ロブスターの寿命 長寿は何歳?

寿命が長いロブスタですが、中でも最も年齢が高いとされてるいるものは2009年にアメリカで見つかった体重9㎏の巨大ロブスターで年齢はおよそ140歳だそうです。
ロブスターに寿命がないというのはあくまでも理論上なので、「推定140歳の個体が発見された」と報じるニュースが流れたものの、今はそれ以上の寿命の長い生きたロブスターが発見されたことはないです。

現在発見された中では最高長寿は140歳です。寿命が長いと言われるだけあって140歳以上のロブスターが発見される可能性もあります。

最大のロブスター

どれくらい大きいサイズなのでしょうか。ロブスターの年齢は体重から推定されます。巨大ロブスターは捕獲されても海に返される方が多いです。
発見された日場所大きさ
2009年12月イギリス、デボン州ダートマス沖体長1m、約100歳
2001年4月イギリス、ノースクィーンズフェリー体長96cm
1977年カナダ体長106cm体重20kg

ロブスターの寿命をのばす飼育方法

現在の日本で流通しているほとんどのロブスターは、北米やヨーロッパから輸入された天然のものが多く、養殖でのロブスターはほとんどありません。ロブスターの養殖は大変難しくて、幼少期が長く、食べることができるまで成長させるのには時間がかかります。

ロブスターによく似た大きな海老でもある伊勢海老も養殖できない理由が共通しています。
ロブスターは共食いする性質を持っているので、たくさんで飼育することが困難なので養殖を難しくしている原因でもあります。

養殖方法とは

オーストラリアなどの一部の国でロブスターの養殖をしています。
波穏やかな湾にケージを作り飼育しており、餌は小魚になります。
養殖されたものは大型のものが多くむ1㎏も超えるのも養殖されています。

ロブスターを養殖するのは大変難しいとされていますが、オーストラリア以外の一部の国では養殖がおこなわれています。

ロブスターの美味しい食べ方

ロブスターはの高級食材なので美味しい食べ方がたくさんあります。

代表的はロブスター料理

ロブスターはヨーロッパやアメリカで漁獲されるために料理は主に、フランス料理、イタリア料理、スペイン料理、アメリカ料理などに用いられます。
日本ではおなじみの料理「トマトクリームパスタ」「パエリア」「グラタン」などロブスターのうま味を出す料理としておススメです。

またヨーロッパやアメリカでは「アメリケーム」というのソースで食べるのが流行っています。
アメリケーヌソースとは炒めた味噌と殻、香味野菜、生クリームやブランデーで作るソースです。
名前からアメリカを連想されますが、パリで考えられたフランス料理のソースです。

ロブスターの頭は食べられるの?

ロブスターの頭は身がたくさん詰まっていて、とても美味しいのでそのまま捨ててしまうのは勿体ないです。
頭の部分を食べる前にまずは胴体から足を外します。
右手に胴体をもって左手で頭を持ってねじりながら外します。

頭を外したらスプーンか箸で身をかきだします。あごの部分にも身があります。
1尾からでも充分身を食べることができます。
ロブスターの頭や殻は出汁が出るので、ソースやスープを作っても美味しいです。

ロブスターの食べられないところは?

ロブスターにも食べることができない部分があります。
殻や目、エラは食べることができません。
胃袋も食べることができません。胃袋は袋状になっているもので臓の前面にあります。

食べ方のマナー:ロブスター

ロブスターはフランス料理で使われる高級食材のため、食べ方にも当然マナーもあります。
豪快に素手で食べるだけと考えていたら、知らないうちにマナー違反をしている可能性もあります。
ロブスターを食べる方法として、素手で食べるのとナイスとフォークを使って食べる方法があります。


どちらの方法で食べてもいいのですが、まず初めにフィンガーボールがあるか確認しましょう。
ない場合はナイフとフォークで食べるのがマナーになります。
フィンガーボールがない場合ではナイフとフォークを使うことになるので、食べやすく料理されています。

素手の場合の食べ方ですが、ロブスターを掴んで殻を外し頭から尾にかけて食べていきます。殻は殻入れに入れます。
爪はロブスタークラッカーという道具を使って食べます。
最後にフィンガーボールで手を洗って終わりです。
片手づつ洗うのはマナー違反となるので、両手で一度に洗いましょう。

寿命は長いが長寿になれない

2018年1月にスイス政府が動物保護法の見直しで3月1日から実施されるのですが、
ロブスターは事前に気絶をさせてから「死ぬ前に気絶をさせる」とういうのが義務づけられました。
ロブスターや他の甲殻類は高度な神経系を持っていて、生きたまま熱湯に入れられると激痛を感じると主張しています、気絶の方法も電気ショックか機械を使った「脳の破壊」以外は認められないということです。
改正法の中にはロブスターや海洋甲殻類の輸送には氷水に入れたり、氷詰めなども禁止で、
常に自然の状態での輸送が義務付けられています。

ロブスターは繁殖数が激減しています。タラなどは乱獲が進んでいてロブスターもその乱獲の被害にあっています。年老いたロブスターは種の繁殖に貢献するので捕獲しても海に返しています。生かすことは非常に大切です。

人間が天敵ではなかったら、海の中は寿命の長いとロブスターがたくさんいることでしょう。

初回公開日:2018年02月27日

記載されている内容は2018年02月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related