らんちゅうとは?
さまざまな種類がいる金魚の中でも、の種類のらんちゅう。背ビレがなく不器用に一生懸命およぐ姿、不思議なでこぼこした顔。愛くるしい姿がです。
らんちゅうは背びれがない、頭のところに肉瘤とよばれるコブのようなものがある、など非常に個性的な見た目の金魚で、金魚愛好家にはとてもがある種類で品評会も盛んです。
性格も人なつこく、ケンカもあまりしない穏やかな金魚です。らんちゅうが登場するのも江戸時代の記録からになります。
らんちゅうは背びれがない、頭のところに肉瘤とよばれるコブのようなものがある、など非常に個性的な見た目の金魚で、金魚愛好家にはとてもがある種類で品評会も盛んです。
性格も人なつこく、ケンカもあまりしない穏やかな金魚です。らんちゅうが登場するのも江戸時代の記録からになります。
らんちゅうの特徴5つ
らんちゅうにはどんな特徴があるのでしょうか。
らんちゅうの特徴は5つあって、背ビレがない、飼育が難しい、肉瘤がある、高級魚とされている、特徴別で大きく評価が違ってくる、という点です。
らんちゅうの特徴は5つあって、背ビレがない、飼育が難しい、肉瘤がある、高級魚とされている、特徴別で大きく評価が違ってくる、という点です。
らんちゅうの特徴
- 背ビレが無い
- 飼育が難しい
- 肉瘤がある
- 高級魚とされている
- 特徴別で大きく評価が違う
らんちゅうの特徴1:背ビレが無い
らんちゅうは背びれがなく体にあるヒレもぜんぶ小さめ。丸っこい体と肉瘤のある顔が愛嬌たっぷりな姿になります。
もともと和金が中国へわたりマルコという背ビレと肉瘤がない金魚が品種改良され生まれてきたのがらんちゅうになります。
もともと和金が中国へわたりマルコという背ビレと肉瘤がない金魚が品種改良され生まれてきたのがらんちゅうになります。
らんちゅうの特徴2:飼育が難しい
食欲旺盛でよくフンをして水を汚すにも関わらず、ろ過機やエアレーションの水流が苦手であるため、水質管理が非常に難しいことが飼育の難しさにつながっています。
また品種改良を繰り返してきたため体が弱いといわれています。餌のあげすぎや、水質の管理には十分注意するようにしましょう。
また品種改良を繰り返してきたため体が弱いといわれています。餌のあげすぎや、水質の管理には十分注意するようにしましょう。
らんちゅうの特徴3:肉瘤がある
らんちゅうの特徴のひとつが目の上の肉瘤で成長と共に大きくなります。飼育環境や栄養状態に左右され、赤の肉瘤の方が大きくなると言われています。
品評会では瘤が目先にあり、目と目が離れていると四角い瘤のように大きくなるものが良いとされています。
品評会では瘤が目先にあり、目と目が離れていると四角い瘤のように大きくなるものが良いとされています。
らんちゅうの特徴4:高級魚とされている
2歳以上で状態の良いらんちゅうは1匹1万円前後から販売されており、品評会で受賞したらんちゅうは30万円から50万円になるものもいます。
金魚の高級魚種類といえばらんちゅうと琉金です。写真は上がらんちゅうで下が琉金。同じらんちゅうでも種類で値段がかなり違うというのも特徴になります。
金魚の高級魚種類といえばらんちゅうと琉金です。写真は上がらんちゅうで下が琉金。同じらんちゅうでも種類で値段がかなり違うというのも特徴になります。
らんちゅうの特徴5:特徴別で大きく評価が違う
らんちゅうの価値を分けるのは泳ぎが上手か否かになります。上から見た姿の優雅さを品評会で競います。
尾は上からみて大きく開いている方がよいとされ、尾の芯は太すぎると価値が下がります。赤と白の更紗は見た目も美しく優雅です。特に胸びれに赤が入っていると良いとされています。特徴別で大きく評価が分かれます。
尾は上からみて大きく開いている方がよいとされ、尾の芯は太すぎると価値が下がります。赤と白の更紗は見た目も美しく優雅です。特に胸びれに赤が入っていると良いとされています。特徴別で大きく評価が分かれます。
のらんちゅうの種類1:青らんちゅう
ランチュウの中でも非常に珍しい種類の青ランチュウ。茶色に銀色の鱗が混じり、非常に美しいランチュウの姿で有名です。見つけたらすぐ購入を考えなくてはならないと言われているほど貴重なランチュウです。
成長とともに色が抜け「羽衣」と呼ばれるランチュウになることが多いです。
成長とともに色が抜け「羽衣」と呼ばれるランチュウになることが多いです。
価格帯 | 5,000円前後~10,000万円 |
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特徴 | ランチュウの中でも珍しい種類。茶色に銀色の鱗がまじってみえ、成長すると色が抜け白色になることがある |
色 | 茶色に銀色がまじってみえる |
青らんちゅうの値段
青らんちゅうの値段は5,000~10,000円です。もし品評会などで入選した青らんちゅうであれば数十万はする高価な金魚になります。
青らんちゅうの値段は珍しい品種であるため、すぐに売れてしまうほどのです。ランチュウ販売が行われている店頭で見かけたらすぐに購入を決めないと手に入らない種類です。
青らんちゅうの値段は珍しい品種であるため、すぐに売れてしまうほどのです。ランチュウ販売が行われている店頭で見かけたらすぐに購入を決めないと手に入らない種類です。
青らんちゅうの特徴
青ランチュウはランチュウの中でもなかなか見られない種類で、ランチュウと青文魚のかけあわせから生まれました。
茶色に黒色のうろこがまじってみえて、深い青色と黒色の間のような美しい色合いになります。
成長すると色変わりして徐々に色がぬけ白色ランチュウになることが多い品種です。
茶色に黒色のうろこがまじってみえて、深い青色と黒色の間のような美しい色合いになります。
成長すると色変わりして徐々に色がぬけ白色ランチュウになることが多い品種です。
青らんちゅうの寿命
品種改良を繰り返して生まれてきた種類である分、弱い一面があります。寿命は5、6年から10年くらいになります。
鑑賞用に育てるのであれば、3、4年は短い尾びれで泳ぐ姿を楽しみ、その後、肉瘤が少しづつ大きくなる姿を見ることができます。大切に育てれば10年以上生きたという記録もあります。
鑑賞用に育てるのであれば、3、4年は短い尾びれで泳ぐ姿を楽しみ、その後、肉瘤が少しづつ大きくなる姿を見ることができます。大切に育てれば10年以上生きたという記録もあります。
のらんちゅうの種類2:更紗らんちゅう
赤と白の模様が美しくがあるランチュウの種類になります。品評会も盛んにおこなわれています。
赤と白の模様の鱗が美しく、赤勝ち更紗(赤が多い)白勝ち更紗(白が多い)という呼び方もあるほど。また肉瘤が大きくなるのも更紗らんちゅうの特徴の1つです。
品評会に入選した更紗は数万、十数万とかなり高額になります。
赤と白の模様の鱗が美しく、赤勝ち更紗(赤が多い)白勝ち更紗(白が多い)という呼び方もあるほど。また肉瘤が大きくなるのも更紗らんちゅうの特徴の1つです。
品評会に入選した更紗は数万、十数万とかなり高額になります。
価格帯 | 4,000円台~30,000円台 |
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特徴 | 肉瘤が多く、赤に白い模様で鱗が美しいながらも、体が丸く愛嬌ある姿 |
色 | 赤に白い模様がはいっている |
更紗らんちゅうの値段
更紗らんちゅうはらんちゅうの中でも者の種類で有名。値段も4000円~3万円を超すこともあります。品評会に出たらんちゅうとなるとさらに高価になり数万円は当たり前になります。
品評会も更紗らんちゅう品評会という品評会まである美しい姿がの種類のランチュウです。
品評会も更紗らんちゅう品評会という品評会まである美しい姿がの種類のランチュウです。
更紗らんちゅうの特徴
赤い鱗に白い模様が美しい肉瘤が大きいランチュウの種類です。体が丸く肉瘤も大きく、その姿を初めてみると驚く人も少なくありません。
中国が原産の更紗ランチュウです。最近では国産の更紗ランチュウも育てられ販売されています。全国更紗ランチュウ品評会まであります。
中国が原産の更紗ランチュウです。最近では国産の更紗ランチュウも育てられ販売されています。全国更紗ランチュウ品評会まであります。
更紗らんちゅうの寿命
他のらんちゅうと同様、5年から10年ほどです。品種改良が重ねられているため、どちらかというと抵抗力も弱く病気になりやすい一面がある種類です。
ほかの種類のらんちゅうと同じように、品評会のためなどに急激に大きくなると体に負担がかかり短命になりやすいと言われています。
ほかの種類のらんちゅうと同じように、品評会のためなどに急激に大きくなると体に負担がかかり短命になりやすいと言われています。
のらんちゅうの種類3:黒らんちゅう
美しい黒を身にまとう黒らんちゅうはらんちゅうの種類の中でも貴重な上、がある種類です。
ランチュウの飼い方が一般的には池やプラ船がいいと言われているものの、黒ランチュウだけは水槽での飼育が適している種類です。
ランチュウの飼い方が一般的には池やプラ船がいいと言われているものの、黒ランチュウだけは水槽での飼育が適している種類です。
価格帯 | 1,000円台から10,000以上 |
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特徴 | 美しい黒色とランチュウらしい丸い体。すべて海外産 |
色 | 漆黒の黒 |
黒らんちゅうの値段
黒ランチュウの値段ですが、こちらも安価なものから高価なものまであります。1,000円台ぐらいから5,000円前後、そして10,000円以上と価格帯はさまざま。
黒ランチュウのほとんどが海外産になっています。タイ産は比較的安価。中国産は比較的高価です。最近では中国産の品質も向上しています。
黒ランチュウのほとんどが海外産になっています。タイ産は比較的安価。中国産は比較的高価です。最近では中国産の品質も向上しています。
黒らんちゅうの特徴
黒らんちゅうという種類の特徴はなにより海外産で、中国でさまざまな種がかけあわされて生まれてきた種類であるということです。
黒らんちゅうは中国、シンガポール、タイから輸入されています。タイのらんちゅうが高価になります。
黒らんちゅうは中国、シンガポール、タイから輸入されています。タイのらんちゅうが高価になります。
黒らんちゅうの寿命
黒らんちゅうの寿命はだいたい5~6年です。大切に飼うことで10年以上生きることもあります。
らんちゅうという種類の金魚が交配を繰り返すことで生まれてきた金魚である分、抵抗力が弱い一面があります。
水質管理や水温管理をおこたらず、品評会などに出ず、ゆっくりと大きくなれば長生きします。
らんちゅうという種類の金魚が交配を繰り返すことで生まれてきた金魚である分、抵抗力が弱い一面があります。
水質管理や水温管理をおこたらず、品評会などに出ず、ゆっくりと大きくなれば長生きします。
らんちゅうのの種類を知って飼育の参考にしよう!
らんちゅうは昔から品評会があり、上から見た泳ぐ姿を競わせる中で発展してきた種類です。品評会から宇野系らんちゅう、協会系らんちゅう、大阪らんちゅうという種類もあります。
らんちゅうの飼い方は水質、水温をしっかり管理し、水流をできるだけ抑え、らんちゅう水槽とよばれる舟形の浅い水槽で育てるのが愛好家。
らんちゅうを大きくする方法としても1日4回の食事をさせるそうです。鑑賞用ならば1日に1回の餌で十分です。
今回紹介したらんちゅうそれぞれの特徴と生態を理解した上で、飼ってみましょう。
らんちゅうの飼い方は水質、水温をしっかり管理し、水流をできるだけ抑え、らんちゅう水槽とよばれる舟形の浅い水槽で育てるのが愛好家。
らんちゅうを大きくする方法としても1日4回の食事をさせるそうです。鑑賞用ならば1日に1回の餌で十分です。
今回紹介したらんちゅうそれぞれの特徴と生態を理解した上で、飼ってみましょう。