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ハムスターの正しい持ち方5つとは?|持つのを嫌がる原因を紹介

ハムスターを正しく持つ必要性

ハムスターを持つとき、どのように持っているでしょうか。その持ち方は正しいですか。少しでも疑問があるという方は、ハムスターを正しく持つ方法をいま一度確認してみましょう。

ハムスターを正しく持たないと、ハムスターの体調チェックやコミュニケーションが難しくなります。

ハムスターを正しく持つ必要性1:健康状態を確認できる

ハムスターを正しい持ち方で持つ必要性の1つ目は、正しく持つことでハムスターの健康状態を確認することができる、体調をチェックすることができるという理由です。

ハケスターをケージに入れて安全に飼育できているようでも、実際に近くで見て触れてみないと健康状態は把握できないことが多いです。

健康状態にいち早く気づくためには、嫌がられない正しい持ち方をマスターする必要があります。

ハムスターを正しく持つ必要性2:間違って持つとハムスターのストレスになる

自分では正しい持ち方をしていると考えていたのにハムスターに噛まれたら、それは正しい持ち方ができておらず、ハムスターにストレスを与えている可能性があります。

個体差もありますが、キンクマハムスターやゴールデンハムスターは基本的にあまり噛まないペットです。噛まれたら、それはあなたのお世話の仕方に何か問題がある可能性が高いです。

ハムスターの持ち方でもNGな持ち方をすれば嫌がられますので、噛まれない方法は正しい持ち方をすることです。

ハムスターを正しく持つ必要性3:スキンシップがとれる

ハムスターを正しい持ち方で持つことで、ハムスターとスキンシップをとることができますし、ハムスターが飼い主になついた証拠になります。

ハムスターはなつきやすい動物と言われていますが、正しい持ち方をしていないとなつかない原因となることがあります。

ハムスターと積極的にスキンシップをとりたい方は、正しい持ち方をマスターする必要があるでしょう。

ハムスターを持つ時の注意点4つ

それでは実際に、正しい持ち方でハムスターを持つためにはどのようなポイントに注意をすればよいのか、代表的なものを紹介します。

ハムスターにストレスを与えないように配慮すること、もしも嫌がられたらすぐ放すことを心掛けましょう。
ハムスターを持つ時の注意点
  • ハムスターに触る前に手を洗う
  • ハムスターのお腹は触らない
  • ハムスターの耳や尻尾も触らない
  • ハムスターの頭上や背後から触らない

ハムスターを持つ時の注意点1:触る前に手を洗う

ハムスターを持つ時の注意点として、人間の手は人が思うよりもずっと汚れているので、ハムスターに触る前にはきちんと手を洗うようにしましょう。

もしも飼い主の手にハムスターが口に入れてはいけないものがついていたら危険です。

またハムスター以外にペットを飼っている場合も、手洗いは必須です。とくに苦手としている猫や犬などを触った手からは匂いが残っているため、嫌がられるでしょう。

ハムスターを持つ時の注意点2:お腹を触らない

多くの動物にとってそうであるように、ハムスターにとってもお腹は大事な場所なので、持つ時にお腹の膨らみに触らないよう注意しましょう。

ただ、ものすごく飼い主さんに慣れているハムスターは飼い主の手の中でお腹を上にして寝ていることがあります。寝るお腹も可愛らしいですが、これはものすごく慣れている方限定でしょう。

もしもお腹を見せて寝るようになったら、なついてくれたと判断できます。しかし、無理やりお腹を上向けるようなことはやめましょう。

ハムスターを持つ時の注意点3:耳・尻尾を触らない

ハムスターを持つ時に触ってはいけない場所は、お腹以外に耳と尻尾も対象となります。これらはいずれもハムスターにとって敏感な箇所なので、触らないように注意しましょう。

触られたくない場所に触られてしまうと、ハムスターのように噛まない動物でも噛むことがあります。慣れていないうちは、なるべく指を動かさないようにしていた方がよいでしょう。

ハムスターを持つ時の注意点4:頭上や背後から触らない

ハムスターにとって、人間の手は大きくて怖いものなので、決して頭上や背後などの見えない場所からいきなり触る、といった持ち方は止めましょう。

人間の手を怖いものと認識させてしまい、懐かせることもできなくなります。逃げられたくないからそうしている、という方はまだ手で持つには早い段階なのではないでしょうか。

まずはハムスターとの信頼関係を築いて、自ら近づいてきてくれるようになるまで待ちましょう。

ハムスターの正しい持ち方5つ

それではいよいよ、ハムスターの正しい持ち方を見ていきましょう。

正しい持ち方でハムスターを持つために重要なことは主に5つ、ハムスターを怖がらせないこと、慣れていないうちは逃げ出すことを考慮して持つことなどがポイントです。
ハムスターの正しい持ち方
  • 正面からハムスターに手を伸ばす
  • ハムスターの名前を呼んであげる
  • おやつを手のひらにのせて誘う
  • 両手のひらですくうように持つ
  • 高い位置ではなくなるべく低い位置で持つ

ハムスターの正しい持ち方1:手をハムスターの正面に伸ばす

正しい持ち方として気をつけたいこと、1つ目は飼い主はハムスターの正面から手を伸ばしてあげることです。

すでに解説しましたように、ハムスターにとって人間の手というのは大きく怖い存在です。怖がらせないため、驚かせないために見えない位置から手を出すのではなく、正面から手を伸ばします。

これだけで逃げるようなハムスターは、まだ飼い主に慣れてはいません。逃げたら無理やり追いかけず、慣れてくれるまで待ちましょう。

ハムスターの正しい持ち方2:名前を呼んであげる

ハムスターは名前を覚えてくれるので、正しい持ち方をする時にも優しく名前を呼んであげるとよいでしょう。

ハムスターのなつかせ方として、名前を呼ぶというのは有効です。名前を呼んで近づいてきたらエサをあげるなどしていれば、名前を呼ばれれば飼い主のそばに来るようになります。

ハムスターを持ち上げるときにも、名前を呼ぶと自分から手に乗ってきてくれるようになるでしょう。

ハムスターの正しい持ち方3:おやつを手のひらに乗せておく

正しい持ち方をするために、ハムスターの方から近づいてきてくれるよう、おやつを手のひらに乗せておくとやりやすいです。

まずは手のひらに乗せたおやつを食べさせる、慣れたら手のひらにのせたハムスターに別の手でおやつを食べさせる、といったなつかせ方をしているとハムスターを持つのも楽でしょう。

この時には普段食べさせているエサではなく、おやつを使用すると効果が高いです。

ハムスターの正しい持ち方4:両手のひらですくうように持つ

ハムスターの正しい持ち方、実際に持つ時の手は両手をつかってすくうように持ち、力は入れないようにしましょう。

もしも力を入れてハムスターの体を保定するようにしてしまうと、嫌がられてしまいます。ハムスターを驚かせないように、両手の手のひらに乗せてゆっくりと持ち上げてください。

手のひらをすくう形にしておくことで、触ってはいけない箇所に触るリスクも低くなります。

ハムスターの正しい持ち方5:なるべく低い位置で持つ

ハムスターの正しい持ち方の最後は、嫌がったハムスターがいつでも逃げられるようになるべく低い位置で持つ、ということです。

ハムスターは臆病なので、ちょっとした音でも突然足がビクッとなることがあります。驚いた次の瞬間には逃げ出すことが多いので、とくに慣れていない間は低い位置で持つようにしましょう。

持っていた高さが高いほど、ハムスターを落としてしまった時に危険になってしまいます。

ハムスターが持つのを嫌がる原因4つ

ハムスターを持とうとしても、嫌がってどうしてもうまく持てないということがありますが、このときの原因は主に4つほど考えられます。

どうしても嫌がられるという方は、過去にこのような持ち方をしたことがなかったか、思い当たる原因はないか確認してみましょう。
ハムスターが持たれるのを嫌がる原因
  • 飼い主が怖い
  • 動物性たんぱく質が足りない
  • ストレスが貯まっている
  • トラウマがある

ハムスターが持つのを嫌がる原因1:飼い主が怖い

ハムスターが持たれることを嫌がる原因としてまず考えられるのが、飼い主に慣れておらず怖がっているという理由です。

ハムスターは自然界では肉食に捕食される立場なので、非常に憶病でデリケートです。

上手くコミュニケーションがとれていないと、飼い主を怖がっている状況のままでは正しい持ち方をしても逃げてしまうことがあります。

ハムスターが持つのを嫌がる原因2:動物性たんぱく質が足りない

ハムスターを持とうとしても噛みついてきたりして持てないような場合、噛んでくる原因が動物性たんぱく質が足りないことである場合があります。

ハムスターは野生では昆虫なども食べています。そのため、通常与えるエサでも動物性たんぱく質を与えることを考えておかなければなりません。

ゆで卵やチーズ、煮干しなどもたまに与えるようにしましょう。

ハムスターが持つのを嫌がる原因3:ストレスが溜まっている

ハムスターが体調不良だったり、何かの理由でストレスが溜まっている場合、飼い主に持たれることを嫌がることがあります。

ハムスターはデリケートでストレスも溜めやすいですが、とくに運動不足でもストレスが溜まることがあります。

ケージに噛みついたり走り回っていたりした場合、ハムスターは運動不足でストレスを溜めている可能性があります。散歩をさせるなどでストレス解消をさせましょう。

ハムスターが持つのを嫌がる原因4:捕食された時の恐怖を本能的に覚えている

ハムスターを持つ時に保定してしまった、体を強くつかんでしまったような場合、ハムスターが捕食された時の本能を思い出して持たれることを嫌がるということがあります。

ハムスターは野生では捕食される側の生き物なので、それを思い起こさせるような掴むような持ち方や、仰向けにして腹を上にするような持ち方は避けましょう。

ハムスターが持つのを嫌がる時の対処法

ハムスターが飼い主に持たれることを嫌がったとしても、どうしても持たなければならない場合に対処法を紹介いたします。

ハムスターの小屋の掃除で移動させる場合など、どうしてもハムスターを持つ必要がある場合に備えておきましょう。

慣れるまで時間をかける

ハムスターが持たれることを嫌がった場合は無理やり持つようなことはせず、飼い主に自然と慣れてくれるまで時間をかけましょう。

名前を呼んでおやつをあげる、手でもっておやつをあげるなど、少しずつ飼い主の手に慣らしていくことが重要です。

怖いものではないと納得したら、恐れずに近づいてきてくれるようになるでしょう。

カップなどを利用する

まだハムスターが慣れてくれておらず持てない場合、それでもケージの掃除などで移動させなければならないような時には、カップなどを利用して直接触れずに移すことができます。

はじめてハムスターをもらってきたような場合も、直接手で触れるようなことは避けて、なるべく入れ物からケージへ移動させるようにするとよいでしょう。

なるべく低い位置で持つ

まだ持たれることを嫌がっているハムスターの場合、いつ手の中から逃げてしまうか分からないのでなるべく低い位置で持つようにしましょう。

ハムスターは猫のように着地が上手くはなく、高い位置からスマートに着地することはできません。いつ逃げても平気なように、ハムスターにとって高くない位置で持つようにしましょう。

ハムスターの正しい持ち方を知ろう

よく飼い主に慣れたハムスターは手のひらの中で眠ったり、とても可愛らしい姿を見せてくれます。そんな風にハムスターと信頼関係を築くには、ハムスターを怖がらせず慣れてもらうことが重要です。

ハムスターの正しい持ち方を知ることで、ハムスターにストレスを与えず、手のひらの中でリラックスしてくれるようになることでしょう。
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