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ハムスターは共食いしてしまう?原因と防ぐ方法とは

ハムスターは共食いするの?

ハムスターは飼育がしやすく、見た目も可愛らしいため、ペットとしての高い生き物です。しかし、飼育環境をしっかりと整えておかないとハムスターは共食いをしてしまう可能性があります。

ハムスターが共食いをしてしまわないためにも、ハムスターを家族として迎え入れる前に、必ず正しい飼育の仕方を知っておくようにしましょう。

ハムスターの共食いの原因

上記で述べた通り、ハムスターは肉食ではありませんが、環境によっては共食いをしてしまうことがあります。しかし、正しい飼育の仕方をすれば、共食いをするようなことはありません。

ハムスターが共食いをするということは、共食いをするような原因を飼い主が作ってしまっているということでもあります。

そのため、ハムスターと長く一緒に生活していくためにも、どのようなことが共食いの原因になるかを把握しておきましょう。

ハムスター共食いの原因1:縄張り争い

ペットショップでは1つのケージに複数のハムスターが一緒に生活している様子を見て、家で飼育する際にも、同じケージで複数のハムスターを飼育できると思ってしまう人もいます。

しかし、ペットショップのハムスターが、別のハムスターと一緒に生活ができるのはまだ子供だからです。ハムスターは生後60日くらいになると、大人になっていき、縄張りを意識するようになります。

そのため、数匹の子供のハムスターを同じケージで飼育していると、突然縄張り争いが起こり、弱いハムスターが強いハムスターにやられてしまうことがあります。

ハムスター共食いの原因2:子食い

縄張り争いの場合は他のハムスターを攻撃することはあっても、共食いが目的ではありません。ハムスターが共食いする場合、たいていは母親が子供を子食いしてしまうことが原因です。

ハムスターが子供を食べる原因は、母親の育児ストレスや栄養バランスの乱れ、弱った子供や死産した子供を育児放棄して元気な子供を確実に育てるためなど、いろいろあります。

また、子供に人間の匂いがついてしまうと、母親は自分の子供と区別がつかなくなり、他の子供を守るために、人間の匂いのついた子供を攻撃してしまうこともあります。

ハムスターの共食いを防ぐ方法とは

ハムスターが共食いをしたり、他のハムスターを攻撃したりなどしないようにするためには、飼い主がしっかりとハムスターを飼育する環境を整えてあげる必要があります。

正しい飼育方法をしていれば、ハムスターが共食いをしてしまうことを防ぐことができます。

そのため、ハムスターを飼育する前に、まずはハムスターの正しい飼育環境について把握するようにしましょう。
共食いを防ぐ飼育環境
  • 一匹で飼育する
  • ストレスを与えない
  • 餌はたっぷり与える
  • ケージは静かな場所におく
  • 赤ちゃんはむやみに触らない
  • 離乳までは掃除しない
  • 交尾後はオスとメスを別々にする

ハムスターの共食いを防ぐ方法1:一匹で飼育する

ペットショップなどでは複数のハムスターを1つのケージで飼育されていることもありますが、それはまだハムスターが子供で縄張り意識が強くないためです。

大人になれば縄張りを確保したり、守ったりなどするために、別のハムスターを攻撃するようになります。

この場合は共食いが目的ではありませんが、縄張り争いで負けたハムスターは命を落としてしまうこともあります。

そのため、ハムスターは基本的には1つのケージに1匹で飼育するようにしましょう。

ハムスターの共食いを防ぐ方法2:ストレスを与えない

複数のハムスターを同じケージで飼育すると、縄張り争いで他のハムスターの命を奪うことがあります。このときのハムスターの攻撃は共食いが目的ではありません。ハムスターの共食いは、主に子供が母親に食べられることが多いです。

ハムスターも出産をすれば体力を大きく消耗して、育児ではストレスを溜めてしまいます。母親にストレスが溜まりすぎると、育児放棄したり、子食いをしたりなどしてしまうことがあります。

そのため、出産後のハムスターには餌や飼育環境など、できるだけストレスを与えない状況を準備してあげましょう。

ハムスターの共食いを防ぐ方法3:餌はたっぷり与える

上記で述べた通り、出産後のハムスターは体力を消耗していて、ストレスが溜まりやすい状態となっています。

その状態で餌が不足したり、栄養バランスが乱れたりなどすると、栄養を摂取するために、弱そうな子供を食べてしまう危険性があります。これは元気で強そうな子供を確実に育てるための母親の決断です。

強い遺伝子を残すために、生き物としては正しい選択ではありますが、飼い主が餌の量とバランスを考えることで、この共食いは防ぐことができるはずです。

そのため、出産後の餌の内容と分量には注意しましょう。

ハムスターの共食いを防ぐ方法4:ケージは静かな場所におく

出産後のハムスターは子供を守るために、非常に神経質になっています。そのため、普段はストレスにならないようなことでも、出産後には大きなストレスを与えてしまう原因となってしまうことがあります。

特に、音は子供を狙う敵が近づいている可能性があると思って、母親は敏感に反応します。

常に敏感に音に対して反応を続けていると、母親の神経と体力がすり減ってしまい、大きなストレスを抱えてしまう可能性があります。

先に述べた通り、ストレスは共食いの原因となるため、出産後は育児に集中できる静かな環境を用意してあげましょう。

ハムスターの共食いを防ぐ方法5:赤ちゃんはむやみに触らない

ハムスターの赤ちゃんが生まれた際に、やってしまいがちなミスの1つに、赤ちゃんに人間の匂いをつけてしまうということがあります。

赤ちゃんが生まれたことを喜んで、飼い主が触ったりしてしまうことで赤ちゃんに人間の匂いがついてしまうと、母親はその子供が自分の子供と認識できなくなってしまうことがあります。

また、子供と認識できないだけでなく、敵と認識してしまうと、他の子供を守るためにその子供を攻撃してしまいます。場合によっては赤ちゃんが全滅してしまう危険性もあります。

ハムスターの共食いを防ぐ方法6:離乳までは掃除しない

上記で述べた通り、ハムスターの赤ちゃんに人間の匂いがついてしまうと、母親が赤ちゃんを攻撃して共食いをしてしまう可能性があります。

もし、そのことを知らずに、飼い主が清潔な環境で子育てしてもらうおうとして、ケージを掃除したり、その際に赤ちゃんに触れて人間の匂いをつけてしまったり、赤ちゃんの生んだ周辺の匂いがなくなってしまっていたりなどすると、赤ちゃんを攻撃してしまう危険性があります。

そのため、せめて赤ちゃんが離乳するまでは、余計な匂いをつけたり、必要な匂いを消したりしないように掃除は避けましょう。

ハムスターの共食いを防ぐ方法7:交尾後はオスとメスを別々にする

先に述べた通り、ハムスターは縄張り争いで喧嘩をしてしまうので、基本的に1匹ずつ分けて飼育する必要があります。

そのため、オスとメスも急に同じケージに入れることはできないので、まずはケージを隣り合わせにして様子を見ます。

相性が良ければケージ越しでも仲良くなります。仲良くなってから同じケージに入れるようにしましょう。

ただし、ハムスターの交尾後はメスの気が立ってるので、また喧嘩をしてまうため、再びオスとメスは別にしましょう。

ハムスターの生態とは

ハムスターは飼育がしやすく、見た目も可愛らしいので、ペットとしてが高いです。

しかし、飼育がしやすいと言っても、最低限の飼育方法とハムスターの生態については把握しておく必要があります。

ハムスターのことを事前によく知っておくことで、ハムスターと長く仲良く一緒に生活を続けていくことができるようになります。

ハムスターの生態1:歯は硬く伸び続ける

ハムスターは齧歯類で、その前歯は常に伸び続けます。そのため、ハムスターは硬い物などをかじったりして、前歯を削らないといけません。

ペットショップなどではかじり木や、硬い餌やおやつなどがあるので、これらをハムスターに与えるようにしましょう。

中にはうまく歯が削れずに、前歯が伸び過ぎてしまうハムスターもいます。そのような場合は、個人でハムスターの前歯を削ったり、カットしたりなどしようとせず、獣医などの専門家に診てもらうようにしましょう。

ハムスターの生態2:前足が上手に使える

犬や猫などと違って、ハムスターは非常に前足を器用に使うことができ、餌などを掴んで持つことができます。

また、金網式のケージであれば器用に壁を登ったり、天井をうんていのようにしてぶら下がったりなどしたりします。

そのため、油断をしていると、閉め忘れたケージの天井の出入り口から出て行ってしまったり、出入り口が持ち上げるだけで開くような鳥かごで飼育したりなどすると、その出入り口を器用に開けて脱走してしまったりなどすることもあるので、脱走防止策が必要です。

ハムスターの生態3:餌をほお袋に入れる

ハムスターは頬袋を使って、巣にエサを持ち帰ります。そのためエサ箱にエサを入れてもすぐになくなってしまうこともあります。

しかし、これはエサを食べたのではなく、単に持ち帰っただけです。もし、巣に持ち帰ったエサを食べきる前に、再びエサ箱にエサを入れてしまうと、また巣にエサを持ち帰って食べきれないほどのエサを溜め込んでしまうこともあります。

そのため、溜め込んだエサが古くなってしまうということもあります。古いエサを食べるとハムスターが体調を崩すこともあるので、エサの量には注意が必要です。

ハムスターの生態4:夜行性

ハムスターは可愛いので、すぐに構いたくなってしまいます。しかし、ハムスターは夜行性のため、夜にならないと活動が活発になりません。

もし、無理にハムスターを起こして構ってしまうと、ストレスがかかってしまい、体調を崩してしまう可能性があります。

人と同じでハムスターにも生活リズムがあるので、その生活リズムを崩さないようにしてあげましょう。

ハムスターは多頭飼いせず共食いを避けよう

ハムスターは小さいため省スペースで飼育することができます。また、飼育がしやすく、見た目も可愛らしいため、ハムスターを多頭飼いする人もいます。

しかし、ハムスターは基本的に1匹ずつ分けて飼育しないと喧嘩をしていまいます。また、出産後にはハムスターの飼育の仕方に注意しないと共食いをしてしまうこともあります。

ハムスターには適した飼育環境があるので、必ず事前に飼育方法は確認しておくようにしましょう。
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