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ハムスターのお腹で気持ちや体調がわかる?はむっ腹のヒミツを紹介

ハムスターとは

ハムスターは、そのかわいさと飼いやすさから、ペットとしてゆるぎないをほこる小動物です。

ハムスターのもふもふとした毛並みや、ほお袋に食べ物を詰め込んだ顔、えさを両手で持ってかじる姿、慣れてくると見せてくれるお腹などは、無敵のかわいさで、見ているだけで癒されるでしょう。

ペットショップでも見つけやすく、500円ほどから購入でき、飼育費用もあまりかかりません。飼い方も難しくなく、臆病な性格や、夜行性であること、適した環境など、いくつかの注意事項を知っておけば、初めてでも問題なく飼うことができるでしょう。

代表的なハムスターの種類

ハムスターは世界に24種類いますが、日本でペットとして定着しているのは「ジャンガリアンハムスター」「ゴールデンハムスター」など、5種類ほどになります。

ハムスターは種類によって性格や大きさ、飼育で注意することが変わってくるため、初めてハムスターを飼うのであれば、見た目よりも種類による特徴を重視して選ぶと良いでしょう。

ハムスターは色が豊富なので、種類を決めてからでも、お気に入りの見た目のハムスターを見つけることができるでしょう。

とはいえ個体差もあるため、ハムスターを選ぶ時はフィーリングも大切にすると良いでしょう。

ジャンガリアンハムスター

ジャンガリアンハムスターは、小型でおとなしい、初心者にもハムスターです。

ジャンガリアンハムスターの性格は臆病なので、驚かせないように配慮してあげましょう。慣れてくれば、たくさん遊んであげることもできるでしょう。

ジャンガリアンハムスターはペットショップで見かける機会が多く、値段も安価で500円ほどから購入することができます。
種類飼いやすさ値段
ジャンガリアンハムスター飼いやすい500円〜1,000円

ゴールデンハムスター

ゴールデンハムスターは人に慣れやすく飼いやすいので、ジャンガリアンハムスターと並んでがあります。

ゴールデンハムスターは、ペットとしてハムスターを飼うことがとなるきっかけを作りました。ほとんどのペットショップで購入することができます。

白色と茶色のまだら模様が特徴的で、カラーバリエーションが豊富なので、お気に入りの色も見つけやすいでしょう。
種類飼いやすさ値段
ゴールデンハムスター飼いやすい1,000円~

ロボロフスキーハムスター

ロボロフスキーハムスターは、ハムスターの中では最小の種類で、小さいハムスターを飼いたいなら種類でしょう。

目の上の白い眉毛もロボロフスキーハムスターのチャームポイントです。小さい見た目どおりに、とても臆病な性格ですから、慣れるには時間がかかるでしょうが、その分、懐くと可愛くて仕方がないでしょう。

ロボロフスキーハムスターはハムスターでは珍しく縄張り意識が低いので、うまくいけば複数飼いもできるでしょう。
種類飼いやすさ値段
ロボロフスキーハムスター飼いやすい1,500円〜2,000円

キャンベルハムスター

キャンベルハムスターは、見た目はジャンガリアンハムスターに似ているものの、人馴れしにくく値段も高めで、上級者向けのハムスターであると言えるでしょう。

キャンベルハムスターは、警戒心が強いため気性が荒く、野性味の強いやんちゃなハムスターと言われ、手を噛まれてしまうこともあります。

ですが、怖がって気性が荒くなってしまっているのですから、怖がらせないよう徐々に慣らしていくと良いです。
種類飼いやすさ値段
キャンベルハムスター上級者向け2,000円~4,000円

チャイニーズハムスター

チャイニーズハムスターは、ねずみのようにスリムな体でしっぽが長く、クリクリした瞳が可愛いハムスターです。

チャイニーズハムスターはとても臆病ですが、頭が良く、運動神経も良いです。排泄物のにおいが少ないのも飼育の上ではポイントでしょう。

チャイニーズハムスターが初心者向けかどうかは意見が分かれるところですが、ペットショップでもあまり見かけないですし、値段が高めなこともあり、ハムスターの飼育に慣れてから飼う方が良いでしょう。
種類飼いやすさ値段
チャイニーズハムスター上級者向け3,000円~4,000円

ハムスターの習性・生態

ハムスターを飼うなら知っておきたい、人間とは全く異なる習性・生態として、「夜行性」「高温多湿に弱い」「多頭飼いは危険」などがあります。

夜行性であることを理解し、日中はしっかりと寝かせてあげる必要があります。また、温度変化に弱いので、部屋や巣箱の中の状態には気を配っていなくてはなりません。そして、縄張り意識がとても強いので、1つのケージに何匹も飼うのは危険であることを知っておきましょう。

夜行性

ハムスターを飼う前にまず知っておくべきこととしては、ハムスターは人間とは逆の夜行性で、昼間は寝て夜になると活動するということです。

ハムスターは、1日14時間ほど眠ります。人間と同じで、不規則な生活や睡眠不足は大敵です。ハムスターは耳が良いので、日中は静かなところで寝かせてあげるようにしましょう。

逆に飼い主の方が、夜にハムスターが活動する音が気になる場合があるでしょう。ですが、ハムスターが鳴く事はあまりなく、静かな回し車を買ってあげたり、ケージが揺れないよう置き方を工夫するなど物理的な対策で解消するでしょう。

高温多湿に弱い

ハムスターは本来、温度変化の少ない地中に巣を作って暮らしますから、暑さや寒さに弱く、巣箱の中の温度や湿度には配慮が必要です。

ハムスターは体力があまりないため、短時間でも巣箱の中が高温多湿の状態になるような状況はとても危険です。

エアコンなど人間用の冷暖房器具だけでは巣箱の中まで温度調整をすることは難しいので、ハムスター用の保冷剤などの専用グッズを活用すると良いでしょう。

ハムスターはウッドチップを使って自分で温度を微調整することもできるので、底板のない巣箱を使ってみるのも良いでしょう。

多頭飼いは危険

ハムスターは一般的に、縄張り意識が強く、多頭飼いは難しいです。

野生のハムスターは群れを作る習性がありません。自分の縄張りで単独で暮らすのが好きなので、同じハムスターであっても、自分の縄張りに居られるのはストレスになるでしょう。

ハムスター同士がケンカをしてケガをしたら大変ですから、複数飼うとしても、1匹ずつ別々のケージに入れたほうが良いでしょう。

また、ハムスターは繁殖力がとても強いので、赤ちゃんがたくさん生まれても責任を持って飼えるか、里親のあてはあるか、などの心構えも多頭飼いをするなら必要です。

ハムスターがお腹を見せる原因は?

ハムスターがお腹を見せるのは、すっかり慣れて安心しているからと言われますが、暑い時や病気の時にもお腹を見せることがあります。

ハムスター同士がじゃれあっている時にもお腹を見せることがありますが、遊んでいるだけのはずが交尾がはじまってしまう場合もあります。

ハムスターがお腹を見せる理由を知っておけば、かわいいはむっ腹を愛でながら、ハムスターの好調も不調も察してあげられるようになることができます。
ハムスターがお腹を見せる原因
  1. 暑さによる体温調節
  2. 服従のポーズ
  3. 繁殖期
  4. 病気

ハムスターがお腹を見せる原因1:暑さによる体温調節

ハムスターがお腹を見せてぐったりとしているような時は、暑くて何とか体を冷やそうとしている可能性が考えられます。

お腹を見せる以外には、いつもと違う場所を寝床にしたり、ケージの冷たい所にくっついたりしているのが、暑がっているサインです。

私たちが暑い時に取る行動と似ていますが、温度変化が苦手なハムスターにはとても危ない状態ですから、ハムスターがお腹を見せていたら、暑がっているのではないかと気にしてあげるようにして下さい。

ハムスターがお腹を見せる原因2:服従のポーズ

ハムスターが別のハムスターにお腹を見せるのは、自分よりも強い相手への服従のポーズです。

一般的に動物がお腹を見せる行動は、犬などもよくするように「降参です」という意味のポーズだと考えられています。

お腹は大事な部分であることから、安心できる相手にだけ見せるものであり、お腹を見せている時はハムスターがリラックスしている状態であるとも考えられます。

ハムスターが別のハムスターにお腹を見せているのはかわいいですが、ケンカになってケガをしたりすることのないよう注意してあげて下さい。

ハムスターがお腹を見せる原因3:繁殖期

繁殖期のハムスターのオスとメスをお見合いさせると、オスはメスのにおいをかいで追いかけ回します。お尻やお腹のにおいをかぐことで相性が良いか確認をして、お互いにOKなら交尾がはじまります。

メスのハムスターは発情期になると、独特のにおいがする分泌液を発することがあります。ハムスターは目があまり良くなく、鼻がとても良いので、こうしたにおいで相手を判断します。

繁殖期のハムスターが別のハムスターにお腹を見せてじゃれあっていて、繁殖を望んでいない時は、注意してあげるようにして下さい。

ハムスターがお腹を見せる原因4:病気

ハムスターがお腹を見せる原因には、お腹に異常があることも考えられます。

暑くないのにお腹を出していたり、リラックスしている風でもないのにお腹を出していたりと、いつもと違うようすが続くようであれば、要注意です。

ハムスターは言葉でお腹が痛いこと伝えることができず、苦しんでいることがあります。そんな時に助けてあげられるのは、飼い主のあなたしかいません。

ふだんあまり見せないお腹を見せることが、ハムスターからのSOSのサインのこともあります。異変を感じたら、病院に連れて行ってあげましょう。

ハムスターがお腹を見せるときの対策

ハムスターがお腹を見せるのはかわいいのですが、対策をしてあげないと危険な場合がありますから、注意して見てあげて下さい。

温度対策は普段から気にしてあげると良いでしょう。また、ハムスターは1匹ずつ飼うことが基本と考えていて下さい。腫れやできものが見られたり、普段と違うようすが見られたら、病院に連れて行ってあげて下さい。

ハムスターがお腹を見せるときの対策1:ケージ内の温度を確認・調整する

ハムスターが暑がってお腹を見せている時は、エアコンで部屋の温度を下げましょう。

その際、エアコンの風が直接ケージにあたらないように注意して下さい。風はハムスターのストレスになりますから、扇風機などで冷やすことも避けて下さい。

逆に冷やし過ぎてもいけません。ハムスターを飼育する際の適温は20~25度を目安として下さい。

部屋の温度が下がったら、ハムスターに水分を取らせてあげるのも良いでしょうが、水分の取りすぎはお腹をこわす原因になりますので、注意しましょう。保冷剤などの避暑グッズを入れてあげるのも良いでしょう。

ハムスターがお腹を見せるときの対策2:1匹ずつ飼う

ハムスターが別のハムスターにお腹を見せて服従のポーズをしているのはかわいいですが、ケガをしてしまうおそれもありますから、1匹ずつ飼うのが良いでしょう。

ハムスターはもともと集団行動をする習性がなく、縄張り意識がとても強いので、たとえ仲が良さそうに見えても、1つのケージに何匹かのハムスターを飼うことはリスクがあることを理解しておきましょう。

たまにハムスター同士で遊ばせてあげるとしても、絶対に目を離さないであげて下さい。

ハムスターがお腹を見せるときの対策3:お見合いは必ず様子を観察しながら

ハムスターのお見合いをさせるのに、オスとメスをいきなり同じケージに入れてしまうと、縄張り意識の強いハムスターはびっくりしてしまいます。

ハムスターをお見合いさせる時は、まずは近くにケージを置いて、お互いのにおいを確認させてあげるなど、様子を確認しながら行いましょう。

ハムスターのお見合いは、オスは常に交尾可能ですから、メスの発情周期に合わせて行いましょう。メスのハムスターの発情周期は4日周期でそのうち12〜20時間ほどと言われています。

メスが発情していないと、オスを攻撃することもあるので、お見合いは中止して下さい。

ハムスターがお腹を見せるときの対策4:お腹にできものや傷など変化がないか確認する

ハムスターがいつもと違うようすでお腹を見せているときは、お腹にできものや傷などの変化がないか確認してあげましょう。

お腹を触って確認しようとするのは、ハムスターのストレスになるので、病院で診てもらうようにしましょう。

病院に行く際は、お腹の見た目以外にも、普段の行動で変化がなかったかを把握しておくと良いでしょう。

ハムスターにいつもと違うようすがあればすぐに気づくことができるよう、毎日気にかけて見てあげて下さい。

ハムスターがお腹を出す時の理由を知って上手に飼おう

ハムスターのお腹は、飼い始めの頃はなかなか見ることができないほど、簡単に見せるものではない大事な部分です。

そんなハムスターがお腹を見せている時は、何かあったのかなと気にしてあげるようにして下さい。気にしすぎる必要はありませんが、本来は穴の中で暮らすハムスターをペットとして飼うには環境や対応に配慮が必要なことを理解してあげていて下さい。

お腹を出す理由は、ハムスターが伝えようとしていることがなんなのかを分かろうとしていれば、だんだんと分かってくるので、心配はいりません。
ハムスター系の小動物たち | ペットショップのコジマ
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