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トリトンハムスターに関する豆知識10|トリトンハムスターを飼う方法

トリトンハムスターを飼うには?

トリトンハムスターとは、ペットショップなどではあまりお目にかかれないハムスターです。

別名キヌゲネズミと呼ばれていて、目がくりくりして人懐っこく、しっぽが長いといわれていますが、元は実験動物として飼育されていました。そのために市場に出回らずペットショップではなかなかお目にかかれませんし、価格相場も不明です。

そんな幻とも言えるトリトンハムスターですが、どのような種類のハムスターなのでしょうか。

トリトンハムスターに関する豆知識10

人懐っこく飼いやすいと評判ですが、どのような特徴があるのでしょうか。

ハムスター種は全部で24種いると言われています。有名なゴールデンハムスターやジャンガリアンハムスターと比べてトリトンハムスターはどのような特徴があるのでしょうか。豆知識を10点挙げてみます。

トリトンハムスターに関する豆知識1:原産国

トリトンハムスターは、中国や朝鮮半島が原産国です。

具体的には、中国北東部の甘粛省、江蘇省、中国とロシアの国境であるウスリー川上流域に生息しています。

トリトンハムスターに関する豆知識2:体長

トリトンハムスターの体長は、15cmから25cmとされています。

15cmから25cmと幅はありますが、だいたい20cm前後の個体が多いです。しっぽが長いため、その分体長があります。

ハムスターの中ではかなり大型で、ゴールデンハムスターより一回り大きいです。

トリトンハムスターに関する豆知識3:体重

トリトンハムスターの体重は170g~190g程度です。

身体が大きい分、体重も相応にあります。ゴールデンハムスターが140g前後なので、かなりずっしりした印象を受けます。

トリトンハムスターに関する豆知識4:しっぽが長い

トリトンハムスターの最大の特徴と言えるのが長いしっぽです。

ネズミのように長いしっぽを持つのがトリトンハムスターの特徴です。ハムスターは長くても1cm程度の尾で、ほとんど毛に隠れてしまっているためそれほど長くは見えません。

しかし、トリトンハムスターの尾は数cmはあるためとても目立ちます。

トリトンハムスターに関する豆知識5:目が大きい

トリトンハムスターの目は「くりくりしている」と表現されます。

ハムスターは一般的に大きな愛くるしい目が特徴ですが、その中でもトリトンハムスターの目は大きく「くりくりしている」と表現されるほど可愛らしいです。

小さな体に大きなくりくりとした目が、しっぽの長さから連想される一般的なネズミとの最大の違いです。

トリトンハムスターに関する豆知識6:性格

トリトンハムスターは、とても人懐っこい性格です。

穏やかな性格で人に懐きやすく、ペットに向いている性格です。ハムスターの中には気性が荒く、噛みついてくる個体もいます。

すべてのトリトンハムスターがそうだとは言えませんが、人懐っこい子が多いのが特徴です。

トリトンハムスターに関する豆知識7:寿命

トリトンハムスターの寿命は2年から4年と言われています。

一般的なハムスターの寿命も1年半から3年程度です。身体が一回り大きいことを考えても、妥当な寿命です。

もちろん飼育環境によって多少は変わることがありますが、基本的には2~4年と考えて良いです。

トリトンハムスターに関する豆知識8:飼い方

トリトンハムスターの飼い方は、普通のハムスターと変わりません。

キヌゲネズミ属と他のハムスターとは種族が違いますが、基本的には他のハムスターと変わりません。食べ物や飼育上の注意点も他のハムスターに準じます。

寒さに弱く、気温が5℃くらいまで下がると冬眠、場合によっては死んでしまうことも同じです。冬場の温度管理に気を付けましょう。

トリトンハムスターに関する豆知識9:キヌゲネズミ属

トリトンハムスターはキヌゲネズミ属に属しています。

ハムスターという種は全体で「キヌゲネズミ亜科」という分類になります。そこからゴールデンハムスターなどの「ゴールデンハムスター属」、ジャンガリアンハムスターなどの「ヒメキヌゲネズミ属」、チャイニーズハムスターなどの「モンゴルキヌゲネズミ属」に分かれます。

トリトンハムスターは「キヌゲネズミ亜科」の「キヌゲネズミ属」に属しています。

トリトンハムスターに関する豆知識10:入手方法

トリトンハムスターは元が実験動物のためか、なかなかペットショップでもお目にかかれません。

市場にあまり出回っていない種類のハムスターなので、ペットショップで見つけるのは難しいでしょう。専門で飼育しているブリーダーを探すか、飼っている人を見つけて子供が産まれたら譲ってもらうのがいいでしょう。

トリトンハムスター以外のハムスター5選

トリトンハムスターの他にも、飼育に向いているハムスターは多くいます。

ペットショップで入手しやすく、飼育に向いた性格のハムスターは数多くいます。「ハムスター」と呼ばれる種は全部で24種いると言われています。

その24種の中から特に飼育に向いたハムスターを5種挙げてみます。

トリトンハムスター以外のハムスター1:ゴールデンハムスター

ゴールデンハムスターは大型でおっとりした種類のハムスターです。

ゴールデンハムスターは基本的に茶色からオレンジの毛色をしていますが、毛色の種類は多いです。大きさは15㎝から20㎝ほど、体重は150gから200gほどです。

原産国は中東でシリアの周辺に多く、別名シリアンハムスターと呼ばれています。性格は温和で人に懐きやすく、人に噛みつくことも少ない子が多いです。

飼われているハムスターの中では最もポピュラーと言われているだけにペットショップには必ずいる種類で、入手も容易です。

トリトンハムスター以外のハムスター2:ジャンガリアンハムスター

ジャンガリアンハムスターもゴールデンハムスターと並ぶのあるハムスターです。

ジャンガリアンハムスターは灰色から茶色の毛色に背中に一本黒い模様が入っているのが特徴的で、ゴールデンハムスターと並ぶがあります。大きさは10㎝程度で、体重は40g程度の小型のハムスターです。

原産国はロシアやカザフスタンで、小型なことからドワーフハムスター」の一種に数えられています。おっとりした性格の子が多いですが、個体によって臆病だったり攻撃的だったりします。

ジャンガリアンハムスターもペットショップで入手しやすい種類なので、飼うときは様子を観察してどんな性格の子なのか見極めて買うとよいでしょう。

トリトンハムスター以外のハムスター3:チャイニーズハムスター

チャイニーズハムスターは、トリトンハムスターほどではないにしろ、しっぽの長いハムスターです。

体長は10㎝ほど、体重は35g前後の小型のハムスターで、ジャンガリアンハムスターと同じく「ドワーフハムスター」と呼ばれるハムスターです。しっぽが長く、ネズミに似た外見なのはトリトンハムスターと同じです。

原産国はその名のとおり中国北西部です。おとなしい性格ですが縄張り意識が強く、トイレの躾は容易だと言われています。また、運動神経が抜群なので、外に出して遊ばせたり手に乗せたりする時は脱走に気を付けましょう。

チャイニーズハムスターは日本ではそこそこ珍しいので、ペットショップではあまり見かけない場合があります。ブリーダーを探すか、譲ってくれる人を探すと良いでしょう。

トリトンハムスター以外のハムスター4:キャンベルハムスター

キャンベルハムスターはジャンガリアンハムスターと良く似ていますが、非常に多くのカラーバリエーションがあるハムスターです。

体長は10㎝前後、体重は40g前後の小型ハムスターで、「ドワーフハムスター」の一種です。背中に黒い縞があるためジャンガリアンハムスターと良く似ていますが、灰色、茶色がかった灰色、ベージュ、白、白と黒のまだらなど、毛色が豊富です。

原産国は中国北部からロシアで、性格は気が強い子や臆病な子もいます。

お店でジャンガリアンハムスターとして売られていても、上記の毛色をしている子は実はキャンベルハムスターの可能性があるので、良く観察してから買いましょう。

トリトンハムスター以外のハムスター5:ロボロフスキーハムスター

ハムスターの中で最小の種です。

体長は7㎝前後、体重は30g前後と最小のハムスターです。毛色のバリエーションは少なく、基本的に薄茶色になります。

原産国はロシアで、性格は臆病な子が多いです。手に乗せて遊ぶよりも、観賞用に向いています。

観賞向きですが、姿かたちが小さく可愛らしいのでペットショップでも見かけることがあります。性格によっては一緒に遊ぶこともできますが、注意深く見守りましょう。

トリトンハムスターについて知ろう!

トリトンハムスターは市場ではなかなかお目にかかれない珍しいハムスターですが、大型で人懐っこいハムスターです。

これから多くの人に周知してもらって、取り扱うペットショップやブリーダーが増えることを期待しています。

最後になりますが、ハムスターはどの種もオスとメスを一緒にすると文字通り「ネズミ算式」に増えていきます。多頭飼育崩壊にならないように気を付けましょう。
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