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ハムスターが怒る理由|してはいけない行動と鳴く声による感情の違いとは?

「ハムスターの気持ちが知りたい」
「ハムスターを怒らせてしまったんだけど、どうして?」
「怒らせないためにはどんな関わり方をすればいいの?」
このように、ハムスターを飼育していると彼らの感情に関する悩みや疑問が出てくるのではないでしょうか。

本記事では、ハムスターが怒る理由や、怒らせないためにしてはいけない行動に加え、鳴き声で判別できるハムスターの感情についても紹介します。

この記事を読むことで、怒りをはじめとしたハムスターの感情についての情報を得ることができます。その知識を参考にしてハムスターの飼育に取り組むことができるため、彼らにとって心地の良い関わり方ができるようになるでしょう。

ハムスターを飼育している方は、ぜひこの記事をチェックしてください。

ハムスターが怒る理由

こちらが何もしていないのにハムスターが怒るということは、ほとんどありません。ハムスターが怒るのにはちゃんとした理由があります。

それは、自分の身を守るためです。ハムスターは小さく、自然界では狙われやすい生き物のため、自分の身に危機が及びそうになると恐怖やストレスを感じます。それが怒りにつながり、身を守ろうと攻撃的になるのです。

ハムスターが怒っている時にする行動

ハムスターが怒っている時は、耳を後ろに向けていることが多いです。それから全身の毛を逆立て、後ろ足だけで立ち上がって威嚇します。これは自分の身体を大きく見せるためにする行動です。

また、歯を鳴らして怒りを表現することもあります。その時の表情はまさしく怒り顔で、一目で怒っているということが分かるでしょう。

これらの行動をハムスターが見せている時は、無理に構おうとせずにそっとしておくのが良いでしょう。

ハムスターを怒らせてしまう行動

ハムスターと関わる際には、事前にハムスターが怒る原因になってしまう行動を把握しておきましょう。意識をしながらハムスターと接すれば、怒らせることなく上手に関われるようになります。

リラックスできる環境を奪う

ハムスターはリラックスできる場所や時間を大切にしている動物です。つまり、リラックスできる環境を奪うことはハムスターを怒らせることにつながります。

ハムスターは普段、ハウスの中で静かに過ごしています。そのリラックスしている最中に無理に触ったり、じっと見つめたりすることはできるだけ避けましょう。

特に、家にお迎えしたばかりのハムスターは環境の変化に敏感です。ハウスの周辺を触ろうとしただけでも威嚇をしてくる場合があります。ハムスターが環境に慣れてから、掃除などを行うようにしましょう。

お腹を触る

ハムスターにとって、お腹は急所に当たります。そんな場所を触ることは、ハムスターにとって恐怖やストレスを感じる原因になります。

自分の身体の弱い場所を守ろうとするのは当たり前です。嫌がっているのに無理にお腹を触ることはしないようにしましょう。そのまま続けると噛まれてしまう可能性があります。

強く掴む

強く掴まれると、当然ハムスターも痛いです。そうすると、離してもらうために怒って噛みつくということが起こり得ます。たとえ慣れているハムスターでも、無理矢理に強く掴むことはしないようにしましょう。

また、強く掴んでいなくても逃げようとしているのに離さなかったり、長い間掴んだままでいたりすると怒ることがあります。ハムスターを掴む時には注意しましょう。

真上や背中からいきなり触る

ハムスターにとって、真上や背中から触られることはかなりの恐怖になります。それは、自然界でハムスターは天敵にそのような死角から襲われるからです。

ハムスターが恐怖を感じないように、真上や背中からいきなり触れるのは避けましょう。特にお迎えしたばかりの子はデリケートですから、気を遣ってあげるようにしてください。

人に慣れたハムスターであっても、嫌がる子もいれば平気な子もいます。個体差があることを知って、関わり方を見極めましょう。

正面から強い風を吹きかける

ハムスターは風が苦手な動物です。そんなハムスターに正面から強い風を吹きかければ大きなストレスがかかり、かなり怒ってしまう場合があります。

扇風機の風を当てる程度であれば、そこまで怒ることはありません。問題なのは、人が直接息を吹きかけた時です。人に慣れている子ですら嫌がりますし、慣れていない子が怒るのは当たり前です。いたずらで息を吹きかけることはしないようにしてください。

ハムスターを怒らせ続けるとどうなる?

ハムスターはストレスに弱いです。怒らせ続けるとストレスが溜まり、病気になってしまう可能性があります。体調を崩すと症状によっては最悪死んでしまう危険もあるため、注意してください。

また、体調面だけでない問題も引き起こされる可能性があります。ハムスターが怒るのは、嫌がっている証拠です。嫌がることをずっと続けていれば、信頼関係が築けなくなってしまいます。ハムスターと仲良く暮らすためにも、怒らせることがないように気をつけましょう。

鳴き声で分かるハムスターの感情

ハムスターは、あまり激しく鳴く動物ではありません。基本的には喜怒哀楽を表す時や、何か危機が迫っていることを伝える時に鳴きます。

普通の状態の時は、「キュッ」といったような鳴き声を出すことがあります。これらもおそらくはハムスターの意思表示で、ご飯や水の要求などが考えられるでしょう。

ここからはハムスターの鳴き声について、感情や状況別にくわしく紹介していきます。

怒っている鳴き声

怒っている時や威嚇する時は、「ジジッ」「ジージー」「ギー」などの濁った音を出します。怒らせるような行動をした時や、ハムスター同士がけんかをしている時に聞くことがあるでしょう。

この鳴き声を発している時には、手を出さずそっとしておくようにしてください。特に沢山鳴いている状態の時は感情が高ぶっているため、噛まれてしまう可能性があります。

驚いている鳴き声

「キュッ」や「ジジッ」のように、短い鳴き声を上げた時は驚いている時です。こうした時の鳴き声はトーンが高く、楽しそうには聞こえません。

ハムスターは警戒心の強い動物です。そしてハムスターから見て人はかなり大きいため、些細なことでも驚かせてしまう可能性があります。下手をすれば嫌われてしまうこともあるでしょう。

驚いている鳴き声が聞こえた時は、何かがハムスターを驚かせているため、注意してあげましょう。

喜んでいる鳴き声

喜んでいる時や嬉しい時には、「キュキュ」「チュッチュッ」のような鳴き声を上げます。これは人に慣れたハムスターから聞くことが多いです。また、子どものハムスターがよく出す声でもあります。

遊んでいる時や散歩をしている時、ご飯を食べている時など、この鳴き声を出してハムスターは喜びを表現します。飼い主を見て、ご飯や遊びのおねだりにこの声を出すことも多いです。

苦しんでいる鳴き声

「キューキュー」「チューチュー」と弱々しく鳴いている時は、ハムスターが苦しんでいる時です。体調が悪く、痛いや苦しいを表現する時にこの鳴き声は発されます。

この鳴き声が聞こえたら、すぐにハムスターの体調を確認してあげてください。食事やトイレなど、普段と変わった様子がないかを調べましょう。病気の可能性があるため、動物病院に行くことをおすすめします。

今まで元気に過ごしていても、突然鳴き声を上げて苦しそうになっていることもあり得ます。鳴き声は聞き逃さず、毎日健康状態を確認してあげるのが良いでしょう。

寝言を言っている鳴き声

ハムスターは寝ている間に、「キュキュキュ」「クックッ」「プスプス」と鳴いていることがあります。これは寝言で、この鳴き声が聞こえても特に心配する必要はありません。ぐっすり眠っているようですから、そっとしてあげるのが良いでしょう。

ハムスターを飼育するならストレスをかけないためにも怒らせる行動は控えよう

ハムスターが怒るのは、主に飼い主の行動が原因です。飼い主が気遣って接してあげることで、ハムスターも怒ることなく快適に過ごすことができます。

ハムスターを怒らせるとストレスが溜まり、信頼関係が築けないだけでなくハムスターの体調を崩すことにもつながります。怒らせることで生まれるメリットはありません。

ハムスターを飼育する際には、怒らせる行動は控えてお互いが心地良く過ごせるように心がけましょう。
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