ハムスターの目が開かない時に対処する7つの手順とは？原因を解説

「ハムスターの目が開いていないみたいだけど、なぜ？」
「ハムスターの目が開かないのは病気のせい？どんな病気なの？」
ある日、飼っているハムスターの目が開いていないことに気づいたら、驚いてしまうし病気ではないかと心配になってしまうのではないでしょうか。

この記事ではハムスターの目が開かない時に考えられる原因、目が開かない時はどうすればいいのか、目が開かないと気づいた時に確認することなどについて解説しています。ハムスターを動物病院に連れて行く時の注意ポイントも知ることができます。

この記事を読むことでどうしてハムスターの目が開かないのか、原因や対処法、動物病院に連れて行く時にどうすればいいのか分かるようになるでしょう。目が開かなくなったハムスターにも、適切に対応できるようになります。

ハムスターの目が開かない時にどうすればいいのか分からない方は、ぜひ参考にしてみてください。

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片目開いてないけど大丈夫かな？
ネットで調べたら結膜炎？みたいなの出て来て少し心配・・・
ハムスターに詳しい人教えてー！#ハムスター #生き物 #目が開かない#質問コーナー #質問 #教えてください pic.twitter.com/M9BLGMiyV7

— kazu (@228_kazuki) December 28, 2016

ハムスターの目が開かなくなる原因は、いくつか考えられます。目が開かない他に異変がなく、ハムスターが元気なようであれば、数日すれば自然に開くようになることもあるでしょう。

また、ハムスターの目が開かない原因によっては飼い主で対処できる場合がありますが、動物病院にかからなければダメな場合もあるでしょう。

目が開かないだけでは過度に心配する必要はありませんが、ハムスターの調子が悪かったり目の周囲に異変が見られたりするようであれば、動物病院にかかった方がいいでしょう。

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ハムスター、目の病気になりました。
病院では、カビによる炎症ということでした。
目薬と塗り薬で療養中。#ハムスター #ハムスター病気 #ハムスター目の病気 #ハムスター療養中 pic.twitter.com/jbiVFyGVcF

— ちゃく@ゴールデンハム主 (@fanc36230742) February 11, 2020

ハムスターの目が開かない原因は、病気が原因かそれ以外のものが原因かで大きく2つに分けられます。

病気が原因のケースはハムスターの目が開かないだけでなく、目の周囲が赤くなったりまぶたが腫れたりといった異常な状態が見られたり、食欲がないといった体調不良な兆候が見られたりします。こちらに心当たりがある場合、早めに動物病院で診てもらった方がいいでしょう。

病気以外が原因のケースは、ハムスターが高齢の場合に多くみられます。

ハムスターの目が開かない原因が病気にある場合、ハムスターの目の周辺が赤くなっていたり腫れていたりすることがあります。また目やにが出ているような場合には、ハムスターが風邪をひどくしている可能性もあるでしょう。

ハムスターの目が開かない状態が数日続いているような場合、目の周囲やハムスター自身におかしなところが見られれば、病気が原因である可能性が高くなります。

人間と同じように、ハムスターもアレルギー症状を起こすことがあります。ハムスターがアレルギー症状を起こす原因として考えられるものは、床材やエサが多いと言われているのです。

アレルギー症状が原因の場合は目が開かないこと以外に、ハムスターの体に脱毛や炎症が見られることがあります。目が開かないこと以外にもアレルギー症状が現れていないか、ハムスターをそっと持ち上げて観察してみましょう。

目が開かないハムスターの目の周囲に目やにが多くあったり、まぶたが腫れていたり結膜が赤くなっていると、結膜炎にかかっている可能性があります。

人間は目にゴミやホコリが入ると、目をこすってしまうことがあります。ハムスターも同じように、目にゴミやホコリが入ることで目を擦ってしまい、炎症を起こしてしまうのです。毛づくろい時に誤って目を傷つけてしまった場合も炎症が起こります。

結膜炎が原因の場合、動物病院で治療してもらうことになります。ハムスターが生活している環境にゴミやホコリが少なくなるよう、清潔に保つことを心掛けましょう。

ハムスターの目が開かないこと以外にまぶたが腫れていた場合、マイボーム腺腫という病気になっている可能性があります。

マイボーム腺腫は細菌による感染、あるいは脂肪が分泌過多になって腺の出口が詰まってしまうことで起こると考えられています。まぶたが腫れてしまうのは、腺の中に脂質または膿が充満してしまうためです。このせいで瞼が腫れ、目を開けにくくなっているのでしょう。

マイボーム腺腫は、太っているハムスターに多いと言われています。動物病院での治療が必要でしょう。

目が開かないだけでなく、目が赤くなったり涙が出たり目やにがでたりしていた場合には、ハムスターが角膜炎にかかっている可能性があります。

角膜炎の原因は、細菌による感染やアレルギー症状による炎症などが考えられます。かゆみがあってハムスターが目を掻くことにより、角膜炎がさらに悪化していく可能性もあります。早めに動物病院を受診して、治療を受けるようにした方がいいでしょう。

ハムスターの目が開かないことは、病気以外でも起こることがあります。病気以外の原因としては、分泌障害や老衰、全身状態の低下などが考えられるでしょう。

ハムスターは寝ている間に眼球が乾かないように液体を分泌していますが、その液体がたまたままぶたに落ちてそのまま乾いてしまうと、目が開かなくなることがあります。これは、歳をとったハムスターに起こりやすいと言われているのです。

他の原因として考えられる老衰や全身状態の低下も、ハムスターが歳をとったことで起こります。このため、病気以外でハムスターの目が開かなくなるのは、寿命が近いということだと考えられるでしょう。

ここでは、ハムスターの目が開かない時に確認しておきたい4つのことを紹介しています。

ハムスターの目が開かない様子を見ると、心配になってしまう飼い主さんが多いでしょう。まずはハムスターの状態を確認するためにも、これらの項目をチェックしてみてください。

ハムスターが目を開けにくくなることの理由の1つに、目に異物がついてしまっていることがあります。ハムスターの目や周囲をよく確認し、ほりや砂、目やにといった異物がないか見ておきましょう。

目に異物が認められたら、飼い主の手で優しく取り除くことでハムスターの目が開くようになる可能性があります。ただ、目に刺さっているものが見えた場合は自分の手で取り除くのは危険です。動物病院で取ってもらいましょう。

ハムスターの目の病気の中にはまぶたの腫れを伴うものがあるため、目が開かないハムスターのまぶたが腫れていないかしっかり確認しましょう。

まぶたが腫れてマイボーム腺腫をはじめとした病気の可能性がある場合は、早めに動物病院にかかった方がいいでしょう。

なお、ハムスターの眼球が眼窩から飛び出て見えるような場合にも注意が必要です。細菌による感染や外傷によって起こっている可能性が高いため、早めに診察を受けることをおすすめします。

目が開かないハムスターがしっかり歩いているかどうか、普段と違うところはないかをよく観察しましょう。

人は歩く時に目を頼りにしていますが、ハムスターは目よりも聴力や嗅覚、触覚が優れているため、目が開かないから歩けないということはありません。

そのため、目が開かないだけでなく歩き方もおかしくなっていた場合は、何かの病気やハムスターの体自体が弱っている可能性があるでしょう。それを確認するためにも、歩き方の確認は大切です。

ハムスターの目が開かない時は、食欲が低下していないかどうかも確認しておきましょう。

ハムスターが元気であれば、通常通りの食欲を見せるでしょう。しかし歳をとってくると、ハムスターの食欲はどんどん落ちる傾向にあります。目を開けられない上に食欲もないとなると、ハムスターに寿命が近づいている可能性が高くなります。

少しでもエサを食べさせるために、工夫して与えてみましょう。

ハムスターの目が開かなくなった時、目やにが原因の際には、飼い主の手で対処できる場合があります。ここでは自分で対処するための方法について紹介していますので、参考にしてみてください。

ただ、ハムスターの目が開かない原因に病気の可能性が考えられる時は、動物病院で診察を受けた方がいいでしょう。

目が開かないハムスターの対処をするために、ハムスターを優しく、怖がらせないように持ち上げましょう。

この後の対処では、ハムスターの目の周りを触っていくことになります。ここで怖がらせると、対処が難しくなるでしょう。優しく持ち上げて、ハムスターが手の中で落ち着いてから次に進みます。

使うタオルや綿棒を用意し、少しぬるい程度のお湯で濡らしておきましょう。

水でタオルや綿棒を濡らすより、少しでも温かいぬるま湯の方がやりやすいのでおすすめです。しかし、ハムスターが火傷しては意味がないため、お湯の温度を高くしすぎないように注意してください。

ぬるいお湯で濡らしたタオルや綿棒を、優しくハムスターの目に当てましょう。ハムスターの目元に濡れたタオルや綿棒を当てることで、ハムスターの目の周囲で固まった目やにを柔らかくできます。

この時、飼い主の手でハムスターの目を開けようとしないように注意してください。無理に目を開けさせようとすると、ハムスターの目を傷つけてしまう可能性があります。まずは濡らしたタオルや綿棒を2分～3分当てて、目やにをとれやすくしましょう。

濡らしたタオルや綿棒をしばらく当てて目やにを取れやすくしたら、ついている目やにを優しく払うように取ってください。この時も、けして無理をしないことが大切です。ハムスターに痛い思いをさせないように、また目を傷つけないように優しく触ってください。

それでも目やにが取れない場合は、もう一度濡らしたタオルや綿棒を当て、目やにを取れやすくしてから再度挑戦しましょう。

目やにを取れば、ハムスターは自分で目を開けるようになります。ハムスターがなかなか目を開けないようなら、指を使って優しく目を開けてあげましょう。

この時も、無理やり目を開けるようなことは禁物です。ハムスターが嫌がるようなそぶりを見せたら、無理はしないようにしましょう。

また目を開けようとしてもなかなか開けられない場合は、まだ目やにがついている可能性があります。もう一度濡らしたタオルや綿棒を当てるところから、繰り返しましょう。

これらの対処方法をしても目が開かなかったリ、他にもハムスターに何らかの異変が見られた場合は、動物病院に連れて行くことを検討してみてください。

これらの方法を試しても目が開けられなかった場合、ハムスターが何かの病気や理由があって目が開けられなくなっている可能性が高くなります。無理をさせず、病院で診てもらった方が安心できるでしょう。

若いうちはそうでもないのですが、ハムスターが歳をとると目やにができやすくなります。ハムスターに目やにができやすくなったと感じたら、目が開かなくなる前に、飼い主の手で定期的に目の周囲を拭いてあげましょう。

こうすることで目やにが固くなり、目が開かなくなるようなことが起こりにくくなります。

ハムスターを飼っていると、目が開かない以外でもハムスターを動物病院に連れて行くことがあります。ここからは、ハムスターを動物病院に連れて行く時に気をつけたいポイントについて紹介します。

ハムスターに病気があると疑われる場合、症状について詳しく聞かれます。いつからどのような症状があるのかをメモしたり写真にとったりしたものを持参し、ハムスターの症状を正確に伝えましょう。

ハムスターの尿や便がおかしいと感じて持参する場合は、乾燥しないように気をつけて保管して持って行きましょう。

ハムスターを動物病院に連れて行くには、専用のキャリアケースを使うかゲージに入れたまま連れて行く方法の2つがあります。ハムスターの体調が悪い時は、無理に専用のキャリアケースを使ってストレスを与える必要はないでしょう。

キャリアケースにも気を配り、巣材や牧草を中に入れないようにしましょう。これらはハムスターの目の炎症がひどくなる原因になることがあるのです。

また、ハムスターの水分補給を考えて野菜を入れておくことをおすすめします。ハムスターは気温の変化に弱いため、ゲージや専用キャリアケース内の気温にも気を配る必要があります。

ハムスターの目が開かない様子を見ると、焦ってしまう方は少なくないでしょう。確かに病気が原因で目が開かない場合もありますが、老齢のハムスターの場合は老いたことが原因になっていることがよくあります。

ハムスターに快適に過ごしてもらうためにも、どうして目が開かなくなったのか原因を確認し、早く適切に対処してあげましょう。