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ハムスターの歯ってカットするの?歯を切る必要性と注意点を解説します!

ハムスターの歯の特徴とは?

ハムスターは比較的飼いやすい動物ですが、前歯が生涯を通じて成長するため、歯の問題を起こしやすいです。 ハムスターの歯は十分に磨耗しないと、大きくなりすぎ、感染し、痛みを感じることもあります。

ハムスターの歯の特徴を知り、ハムスターの健康を保ちましょう。

ハムスターの歯の特徴1:伸びる

ハムスターの歯は生涯を通じて成長します。ハムスターにおもちゃや木の家を与えるのは、ハムスター自身がそれらを噛むことによって、歯の長さを調整させる意味もあります。

しかし、ハムスターがうまく削ることができずに伸びすぎてしまったり、思わぬ病気が隠れている場合もあるので、常にチェックしてあげることが大事です。

ハムスターの歯の特徴2:鋭利な歯先

げっ歯類であるハムスターには、鋭利で立派な歯があります。もしも、この歯に噛まれたら、かなりの痛みを感じるでしょう。それで済めばまだいいですが、ごく稀に、重篤な症状を引き起こすこともあります。

ハムスターを可愛がることと、人間とハムスター双方の健康に留意して正しい飼い方をすることは別の物として考えましょう。

ハムスターの歯の特徴3:生え方

ハムスターの歯は、上あごの切歯(前歯)が2本、下あごの切歯が2本、上あご、下あごとも奥臼歯が左右に3本ずつ、の合計16本です。この中で伸び続けるのは上下の切歯で、奥歯は伸びることはありません。

切歯は、下の歯が上の歯より3倍ほども長いのが特徴です。乳歯から永久歯への生え変わりの時期が極めて早く、ハムスターを店で購入した時点ではすでに永久歯になっているので、最初から市販の硬い餌を与えて問題ありません。

ハムスターの歯の特徴4:病気のサインであることも

ハムスターの歯が何度も折れていたり、欠けていたりする場合は、虫歯などの歯の病気の可能性があります。

これらの症状がある時は、ヒマワリの種を控えてください。同時にハムスターの食欲に注意してください。

与えている餌の山がいつもより減らないと感じたら、これらの病気を疑うか、あるいは歯が伸びすぎてうまく食べることができない可能性があります。

ハムスターの歯をカットする必要性

ハムスターの歯が伸びすぎると、ハムスターは歯が噛み合わず、物をうまく食べられなくなります。物が食べられなくなると、ハムスターの健康維持に不安が出てきます。

大切なハムスターが病気になったり、あるいは他のハムスターを傷つけたりする可能性があるため、歯をカットする必要があります。
ハムスターの歯をカットする必要性
  1. 途中で折れる
  2. 上手に食事が摂れなくなる
  3. 健康管理
  4. 他のハムスターを傷つける

ハムスターの歯をカットする必要性1:途中で折れる

ハムスターの歯が伸びすぎると、何らかのきっかけで折れる場合があります。

折れても歯根が残っていればまた伸びるので歯を失くすことはありませんが、これが発生すると、反対側の歯は圧迫するものがないために成長します。

年を取ったハムスターのほうが歯を折りやすい傾向にあり、折れ方によっては感染症を引き起こす可能性もあります。

ハムスターの歯をカットする必要性2:上手に食事が摂れなくなる

歯が伸びすぎると、うまく食事が摂れなくなります。特に高齢のハムスターには、水や牛乳で柔らかくしたパン、スクランブルエッグ、ハムスターミックスなどの柔らかい食べ物を与えましょう。

食事のカルシウムが少ないとハムスターの歯が壊れやすくなると考える人もいます。これは、ヒマワリの種を過剰に与えすぎると起こるので、餌の中身は常に調節してあげましょう。

犬用ビスケットはカルシウムの良い供給源であるだけでなく、かじるにも最適な硬さです。

ハムスターの歯をカットする必要性3:健康管理

伸びすぎた歯をカットせずにそのままにしておくと、歯が口の粘膜を突き刺して、炎症を起こすこともあります。

そうなれば、ハムスターが痛い思いをするのはもちろん、感染症を引き起こすこともあります。好きな巣作りもできず、回し車で遊ぶこともできず、ストレスが溜まり、命に関わることにもなりかねません。

ハムスターの歯をカットする必要性4:他のハムスターを傷つける

歯が伸びすぎると、自身の口の粘膜を突き刺して負傷して病気のもとになるだけでなく、同じケージで複数のハムスターを飼っている場合は、他のハムスターを何らかの拍子に傷つける原因にもなり得ます。

ハムスターは同じケージの中で複数飼うと、縄張り争いをする動物です。起こり得る事故はあらかじめ防ぐためにも、同じケージでの複数飼いは避けた方が賢明です。

ハムスターの歯をカットする際の注意点

「歯をカットする」というイメージはなかなか掴みづらいものですが、人間でいえば爪を切る感覚で行うとよいでしょう。ただし、注意するべき点がいくつかあるので、ハムスターの歯の健康のために必ず守ってください。
ハムスターの歯をカットする際の注意点
  1. 先の神経のない部分を切る
  2. 歯に通った血管に注意する
  3. 獣医師の指導を受ける
  4. なるべく自分で切らない

ハムスターの歯をカットする際の注意点1:先の神経のない部分を切る

ハムスターの歯を切るには、行ハムスターの首筋を押さえて、ハムスターを「笑顔」になるよう口を開け、ハムスターが静止したままの状態になるようにします。

道具は猫用の爪切りが最適です。切歯の表側は、硬いエナメル質で覆われていますが、裏側はエナメル質がないので、爪切りの入れ方にもコツが必要です。

根本は神経がとおっているため、先端部分だけを切るようにしてください。

歯の構造についての知識が十分でなく、うまく切る自信もない時は、獣医に連れていきましょう。

ハムスターの歯をカットする際の注意点2:歯に通った血管に注意する

歯の根元には神経がとおっているのと同じで、血管もとおっています。必ず先端部分だけをトリミングするようにしてください。また舌や口に回りまで傷つけないように、十分な注意を払う必要があります。

決して切りすぎず、切った後の歯の長さが少なくとも1㎝にはなるようにしてください。歯がやや透明な部分と黄色い部分の境目くらいが目安です。

ハムスターの歯をカットする際の注意点3:獣医師の指導を受ける

ハムスターの歯を切ることに慣れていない人は、迷わず獣医師の指導を受けましょう。これが最善の方法です。病院では熟練した医師による最適な処置が施され、起こり得る間違いを回避することができます。

そして、ハムスターの獣医による年間ケアを受けてください。 特に歯に問題がなくても、ハムスターの健康状態を評価してもらうことができ、思わぬ病気が発見されることもあります。

ハムスターの歯をカットする際の注意点4:なるべく自分で切らない

よほどの自信があり、慣れている場合を除いては、実際にハムスターの歯をカットするのは獣医師に任せましょう。

しかし、常にハムスターの歯の健康をチェックすることはできます。

ハムスターを手に抱いたら、優しく口を開けて、歯は伸びすぎていないか、上下の歯は噛み合っているか、欠けたり割れたりしていないかを見るだけなら簡単に毎週でもできます。

ハムスターの歯が伸びすぎたときの対処法

ハムスターの歯が伸びすぎたら、カットするほかにも方法がいくつかあります。ハムスターが齧る物を与える際には、それが安全なものであることを必ず確認してください。

有毒なもの、消化の悪いもの、プラスチック製のものは決して与えないようにしましょう。
ハムスターの歯が伸びすぎたときの対処法
  1. かじり木を用意する
  2. 獣医でかみ合わせを見てもらう
  3. 木製の巣箱を用意する
  4. 硬い餌を与える

ハムスターの歯が伸びすぎた時の対処法1:かじり木を用意する

ハムスターに未処理の木材を与えて噛ませましょう。 ハムスターの歯をカットするより、安全に歯を削ることができます。ハムスターは与えられたものは齧る習性があります。

1~2㎝ほどの太さの無農薬の果樹の枝がベストです。りんごの木の枝が最適ですが、桜、桃、または梨、パパイヤなどの木の枝も適しています。

身の回りで手に入らない場合は、ペットショップで手に入れることができます。

ハムスターの歯が伸びすぎた時の対処法2:獣医でかみ合わせを見てもらう

ハムスターの口を開けて、 切歯を見て、かみ合わせがきちんとできているかを確認してみてください。上顎と下顎の切歯が伸びすぎると、互いにぶつかり合い、物が食べられません。

ハムスターによっては、生まれつきあごの位置がずれている場合があります。かみ合わせができていない時は獣医でチェックしてもらいましょう。必ずげっ歯類の動物を診る獣医を選んでください。

ハムスターの歯が伸びすぎた時の対処法3:木製の巣箱を用意する

ハムスターは暗くて狭いところを好む動物で、広いところが苦手です。ケージの中にさらにハムスターがもぐったり隠れたりできる小さな家を置いてあげましょう。そうするとハムスターはとても安心します。

木製の巣箱をケージに入れてあげましょう。木製の巣箱なら、隠れ家にもなり、伸びすぎた歯を削るための道具にもなり、一石二鳥です。

ハムスターの歯が伸びすぎた時の対処法4:硬い餌を与える

ハムスターの餌としては、ペレットを与えましょう。ペレットは穀物を粉末にしたハムスター用の人口飼料です。本来、これだけでハムスターにとっての必要な栄養が含まれています。

ペットショップでは、硬いタイプのペレットと、柔らかいタイプのペレットが売られているので、歯をけずりたい時には、必ず硬いタイプを選んでください。

ハムスターの歯の伸び過ぎ防止にグッズ

ハムスターの歯の伸びすぎには、犬用のビスケットを与えても構わないのですが、硬さはハムスターにも最適ですが、丸ごと与えてしまうと、栄養面であまりお勧めはできません。

ハムスターにとって最適なグッズをいくつか紹介します。

ハムスターの歯の伸び過ぎ防止グッズ1:SANKO ステージになるかじり木

ハムスターがかじるだけでなく、ハムスターが乗って遊んだりするステージや、あるいは隠れ家としても使えます。

ケージに固定もできますが、シンプルな造りながら、7.3×5.7×16.7cmと大きめで、しっかりしているので、そのままでも大丈夫です。

これは天然木でできているので、ハムスターの健康にも安心です。

ハムスターの歯の伸び過ぎ防止グッズ2:マルカン かじり放題 3セット

とにかく角がたくさんあり、板が波状になっているので、とてもかじり甲斐のある、ハムスターにぴったりのグッズです。

中にはワイヤーが入っているので、形を自由に変えて、はしごやトンネル、階段としても使え、遊べる要素が大きいのにハムスターの歯もちゃんと削ってくれる優れ物です。

これも天然木を使用しているので、ハムスターの健康にも安心です。

ハムスターの歯の伸び過ぎ防止グッズ3:マルカン かじり木はしご MR-262

ケージを隠すように、このかじり木をぶら下げておくと、ハムスターはケージの代わりにこれをかじってくれるでしょう。

ワイヤーで気が繋がっていて、自由に曲げられるので、ぶら下げるだけでなく、ハムスターの好みに合わせて形を作ることができます。アーチ型にすると、下が隠れ家のようになってハムスターも大喜びです。

ハムスターにとって歯はとても大切!丁寧にケアしてあげましょう!

大事な家族の一員のハムスターに、少しでも長生きしてもらうためには、健康に常に気を付け、飼育環境を良くしてあげることが第一です。

ハムスターは体調が悪くても飼い主に伝えません。歯はハムスターの健康状態を知るのにとてもわかりやすい部分です。日々、ハムスターと触れ合う中で、歯をチェックし、ハムスターの健康状態に気を付けてあげてください。
ペットショップのコジマ青戸店
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