cms-import-animaroll-wp

デュビアの飼い方や繁殖方法は?餌としてのメリットや注意点も併せて解説

「デュビアとはどんな生き物なの?」
「デュビアを繁殖させたいけど難しいの?」
「デュビアを餌にするとメリットはある?」
このように、デュビアをこれから飼育してみたい人や繁殖を考えている人は悩みや疑問が多くあるでしょう。

本記事では、デュビアに関する買い方や繁殖方法に加え、餌として与えた時のメリットや注意点を解説します。

この記事を読むことで、デュビアを飼育する方法や繁殖のやり方、昆虫食を好むペットに餌として与えた時のメリットがわかります。飼育方法がわかることで繁殖もでき、自分で育てたデュビアをペットに与えることができるでしょう。

これからデュビアを育てたいと考えている方は、是非この記事をチェックしてみて下さい。

デュビアの生態と特徴

デュビアは、中米から南米にかけて生息しているゴキブリの仲間です。別名アルゼンチンゴキブリと呼ばれ成虫になると5~6cm程の大きさになります。

デュビアは、動きが遅く何でも食べる雑食性です。野菜くずや残り物を与えてもかまいませんが、栄養面を考えるとコオロギ用の餌や鯉の餌などを与えます。

何でもよく食べ、水分が切れても数日間なら生き延びます。共食いも無く飼いやすい昆虫です。

デュビアを餌にするメリット

デュビアは初心者でも育てやすい昆虫ですが、ペットの昆虫食として与えるにはある程度の数が必要になります。自宅で育てると臭いやスペースの問題もあります。考えるだけで疑問が多くありますよね。

ここでは、デュビアを繁殖率や臭い、騒音など紹介します。デュビアを餌にするメリットはあるのか調べてみましょう。

繁殖しやすい

デュビアを餌として与えるには、ある程度の数が必要になります。繁殖率の高いコオロギと比べると少ないですが、一定温度を維持して置けば季節に関係なく繁殖するでしょう。

デュビアは胎生の昆虫で、オスとメスのペアで飼育すればどんどん増えていきます。成虫のメスデュビアは、6~7回ほど出産するので、ワンペアから300匹ほどのデュビアが誕生することになります。

脱走されにくい

デュビアを室内で飼育していて脱走してしまうと困ります。一般的にデュビアはプラスチック容器で飼育をした場合は壁を登らないでしょう。

また、デュビアは飛ばないと言われていますが、オスの成虫はある程度飛びます。壁を登らないからと言ってケースの蓋を開けておくと脱走することがあるので注意しましょう。

臭いが少ない

デュビアは臭いが少なく室内で飼育しても気になりません。ケース内がフンでいっぱいになったとしても臭いが少ないのが特徴です。

デュビアを狭い部屋で飼育したい人にも向いています。また、個体自体の臭いが少ないため、繁殖に成功して飼育数が増えたとしても少ない臭いで飼えるメリットがあります。昆虫食に向いている種類と言えるでしょう。

騒音が少ない

デュビアはコオロギのように鳴くことはありません。鳴かない分騒音は減りますが、全くの無音ではありません。

デュビアが動けばカサカサと足音が聞こえてきますし、ケージにぶつかった時や他の個体とぶつかると音がします。また、餌を転がす習性があるので、音が気になることもあるでしょう。

デュビアはコオロギに比べると騒音が少なく育てることができます。

小型容器でも飼育できる

デュビアは、20~30cm程度の小さな容器で飼育することができます。限られたスペースで飼育することができるのがメリットです。

デュビアは共食いをしない昆虫で、小さめのプラスチック容器でもおよそ50~100匹単位育てることができます。過密気味に育てると、繁殖効率がアップすることもあるでしょう。小型容器で飼育できるのは嬉しいポイントですね。

レッドローチよりも大きくなる

デュビアはレッドローチより大きく成長します。レッドローチは成虫になると、3cm程度に成長しますが、デュビアは4~6cm程度になります。

食べ応えもあり、満腹感もあるサイズに成長するでしょう。中型の爬虫類など昆虫を多く食べるペットを飼っている人は、大きなメリットになります。餌をたくさん与えたい人に向いています。

デュビアの飼育・繁殖に必要なもの

デュビアを育てるメリットがわかると、今度は飼育や繁殖をしてみたくなりますね。まずは、デュビアの飼育に必要な物は何か詳しく調べてみましょう。

また、飼育に必要な物は、どのような所で販売されているのかも気になります。しっかり揃えて飼育にチャレンジしたいですね。

早速、解説をチェックして飼育をスタートしましょう。
  • デュビアのオスとメス
  • 蓋付きプラスチックケース
  • 餌皿
  • シェルター
  • パネルヒーター

デュビアのオスとメス

まずは、繁殖に必要なデュビアのオスとメスを購入します。届いたデュビアの中からオスとメスを見つけることで繁殖が可能になります。

デュビアの雌雄の見分け方は、平べったく羽根がある方がオスです。一方のメスは、ダンゴムシのようなボーダーが入っており羽根は小さいです。成虫になるまで見分けが付きませんが、一目瞭然で判断できるでしょう。

蓋付きプラスチックケース

デュビアの飼育には、プラスチックケースが向いています。壁がつるつるとした素材のケースを選ぶと脱走しにくく便利です。20~30cm程度の大きさで蓋つきのものが良いでしょう。

最近はコバエ対策されたプラスチックケースもあるので、活用してみると便利ですよ。ケースは2個あると掃除がらくになります。

デュビアは雑食性で残り物など何でも食べますが、草食傾向の高い昆虫です。野菜や果物を中心とした餌を与えましょう。

餌はラビットフードやコオロギの餌、鯉の餌、昆虫ゼリーなどがあります。市販の餌は栄養バランスが良く丈夫に育つでしょう。水分の含んだ餌を与えると、水分も一緒に補給することができます。

餌皿

デュビアに餌を与える時は、皿に入れて与えると交換がらくにできます。飼育している数にあわせて大きさを決めましょう。

皿にも様々な種類がありますが、陶器やステンレスプラスチックは向きません。つるつるとして登ることができず、餌までたどり着けません。

竹製のおしぼりトレーなど確実に餌にたどり着ける素材を選びましょう。

シェルター

デュビアは暗くて狭い所が大好きです。密集して生活する習性があるのでケージの中にシェルターを作ってあげると良いです。

シェルターは紙パックなどでかまいません。汚れたらそのまま廃棄できて価格もリーズナブルです。まとめて購入して置けば、好きなタイミングで新しいものと交換でき、清潔に飼育できるでしょう。

パネルヒーター

パネルヒーターはケージ内の温度を保つために使用します。デュビアは寒さに弱く、気温が低くなると死んでしまいます。一定の温度を保つために、気温が下がってきたらパネルヒーターを入れましょう。

デュビアに最適な温度は25~28度程度です。24時間この温度をキープして育てます。パネルヒーターは温度調節ができるものを選びましょう。

デュビアの飼育と繁殖の仕方

デュビアの飼育に必要な物を揃えたら、いよいよ繁殖させましょう。デュビアを飼育するには環境を整えることです。快適に過ごせるようになると、子供を産み数を増やせるでしょう。

ここでは、飼育と繁殖の基本となる餌の種類や温度管理、密度などを解説します。デュビアを上手に育てて、たくさん繁殖させてくださいね。

餌やり

デュビアの餌は毎日食べられる量を与えます。残ってしまった餌をそのままにしておくと、コバエが寄ったり悪臭になったりします。前日に与えた餌は片づけて清潔な状態を保ちましょう。

デュビアは基本的に臭いが少ない昆虫ですが、餌の種類によってフンの臭いが変わります。動物性たんぱく質を多く含む餌を与えると、フンの臭いが強くなる傾向にあります。

掃除

デュビアは繰り返し脱皮をしながら大きくなります。ケージ内にはフンや脱皮した殻などが溜まっていくので定期的に掃除をします。

飼育している数によって掃除の頻度は変わりますが、最低でも1週間に1回はケース内を掃除しましょう。汚れたままにしておくと、悪臭やダニが発生し不衛生な状態になります。特に暑い時期はこまめに掃除をしましょう。

温度・湿度の管理

デュビアは湿気が苦手な昆虫です。日本は湿度が高いので、ケース内は常に乾燥気味になるように調節をします。

温度は25~28度程度が快適に過ごせます。活動的になり繁殖行動も意欲的になるでしょう。寒い時期はパネルヒーターを使用して温度を保つようにします。

ケース内がどのような環境なのか、温度計や湿度計を使って管理しましょう。

デュビアの密度

デュビアは密集して過ごすのが好きな昆虫です。多少過密気味だと思っても、シェルターを設置すれば問題ありません。

過密気味に育てた方が繁殖が上手くいくこともあるでしょう。しかし、過密すぎるとあらゆる問題が起こります。

適度な過密の基準は、シェルターをどかしてみてデュビア同士が重なることなく隠れていればベストです。

デュビアの床材について

デュビアは床材は無くても飼育することはできますが、足が滑ってひっくり返り起き上がれなくなります。

床材は新聞紙やヤシ殻、昆虫マットなどを使用すると快適に過ごせるでしょう。床材を使用する時は乾燥させることが重要です。

腐葉土を使用する時は、電子レンジなどで十分に乾燥させてから使用すると良いでしょう。

デュビアの飼育・繁殖のよくある失敗

デュビアを飼育していると、上手に育てられず死んでしまう事があります。大切に育てたデュビアが死んでしまうととても悲しい気持ちになるでしょう。

ここでは、デュビアの飼育でよくある失敗例を紹介します。これからデュビアを飼育する人は参考になりますよ。失敗例を知って、ディビュアを上手に育てましょう。

近くで殺虫剤を使用してしまう

デュビアを飼育していると、残り物の餌に虫がたかってしまい気になることがあります。簡単に殺してしまおうとして、飼育ケースの近くで殺虫剤を使用してしまうと死んでしまいます。

これは、誰もがわかるような失敗例ですが、うっかり殺虫剤を使ってしまうことがあります。昆虫が死んでしまう殺虫剤は絶対に使用しないようにしましょう。

湿度が高すぎる

デュビアはカラッとした乾燥状態を好む昆虫です。水分を多く含む餌を入れっぱなしにしておくと、ケージ内の湿度が高くなります。

また、卵パックをシェルターにしていると、デュビアのフンが付いて湿ってしまい湿度が上がることもあります。特に過密状態で飼育している時は注意したいですね。適度な湿度を保ってあげることが大切です。

デュビアを飼育・繁殖させてみよう


ディビアの飼育や繁殖方法は案外簡単に飼育できると感じた方も多いでしょう。温度管理と湿度調整をして清潔な状態で飼育することが重要です。

ある程度、飼育することに慣れたら繁殖すれば餌に困ることもありません。ここで紹介した解説を参考にしてディビアの飼育にチャレンジしてみて下さい。
モバイルバージョンを終了