【オス/メス別】レッサーパンダの性格の特徴・アライグマとの違い

動物には様々な種類があり、犬や猫のように日常の中で見かけるものもあれば、動物園などに行かなければ見ることが出来ない動物もたくさんいます。近年では絶滅危惧種の動物も増えましたし、ますます野生の動物を見ることが難しくなっています。

レッサーパンダもその一つであり、個体数が少なく基本的には動物園などに行かなければ見ることは出来ません。レッサーパンダは小さい体や愛らしい見た目からの高い動物でもありますが、どのような性格をしているのかはご存知でしょうか。レッサーパンダはその見た目からは想像出来ない性格をしています。

レッサーパンダは愛らしい見た目とは裏腹に凶暴な性格をしています。レッサーパンダはもともと肉食の動物であり、環境の変化などにより草食へと移り変わりましたが、それでも肉食動物特有の凶暴性を有しています。小さな音にも敏感な繊細さを持ち合わせてもおり、異常を感じればすぐに攻撃態勢に入ります。

レッサーパンダはレッサーパンダ科レッサーパンダ属という分類ではありますが、その生態は熊に近いと言われています。可愛い見た目ながらも熊同様の凶暴な性格をしています。

レッサーパンダは凶暴な性格でもあり、その凶暴さから気が強い動物でもあります。前述したように小さな物音にも敏感なレッサーパンダは攻撃態勢を取るとともに敵を威嚇します。二本足で直立する姿は愛らしいですが、実はこれは威嚇行動です。野生の場合は特に気が強く凶暴な性格ですが、動物園の場合でも同様の性格であることが多いです。

見た目が可愛いレッサーパンダのイメージとしてはオスとメスの両方が協力し合って子育てをするというものが考えられます。人間に限らず大概の生物はオスとメスで協力し合って子育てをしますが、レッサーパンダのオスは子育てに関与することはありません。

その見た目から意外なことに思えますがレッサーパンダのオスは放任主義な性格であり、自分の子供であっても面倒を見ることはありません。

レッサーパンダのオスは放任主義な性格ですので子育てに関わることはありません。そのためメスが中心となって子育てを行うことになりますが、レッサーパンダのメスは最低限の子育ての期間を終えればオスと同様に子供から離れます。

オスメスに関係なくレッサーパンダは基本的に群れることはありません。それは自分の子供であっても同じです。最低限の子育ての期間が過ぎればメスのレッサーパンダは子供から離れ、それぞれが独立して生活していきます。

日本で見られるレッサーパンダは基本的には動物園にいるもので、野生でその生態を見る機会はありません。レッサーパンダは個体数が少なく、野生のものは年々減少傾向にあります。また動物園であってもそれは同じで、動物園にいるレッサーパンダも減少傾向にあります。

可愛い見た目もさることながら、その希少性からレッサーパンダは動物園でもの存在となっています。レッサーパンダは個体数が少ないことからそれぞれに付けられた名前も有名です。レッサーパンダも人間同様に個体が違えば性格は違います。今回は動物園でもな4匹のレッサーパンダの個体別の性格や特徴などを紹介します。

レッサーパンダのノンくんはレッサーパンダにしては珍しく警戒心が弱く、人懐っこい性格をしています。動物園での暮らしが長くなり人に慣れ、警戒心が弱くなったということも考えられますが、そもそもの性格による部分も大きいと考えられます。人懐っこい性格のためエサやりのシーンなどを見ることもでき、非常にの高いアイドル的な存在になっています。

ララちゃんはメスのレッサーパンダですが、レッサーパンダの基本的な性格通りの警戒心が強く、凶暴な性格をしています。非常に警戒心が強いためエサやりのために飼育員が入ってきただけでも敵意をむき出しにすることもあります。また群れない性格でもあるためつがいのオスに対しても警戒心をむき出しにしています。

ファファくんはレッサーパンダにしては珍しくマイペースな性格をしています。警戒心もそれほど強くなく、群れないレッサーパンダしては珍しくつがいのメスを追いかけています。特別に人懐っこい性格というわけではありませんが、マイペースでのんびりとした性格からも高いです。

ソラちゃんは警戒心はそれほど強くありませんが、恥ずかしがり屋の性格でエサを食べるときはひっそり隠れています。エサを食べているとき以外は自由に歩き回り、人にもそれほど警戒することはありません。エサの時間以外であれば充分に姿を見ることが出来ます。

レッサーパンダとよく似た動物にアライグマという動物がいます。名前自体は全く違うものの、その見た目から間違えて記憶してしまっている人も多いです。アライグマもレッサーパンダと同様に愛らしい見た目をしており、が高い動物でもあります。

しかしレッサーパンダとアライグマは見た目こそ似ているものの全く異なる動物です。レッサーパンダはレッサーパンダ科ですが、アライグマはアライグマ科です。動物の分類としても全く異なっていますので、間違えて覚えないようにしましょう。

異なった生き物でありながら似ている部分もたくさんあるレッサーパンダとアライグマですが、性格などにはどのような違いがあるのでしょうか。

アライグマの性格の特徴としてはその気性の荒さにあります。可愛い見た目とは裏腹に非常に獰猛で攻撃的な性格をしており、その攻撃性は成長とともに増幅していきます。レッサーパンダも気性が荒く、凶暴な性格ではありますが、アライグマはそのレッサーパンダよりもさらに凶暴な性格をしていると考えられます。

アライグマはレッサーパンダ同様に雑食であり、非常に生命力も強いです。また繫殖力も高く、日本ではペットとしての飼育が禁止されているほどです。動物園などにいる場合でもオスは去勢されている、あるいは単独で飼われるなどの工夫がされています。

愛らしい見た目からは想像も出来ないほどの凶暴性を有し、かなり危険な生物であると言えます。

アライグマはその気性の荒さや凶暴性に加えて狩りの能力にも優れています。運動能力はレッサーパンダよりも高く、高い運動能力で他の動物に襲い掛かります。また爪や牙などには様々な雑菌を持ち合わせており、それが天然の毒となっています。

高い運動能力に加えて雑菌という毒も持ち合わせているため獲物を狩る能力に優れています。また雑菌を有していることから自身の免疫力も強く、どんな環境でも適応して生き抜くことが出来ます。

レッサーパンダよりもさらに獰猛で、生命力の高い存在がアライグマです。見た目は可愛いですが、非常に危険度が高い生物ですので野生のものは駆除の対象となっています。

オス・メス別レッサーパンダの性格の特徴や個体別レッサーパンダの性格と特徴、レッサーパンダとアライグマの性格の違いなどを紹介しましたが、レッサーパンダは可愛い見た目とは裏腹に非常に強く、気性の荒い生き物です。

警戒心が強いため人間に慣れることはほとんどなく、動物園にいても野性味の高い動物だと言えます。もちろん個体によって性格は異なりますし、動物園での生活に慣れ、人懐っこい性格のものもいます。

レッサーパンダの全てが人懐っこいわけではありませんが、動物園で見る分にはそれほど問題はないと言えます。それぞれの性格の違いにより見せてくれる表情なども違いますので、お気に入りのレッサーパンダを見つけましょう。