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抱っこしても逃げる?モルモットの正しい抱っこの方法5つと注意点

モルモットは抱っこが嫌い?

モルモットはとても臆病で警戒心の強い動物ですが、決して抱っこが嫌いという訳ではありません。

中には抱っこが嫌い・苦手な子もいますので、無理強いはせず気長に向き合い、まずは慣れてもらう事から始めると抱っこもできるようになります。

環境の変化に敏感

モルモットは穏やかで大人しい反面、とても用心深く臆病な性格をしています。人の足音や気配、ケージの向きや位置が変わっただけでもとても敏感に反応し警戒してしまい、エサを食べなくなったり水を飲まなくなってしまい体調を崩してしまいます。

慣れるまでは音に気を付け、朝と夜のご飯の時間や環境をなるべく変えないようにし、人がモルモットに合わせる生活にすると穏やかに過ごすことができるでしょう。

草食動物による本能

モルモットはもともと草食動物なので、外敵から身を守るために群れで行動し、警戒心もとても強く怖がりなので物陰などに隠れて過ごす習性が今でも残っています。夜行性でもあるので、日中は寝たりして静かに過ごし夜活発に動き出します。

肉食動物と言われる犬や猫と一緒に飼うと本能的に怯えストレスを感じてしまい、体調を崩してしまったり、病気になってしまったりします。一緒に飼う場合は同じ部屋にしないなど配慮が必要になります。

飼い主に警戒心

モルモットは臆病で警戒心が強いので、飼い始めのころは飼い主にも警戒し怯えてしまいます。まずは環境に慣れてもらうためにも、触りたい気持ちを我慢し、そっとしておく事が警戒心を解く鍵となります。

慣れてくると声掛けなどでコミュニケーションも取れるようになるので、焦らずに少しずつゆっくりとモルモットに合わせてスキンシップを取っていくといいでしょう。

モルモットを抱っこするときの注意点5つ

居住環境を整えてあげて、環境に慣れ警戒心もなくなってきたら、いよいよ抱っこができるようになってきます。

すぐには抱っこせず、名前を読んだりおやつを手からあげていくなどスキンシップをとっていく事から始め、慣れてきたらそっと驚かせないように優しく抱きあげましょう。
飼育に必要な物かかる費用
ケージ約2,500円~
巣箱約1,500円~
えさ入れ約450円~
給水器約400円~
床材(牧草、木製チップ、新聞紙、ペットシーツなど)約700円~
ブラッシングブラシ約500円~
爪切り約450円~
おもちゃ(かじり木など)約200円~
モルモット用ペレット約1,000円~
牧草約500円~
野菜(緑黄色野菜)季節・地域により異なる
果物季節・地域により異なる
市販のおやつ約500円~

モルモットを抱っこするときの注意点1:落とさない

モルモットを抱っこするときは落とさないよう気を付けなければいけません。

モルモットに限らずですが、抱っこをしているときに落としてしまうと怪我をしてしまいます。モルモットの場合、頭から落ちて床とぶつかり、歯が折れて重症になることもあります。

落とさないようにするには、しっかりと包み込むように抱っこしてあげる事が大事です。

モルモットを抱っこするときの注意点2:噛まれても驚かない

モルモットはとても臆病な動物なので、急に触ったり大きな声や音に驚いて噛んでしまうことがあります。

噛まれたからと言って大きな声を出したり怒ってはいけません。時間をかけてせっかく築き上げた信頼がその一瞬で消えてしまうからです。

モルモットのためにも痛いのをグッと我慢し、何が嫌なのか、どうして欲しいのかを見つけてあげて、不快なものを早急に取り除いてあげましょう。

モルモットを抱っこするときの注意点3:高い位置で持たない

モルモットを抱っこするときに高い位置で持つということは、怪我のリスクがとても増えてしまいます。

高い位置で抱っこしてるときに、思いもよらない大きな音や声がしてしまうと驚いて暴れて逃げようとしてしまいます。頭から落下した場合、歯が折れてしまったり顔や口を切ってしまうといった大怪我をしてしまいます。

怪我をさせないためにも、高い位置での抱っこはしないようにし、モルモットが安心して安全にいられるように座って抱っこするようにしましょう。

モルモットを抱っこするときの注意点4:ケージの外は安全な環境に

モルモットにとってケージの外というのは危険なものでいっぱいです。

食べ物は人間にとっては害は無くても、モルモットにとっては病気になったり体調を崩してしまうものもあります。

狭いところが好きで何でも齧ってしまう習性もあるので、食べ物以外にもコードや虫の駆除グッズやタバコの吸い殻も気を付けましょう。フローリングも滑りやすく、爪を痛めてしまう危険性があります。

ケージの外に出すときは、床やテーブルに物を置かないようにし、隙間に入らないようガードをつけ、フローリングの場合は大きめの布をひくなど工夫するといいでしょう。

モルモットを抱っこするときの注意点5:グルグル鳴くのは嫌な合図

モルモットは犬や猫と違って大きな声で鳴くことはありません。しかし、感情表現としていろんな鳴き方をし、グルグルと鳴くときがあります。

低い声でグルグル鳴いてるときは、嫌なことがあって怒っていたり、何かに警戒し怯えていることが多いです。ストレスにもなるので、様子をよく観察し、嫌がっているものを取り除いてあげましょう。

嫌なときだけじゃなく、嬉しいときもグルグル鳴くことがあります。グルグルという鳴き方が微妙に違うので、普段からよくみていると機嫌が良いか悪いかわかるようになります。

モルモットを抱っこする方法7つ

ここでは、モルモットを抱っこする方法を7つ紹介していきます。

モルモットにもそれぞれ個性があります。好きな抱かれ方・嫌いな抱かれ方があるので様子をみながら、モルモットが安心できて落ち着いていられる抱き方をみつけていきましょう。
〈抱っこする手順〉
  1. モルモットを驚かせないように優しく背中を撫でて安心させる。
  2. 声をかけながら、モルモットの脇に手を入れ優しくすくい上げるように抱き上げる。
  3. モルモットが落ちないように脇とお尻をしっかり持ってあげる。
  4. 胸の高さまで抱き上げたら、しっかり自分の体と密着させる。
  5. 暴れたりしないで、大人しく安心できているようなら抱っこがちゃんとできてる証拠です。
  6. 抱っこが苦手・嫌いな子もいるので、暴れる・逃げる場合は諦め時間を置きましょう。

モルモットを抱っこする方法1:好きなえさを用意する

モルモットを好きなえさを使って抱っこする方法がありますが、飼い主からえさを差し出していくのではなく、モルモットの方から来てもらうようにするとスムーズに抱っこに繋がるようになります。

飼い主からえさを差し出して抱っこをしていると、えさが無くなるともう終わりだと思い飼い主の元から離れようとしてしまいます。えさが無くなっても抱っこしていられるように、えさはオマケと思えるようモルモットとの信頼関係を築くことも大事です。

モルモットを抱っこする方法2:タオルで包み込む

モルモットを抱っこするときに、タオルを使い包み込むように優しく抱っこしてあげることで落下防止にもなり、モルモット自身も安心できるので暴れたりすることなく落ち着いて大人しくしてくれます。

特に、小さいお子様は手も小さいので、タオルを使い膝の上に乗せて抱っこした方が安定して抱っこできるのでです。

モルモットを抱っこする方法3:おもちゃで気を引く

モルモットの気に入っているタオルやお布団など潜って隠れるものや、齧るのが好きなのでかじり木や噛まれても大丈夫なトイレットペーパーの芯などを使って遊ばせ、ストレスを発散させてリラックスしてるときに抱っこしてあげると大人しくしてくれます。

遊びに夢中になってるときに急に抱っこしようとすると驚いて警戒して逃げてしまうので、驚かせないよう優しく声をかけながら、タイミングをみて抱っこするのがいいでしょう。

モルモットを抱っこする方法4:名前を呼んであげる

モルモットは聴覚がとても優れているので、音に敏感で警戒心がとても強い動物です。聴覚が優れているからといって、名前を覚えるのとは少し違います。何度も優しく名前を呼ぶことで音として認識し、飼い主を信頼し懐いてきたとき名前を呼ぶと寄ってくるようになります。

名前を覚えてほしいからといって、大きな声で呼ぶと怖がってしまうので逆効果になります。ストレスもたまってしまうので、焦らず気長に根気よく名前という音を覚えてもらうようにしましょう。

モルモットを抱っこする方法5:背中を優しく撫でてあげる

モルモットは臆病で警戒心の強い動物ですが、飼い主を信頼し慣れてくると、撫でられるだけで嬉しそうにしたり甘えてくるようになります。撫でるときはそっと優しく毛並みにそって撫でてあげるとリラックスし、ときにはそのまま寝てしまったりもします。

撫でられるのが苦手な子もいるので、無理強いはしないようにしストレスを与えないようにすることも大事です。

モルモットを抱っこする方法6:両手で優しく包み込むように抱き上げる

モルモットを抱っこするときに、いきなり乱暴に掴み抱き上げたりしてしまうと驚いて暴れてしまい、落ちて怪我をしてしまったり、抱っこ嫌いになってしまったりする可能性があります。

そうならないためにも、優しく声をかけながら、両手で包み込むように抱き上げ撫でてあげることで、驚くことなく安心して身を任せてくれます。

抱き上げてからは、片手で脇腹をもう片方の手でお尻を支えるようにしてあげると安定するので、少し暴れても落とす心配はありません。

モルモットを抱っこする方法7:素早く掴んで体を密着させる

モルモットを素早く掴み、抱き上げたときに胸元あたりに引き寄せ密着させてあげると安心して大人しくなります。

モルモットは宙に浮いてる状態だととても不安になりストレスにもなるので、必ず足またはお尻を支えながら、胸元や膝など安定する場所に密着させて抱っこするようにして、ストレスをかけないように気を付けることが大事です。

モルモットを抱っこするために知っておくべきコミュニケーション方法

モルモットは1日中何か食べてるので排泄物がとても多く、放っておくと汚れや臭いの原因になってしまいます。

毎日もしくは1日おきにでも掃除をして綺麗にしてあげましょう。掃除の時に全て綺麗にしてしまうと、自分の臭いが無くなってしまい落ち着きがなくなってしまうので気を付けましょう。
お世話にかかる手間どのくらい必要か
食事(エサ・水)頻度朝夕(夜)1日2回
室内温度20~27℃ぐらい
掃除頻度毎日もしくは1日おき
散歩(部屋んぽ)約1時間ぐらい
爪切り約1ヶ月に1回
お風呂特に必要ないが気になる場合は月1回~3ヶ月に1回
ブラッシング1~2週間に1回(換毛期は2~3日に1回)
病院小動物に詳しい病院を見つける

モルモットを懐かせるためのおやつ・グッズ5選

モルモットにおやつやグッズはたくさんありますが、ここでは特にもの5つを紹介します。

鳴くおもちゃは臆病なモルモットには向かないのでできません。ストレスの原因になってしまうので、使わない方がいいでしょう。
おやつ・グッズ
  1. かじり棒
  2. 青パパイヤ
  3. ごち草キューブ
  4. クリアサークル
  5. ペットトンネル

モルモットを懐かせるためのおやつ・グッズ1:かじり棒

モルモットはげっ歯類なので、放っておくと歯がどんどん伸びてしまいます。やわらかい物ばかり食べていると、歯の擦り減りが悪くなったり、必要以上に伸びて噛み合わせが悪くなってしまったりします。

かじり棒を用意して噛ませることで、遊びながらストレス解消や歯が伸びすぎるのを防止する事ができます。

いろいろな種類があるので、太さや大きさが違うのを何個か用意してあげると、気に入ったものや合ったものが見つかります。

モルモットを懐かせるためのおやつ・グッズ2:青パパイヤ

モルモットは毛づくろいをしますが、猫のように毛玉を吐き出すことができないので、その予防になるのが青パパイヤになります。青パパイヤは、モルモットの体にとても優しく健康的なおやつです。

欲しがるからといってたくさんあげることはせず、1日5~10本程度にしておきましょう。

モルモットを懐かせるためのおやつ・グッズ3:ごち草キューブ

ごち草キューブは、かじり木同様齧ることで歯の伸びすぎ予防やストレス解消、食物繊維も豊富なので毛玉ケアにもなります。

形も崩れにくいのでお出かけ用やお留守番のときのおやつにも最適です。

齧ってるときに粉が出るので、部屋んぽの時にあげてしまうとあとからの掃除が大変になる場合があるので、ケージの中であげる方が掃除も楽になります。

モルモットを懐かせるためのおやつ・グッズ4:クリアサークル

ケージの外に出して運動させる部屋んぽの時に、サークルを使いおもちゃなどを入れて遊ばせると危険なものや場所に行くのを防げるので、モルモットにとっても飼い主にとっても安心して部屋んぽさせることができます。

サークルを置く場所はケージの近くで、なるべく移動させずおもちゃもそのまま同じ場所にしてあげることでストレスなく部屋んぽするようになります。トイレのしつけが難しいので、サークル内にペットシーツを敷いといてあげると掃除も楽になります。

モルモットを懐かせるためのおやつ・グッズ5:ペットトンネル

モルモットは臆病で警戒心の強い性格をしてるので、人目に付かないところで隠れて過ごすのがとても大好きです。巣箱の他にも隠れられるトンネルがあると、走り抜けて遊んだり安心して寝たりすることができます。

ケージの中やサークルの中に置いてあげて、潜ったり走り抜けたり隠れたりできるようにしてあげるといいでしょう。

モルモットが嫌がらないように抱っこしよう

モルモットが嫌がらないで抱っこするために、無理に触ったり抱っこしてはいけません。

毎日のお世話をするときに優しく名前を読んだり声をかけたりしていくことから始め、少しずつ撫でたりしてモルモットの方から寄ってくるようになってから抱っこするようにしましょう。
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