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モモンガの値段はいくら?モモンガの種類やペットとしての飼い方紹介

モモンガとは?

モモンガという動物を知っていますか?小動物を取り扱っているペットショップに行くと、ハムスターやうさぎに並んで安い個体であれば10,000円前後の値段で販売されています。

お手軽な値段で購入しやすいフクロモモンガから、現在購入が禁止されている種類もいます。今回は日本で購入、飼育が可能な種類のモモンガの値段や基本情報を紹介していきます。

モモンガのお迎えをお考えの方は購入の際の参考にしてみてください。

ムササビとモモンガの違い

ムササビとモモンガはどちらも皮膜を広げて木と木の間を滑空する動物ですが、ムササビは哺乳類、モモンガはリス科モモンガ属に分類されます。

ムササビとモモンガのわかりやすい違いには、身体の大きさ、目の大きさ、皮膜の発達、糞の形、生息場所などがあります。

ムササビの方が身体が大きく、皮膜は頭から前肢と後肢、尾へと繋がっていて丸く広がります。

それに対しモモンガは、手の平サイズ程で皮膜は前足から後ろ足までしか繋がっておらず四角く広がります。

大きさ

ムササビとモモンガの違いで一番わかりやすいのが大きさです。ムササビの体重は800~1200gで体長と同じくらい長いしっぽを入れると頭からしっぽまででは約70~80cmあります。

ムササビの大きな身体につく皮膜を使って木と木の間を数十メートル滑空でき、最大で120mほど飛ぶことができます。

モモンガと一言で言っても世界各国で約45種類いるとされていますが、一般的に言われるニホンモモンガの大きさは体重150~200gで体長が15~20cmほどと小柄です。

皮膜もハンカチサイズで、約20~30mの滑空をすることができます。

モモンガの種類と値段

モモンガの種類は世界各国で約45種類と言われており、その中にはムササビも含まれています。モモンガの中でも「アルビノ」「リューシスティック」「モザイク」「クリミノ」など多くの種類がいます。


野生で生活する日本国内のモモンガでも「ニホンモモンガ」や「エゾモモンガ」がいますが、連れて帰って飼育するのは禁止されています。

ペットとして飼育できるモモンガはオーストラリア、タイなどで生息している「フクロモモンガ」とアメリカなどで生息している「アメリカモモンガ」の2種類となっています。

アメリカモモンガ

「アメリカモモンガ」は、アメリカ、カナダ、メキシコなどで生息しています。体長は13~15cm、体重は55~100gと小さめです。

体には灰色と茶色の混ざった色の短毛が生えていて、腹部にかけて白色からクリーム色をしています。値段は15,000円~30,000円ほどで購入することができます。

「アメリカモモンガ」は昆虫などの動物性たんぱく質をメインとした食事をします。神経質で臆病な性格のため、飼い主になつきにくい可能性が高めです。

小さいころから飼育して、餌をくれる人で危険ではないという認識を高めることで少しずつ飼い主に慣れてくるので根気強く付き合っていきましょう。

フクロモモンガ

「フクロモモンガ」はメスがお腹の袋で赤ちゃんを育てる有袋哺乳類に分類され、カンガルーの仲間です。

グレーの短毛が背中一面に生えていて黒い縞模様が入っており、腹部にかけて白色、クリーム色の短毛が生えています。

野生の「フクロモモンガ」はインドネシアやオーストラリア、タイなどに生息していて、オス一匹に対してメス複数匹とその子どもたちの群れで集団生活をします。

体長は頭からしっぽの先までが12cmから30cm程度までしか大きくならず、ペットとしてな種類です。

個体差はありますが、毎日お世話してくれる人に懐きやすい種類でペットとしてが高まっています。

ノーマルカラーの「フクロモモンガ」であれば値段もお手頃価格で1万円程度で購入することが可能です。

ベビー期から購入するのであれば値段が3万円~5万円、珍しいカラーの種類になると値段は跳ね上がり10万円を超えます。

タイリクモモンガ

「タイリクモモンガ」は茶色とグレーが混ざり合った色の体毛で、体長は約15cm、体重が約100gとアメリカモモンガやフクロモモンガより一回り大きくなります。


目の周囲が黒く縁取りされていて、大きな瞳がより一層大きく見えるのが特徴です。神経質で臆病な性格をしていて、現在は外来生物法により新規で輸入、飼育することが禁止されています。

学術研究や教育、展示などの目的で許可の申請を得た場合は特別に輸入が認められていてますが、値段は不明です。

規制される前からペットとして飼育していた家庭については申請すれば、今までどおり飼育が可能です。

モモンガの性格

ペットとしてになっているモモンガは全体的に見ると警戒心が強く臆病な性格ですが、種類によって精神力が強いモモンガもいます。


日本で飼育できるアメリカモモンガ、タイリクモモンガ、フクロモモンガの3種類の性格を紹介しますので、どの種類のモモンガを購入するかお考えの方は参考にしてみてください。
モモンガの飼育に必要な物費用・値段
モモンガ個体10,000円~
ケージ7,000円~
寝床800円~1,000円
床材300円~500円(継続費用)
エサ入れ300円~1,000円
エサ800円~2,000円(継続費用)
給水器500円~800円
止まり木・ステージ1,000円~3,000円
小動物用爪切り500円程度
温度調整にかかる電気代各地方自治体に準ずる
病気になった時の診察代初診料+診察料+処方料

モモンガの性格1:警戒心が強い

どのモモンガも共通して言える性格の特徴として、モモンガは警戒心が強く臆病な動物です。自分の縄張りに他の個体や人の手が入ってくると威嚇して追い払おうとします。

ペットショップで購入する際に既にアダルトになっているモモンガは懐きにくいので、ベビー期で購入して飼育するのがです。

お迎えしてすぐに無理に触るのはかえって恐怖心を植え付けてしまいます。新しい環境に慣れるまでの1週間はそっと見守りましょう。

モモンガの性格2:精神力がある

3種類のモモンガの中で一番精神力があるのはアメリカモモンガです。精神力が強いというのを言い換えれば野性味が残っている種類になります。

人に慣れにくい傾向にあるので、しっかり人間に慣れさせたいのであればフクロモモンガやタイリクモモンガがです。

もともとが集団生活をする動物ですので、1匹で単頭飼いするのであればストレスや寂しさを感じさせないように毎日触れ合う時間を作ってあげましょう。

モモンガはペットとして飼育しやすいのか?

モモンガは最初に飼育のためのグッズを揃えてしまえば、エサや床材など最低限のお金しかかからず飼い易いペットです。

トイレをしつけるのは難しいので、ケージ内のあちこちで排泄するので毎日のケージの掃除が必要になりますが、慣れてしまえば10分もかからない程度です。

しかし、増えてきているとはいうものの、まだモモンガを診ることができる動物病院はごくわずかしかありません。

家族として迎えるので最後まできちんと面倒を見れるよう、家から通える動物病院を事前にいくつか調べておくことが必要です。

モモンガが飼育しやすい理由

モモンガは、飼い主の匂いを覚えてべた慣れにすることができるところがな理由です。

モモンガはベビー期から人口授乳をして育てると、母親としてべた慣れにすることができることができます。

離乳までは飲みたがる分だけたっぷりモモンガミルクを数時間置きに与えてあげる必要があるので、日中仕事に出ている人には難しいでしょう。

しかし、手をかけた分だけ飼い主に懐いて手や肩にちょこんと乗っているモモンガはうらやましがられるほどのかわいさです。

名前を呼んだら飼い主の方に飛んで来たり、エサを手渡しで食べてくれたりと楽しんで飼育することができます。

モモンガの鳴き声

モモンガの鳴き声には数種類ありますが、犬や猫ほどの大きな声をあげることはありません。寂しい時や構って欲しい時には、仲間を呼ぶ「キャンッキャンッ」「シューシュー」と鳴きます。

また、お迎えしたばかりで人間に慣れていない時や驚いて怖がっている時には威嚇で「ギョエギョエ」「ジコジコ」といった声を上げます。

これらの鳴き声はマンションやアパートの住民に迷惑をかけるほどではありませんが、モモンガは夜行性なので真夜中に鳴くので注意は必要です。

モモンガを飼う際の注意点

モモンガの性格や生態に続いて、モモンガをペットとして飼う時に注意したいことがいくつかあります。犬や猫とはちょっと違った飼い方のポイントを抑えておきましょう。
モモンガの世話にかかる手間ポイント
触れ合いの時間1日30分程ケージから出して遊んであげる
エサ・水の準備毎日交換する
ケージの掃除汚れたところは毎日取り換え、1ヶ月に1回ケージを丸洗いする
爪切り定期的に飼い主が切るか、動物病院で切ってもらう

モモンガを飼う際の注意点1:トイレのしつけはできない

モモンガは基本的にトイレのしつけはできません。人間が決めたところでさせるのは難しいですが、寝起きに決まったところで排泄することが多い性質があります。

毎朝掃除をする際に、「いつもここが汚れているな」と気づいたらそこに小動物用のトイレを置いてみると良いでしょう。

モモンガを飼う際の注意点2:室温を一定に保たなければならない

フクロモモンガは暖かい地域に生息していたので寒さには弱く、適温は 18℃~28℃となります。冬など20℃を下回ってしまう地域ではエアコンやヒーターなどで調節してあげます。

逆にアメリカモモンガは暑さが苦手で、寒さには強い特徴があります。アメリカモモンガを飼育する部屋は夏も室温が28度以上にならないようにエアコンをつけっぱなしが必須になってきます。

寒さに強いと言いましたが、冬場は15度以下になるようであればエアコンやヒーターを使って温度を調節してあげましょう。

モモンガは直射日光で目を悪くする恐れがあるので、ケージは直射日光が当たらない場所に設置します。

時々カルシウム不足を補うための日光浴も必要ですが、脱走しないように十分に注意してください。

モモンガを飼う際の注意点3:騒音や生活環境にデリケート

モモンガだけでなく動物を飼う時に気をつけたいのが、騒音や生活環境です。突然大きな物音を立てたり、振動があってはモモンガも落ち着いて生活することができません。

モモンガを飼うのであれば、他の動物と同部屋で生活させるのは避けて小さなお子さんがいる家庭は別のモモンガ専用の部屋を作ってあげることをします。

良い飼育環境を整える方法・対処法

次に、いざモモンガをお迎えした際にモモンガにとってストレスの少ない環境を整えるための方法や対処法を紹介していきます。

モモンガ飼いの先輩たちがどのようにモモンガの生活環境を整えているのか覗いてみましょう。
良い飼育環境を整える方法・対処法
  1. モモンガ用の一室を用意する
  2. こまめに掃除する
  3. あまり接触しない

良い飼育環境を整える方法・対処法1:モモンガ用の一室を用意する

アパートやマンションでは難しい家庭もありますが、モモンガ用の一室を用意するのが好ましいです。

先にもお伝えしましたが、夜行性のモモンガは、他の動物や人間の気配を気にしながらでは昼間ゆっくり体を休めることができません。

また、モモンガ用の部屋を作るとしても空調管理などを怠らないようにしましょう。「目の届かないところで冷たくなっていた」なんてことにならないように注意してください。

良い飼育環境を整える方法・対処法2:こまめに掃除する

2つ目に、モモンガにとって良い飼育環境を整える対処法として、こまめに掃除してあげることがです。

夜行性のモモンガが前の夜に遊び回った形跡の観察を兼ねて朝の簡単な掃除を習慣化すると良いでしょう。清潔な環境は食べ残しや排泄物からの匂いの対策になります。

モモンガはトイレを覚えないとお伝えしましたが、運動不足解消のために入れる回転車の上でも寝床のポーチの上でも排泄することがあります。



そして、少なくとも1ヶ月に1回はケージ全部を水洗いして、日光消毒してあげましょう。

良い飼育環境を整える方法・対処法3:あまり接触しない

モモンガの種類によっては遊んであげる時間が必要と述べましたが、本来なら眠りたい時間に無理やり接触を試みるのは人間のエゴでありモモンガからしたらストレスです。

モモンガと触れ合うのであれば、夜起きてきてエサをあげるタイミングがです。「エサを用意してくれているのはこの匂いなんだな」とモモンガに飼い主の匂いを教えましょう。

モモンガ飼育にグッズ

ペットショップの小動物コーナーに行くと、御手揚がらな値段で所狭しと飼育グッズが並んでいます。モモンガのケージに入れてあげるのであれば、モモンガ専用である必要はありません。

ハムスター用、リス用、小鳥用など、モモンガが喜びそうなグッズを見つけてあげてください。ここではインターネットでも購入できるモモンガ飼育にグッズを3つ紹介します。

同じ商品でもショップで買う値段とインターネットで買う値段で変わるものもあるので、安い値段で買えるものを探してみましょう。

モモンガ飼育にグッズ1:三晃商会「ツリーステージ」

こちらの三晃商会のツリーステージは昇り降りしたり、ステージからステージへ飛び移ったり、かじり木代わりにもなるのでです。

モモンガは、野生に近い環境で生活することが長生きのポイントになります。amazonでの値段は1,477円ですが、通販サイトやショップで値段は上下するので調べてみてください。

モモンガ飼育にグッズ2:三晃商会「サイレントホイール21」

こちらのサイレントホイールシリーズはケージに直接置く以外にも、金網に設置することができる2wayタイプになっています。

運動不足解消のために必須なのが回転車です。モモンガの大きさやケージの広さによって調度良いサイズを選ぶと良いでしょう。

モモンガ飼育にグッズ3:三晃商会「フクモモなかよしポーチ」

こちらは商品名のとおりフクロモモンガに飼い主の匂いを覚えさせるのにポーチです。家でのんびりテレビを見ている時間などにモモンガをこのポーチに入れて眠らせてあげます。

安心できる匂い、と認識してもらえば飼い主に慣れてくれる近道になります。普段はケージに入れて寝床代わりにもなります。

モモンガをペットにするなら観賞用が!

モモンガの種類や生態、値段から始まり、実際に飼うにあたってどのようなことに気をつけたらよいのか解説してきました。

自分の家にモモンガがいる生活が想像できましたでしょうか。今現在モモンガを飼っている人も種類によって飼育環境や性格も違ってきます。

人との接触を嫌うモモンガは観賞用のペットとして、寂しがり屋な性格のモモンガとはたくさん触れ合ってあげましょう。

お迎えしたモモンガの種類や性格に合わせた飼育方法で、ストレスの少ない飼育環境を整えましょう。
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