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カワウソの値段はいくら?寿命やペットとして飼育しやすいのかを解説

カワウソってどんな動物?

カワウソは、ネコ目イタチ科のカワウソ亜科に属する哺乳動物です。大きく分けて「ツメナシカワウソ属」「カワウソ属」「オオカワウソ属」「ラッコ属」の4属13種あり、日本で一般的に流通しているのは「コツメカワウソ」という種類のカワウソです。

細長い体に水かきの付いた短い四肢が特徴です。こう見えても肉食で、魚介類を中心に、ネズミやうさぎ、鳥やカエルなどを食べます。そして、自分の体の15~20%の量を1日に食べる大食漢です。

野生では、水辺に生息しており、夜行性なので昼間は岩穴や土穴、茂みの陰で過ごしています。

カワウソを飼う時にお金はいくらかかる?

まず、カワウソは犬や猫などのメジャーなペットと違い、飼育に必要なグッズや飼育方法などの情報が少ない現状です。

カワウソは13種類いる内、12種類が減少傾向にあり、内5種類が絶滅危惧種になっているので、絶対数が少ないゆえに日本に輸入される数も少なく、とても高額になっています。

迎え入れるにあたって、必要なグッズはしっかり事前に用意しておき、ある程度の費用がかかることは覚悟しなければなりません。
かかる費用
カワウソ約70万円~100万円
エサ代毎月5,000円~10,000円

カワウソの値段の相場

カワウソは絶対数が少ないことから輸入が制限されており、日本に流通しているのは人工的に繁殖したカワウソがほとんどです。

日本では、エキゾチックアニマルを取り扱うペットショップや小動物専門店で年に1~2頭が販売される程度で、市場にはあまり出回りません。

その希少価値から販売価格は最低でも約70万円ほどします。近年ではカワウソがになってきて、カワウソの赤ちゃんになると大体100万円ほどの価格で販売しているほど、カワウソは高価な動物です。

お店で買うときの注意点

お店で買うときに注意していただきたいことがあります。それは、カワウソを扱っているペットショップや専門店のほとんどが「売約済み」か「予約受付中」であることが多いということです。

そもそもカワウソは販売される数が非常に少ないため、犬や猫のようにすぐ飼えるわけではありません。根気強くカワウソが販売されるのを待ちましょう。

餌代は月にどれくらいかかる?

カワウソは主に魚介類を食べますが、毎日となると大変高額になってしまいます。

そのため、主食は市販のフェレットフードかキャットフードを与えて、副食として魚類や甲殻類、貝類を与えるのが主流です。フードは小さな固形のタイプでOKで、ペットショップや専門店で購入できます。

食べる量は1日に自分の体重の15%〜20%ほどで、目安として1日に約300g〜600g程度を与えます。それらを大体換算すると、毎月にかかるエサ代は約5,000円~10,000円ほどになります。

カワウソはペットとして飼育しやすい?

カワウソは好奇心旺盛な性格をしているので、室内を荒らしてしまうことがあります。また、水浴びをしないとストレスがたまるので、水浴び用の大きなプールも必要です。基本的には夜行性なので、騒音対策なども必要です。

しかし、トイレを覚えることができたり、幼い頃から愛情をこめて育てると懐く場合もあり、懐いた様子はとても可愛らしいです。

ペットとして飼育するには良い面と悪い面があることを理解しておきましょう。

カワウソの飼育方法

まず、カワウソは放し飼いをしていると室内を荒らしてしまうため、ケージに入れて飼育します。

遊びやイタズラが大好きなので、動き回れるように大きめの屋根付きケージがです。おもちゃなどもケージに入れてあげると、興味津々で遊んでくれます。

そして、カワウソは水辺に生息している生き物なので、定期的に水遊びをしないとイライラします。カワウソが全身を水に浸れるように、大きめのビニールプールを用意してあげましょう。

トイレのしつけ方

カワウソは、しつけ次第でトイレの場所を覚えます。トイレを角でする習性を活かし、トイレをケージの隅に置いてあげると良いでしょう。

違う場所でしてしまっても、排出物を拾ってトイレに置けば、臭いがついてトイレを覚えるようになります。

使用するトイレは犬や猫用で構いません。吸水性抜群のペットシートはです。

カワウソはなつくのか

カワウソは群れで生活しているので、どちらかというと社交的です。また、好奇心旺盛で人懐っこい性格をしているので、飼い主にも心を開きやすい傾向です。

ただし、飼い始めてすぐは無理に懐かせようとしてはいけません。いきなり過度に接すると、恐怖心やストレスを与えてしまいます。

まずは、必要最低限のお世話をストレスを与えない程度にし、飼い主との生活に慣れてきた頃から少しずつ一緒に遊んであげましょう。特にカワウソは水遊びが大好きなので、一緒にプールで遊んであげると効果的です。

臭いは気になるのか

カワウソは肉食なので獣臭がします。また、肛門嚢と呼ばれる臭腺があり、なにか嫌なことがあるとそこから分泌物を放ちます。

ちなみに、高齢になるにつれカワウソは肛門嚢の排泄機能が衰えてきます。すると、肛門嚢に分泌物が溜まってしまうことがあります。溜まった分泌液は刺激臭がします。

臭いの対策としては、毎日洗ってあげることが1番効果的です。カワウソは水遊びが大好きなので、基本的に嫌がることはなく洗わせてくれます。洗っていると可愛い声で鳴くこともあります。

カワウソの鳴き声はうるさい?

カワウソは甘えるときや寂しいときなど、飼い主に何かを訴えたい時に「キューキュー」と鳴き声を発します。とてもかわいい鳴き声ですが、その鳴き声はとても甲高くて声量もかなり大きいです。

その大きさは家の外にいてもうっすら聞こえるほど。大きな声を出すことは少ないカワウソですが、ひとたび声を発すれば少々近所迷惑を考えてしまうほど大きいです。

鳴き声が原因でご近所トラブルにならないよう、カワウソを飼うためには防音対策は必須といえます。

カワウソの寿命は?

人間の飼育下にいるカワウソの寿命は、12~15年ほどです。まれに20年ほど生きる個体もいます。

より長く大切なカワウソと暮らすためには、日頃のお世話をしっかり行いましょう。特に病気には注意が必要です。カワウソは言葉を話すことができないので、常日頃からカワウソの体調管理をしっかりして、様子を見ることが大切です。

いつもと様子がおかしいと感じることがあれば、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。病気になる前に、カワウソを診察できる動物病院を調べておくことも大切です。

東京でペットショップ

カワウソは密輸業者による乱獲や環境の変化、突然死などが原因で数が激減している傾向にあります。そのため、輸入が制限されると共に密輸入が問題になっています。

「コツメイト」という東京の池袋サンシャイン通りにあるどうぶつ広場では、コツメカワウソを正規輸入しており、カワウソやハリネズミなどの動物たちと触れ合う体験をさせてもらえます。

また、不定期にお迎えの募集をされているので、安心してカワウソをお迎えすることができます。

もし、カワウソをお迎えしたいと感じた方は、まずはコツメイトに足を運んで実際にカワウソと触れ合ってみるのも良いでしょう。

飼ったあとのことをきちんと考えカワウソを迎え入れよう

カワウソは自然界でも繁殖が難しいため、入手が困難とされています。

しかし、カワウソは賢く人間にも慣れてくれる動物です。一緒に暮らせば、よりカワウソの魅力に夢中になり、かけがえのない家族の一員になるはずです。

そんな癒しを与えてくれるパートナーとしてカワウソをお迎えするには、かわいいという反面だけでなく、カワウソを飼ったあとのお世話や費用、防音対策などのことをよく考えましょう。

しっかり愛情をこめてお世話をすれば、きっとカワウソも応えてくれるでしょう。
ペットショップ「コツメイト」
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