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豚はペットにできる?豚の特徴と飼い方・必要なものをご紹介

豚ってどんな動物?

ハリウッドや前園真聖さんや、森泉さんなどのさまざまな有名人が豚をペットとして飼っていて、興味はあるけれど臭いとかきついんじゃない?豚の飼育なつくの?近所に迷惑になるかもなんてやめてしまう人や躊躇したままの人も多いのではないでしょうか。

実は、豚はとても懐きやすくペットとして飼える動物なのです。今回は豚を飼うにあたって、さまざまな疑問点に対してご紹介していきます。

豚はなつきやすい

可愛い豚のイラストや子豚グッズで描かれている豚などは、ころころと丸くて愛らしい姿のものが多いですよね。

でも、もしペットとして迎え入れるとしたらきちんと懐いてくれるのか不安になるものです。豚の性格は穏やかなものが多く、さみしがり屋で、それでいて頭のいい子が多いそうです。

もともと群れを成して生活しているため十分なコミュニケーションと愛情をもって接すればあなたのよいペットとなってくれるでしょう。

また豚は人を顔で判別することが可能なため、ペットとしてあなたが愛情を注げばその分の愛情をきちんと返してくれることでしょう。

過敏性反応が出にくい

ペットを考えている人のなかでも、イヌやネコ、ハムスターで過敏性反応を起こす人は、豚もその症状が出てしまうのではと心配される方も多いのではないでしょうか。

しかし豚は動物の毛で過敏性反応を起こしやすい人でも安心してペットとして飼うことができます。その理由として、豚には体毛が少なく過敏性反応を引き起こす原因が少ないからだそうです。

また、豚自身が病気にかかるリスクも他の動物と比べて非常に低いため長生きな子が多いです。ペットロスが怖くて飼えずにいる方でも安心です。

きちんと衛生面で気を配って適度に運動を促してあげれば病気の心配はないでしょう。

トイレを覚える

もともと豚はきれいな場所が好きな生き物です。また、食事・排泄・寝床を分けて生活をする習性を持っているため、きちんと教えてあげれば失敗してしまうことも余程のことがない限りありません。

トイレトレーニングの方法はトイレをする環境を作ってあげてから、あとは犬にしてあげる時と同じようにトレーニングしてあげてください。

頭のよい動物ですから、きちんとトイレを覚えるペットなため苦労することはないはずです。また、飼い主とのコミュニケーションを大事にするペットです、できた時にはきちんと褒めてあげることが大切です。

ミニブタとは

ミニブタはもともとペット用に小さく改良をされた生き物であり、その大きさは普通の豚の4分の1ほどです。いわゆる「手乗り豚」と言われるのがこの種類です。

豚と聞くとなんとなくネガティブなイメージや偏見の多い子ですが、実は人懐っこくさみしがりで、その頭の良さからしつけをきちんとすれば「お座り」「待て」を覚える事もできるほどです。

その愛嬌のよさから、今多くの人からペットミニ豚が注目されています。

ペットにできる豚の主な種類

豚と言ってもペットの値段はどのくらいのなのか、豚の声の大きさはどうなのか、豚の寿命がどのくらいなのか気になりますよね。実は、豚は寿命が長いことで有名できちんとした環境下だとそれよりも長生きする生き物です。

鳴き声も、食事の時に喜んで鳴く以外は静かなほうなんだとか。そんな豚の気になる情報についてピックアップしました。
豚価格寿命性格大きさ(体重)鳴き声
約30,000円~150,000円約10~15年大人しい、頭がいい約50㎏「ブッブッ」と鳴く程度でうるさくはない程度

ベトナムポットベリー

「ポットベリー・ピッグ」は名前のとおり、ベトナム生まれの豚です。「ポットベリー」とは現地の言葉で「太鼓のようなおなか」という意味で、小さくふっくらと膨れたおなかが可愛らしい種類です。

この種類は、ベトナムからヨーロッパ、アメリカなどを経由して日本を含む世界中で愛される豚でしつけは比較的簡単で、性格は穏やかで体臭も少ないため初めて豚をペットとして飼う人向けです。

しかし、暑さ寒さには非常に弱いため飼育環境には細心の注意が必要になります。

ゲッチンゲンブタ

ドイツで生まれ、ミニ豚の中でも小型な身体で穏やかな性格から日本でも多くの人に親しまれている種類です。

体毛が白く、他の種類と比べて鼻が少し長いのが特徴的で、身体に多くの黒い斑点を持つ個体がいます。個体差の大きい種類の豚ですが、小さなほうで、こぶたの頃は30~40キロ程度になり、成体だと70kgになるものも多いです。

性格は穏やかで人懐っこく、甘えたのため人とのスキンシップを好みます。

また犬と同じくらいの嗅覚、聴覚があるため、トリュフを探す豚ということでも知られているそうですが、今ではペットとして飼っているかたのほうが多いようです。

実験用改良NIBS

ポットベリーやゲッチンゲンブタのほかにも、実験用に改良されたNIBS系と呼ばれる豚の種類があります。

現在ではその多くがペットとしての需要があり、改良のすえ、「マイクロピッグ」「マイクロぶた」と呼ばれるような小型なものが多いため家庭で飼うには最適です。

オーミニ系と呼ばれる豚は、「日本家畜研究所」で作られた種類であり、3種(北地区在来種×デュロック×ミネソタNO.1系)の配合でできたもので、体毛が黒く他の種類と比べて耳が大きく垂れていることが特徴です。1歳くらいになると35kgくらいになります。

クラウンミニ系は「鹿児島大学」で開発された4種(オーミニ系×大ヨークシャー×ランドレース×ゲッチンゲン系)が配合された種類で、体毛は白色に黒い斑点が入っており、1歳くらいになると40~50kgくらいになります。

豚を飼うために必要なもの5つ

豚を飼うと決めたのはいいけれど、犬や猫とは違って豚用品や豚のえさなど何を揃えたらいいかわからない方も多いのではないでしょうか。

実は豚は専用の製品というものが数少なく、代用するものが多いのです。

ここでは何を代用したらいいか、またミニブタの飼い方についてご紹介します。
豚を飼うために必要な物
  • ケージ
  • 大きめの食器
  • 鼻掘りできる容器
  • 豚のえさ
  • 運動できる広さ

豚を飼うために必要なもの1:ケージ

豚のペット用ゲージというものは残念ながら存在していません。そのため、代用として同じ大きさくらいの中型犬用のゲージを買うのがベストです。

しかし種類によっては大人になってから大型犬と同じくらいになる場合もありますので、心配な方は大型犬用のものを購入しておくと良いでしょう。

また豚は綺麗好きなため、汚れた環境にいることがストレスになります。ケージの中身は掃除しやすいものにしておくと良いです。

豚を飼うために必要なもの2:大きめの食器

豚のエサ用皿として最適なのは、底が浅く大きさが十分にある丈夫なものとなります。

ミニ豚はお皿の中に足を入れて食べることがあるので、薄くて耐久力のないものだとケガの原因にも繋がります。

プラスチックなどの割れやすいものよりも、ステンレスなどのなるべく丈夫なものにしてあげましょう。

豚を飼うために必要なもの:鼻掘りできる容器

豚の習性として、土を掘り返すという行動があります。この行動ができない状態にあるとストレスになるため、鼻掘り用の場所を別に用意してあげる必要があります。

大きさは、豚が中に入って動き回っても大丈夫なくらいの大きさのもので、その中にペット用の玉砂利などをいれてあげましょう。

豚を飼うために必要なもの:豚のえさ

豚のエサは、市販のものがあるためそれを購入して与えるようにしましょう。

豚は草食、というより雑食で、食欲旺盛の上に味覚が他の動物よりも発達しています。とくに味が甘いもの、酸っぱいもの、塩分の高いものを好んで食べますが、人の食べ物をあげることは厳禁です。

豚を飼うために必要なもの5:運動できる広さ

豚は栄養吸収力が優れているため運動不足になると肥満体形へと変わり、健康にも良くありません。そのため、適度な散歩と一緒に家の中でも動き回るのに十分なスペースが必要です。

家に庭がある場合は良い環境と言えますが、都会の住宅、それも庭飼いではなくハウスで飼う場合だと無理があるかもしれません。

ですが、庭がないからと豚をペットとして飼うことを諦める必要はなく、最低限豚が動き回れるスペースを確保することでも十分です。

ただ子豚のうちはほんの小さな身体でも、遺伝子などの関係で大人になると30~50kg、場合によると100kgにもなるため、「マイクロミニブタ販売店」などの豚販売をおこなっているペットショップなどでブリーダーのかたとよく相談してみるとよいです。

豚の飼い方

豚を飼うにあたって、どのようにしてあげたらいいのか豚飼育方法が分からない方もいらっしゃいますよね。

ここでは、どのようなことをしてあげたらいいのか、項目別にご紹介します。豚をペットにと考えている方は参考にしてみてくださいね。
豚の飼い方
  • エサの与え方
  • 散歩をしよう
  • 豚に必要なお手入れ

豚の飼い方1:エサの与え方

豚には、ペット専用の豚の餌が市販として売られており、それを適量与えることができればよいでしょう。その他、専用のエサ以外のものでも豚の身体に適した食物であれば与えてもよいです。

その場合、小松菜、白菜、キャベツ、レタス、大根の葉、人参、きゅうり、かぼちゃ、さつまいもなどが好ましいです。

また、おやつとして、バナナ、メロン、リンゴ、マンゴー、キウイ、ミカンなども好んで食べるようですがその際は太り具合や体調を見て調節しながら与えてください。

ついつい可愛くて追加で色々あげてしまいがちですが、決して与えすぎないようにしてください。

豚の飼い方2:散歩をしよう

豚は、栄養の吸収力がよく、脂肪や筋肉に変わるのも早いです。そのため適度の運動をこまめに取ってあげることで体調を整える必要があります。

リードなどは犬用に市販されているものでも大丈夫なため、一緒に外へ出て運動してあげましょう。

豚の飼い方3:豚に必要なお手入れ

爪切りは、月に1回子供のうちは人間用の爪切りでも大丈夫ですが、大きくなったら馬用の蹄用用ニッパを使って整えてあげます。豚は爪に血管が通っているため切る時には十分に注意してあげましょう。切った後は乾燥防止用のオイルをたっぷりとぬってあげるとよいです。

耳掃除は1週間に1度程度で行うことがです。用いるのは犬用の麺棒や、それがなければアルコール消毒液をつけた人間用の綿棒などで耳垢を取り除いてあげてください。

ブラッシングは毎日5分程度でよいので全身を優しく梳いてあげてください。シャワーは浴びることを習慣にした方が良いです。

豚を飼うに当たって注意点

豚はストレスを受けやすい動物です。しかし、どのようなことに注意したらいいのか知らない方も多いのではないでしょうか。せっかく家族に迎え入れるならば長生きしてほしいものです。

ここでは豚を飼う時にどのような注意点があるかを項目別にご紹介します。

あるだけ餌をたべてしまう

豚は、目の前にある食物をあればあるだけ食べてしまうほど食欲旺盛な動物です。

特にペットとして改良されているミニブタは、食べすぎてしまうと普通の豚のように巨大豚になってしまうため栄養価のよいものをバランスよく、食べ過ぎない程度に出してあげることが必要です。

食べさせてはいけないもの

豚は食欲旺盛なだけで、何でも食べさせて良いわけではなく、食べものによっては豚にとっては過敏性反応を引き起こすものであったり、毒性のあるものであったりするので十分に注意しなければなりません。

特に、豚は拾い食いなどもするので、豚の口に入りそうなところにそれらを置いておくのは厳禁です。

与えてはいけない食べものは、チョコレート、梅、玉ねぎ、トマト、ジャガイモの葉です。特に、ジャガイモとトマトは豚にとって毒性がある食べものです。家庭菜園などをしていて庭にトマトやジャガイモ類がある方はそこにペットが近づいて行かないように注意してください。

暑さに弱い

豚はとてもデリケートな生きもので、暑さにも寒さにも弱く、下腹部が冷えるとすぐにお腹を壊してしまう繊細な動物です。

温度が低いと人間のように咳き込んだり、十分な光が届かないと食欲減退し身体に非常に良くありません。

ですので、夏場は扇風機などを使って風を当ててやったり、冬場も寒くなりすぎないように使い古しのものでもよいですが、できればペット用のタオルを用意して調節してあげる必要があります。

よくなれて愛らしい豚をペットとして飼ってみよう!

豚は、とても愛情深く、愛情を注いだだけ返してくれるペットになってくれる今者のペットです。

オスとメスを夫婦として多頭で飼う場合、豚は群れを成して動く動物のためケンカすることはせず、冬場にはおだんごのようにくっついて眠っている可愛らしい姿まで見せてくれる豚を、ペットとして考えてみてはいかがでしょうか。

気になる方は、ミニブタカフェなどで一度見てみても良いかもしれません。
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