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イルカの性格は悪いのか?倫理観についてや機嫌についてもあわせて紹介

「イルカには性格があるのかな」
「イルカの機嫌がいいか悪いかを見分ける方法はあるのかな」
「イルカは知能が高いと聞くけど人間と同じところはあるのかな」
水族館などで親しまれているイルカですが、このようにイルカの詳しい生態については疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、イルカ特有の体の仕組みやイルカの性格、イルカの世界には人間の世界と同じようにいじめがあることなどを紹介しています。

この記事を読むことで、日ごろイメージするイルカとは違う側面を知ることができるでしょう。また、イルカの機嫌を見分けられるようになります。

人間と同じ哺乳類であるイルカについて、人間と同じところや違うところなど詳しく知りたい方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

イルカの凶暴性とは?

かわいいイメージのあるイルカですが、実は凶暴な面があることをご存知でしょうか。イルカが凶暴性を発揮するのは、何らかのストレスや不満を抱えた時と言えるでしょう。

そういった時に、仲間のイルカや自分より小型のイルカ、他の魚に対して噛みついたり体を傷つけたりと攻撃することがあります。

イルカはクジラの仲間なのか?

イルカとクジラは体の大きさで呼び分けられているだけで、学問上は「鯨類」と総称され同じ仲間になります。

習慣的に、体の大きさがおよそ4メートルを超えているものをクジラ、それより小さいものをイルカと呼んでいます。

イルカの生息域

イルカの多くは、海に生息していますが、淡水の川や川と海がつながる河口部の汽水域に生息する種類もいます。

日本の近海では、小笠原諸島や石川県の七尾湾、長崎県の早崎海峡、熊本県天草市の沖合などで生息しているイルカに会えるでしょう。

イルカの体の特徴

イルカの体は流線形をしており、水中でスピードを出しやすい形になっています。また、皮膚は、つるつるとしておりゴムのような弾力性があり、水の抵抗を受けにくくなっているのです。

また、イルカが呼吸する時は、噴気孔と呼ばれる鼻孔を使います。

イルカの性格

イルカの性格は、猫のような性格と例えられます。警戒心が強い反面、人懐っこさも感じられる性格と言えるでしょう。

人間と同じく、一頭一頭が違う性格をしており、機嫌が良い時や悪い時に見せる行動が違うといったことがあります。

イルカの世界にはいじめがある?

イルカの世界にも人間と同じようにいじめが存在します。では、イルカはどうしていじめをするのでしょうか。イルカの性格が悪いからでしょうか。

イルカがいじめをする理由やどんないじめ方をするのか解説します。

イルカがいじめをする理由

イルカがいじめをする理由は、凶暴性を発揮する時と同じように何らかのストレスや不満を抱えているからと考えられています。

一方で、いじめの対象を共通の敵とみなすことで群れの結束を強めているといったことも考えられるでしょう。

遊びの1つとしてのいじめとは

イルカがいじめをする理由として、遊びの1つとして行っているとも考えられています。そのいじめに特に理由があるわけでなく、単に劣っている生き物をもてあそぶことが楽しいと感じて行っている可能性があります。

相手を痛めつけられる力があるから、遊びとしてその力を使っているだけということでしょう。

イルカ同士の力関係は?

イルカのいじめと力関係に関連性があるかどうかは、現在はまだわかっていません。いじめをしていたイルカが、対象としていたイルカを守るといった行動も見られているからです。

イルカの生態についての研究は、まだこれからと言えるでしょう。

イルカの倫理観について

イルカは人間と同じく哺乳類ですが、当然ながら人間にとっての一般的な倫理観はイルカにはないと言えるでしょう。

しかし、それは人間の感覚であって、イルカにはイルカ社会の倫理観が存在する可能性があります。例えば、群れで弱いイルカをいじめる行為は、群れの中から弱い個体を排除することで群れの安全性を高めるためという倫理観があるからとも考えられるのです。

イルカは人を襲う?

イルカは人を襲うことがあります。海外では、イルカに突進されたことで入院するほどの大きなけがをした、沖へ押し出され溺れそうになったといったことが起きています。

イルカによっては、人間にけがをさせるためにとった行動ではない可能性もあるでしょう。しかし、体が大きなイルカが迫ってくるだけでも人間にとっては危険なこともあります。

イルカの機嫌の善し悪しは見分けられる?

イルカの機嫌がいいか悪いかを見分けることは可能です。イルカは、自分の体で意思表示をするためイルカの動きを見ることで見分けられるでしょう。

ここでは、イルカが機嫌のいい時や悪い時にする行動について紹介します。

機嫌がいい時

イルカの機嫌がいい時は、イルカが遊びたい時やリラックスしている時などです。水族館などで飼育されているイルカは、飼育員に褒められると機嫌が良くなることがあります。

機嫌がいい時の行動として、人の周りに近づいてきて一緒に泳いだり、高い声で鳴いたりといったことをします。また、笑っているような表情を見せ、仰向けでお腹を見せるようなしぐさをすることもあるのです。

機嫌が悪い時

イルカの機嫌が悪い時は、イルカが驚くようなことがあった時や子どものイルカが一緒で周りを警戒している時などがあります。人に慣れていないイルカは、人を怖がるといったこともあるのです。

機嫌が悪い時の行動として、人間に反応しなくなったり、低い声を出したりといったことがあります。また、頭を上下に振るしぐさをすることもあります。

イルカの睡眠について

イルカは泳ぎながら眠ることができます。左右の脳を交互に眠らせることができるため、泳ぎ続けられるのです。

半球睡眠と呼ばれており、イルカが片目だけを閉じて泳いでいる時は、脳の半分が眠っている状態になっています。

イルカの性格や生態を理解しよう

イルカは、知能が高く、コミュニケーション能力にも優れている動物です。多くの水族館で飼育されているため、イルカの姿を見る機会もあるでしょう。

イルカの姿に癒しを感じる方は多いでしょうが、イルカにも機嫌が悪い時や凶暴性を持つ側面があります。

イルカと上手に付き合っていけるよう、イルカの性格や生態を理解するよう心がけましょう。
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