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チンチラの鳴き声の種類とその意味は?鳴き方によっても気持ちが違う

「ペットショップで見かけたチンチラがすごくかわいかったけれど、チンチラはどんな風に鳴くの?」
「チンチラがキュイキュイ鳴き声をあげるけれど、どんなことを考えているの?」
「チンチラを飼うにあたって注意することは何?」
もふもふした毛並みと大きな目が特徴のチンチラは、ペットの中でも人気があるネズミに似た小型の動物で、チンチラは鳴き声で自分の感情を表現することで知られています。

この記事では、チンチラの鳴き声の種類とその意味や、鳴き方によっても気持ちが違うことを取り上げています。

本記事を読むことでチンチラの鳴き声や鳴き方で、チンチラが何を考えているか理解することができるでしょう。

チンチラを飼いたいなと考えている方は、お迎えする前にこの記事を読んで鳴き声を理解しておくと役に立ちます。すでに飼っている方もチンチラの鳴き声により何を考えているのか、さらに理解できるようになるでしょう。

チンチラを飼ってみたい人、飼っているチンチラと絆や仲をさらに深めたい方は、是非チェックしてみてください。

チンチラってどんな動物?

チンチラは南米原産で、もふもふとしたやわらかい毛並みとくりっとした目が特徴の小動物です。

チンチラはネズミと同じ「齧歯目(げっしもく)」に分類され、チンチラ科、チンチラ属です。
その中でも、オナガチンチラ、タンビ(チビオ)チンチラ、コスチナチンチラの3種類が存在します。

私たちがペットショップなどでよく見かけるのは、オナガチンチラという種類です。

チンチラの体長は25~35cmほどで、しっぽの部分は15~20cmに及びます。南米原産で高山などに棲んでいるため、高温多湿な日本の夏は苦手で、温度や湿度の管理が必要です。

個体差もありますが、チンチラの多くは人懐っこく甘えん坊です。飼いやすく、とても愛らしいのでペットとしての人気も高い生き物です。

チンチラの鳴き声にはどんな意味が?鳴き声から気持ちを知ろう!

チンチラは野生下では群れで生活しているため、他のチンチラたちとコミュニケーションを取るために様々な鳴き声で感情表現をします。

チンチラを飼育する前や飼育中に、チンチラの鳴き声にどんな意味があるのか知っておくと、鳴き声から気持ちを知ることができ、チンチラとコミュニケーションをとることができるでしょう。

チンチラは頻繁に鳴くわけではありませんが、詳しく解説していきますのでぜひチェックしてみてください。

「きゅっきゅっ」甘え

「キュッキュッ」と鳴くときは、甘えているときに出す鳴き声です。

仲間を呼びたいときもそうですが、飼い主と遊びたいとき、抱っこしてほしいなどと甘えたいときに「きゅっきゅっ」と鳴きます。

このような鳴き声のときは、気分が良い、寂しいから構ってほしい、甘えたいとチンチラは思っているので、ぜひ撫でてあげたりしてコミュニケーションをとるようにすると、チンチラとの絆が深まるでしょう。

「ピーピー」甘えの意味

チンチラが「ピーピー」という鳴き声をあげるときは、甘えの意味があります。

特にチンチラの赤ちゃんがお母さんを呼んだり、甘えるときやおっぱいをねだるときに「ピーピー」と鳴きます。
お母さんに甘えるときによく聞くことができる鳴き声です。

「ピチチチ」求愛のサイン

チンチラが「ピチチチ」と鳴き声をあげるときは、求愛のサインです。

特にオスがしっぽを振って「ピチチチ」と鳴き声をあげたら、発情期が来ています。
小さな声で鳴くので、聞こえたら求愛のサインであると認識しましょう。

「ぐぅぐぅ」威嚇や警戒のサイン

チンチラが「ぐぅぐぅ」と鳴き声をあげるときは、威嚇や警戒のサインです。

触られたくないときや、近づいてほしくないとき、チンチラが警戒していたり、怒っていたりするときにこの鳴き声をあげます。

それでもしつこく触ったり近づいたりすると、チンチラが噛むことがありますので注意が必要です。この鳴き声を聞いたら、チンチラをそっとしておきましょう。

また、チンチラを多頭飼いしている場合、仲間に危険が迫っているときにもこの鳴き声をあげます。チンチラはもともと群れで生活しているため、仲間の危機にも敏感なのです。

この鳴き声を聞いたときは、自分がチンチラを無理やり触っていないか、チンチラが脅威に思うようなことが起こっていないか、注意してみてください。
何かチンチラにとって危険を感じるようなものがあれば、取り除くようにしましょう。

「ぎゃぎゃっ」不快

チンチラが、「ぎゃぎゃっ」と鳴き声をあげるときは、不快に感じています。

「邪魔しないで」「触ってほしくない」「やめて」とチンチラがストレスを感じていたり、不快に感じていたりすると、「ぎゃぎゃっ」と短く低い声で鳴きます。

個体にもよりますが、寝ているときに急に起こしたり、ごはんの邪魔をしたりするとこのような怒るような鳴き声をあげることがあるのです。
飼い主が何かをしたときにこの鳴き声を聞いた場合は、チンチラにとって不快なことだったと理解し、次からはやめましょう。

なぜこの声で鳴いているか理由がわからないときは、よく観察して原因を取り除くなど対処するようにしましょう。

「ぷぅぷぅ」おねだり 催促

チンチラが「ぷぅぷぅ」や「キュー」と鳴き声をあげたときは、おねだりや催促の意味があります。

おなかが空いたときや、もっと食べたいときなど、ご飯やおやつをおねだりしているときに聞くことができるでしょう。

また、チンチラが「もっと飼い主に甘えたい」と思っているときにも「ぷぅぷぅ」と鳴き声をあげることがあります。
そんなときは撫でてあげたり、コミュニケーションを取ったりすると、チンチラとの絆がさらに深まるでしょう。

チンチラに甘えてもらうためにはどうすればいい?

チンチラはもともととても臆病で繊細な動物です。
そのため、お迎えしたけれど、なかなか慣れないということもあります。

チンチラに甘えてもらうためには、一気に距離を縮めようとするのではなく、徐々に慣れさせるというのを心がけましょう。

下記のステップのように、まずは飼い主の手に慣れさせるのが肝心です。

飼い主の手からごはんやおやつを与えることができるようになったら、今度はそっと首筋を撫でてみましょう。このときに、しっぽやおなかなどを急に撫でると警戒されるのでやめましょう。

また、おやつをあげているほうの手であげるのがポイントです。
もう一方の手で撫でると、急に視界に現れた手が怖いものという認識になってしまうので、まずはすでにチンチラに見えているほうの手で撫でるようにすると警戒が弱まります。

撫でるのを嫌がらなくなったら、名前を呼んで手の上に誘導してみましょう。
手を怖がらなくなって、手の上にのるようになったら、チンチラが懐いてくれています。

同時に、甘えた鳴き声をあげているか聞いてみてください。
鳴き声も飼い主とチンチラの信頼度を示すバロメーターになるでしょう。
  1. 飼い主の手に慣れさせる
  2. 首筋を撫でる
  3. 名前を呼んで手の上に誘導する

チンチラ飼育する時の注意点は?

チンチラは繊細な生きものですが、コツを掴めば簡単に楽しく飼育できる生き物です。

チンチラは夜行性の動物で、夜は活発に動き回ります。
そのため、チンチラが動き回れるような、大きめのサイズのケージを用意する必要があります。
もちろん夜間にケージから出して遊ばせることも重要です。

また、もともとは南米の山間部が生息地なので、夏はチンチラにとって辛い季節です。
湿度や温度の管理が必要になります。
砂遊びもするため砂遊びができる場所を確保するようにしましょう。

チンチラは鳴きますが、かなり小さな鳴き声のため近所迷惑になる可能性は低くなります。
ただ、発情期のオスや、不快感を覚えているときのチンチラは大きな鳴き声を発するので、防音には注意が必要です。
そうはいっても怒った時の鳴き声やオスが発情したときの鳴き声などはそれなりに大きいので注意しましょう。

また、チンチラを部屋の中で放して遊ぶときは、プラスチック製品や壁紙、柱、コード類などを齧ってしまうことがあります。
コード類はチンチラが感電するおそれがありますので、対策した上で遊ばせるようにしましょう。

まとめ

チンチラの鳴き声にはいくつか種類があり、鳴き方によってチンチラの気持ちが理解できます。
こんな鳴き声を聞いたけれど、チンチラがどんなことを考えていたのか知りたいと思うこともあるでしょう。

この記事では、チンチラの鳴き声の種類とその意味や、鳴き方によっても気持ちが違うことを詳しく解説しました。

チンチラとより深く信頼を築いたり、絆を深めるためには、この記事で紹介したことはとても大切です。

ぜひこの記事を参考にして、かわいいチンチラとさらに仲良くなりましょう。
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