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ポニーはどれくらいの値段で飼える?飼育するときのポイントも紹介

「ポニーって、いくらくらいするのかな」
「ポニーは家で飼っていいのだろうか」
「ポニーを育てていく上で、必要な物はなんだろう」
家でポニーを飼っている人も少ないので、興味はあっても色々悩んでしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事ではポニーの特徴や生態をはじめ、どれくらいの値段で飼えるのか、飼育するときに必要なものなどを紹介しています。また、飼う前にふれあえる場所も紹介します。

本記事を読むことでポニーについて、そして飼うことに対しての理解が増し、迎え入れるイメージが湧くようになるでしょう。また、快適な環境を揃えられるようになります。

ポニーを飼ってみたい方、飼いたいけれど分からないことが多いと悩まれている方は、是非ご一読ください。

ポニーの特徴や生態

どんな性格で何を食べ何歳まで生きるのか、ポニーを飼うことを考えている方は、沢山のことを知りたいと思っていらっしゃることでしょう。

ここでは、ポニーの特徴や生態を紹介します。

体のサイズや体重

ポニーは、体高(肩までの高さ)が147cm以下の馬の総称です。

品種によって体格は様々で、ブリティッシュ・スポテッドポニーで言えば体高80~147cm程度にまで成長します。シェトランド・ポニーは、体高100~112cm程度と差があります。

体重も個体差があり、おおよそ75~200Kg程度です。

性格や魅力

ポニーは大人しく温厚な性格をしています。頭がよく、耐久力に優れている所も特徴です。

足腰が強く人を乗せても時速40km/hは出せるので、乗馬や馬車にも使われています。その魅力から、ペットとして飼育されることも多いです。

ポニーの主な種類

ポニーの主な種類は、イギリス・シェットランド諸島原産のシェトランド・ポニー、オーストラリア原産のポニーのハフリンガー、北部イングランド原産のフェル・ポニー、イングランド原産のブリティッシュ・スポテッドポニー、イギリス原産のウェルシュマウンテンポニー、アルゼンチン原産のファラベラなどがあります。

寿命の目安

ポニーの寿命は、20~30年くらいです。

諸説ありますが、ポニーの1年は人間の3~4年程と数えられています。御前崎市佐倉の乗馬クラブでは、41歳まで生きたニュージーランドポニーもいました。

鳴き声や感情による仕草


ブラッシングをされているときなど気持ちがいい時は、鼻をのばしたり目を細めたりします。嬉しい時には軽やかな足取りで駆け回り、尻尾を高く振ります。

ヒヒーンと大きめの声量で長めに鳴くのは、仲間を呼んだり寂しくなったりした時です。

食性

草食動物であるポニーの主食は、干し草です。チモシー乾草を主とし、イネ科の牧草を食べます。1日にあわせて4kg食べることが理想です。甘いものも好きなので、おやつにはニンジンも食べます。

放牧草を食べることもありますが、地面や飼葉桶においた干し草や、網に入れた干し草を食べさせます。牧草のほかに、水分と塩分も必要です。

繁殖

ポニーは、1産1子です。日本では4~9月ごろの暖かく、日が長い時期に繁殖期を迎えます。

牝馬が繁殖できるようになるのは2歳からですが、体が成熟するのは4歳ごろなのです。そのため5~8歳ごろが繁殖に適した年齢となります。

受胎する確率は、一般的に70%と言われています。妊娠期間は335日前後です。

ポニーはどれくらいの値段で飼える?

ポニーは、ペットとして飼うことが出来ます。年齢や性別、種類によっても異なりますが、40~90万円程度が相場になります。ペットショップのHPや牧場などで、購入可能です。

自治体によって多少の違いはありますが、飼育する際は保健所等に届出が必要になります。

ポニーを飼育するときのポイント

ポニーが快適に生活していく上で、飼育方法が重要になってきます。住む場所や食べ物、運動など日常の生活を整える事が大切なのは、人間と同じです。

ここでは、ポニーを飼育するときの7つのポイントを紹介します。
  • 馬房や馬小屋を用意して毎日掃除をする
  • 運動場を用意したり散歩に連れ出してあげる
  • 噛まないように早めにしつけをする
  • ブラッシングなど定期的にお手入れをする
  • エサの与え方に気をつける
  • おやつは形状によってあげ方を変える
  • 近所にポニーを診てくれる病院があるか事前に確認しておく

馬房や馬小屋を用意して毎日掃除をする

寒さが苦手なポニーのため、過ごしやす場所に馬小屋を用意しましょう。風通しをよくするために、小屋の入り口は大きくとったり、壁にも隙間を設けたりと工夫が必要です。広さは約3.6m×3.6m以上、広ければ広いほどポニーも快適に過ごせます。

床にはおがくずや藁などを敷くとポニーは寝転べ、飼い主も掃除がしやすくなりお互いにメリットがあります。小屋は毎日掃除し、清潔に保ちましょう。

運動場を用意したり散歩に連れ出してあげる

柵で囲んだ運動場を作り、ポニーを遊ばせてあげましょう。馬は新鮮な草を食べるのが好きなので、草を生やしてあげるのが理想的です。有毒な草もあるので、気が付いた時に抜いておきましょう。乾草をおいておくのでも大丈夫です。

その他には、雨や風を避けられる場所と水飲み場も用意してください。

もしくは、毎日20~30分程度散歩に連れ出しストレスを発散させてあげましょう。

噛まないように早めにしつけをする

ポニーは基本的に人を噛むことはありません。ですが、1度噛むとその行動を覚え、繰り返してしまうことがあります。

例えば、機嫌の悪い時に近づかれたり、嫌なことをしてこられたりする時です。もともと気性の荒いポニーは、理由がなくても噛むことがあります。

噛み癖をつけないよう、ポニーにやさしく触れ合うことが大切です。一度噛んでしまったら癖をつけないよう早めにしつけをする必要があります。

ブラッシングなど定期的にお手入れをする

ポニーが毎日清潔でいるために、定期的にブラッシングや蹄の裏のお手入れが必要です。特に毛が抜け替わる時期には、痒がりますのでより小まめにブラッシングをしてください。

蹄の裏にもおがくずなどの汚れがたまりやすいので、念入りに掃除をしましょう。また、お手入れの最中に声掛けをしてコミュニケーションを取ることで、飼い主との絆も深まります。

エサの与え方に気をつける

人と同じようにゆっくり食べるポニーと、すぐ食べ終わってしまうポニーがいます。放牧や床、飼草桶から干し草を食べますが、干し草は硬くて長いので早食いをしてしまうと、お腹に負担がかかってしまいます。

早食いの傾向のあるポニーには、ヘイネットという網を使いましょう。ヘイネットに干し草を入れ、網目から出た草を少しずつ食べられるようにします。

おやつは形状によってあげ方を変える

実は、ポニーは甘いものが大好きです。ニンジンやりんごも喜んで食べます。ニンジンはスティック状か一口大サイズにカットしましょう。りんごは種や芯を取り除き、食べやすいサイズにしてあげます。

スティック状のおやつは指でつまんで、一口サイズのおやつは手のひらに乗せて馬の口元にゆっくりと持っていきましょう。

近所にポニーを診てくれる病院があるか事前に確認しておく

残念ながら、すべての動物病院がポニーを診てくれるわけではありません。家族となるポニーの健康のために、事前に受け入れてくれる病院があるかを確認しておくことは非常に大切です。

自分で見つけられない場合は、地域の馬やポニーのいる施設に問い合わせて教えてもらいましょう。

ポニーを飼育するときに必要なもの

ポニーが快適に過ごせるアイテムを用意しましょう。馬小屋や干し草の他にも、食事や散歩、身体のケアなどに欠かせない物があります。

ここでは、ポニーを飼育する上で、最低限必要なものをピックアップしているので、参考にしてみてください。
  • 飼葉桶
  • ホルターなどの馬具
  • ブラシなどのケア用品

飼葉桶

名前のとおり、ポニーの干し草を入れる桶です。床にそのまま干し草を置いてしまうと、食べ残しを踏み潰したり糞尿などで汚してしまったりすることもあります。

耐久性があり、丈夫な物が良いでしょう。

ホルターなどの馬具

ホルターとは、馬などの頭部につける馬具のことです。馬を繋いでおく時や誘導時に必要な引き手を装着したり、乗馬のシーンでは口に装着するハミを適切な位置で固定させたりする役割があります。

放牧されている馬はハミがついていない頭絡(無口頭絡)を付け、散歩や庭の中で移動が必要な時には、ホルターに引き手を繋いで誘導します。

ブラシなどのケア用品

先ほども述べたように、ポニーにはブラッシングなどのお手入れが欠かせません。ブラッシングの際にも、汚れを落とすクリーニングブラシ(根ブラシ)や、毛を整えツヤを出すブラシなどの種類があります。

健康を保つ蹄の掃除には、フープピック(鉄爪)も必要です。体を洗った後は、冷えたり蹄がふやけたりしないよう汗こきというケア用品で、水分を落としてあげることも大切です。

ポニーとのふれあいを楽しめるところ

ポニーを飼うことを検討する際に、まずは触れあってみるのもおすすめです。

千葉県富津市にあるマザー牧場では、サラブレットからミニチュアホースまで様々な馬がおり、本格的な乗馬や引き馬体験が出来ます。

東京都渋谷区にある代々木ポニー公園は、ポニーとのふれあいや無料で乗馬体験も出来ますのでおすすめです。また、東京都江戸川区にある篠崎ポニーランドでは、小学6年生以下子どもがポニー乗馬とえさやりの体験を通じて身近に感じられるでしょう。

ポニーの値段や飼うときのポイントについて知って飼育を検討してみよう

ポニーの値段は、40~90万円程度です。馬房や馬小屋を用意して、毎日掃除し、頻繁にお散歩に連れて行ってあげましょう。ブラッシングも、欠かせないお手入れです。

毎日のルーティーンを通し、ポニーと信頼関係が築けてくるでしょう。ポニーの特徴や生態も知ったことで、飼う想像が出来てきましたでしょうか。

飼う前には実際もポニーと触れあえる場所へ行って、飼育を検討してみてください。
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