「デグーの繁殖にチャレンジしたいけど難しいのかな?」
「出産する場合、赤ちゃんは何匹生まれるの?」
「妊娠しているときに気をつけるポイントは?」
小さく愛らしい姿が特徴のデグーは、ペットとしても人気のあるネズミの仲間です。実際に飼育している方や、これから繁殖させて赤ちゃんを育てたい、と考える方は多いのではないでしょうか。
本記事では、デグーの繁殖方法や妊娠・出産した場合の注意点などを、わかりやすく紹介しています。生き物を繁殖させる上で、責任と計画はとても重要です。読み終わるころには、デグーの繁殖についての基礎知識が身につき、計画性のある繁殖ができるようになるでしょう。
デグーを飼っている方、これから飼育にチャレンジして繁殖させてみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
「出産する場合、赤ちゃんは何匹生まれるの?」
「妊娠しているときに気をつけるポイントは?」
小さく愛らしい姿が特徴のデグーは、ペットとしても人気のあるネズミの仲間です。実際に飼育している方や、これから繁殖させて赤ちゃんを育てたい、と考える方は多いのではないでしょうか。
本記事では、デグーの繁殖方法や妊娠・出産した場合の注意点などを、わかりやすく紹介しています。生き物を繁殖させる上で、責任と計画はとても重要です。読み終わるころには、デグーの繁殖についての基礎知識が身につき、計画性のある繁殖ができるようになるでしょう。
デグーを飼っている方、これから飼育にチャレンジして繁殖させてみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
デグーの繁殖前の心構え
デグーは1回の妊娠で3匹~6匹、多ければ10匹ほどの赤ちゃんを出産します。出産後は飼育の手間や費用が増えるほか、場合によっては母親の育児放棄もあり得るため、しっかりとした計画と心構えが必要になります。
また、デグーの寿命は平均約5年~8年前後と長く、生まれた赤ちゃんを手元で育てるのか、あるいは里子に出すのか決めなければいけません。安易な繁殖は飼育崩壊にもつながりかねないので、繁殖は必要な知識を身につけてから計画的に行うことが重要です。
また、デグーの寿命は平均約5年~8年前後と長く、生まれた赤ちゃんを手元で育てるのか、あるいは里子に出すのか決めなければいけません。安易な繁殖は飼育崩壊にもつながりかねないので、繁殖は必要な知識を身につけてから計画的に行うことが重要です。
デグーの繁殖で覚えておきたい基礎知識
デグーを繁殖させる前に、知っておくべき基礎知識があります。知らずに繁殖させると、リスクの高い出産になる、母親が育児放棄する、子供が増えすぎて対応しきれなくなる、などの問題点が出てきます。
安全な繁殖と出産のために、繁殖に適した時期や妊娠期間など、事前に知っておくべき情報について詳しく紹介します。
安全な繁殖と出産のために、繁殖に適した時期や妊娠期間など、事前に知っておくべき情報について詳しく紹介します。
性別の判別方法
デグーを繁殖させるためには、そもそも性別の判別ができなければいけません。デグーの性別を見分ける方法は、生殖器と肛門の距離の違いです。オスは生殖器と肛門が離れていますが、メスは肛門のすぐ上に生殖器があります。
また、オスの生殖器のほうが長く、メスは短いという特徴もあるため、肛門までの距離と合わせて判別します。ただし、子供のうちは判別が難しいため、生まれてすぐの赤ちゃんの性別は見分けられません。生後3ヶ月を過ぎてくると、判別しやすくなってきます。
また、オスの生殖器のほうが長く、メスは短いという特徴もあるため、肛門までの距離と合わせて判別します。ただし、子供のうちは判別が難しいため、生まれてすぐの赤ちゃんの性別は見分けられません。生後3ヶ月を過ぎてくると、判別しやすくなってきます。
性成熟の時期
犬や猫に比べるとデグーの性成熟の時期は比較的早く、生後3ヶ月~4ヶ月ほどたつと、子供がつくれる体になります。
ただし、性成熟したからといって、すぐに繁殖させるとメスの体に大きな負担がかかります。安全な繁殖・出産のために、デグーの体がしっかり成長するまで繁殖は待ちましょう。
ただし、性成熟したからといって、すぐに繁殖させるとメスの体に大きな負担がかかります。安全な繁殖・出産のために、デグーの体がしっかり成長するまで繁殖は待ちましょう。
繁殖に適した時期
デグーを繁殖させるなら、オス・メスともに体が成長しきった生後約6ヶ月が目安です。早すぎる繁殖は母親にとって負担が大きいので、できるだけ生後6ヶ月を待って繁殖させましょう。
また、体が小さい個体や病弱な個体の場合、繁殖は避けたほうが無難です。もし繁殖させたい場合は、生後1年半ほど様子を見て、体の大きさや体質に不安がないか、しっかりチェックします。
なお、野生のデグーの繁殖期は5月ごろですが、ペットの場合は餌が豊富にあるため、1年通して繁殖が可能です。
また、体が小さい個体や病弱な個体の場合、繁殖は避けたほうが無難です。もし繁殖させたい場合は、生後1年半ほど様子を見て、体の大きさや体質に不安がないか、しっかりチェックします。
なお、野生のデグーの繁殖期は5月ごろですが、ペットの場合は餌が豊富にあるため、1年通して繁殖が可能です。
発情の周期
性成熟したオスは常に繁殖可能な状態になりますが、メスの発情周期は平均3週間ほどあり、1日~3日前後の限られた発情期間しかオスを受け入れません。
発情したオスは気性が荒くなり、マーキングの回数が増える、メスに対して尻尾をふるなどの求愛行動が見られるようになり、メスの場合は発情すると生殖器がふくらみます。
また、鳴き声をあげる、食欲が減るといった変化がみられる場合もあり、個体ごとの様子をみて発情期かどうかを判断します。
発情したオスは気性が荒くなり、マーキングの回数が増える、メスに対して尻尾をふるなどの求愛行動が見られるようになり、メスの場合は発情すると生殖器がふくらみます。
また、鳴き声をあげる、食欲が減るといった変化がみられる場合もあり、個体ごとの様子をみて発情期かどうかを判断します。
妊娠の見分け方や期間
デグーの妊娠期間は約3ヶ月ほどあり、妊娠しているかどうかは、体形の変化・体重の変化・お腹の動きの3点で見分けます。
妊娠したメスは、お腹だけが大きくふくらみ、急な体重の変化が見られます。体重の増え方は個体差があるため、定期的に体重を測定しておくことが重要です。観察していると、胎児の動きにあわせてメスのお腹が動く様子もみられます。
妊娠したメスは、お腹だけが大きくふくらみ、急な体重の変化が見られます。体重の増え方は個体差があるため、定期的に体重を測定しておくことが重要です。観察していると、胎児の動きにあわせてメスのお腹が動く様子もみられます。
生まれてくる赤ちゃんの数
デグーは一度の妊娠で3匹~6匹前後、多ければ10匹ほどの赤ちゃんを出産します。成長後はそれぞれにケージなどの飼育設備、餌が必要になるため、赤ちゃんの数をふまえた繁殖計画をたてることが大切です。
また、赤ちゃんに人間の匂いがつくと母親が育児放棄してしまうケースがあるので、出産直後の赤ちゃんには触れないようにして静かに見守ります。
また、赤ちゃんに人間の匂いがつくと母親が育児放棄してしまうケースがあるので、出産直後の赤ちゃんには触れないようにして静かに見守ります。
デグーの交配にはお見合いが大切
繁殖のためにデグーを交配させるなら、オスとメスの相性がとても重要です。いきなり一緒のケージに入れるとケンカになる場合があるため、お互いの相性を確かめるためにも事前にお見合いをします。
お見合いは、オスとメスのケージを近くに置き、お互いの匂いや存在がわかるようにします。慣れてきたら新しいケージを用意して2匹を入れますが、すぐに交尾がはじまるわけではありません。相性やメスの発情周期にもよるので、しばらくは静かに見守ります。
もし、同じケージに入れたあとケンカする場合は相性が悪い可能性があるため、交配は見送りましょう。
お見合いは、オスとメスのケージを近くに置き、お互いの匂いや存在がわかるようにします。慣れてきたら新しいケージを用意して2匹を入れますが、すぐに交尾がはじまるわけではありません。相性やメスの発情周期にもよるので、しばらくは静かに見守ります。
もし、同じケージに入れたあとケンカする場合は相性が悪い可能性があるため、交配は見送りましょう。
デグーの妊娠や出産の注意点
今日のまん丸りんさん?
— ?みけデグー? (@mikemouse0830) April 8, 2018
今日は318グラムです
それにしてもだるまみたい⛄️胎動も見てわかる感じに✨#デグーマウス #デグー #妊婦 #妊娠 pic.twitter.com/AmQq5RnoHq
それでは、実際に妊娠・出産となった場合、どんなことに注意すればいいのでしょうか。安心して妊娠・出産を迎えるためには、いくつかポイントがあります。
母親と赤ちゃんが出産という一大イベントを安全に迎えられるように、事前に知っておくべき注意点を紹介します。
妊娠したら栄養のある食事に切り替える
妊娠したメスには栄養価が高い食事が必要になるため、今までの食事よりも高タンパクなものを与えます。
大人のデグーの食事はドライフードや牧草が中心ですが、普段の牧草に加えてアルファルファという高タンパクな牧草を与えます。餌と水はきらさないように注意し、仕事や用事で家をあけるときは、いつもより多めに用意しておくと安心でしょう。
大人のデグーの食事はドライフードや牧草が中心ですが、普段の牧草に加えてアルファルファという高タンパクな牧草を与えます。餌と水はきらさないように注意し、仕事や用事で家をあけるときは、いつもより多めに用意しておくと安心でしょう。
出産前後はケージの掃除を控える
出産が近いデグーは、とても神経質になっています。環境の変化や大きな物音にも敏感になるので、出産前後のケージの掃除は控えましょう。食事と水をきらさないように注意し、毎日の世話は必要最低限にします。
ケージを動かす、掃除をするなど周りの環境が変わると、母親の大きなストレスになってしまうため、出産前後は静かで落ち着ける環境を用意してあげましょう。
ケージを動かす、掃除をするなど周りの環境が変わると、母親の大きなストレスになってしまうため、出産前後は静かで落ち着ける環境を用意してあげましょう。
つがいで飼っている場合オスを別のケージに分ける
メスのデグーは出産直後でも発情するため、つがいで飼っている場合はオスを別のケージに移動させます。出産後すぐに交尾してしまうと、メスの大きな負担になってしまうためです。
出産から2~3日ほどたてば、またオスとメスを一緒にできます。つがいで飼育しているデグーはオスも巣作りや育児を手伝う習性があるため、オスをケージに戻せば子育てを手伝う様子が見られる可能性もあるでしょう。
ただし、再びの交尾や妊娠の心配もあるため、様子をみながら一緒にします。
出産から2~3日ほどたてば、またオスとメスを一緒にできます。つがいで飼育しているデグーはオスも巣作りや育児を手伝う習性があるため、オスをケージに戻せば子育てを手伝う様子が見られる可能性もあるでしょう。
ただし、再びの交尾や妊娠の心配もあるため、様子をみながら一緒にします。
冬は温度管理をしっかりする
デグーは、もともと気温が高く乾燥した土地に住む動物です。ペットの場合も同様で、デグーの適温は25℃前後とされています。生まれたばかりの赤ちゃんは寒さに対処できないため、冬場の妊娠・出産ではエアコンやペットヒーターをつかい、しっかりと温度管理をします。
デグーの赤ちゃんや子育ての様子
こんにちは、今日は雨になりました。部屋の中で「ヒマい〜」とゴロゴロしている方、#PAW なら室内で動物たちと遊べますよ。#デグー #親子 pic.twitter.com/3U4O3q8Mwb
— 長崎バイオパーク公式 (@ngsbiopark) March 19, 2018
デグーの赤ちゃんは、大人と同じ毛も歯も生えた姿で生まれてきます。生まれてしばらくは母乳を飲みながら大きくなり、離乳するまでは1ヶ月ほどかかります。赤ちゃんの成長のためにも母親には栄養価の高い食事を与え、水もきらさないようにしましょう。
万が一、母親が育児放棄してしまった場合や、母乳がうまく飲めずに成長が遅い赤ちゃんがいる場合には、人工保育に切り替える必要があります。
デグーの繁殖は知識をつけた上で責任を持って行おう
デグー親子の授乳の様子 pic.twitter.com/SJxT5VWJLO
— はな (@avocado_tororin) February 11, 2020
デグーはペットの中でも簡単に繁殖できる種類です。小さくかわいい赤ちゃんを見て、繁殖させたいと思う方は多いのではないでしょうか。しかし、人間の手で繁殖させる以上は赤ちゃんに対する責任があります。育児放棄や人工保育などの可能性もあるため、不安であれば繁殖しない・させないという選択もあります。
繁殖にチャレンジする場合は、親のデグーや生まれてくる赤ちゃんが快適に暮らせるように、正しい知識を身につけて計画的に行いましょう。