「アメリカモモンガを飼ってみたいのだけど、人間に懐くのかな?」
「アメリカモモンガは夜行性の生き物?」
「アメリカモモンガはトイレを覚えることはできるの?」
このように、アメリカモモンガの飼育に興味があり、知識を深めたいと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、アメリカモモンガの生態から、飼育するために必要な物や入手方法、飼育に関する注意点などを詳しくご紹介しています。
本記事を読むことで、アメリカモモンガについての知識が深まり、飼育に適した環境を整えることができるでしょう。
アメリカモモンガに興味がある、また飼育をしたいと考えている人は、ぜひ本記事を読んで参考にしてみてください。
「アメリカモモンガは夜行性の生き物?」
「アメリカモモンガはトイレを覚えることはできるの?」
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この記事では、アメリカモモンガの生態から、飼育するために必要な物や入手方法、飼育に関する注意点などを詳しくご紹介しています。
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アメリカモモンガの生態
フクロモモンガ特集で悔しいからうちよアメリカモモンガを。#マツコの知らない世界 #アメリカモモンガ#モモンガ pic.twitter.com/YbfwWOILmx
— 広島ポーカー倶楽部 (@hiroshimapoker) September 1, 2020
アメリカモモンガは、哺乳網齧歯目リス科アメリカモモンガ属の動物です。ペットとしてよく飼われているフクロモモンガは有袋類でカンガルーの仲間になります。対するアメリカモモンガは齧歯類、つまりネズミの仲間に分類される全く異なる種族です。
顔つきは一見リスによく似た、大きくクリっとした目が特徴的です。
まずはアメリカモモンガの生息地から順に、大きさや特徴的なポイントを見ていきましょう。
アメリカモモンガの生息地
アメリカモモンガは、その名の通り主にアメリカで生息している動物です。アメリカの中でも東部に多く生息しており、その他にはカナダの南東部、メキシコやホンジュラスにも生息しています。
広葉樹に巣を作ることが多く、手足の間にある飛膜で木と木を渡り、樹上で生活するのが基本です。そのため飼育の際にも高さのあるケージを使うことが望ましいです。
基本的には樹上で単独で生息していますが、冬の寒い時期には集団になって暖を取ることもあります。
広葉樹に巣を作ることが多く、手足の間にある飛膜で木と木を渡り、樹上で生活するのが基本です。そのため飼育の際にも高さのあるケージを使うことが望ましいです。
基本的には樹上で単独で生息していますが、冬の寒い時期には集団になって暖を取ることもあります。
アメリカモモンガの大きさ
アメリカモモンガの大きさはメスとオスで体格に差はありません。体長は22~27cm程で、そのうちの8~12cm程が尻尾です。体重は38~90g程あります。
ちなみに生まれたての頃にはなんと3〜6g程しかない、非常に小さな動物です。
ちなみに生まれたての頃にはなんと3〜6g程しかない、非常に小さな動物です。
アメリカモモンガの特徴
アメリカモモンガは顔つきがリスによく似ています。しかし、リスと大きく異なるのは手足にかけて飛膜があることです。
飛膜とは脊椎動物が飛行や滑空を行うために持つ特殊な皮膚のことです。コウモリやヒヨケザルにも同じ器官がみられます。
ちなみにモモンガとよく似たムササビという動物がいますが、ムササビは飛膜が後脚から尾にかけてもありますが、モモンガの飛膜は前脚から後脚までしかないのが特徴です。
飛膜とは脊椎動物が飛行や滑空を行うために持つ特殊な皮膚のことです。コウモリやヒヨケザルにも同じ器官がみられます。
ちなみにモモンガとよく似たムササビという動物がいますが、ムササビは飛膜が後脚から尾にかけてもありますが、モモンガの飛膜は前脚から後脚までしかないのが特徴です。
アメリカモモンガの寿命
アメリカモモンガの寿命は、飼育環境にいるものは12年程です。野生環境のもとでは5~7年程であると言われています。
小動物の中では長命となります。適切な環境を整えてあげることで長く大切に飼育することができます。
小動物の中では長命となります。適切な環境を整えてあげることで長く大切に飼育することができます。
アメリカモモンガの繁殖
アメリカモモンガは生後から1年程で性成熟し、繁殖することができるようになります。妊娠期間は40日程で、主に4〜5月、8〜9月にかけて繁殖を行います。1年の中で2回繁殖を行うことができます。
出産時には一度に1〜7匹の子供を産み、生まれたては体重3〜6gと非常に小さいです。子育てはメスのみが行います。
出産時には一度に1〜7匹の子供を産み、生まれたては体重3〜6gと非常に小さいです。子育てはメスのみが行います。
アメリカモモンガはペットとして飼育できるの?
昔家でテッペンとってた アメリカモモンガ pic.twitter.com/rZ50VZzyk6
— 鯱九ネロ (@orca_nero) October 9, 2022
結論から申し上げるとアメリカモモンガをペットとして飼育することは可能です。アメリカモモンガと同じ「齧歯類」に属するモモンガは45種類存在しますが、その中でアメリカモモンガのみ飼育することができます。
しかし主な生息地が日本でないことや、アメリカモモンガが原因となり発症した感染症の影響で、日本国内での入手は困難な状況にあります。
2005年に静岡市の動物取扱い業者がレプトスピラ症というものに感染し、調査の結果アメリカモモンガの保有する菌が原因であったことが分かりました。その影響により国外からのアメリカモモンガの輸入が減少しており、入手するのが困難な状況にあります。
アメリカモモンガの入手方法と値段の目安
#ぶりくら#アメリカモモンガ#販売
— 小澤笑店 (@o9o41323523) October 7, 2022
ぶりくら出展します。
産まれたアメモモペアで連れていきます。よくなれた子達です pic.twitter.com/1ywpNPnzHi
アメリカモモンガを飼育したい場合、ペットショップや専門のブリーダーから入手することができます。1つ前の項目で記述したようにアメリカモモンガの輸入は規制が厳しいため、取り扱っているペットショップやブリーダーを探す必要があります。
価格は1万5千〜3万円程になります。
アメリカモモンガの飼育に必要なもの
はじめまして!
— アメリカモモンガのちょこ (@chocoo_momonga) May 18, 2022
アメリカモモンガをお迎えしました(*^^*)
育て方や、仲良しになる方法など知りたいため、Twitterを始めました!
よろしくおねがいします⭐️ pic.twitter.com/IUaJ7uJQQB
アメリカモモンガの生態など、基本的な情報を見てきました。
ここからは、アメリカモモンガを飼育するにあたって実際に必要になる用品を見ていきましょう。
- ケージ
- エサ入れ
- 巣箱
- ポーチ
- 止まり木
- 給水容器
- ナスカン
ケージ
アメリカモモンガは野生では樹上で生活しているため、飼育する場合は高さのあるケージを使いましょう。上部に登ることができるように、網目状のものが良いです。
運動不足はアメリカモモンガにとって大きなストレスとなりますので、飛び回ったりすることができる広々としたケージが望ましいです。
運動不足はアメリカモモンガにとって大きなストレスとなりますので、飛び回ったりすることができる広々としたケージが望ましいです。
エサ入れ
エサ入れは、ひっくり返る心配のない重みのあるものが良いでしょう。陶器製のものであれば重みもあるので適しています。
また、ケージが網目状のものであれば、留め具の付いたエサ入れを使用することで、しっかりと固定することができます。
また、ケージが網目状のものであれば、留め具の付いたエサ入れを使用することで、しっかりと固定することができます。
巣箱
アメリカモモンガは夜行性です。そのため、日中に過ごすための巣箱を設置しましょう。樹上で生活する野生の育ち方に合わせて、木製のものを選ぶと良いでしょう。
また、アメリカモモンガはトイレを覚えないため、排泄で巣箱が汚れる可能性があります。取り替えて清掃できるように複数個持っておくと便利です。
また、アメリカモモンガはトイレを覚えないため、排泄で巣箱が汚れる可能性があります。取り替えて清掃できるように複数個持っておくと便利です。
ポーチ
アメリカモモンガの生態についての項目でも記述しましたが、同じモモンガでも齧歯類に属するアメリカモモンガとは別に、有袋類のフクロモモンガという動物がいます。
フクロモモンガは、母親の育児嚢という袋の中である程度まで成長します。対して齧歯類であるアメリカモモンガは、フクロモモンガと違い育児嚢で育つわけではありません。
しかし、日中を過ごすための巣箱と同じようにポーチを使用することもできます。爪が引っかからない、なおかつ体がすっぽり隠れるサイズのものを選びましょう。
フクロモモンガは、母親の育児嚢という袋の中である程度まで成長します。対して齧歯類であるアメリカモモンガは、フクロモモンガと違い育児嚢で育つわけではありません。
しかし、日中を過ごすための巣箱と同じようにポーチを使用することもできます。爪が引っかからない、なおかつ体がすっぽり隠れるサイズのものを選びましょう。
止まり木
アメリカモモンガは活発で、運動不足はストレスの原因になります。飛膜で飛ぶこともあるため、ケージ内を動き回って運動できるように、止まり木を設置しましょう。野生の環境に寄せるのであれば木製のものを使用すると良いです。
また、無添加の止まり木を購入することもできますが、外から拾ってきた木材を使用する場合は消毒を行うことに注意しましょう。
棒状の止まり木の他にも、餌を食べることができるようなコーナーステージを設置しても良いでしょう。
また、無添加の止まり木を購入することもできますが、外から拾ってきた木材を使用する場合は消毒を行うことに注意しましょう。
棒状の止まり木の他にも、餌を食べることができるようなコーナーステージを設置しても良いでしょう。
給水容器
給水ボトルは、ハムスターなど他の小動物用のものを使用することができます。餌皿と同じく、ひっくり返ったりすることのないものを選びましょう。
ボトルタイプの給水容器は溢れる心配もなく、衛生的にもおすすめです。しかし飼育するアメリカモモンガがボトルタイプを苦手とするようなら、陶器皿などを使っても構いません。
ボトルタイプの給水容器は溢れる心配もなく、衛生的にもおすすめです。しかし飼育するアメリカモモンガがボトルタイプを苦手とするようなら、陶器皿などを使っても構いません。
ナスカン
手先が器用で賢いアメリカモモンガは、簡易なケージの鍵や扉であれば自ら開けて逃げてしまう可能性があります。
脱走を防ぐために、ナスカンでケージの扉を固定するようにしましょう。さまざまな形や大きさのものが販売されていますので、使用しているケージのサイズに合ったものを選びましょう。
脱走を防ぐために、ナスカンでケージの扉を固定するようにしましょう。さまざまな形や大きさのものが販売されていますので、使用しているケージのサイズに合ったものを選びましょう。
アメリカモモンガの飼育方法
最近アメリカモモンガの存在を知ったんだけど、可愛くてなんか気になりすぎて動画みまくってたら、この子はなんとリス科なんだとわかった?
— ぽぽろ&ちょころ?? (@Poporo_risurisu) August 9, 2021
だから可愛いんだ〜勝手にめちゃ納得??#リス pic.twitter.com/HXbUMfLtfS
アメリカモモンガは先述した輸入の厳しさから、飼育している人があまり多くありません。正しい飼育方法をしっかりと学び、適切な環境で飼育できるようにしましょう。
適切な温度
アメリカモモンガが活動するのに適した温度は18〜23度程です。名前は似ていますが、フクロモモンガに適した温度とは異なるので注意しましょう。
アメリカの東部など、元々は寒い地域に生息しているため、夏場の暑さに弱いということを覚えておきましょう。
アメリカの東部など、元々は寒い地域に生息しているため、夏場の暑さに弱いということを覚えておきましょう。
アメリカモモンガの餌
アメリカモモンガに与えるエサは、主食と副食に分けて考え、それぞれをバランスよく与えましょう。
まず主食には市販されている固形のフードを与えます。これはアメリカモモンガ専用のものもありますが、入手が難しいようであればリス用の混合フードでも問題ありません。
副食には、イチゴやブルーベリーといった果物や、人参やブロッコリーなどの野菜を与えます。また、動物性タンパク質としてミルワームやコオロギなどの昆虫を与えることも必要です。
まず主食には市販されている固形のフードを与えます。これはアメリカモモンガ専用のものもありますが、入手が難しいようであればリス用の混合フードでも問題ありません。
副食には、イチゴやブルーベリーといった果物や、人参やブロッコリーなどの野菜を与えます。また、動物性タンパク質としてミルワームやコオロギなどの昆虫を与えることも必要です。
アメリカモモンガの飼育上の注意点
今朝のお目覚め可愛いさん達?#アメリカモモンガ pic.twitter.com/qjKY6DIGre
— ????? (@luke_mimi_momon) October 13, 2022
アメリカモモンガの飼育に際して、注意するべき点が大きく3点あります。
飼育方法を理解することはもちろん、注意点を把握しておくことでアメリカモモンガが危険にさらされるようなことがないようにしましょう。
トイレを覚えないということを理解しておく
アメリカモモンガはトイレを覚えません。そのため、こまめな清掃を行うことが必要になります。
ただ、一定の場所に排泄をすることが多いため、その場所に吸水シーツを設置しておくことで対策することができます。
ただ、一定の場所に排泄をすることが多いため、その場所に吸水シーツを設置しておくことで対策することができます。
運動不足にならないようにする
アメリカモモンガにとって、運動不足は大きなストレスとなり、場合によっては病気を引き起こしてしまいます。
対策として、まずは十分な大きさのケージを用意することが必要です。手足の間にある飛膜を使って滑空することができるので、それに見合ったサイズを購入しましょう。
対策として、まずは十分な大きさのケージを用意することが必要です。手足の間にある飛膜を使って滑空することができるので、それに見合ったサイズを購入しましょう。
適切な治療ができる動物病院が少ない
先述したように、アメリカモモンガは国内にその数が少なく、飼育している人があまり多くありません。それに伴い、アメリカモモンガを診察してくれる動物病院もあまりありません。
動物は人間のように言葉を話すことができないため、こまめに健康診断を受けさせるなど、健康な時からのケアが重要です。
飼育を始める前に、自宅周辺の動物病院に問い合わせるなどしてアメリカモモンガを診察してもらえるかどうか確認しておきましょう。
動物は人間のように言葉を話すことができないため、こまめに健康診断を受けさせるなど、健康な時からのケアが重要です。
飼育を始める前に、自宅周辺の動物病院に問い合わせるなどしてアメリカモモンガを診察してもらえるかどうか確認しておきましょう。
アメリカモモンガの特徴と飼育方法を理解しておこう
アメリカモモンガは国内では飼育されている数が少なく、そのために飼育に関する不安も多いでしょう。なかなか実際に目にすることはできませんが、リスのような顔立ちに大きな目をしており、とても可愛らしい小動物です。
事前に正しい知識と入念な準備を行うことで、素敵なアメリカモモンガとの生活を目指してみてはいかがでしょうか。
事前に正しい知識と入念な準備を行うことで、素敵なアメリカモモンガとの生活を目指してみてはいかがでしょうか。