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リスザルをペットして飼育する!?性格や値段・飼い方を紹介

リスザルとは?

リスザルとは、南アメリカからブラジルにかけて分布するリスザル科のサルの総称です。リスザルと名付けられたのは、体色がリスに似通っていて、体もリスのように小さいサルだからです。

ペットとしてがあり、飼いやすいサルとも言われています。しかし、飼育しやすいのはあくまでも猿の中ではという意味です。

ペット飼育は難しい部類に入ります。後々のトラブルを防ぐためにも、猿の飼い方をきちんと学んでおきましょう。

コモンリスザルが大!

日本で飼育されているリスザルは、正式にはコモンリスザルといい、リスザル科のうちの一種です。

リスザルとだけ呼ばれる場合にはコモンリスザルのことをさし、そのほかのリスザル科の種類はボリビアリスザルなどの名称で区別されます。

小さくて愛らしいコモンリスザルはマーモセットなどと同じ、オマキザル科の猿で動物園などでもです。

オマキザル科の猿は、家で飼える猿としてもがありますが、その中でもコモンリスザルは遊び好きでいたずら好き、人になついて愛らしいため、飼育しやすさもあってペットとして大です。

リスザルの性格

猿の仲間の中では比較的おとなしく、人懐こい性格をしています。頭がよく、テレビで見かける日本猿ほどではありませんが、手乗り猿のような簡単な芸であれば覚えることもできます。

また、餌をねだったりしてなつくこともあります。飼育下ではマイペースで気分屋、いたずら好きなところもみられる猿です。

しかし感情のある動物のため、嫉妬してしまうこともあり、飼い主に対して敵意を抱くこともあるため、飼育には十分な注意が必要になります。
リスザルの性格
  • リスザルの性格1:大胆で活動的!
  • リスザルの性格2:ストレスを感じづらい
  • リスザルの性格3:攻撃性が低い
  • リスザルの性格4:遊びが大好き!
  • リスザルの性格5:人に懐きやすい

リスザルの性格1:大胆で活動的!

リスザルは、大胆で活動的な性格をしています。野生では木の上で暮らすリスザルは、縄張りをもつことがありません。

数十頭から週百頭の群れを作り、広範囲を移動しながら生活しています。軽くて小さな体で、枝から枝を渡り歩く活動的な性格です。

野生でのリスザルは、ほかの種類の猿の群れともうまく共存し、食事のおこぼれをもらうこともあるようなおとなしい面もある猿ですが、飼育下では飼い主にいたずらをするなど、大胆な面も見られます。

リスザルの性格2:ストレスを感じづらい

リスザルは、広い範囲を渡り歩くため環境に順応しやすく、ストレスを感じづらい性格をしています。しかしリスザルは体が小さく、自分が弱いのだとわかってるため、野生では群れを作り集団で生活しています。

そのため、一頭だけ集団から切り離されて飼育されると、寂しくて孤独を感じ、精神的に負荷を感じることがあります。

リスザルのストレスをためないためには、飼い主がよくそばにいて、孤独を感じさせないようにすることが重要です。

リスザルの性格3:攻撃性が低い

リスザルは猿の中でも攻撃性が低く、別の群れと遭遇してもめったにケンカにはならないほどにおとなしい猿です。

たとえ良質のえさ場にいくつかの群れが集まったとしても、争うことはなく、共存していけるほどに社会性があり、穏やかな性格をしています。

他の種類の猿と共存していることもあり、猿を飼うとなったときにリスザルがなのは攻撃的な猿の仲間の中では、比較的攻撃性が低く、おとなしく飼育しやすいといわれているためです。

リスザルの性格4:遊びが大好き!

リスザルは、もともと頭がよく、広範囲の枝を渡り歩く猿であり、遊ぶことが大好きです。飼育下であまりに刺激がなかったり、活動する場所が狭すぎたりすると、退屈してしまうこともあります。

珍ペットとしてのあるリスザルですが、刺激の少なすぎる暮らしでは満足しません。そのため、退屈を感じさせないために1日30分程度でいいのでケージから出して、毎日一緒に遊んであげるようにしましょう。

飼育環境は変化に富み、よく動き回れる広い場所を用意しましょう。

リスザルの性格5:人に懐きやすい

リスザルは、人に懐きやすく、うまく教えれば簡単な芸を覚えてくれるほど頭のいい猿です。

リスザルと同じようにかわいらしいメガネザルは人にかまわれることに強いストレスを感じ、懐くことのない猿ですが、リスザルは人に懐きやすいため、ペットとして飼育することができます。

群れで生きるリスザルは、犬のように家族内の順位付けを行うために、自分より上位と飼い主を認めさせることができれば、よく言うことを聞き、懐いてくれます。

リスザルの飼育は難しい?

リスザルの飼育が難しいといわれるのは、トイレのしつけができないうえに、かまれると感染症にかかる危険性があるためです。

そもそもリスザルの値段自体高く、飼育において金銭面の負担が大きいため、購入すること自体がハードルがかなり高い小動物です。

さらにうまく飼い主を上位の存在だと認めさせることができなければ、噛みついてくることもあります。もしもかまれてしまったら感染症になる危険が高いため、飼育するときには注意が必要になります。
リスザルはの飼育は難しい?
  • トイレのしつけができない
  • 家族内の順位づけにより噛むことがある
  • 噛まれると感染症にかかる可能性がある

トイレのしつけができない

頭がいいといわれるリスザルにトイレのしつけができないのは、リスザルにはもともと決まった場所でトイレをする習慣がないためです。トイレのしつけができないため、ケージ内の糞尿の掃除がかなり大変になります。

さらに、ケージから出して外出するときには、排せつ対策として紙おむつをはかせる必要があるのですが、習慣がないために紙おむつをはくことを嫌がることも多いです。

そのうえ自分の体に排せつ物がついてもあまり気にしないため、衛生面でのしつけは困難になります。

家族内の順位づけにより噛むことがある

リスザルは犬などと同じで群れで生活するため、家族内に順位付けをし、順位が自分より下位と決めてしまうと、噛んでくることがあります。

リスザルが噛んでくるのは自分よりも下位の者が、自分の気に入らない行動をした時などです。上位の自分に従え、ということです。

リスザルにとってはごく自然な行動であり、しつけすることで噛むことをやめさせるということは困難になります。噛まれないためには、飼育する時点で飼い主を上位だと認めさせることが重要です。

噛まれると感染症にかかる可能性がある

サルは口腔内に、ヒトにも感染するさまざまなウィルスや細菌を持っています。当然リスザルも口腔内は危険であり、その保有するウィルスや細菌の数は犬や猫よりもずっと数が多いです。

さらに飼育下のリスザルでもしつけが困難であり、デンタルケアをすることは非常に難しく、歯石がたまることもあります。

そのような歯石がたっぷりたまった歯で噛まれてしまえば、何らかの感染症にかかるリスクは非常に高いといえるので、できる限り噛まれないように注意しましょう。

リスザルの飼い方

リスザルの飼い方は、犬や猫などの通常のペットとは違うため、購入前にはしっかり勉強することが大切です。猿の値段は30万円から60万円、中には100万円を超すものもいるほど、猿ペット価格は高額になります。

安ければ適当でいいというわけではありませんが、それでもサルペットの珍しさや飼育の難しさがわかるのではないでしょうか。

押さえておきたい飼育方法コモンリスザルを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

リスザルの飼い方1:温度調節

リスザルはもともと熱帯地域の生き物のため、日本の冬などの冷え込む季節を健康に過ごすためにも温度調節は必須になります。

リスザルを屋外で飼うことは、日本の環境からして無理があります。そのため基本は室内飼いになります。

室内でリスザルを飼う場合に大事なのは温度調節です。熱帯地方に生息するリスザルにとっては、日本の春先や晩秋、冬の寒い時期を何もなしに超すことはできません。

常にエアコンで30度程度の気温を保つか、難しい場合はヒーターなどでオールシーズンを30度程度に保つようにしましょう。

リスザルの飼い方2:診察できる病院の確保

猿はしつけが難しく、おとなしくさせることが困難なため、いざという時に駆け込んでも断られることがあります。

特に住宅街やショッピングモールなどにある病院では見てくれないことがほとんどです。なぜなら、猿が逃げ出してしまった時に捕獲するのが困難であるからです。

犬や猫と違ってしつけの難しい猿は、突然診察を頼んでも診られないといわれることもあるため、飼育するときにまず、診察できる病院を探すことが肝心です。

できるだけ近所で、きちんと見てもらえるところを確保しておきましょう。

リスザルの飼い方3:綺麗な飼育環境の維持

リスザルは、トイレのしつけができないため病気予防の観点からも、できるだけきれいな環境を維持するように努めることが重要です。

たとえ体に糞尿がついてもあまり気にしないリスザルは、ケージや体をきれいにしていないと衛生的によくありません。

きれいな飼育環境が維持できなければ、リスザルだけでなく飼い主にも、病気などの心配があります。そのためできるだけ、紙おむつを日常的にはかせるなどして、衛生面には気を配るように心がけましょう。

リスザルを飼うときは犬や猫のような感覚ではなくしっかり勉強して飼おう!

リスザルはとても愛らしく、賢い生き物です。飼育は猿の中では比較的やりやすいといわれていますが、犬や猫のような飼い方ではうまくいきません。

リスザルを飼うときには、餌のやり方や、ケージの掃除、飼育場の注意点などをきちんと学んでおくといいでしょう。

もともと10年から15年程度の寿命のリスザルは、飼育下できちんと世話をすることによって、15年以上長生きします。

縁あって家族の一員になったからには、きちんとした飼育方法を勉強し、リスザルにとって最適の環境を用意しましょう。
ペットショップのコジマ
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