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初心者でも簡単!カタツムリの飼い方|餌/土/冬眠/赤ちゃん

初回公開日:2017年11月01日

更新日:2020年02月16日

記載されている内容は2017年11月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

雨の季節に庭先や公園でカタツムリに遭遇したことはありますか。カタツムリは飼育ケースで簡単に育てることができます。基本的なカタツムリの飼い方と初めてカタツムリを飼う時のちょっと気をつけたいことをお話ししていきます。皆で楽しくカタツムリを育ててみましょう。

初心者でも簡単!カタツムリの飼い方|餌/土/冬眠/赤ちゃん

カタツムリの飼い方

雨上がりの庭先や公園でカタツムリに出会うことがあります。でんでんむしむしの童謡でもおなじみのカタツムリですが、飼育することもできます。実はカタツムリの飼育は意外と簡単で、日頃忙しい方でもじっくりと飼育を楽しむことが可能です。今回はカタツムリの基本的な飼い方と飼う時のコツを紹介していきます。

準備が簡単

生き物を飼うということで、身構えていろいろなものを揃えたくなりがちですが、カタツムリを飼うための道具は簡単に準備できるものばかりです。昆虫むけのプラスチックの飼育ケースに土を少し入れるだけで大丈夫です。

土は無くても問題ありませんが、カタツムリに自然に近い環境を整える目的のためにも木の枝や大きめの葉、小石などを入れておきましょう。飼育ケースの見た目もよくなるのでおすすめです。

カタツムリにも個性があり、好みがあるため実際に数種類の餌をあげて食いつきを観察し、食いつきのいい餌を与えましょう。

ちなみに、梅雨にアジサイの葉の裏に居るイメージが強いカタツムリですが、アジサイの葉を食べることはありません。飼育ケースの飾りには問題ありませんが、餌は野菜をあげましょう。

カタツムリの餌には卵のカラもおすすめです。細かく砕いて入れてあげても良いですが、カタツムリには歯があるため、大きいカラのままでもしっかりと噛みます。

飼育ケースに土を入れても入れなくてもカタツムリの飼育には問題ありません。土を敷かないほうが飼育ケースの清掃は容易に行えます。

しかし、寒い時期などは、プラスチックケースだけではカタツムリにとって過酷な環境になるため、冷え込む時期だけでも土を敷いてあげると良いでしょう。寒い時期のカタツムリは活発に活動しないため、飼育ケースの掃除も間隔を開けることができます。

植木鉢の下に敷く受け皿に土を入れて、飼育ケースに入れても掃除が楽になるためおすすめです。ボレー粉などでカルシウム補給をおこなう場合は皿の土に混ぜて置けば簡単でしょう。

水分の補給は、霧吹きを用いて飼育ケースの中に数回吹き付け、壁面に水滴ができる程度にしましょう。

飼育ケースの底に水たまりができるほどの量はあげ過ぎです。「土が乾いていたら霧吹きをする」と覚えておきましょう。霧吹きのタイミングは1日数回程度がおすすめです。土が湿る程度の量を心掛けてください。

寄生虫ロイコクロリディウム

自然の生き物には寄生虫の心配がつきものですが、カタツムリも例外ではありません。カタツムリに寄生する虫もさまざまな種類がありますが、もっとも危険で人体にも影響を及ぼす可能性を指摘されているのがロイコクロリディウムです。

成体は鳥に寄生して媒介する寄生虫ですが、ロイコクロリディウムに寄生された鳥の糞に卵として潜伏し、その糞を食べたカタツムリの中で幼虫時代を過ごします。

ロイコクロリディウムに寄生されているカタツムリは、寄生されていないカタツムリに比べて動きもおかしく、触覚に寄生虫が見え隠れするため人の目でもわかりやすいです。飼育目的でカタツムリを見つけた場合、おかしな動きをしないかじっくり観察してから捕まえましょう。カタツムリに素手で触った後はしっかり手を洗うことが大切です。

掃除

カタツムリはきれい好きなので、なるべく清潔な環境を提供することが重要です。カタツムリの飼育数にもよりますが、飼育ケースの中が汚れてきたらケースを水で丸洗いしましょう。カタツムリが這うため、ケースの中は目に見えないヌルヌルで汚れています。

水で洗うだけではなく、飼育ケース専用のスポンジなどで汚れをこすり取るように洗いましょう。土を入れている場合は、土も取り換えてください。餌などの食べ残しはカタツムリの様子をみて入れ替えましょう。

季節別のカタツムリの飼い方の注意点

カタツムリの世話は比較的簡単です。カタツムリを飼うにあたり、季節ごとに気を付けるべきポイントがあるので順を追って説明していきます。季節に合った世話をすることがカタツムリにとって快適な環境を提供することにつながり、長い飼育が可能となります。

春は暖かな陽気ですので、飼育ケースの中の環境にもそれほど影響はありません。冬に休眠してしまったカタツムリがいる場合は徐々に目覚めてくる季節です。水分を整え、ケースの中を清潔に保ちましょう。5月頃~梅雨入りにかけて気温が上がってくると産卵シーズンを迎えます。

複数でカタツムリを飼っている場合、ケースの中で卵が見られる場合もあります。卵を見かけたら、成体のいる飼育ケースとは別の飼育環境を用意しましょう。

梅雨入りを迎えると、カタツムリは活発に動くようになりますが、盛夏は気温が高くなるため、カタツムリが休眠する可能性も出てきます。カラから出てこなくなった場合は霧吹きで水を吹きかけると復活します。室内など温度がある程度一定に保てる環境では休眠せずにそのまま過ごします。飼育ケースの置き場所は、窓際やベランダなど直射日光が当たるところを避けましょう。

秋になると気温が下がってきて、カタツムリの動きも春夏に比べると鈍くなってきます。土や落ち葉などを飼育ケースに入れたり、保温を心掛けましょう。室内で飼育していると、夏の終わりに産卵することもありますが、気温が下がっているためふ化しない場合が多いです。産卵から30日過ぎても卵がふ化しない場合は折を見て処置しましょう。

冬は寒さに加えて乾燥の激しい季節です。飼育ケースへの霧吹きは春夏に比べて多めの回数を心掛けましょう。保温のために土や落ち葉を多めに入れ、室内の中でもあまり温度変化が激しくない場所に飼育ケースを設置しましょう。

冬眠について

冬などの温度変化が激しい時期になると、カタツムリは自衛のために休眠します。冬になり、カラにこもって餌を入れても動かなくなると冬眠している状態と判断してください。暖かい場所に移動して霧吹きで水をかけると復活しますが、そのまま冬眠させたい場合は常に気温が5度前後を保てる場所に飼育ケースを置き、落ち葉や土で保温します。このときは、掃除は不要です。

冬眠したらあまり飼育ケースを動かさないように心がけましょう。乾燥しないよう1日数回霧吹きで水を補給してください。3月頃の周りが暖かくなる時期には復活しますが、まれに冬眠がうまくいかずそのまま死んでしまう場合があります。慣れないうちは気温20度前後に保てる室内で冬眠をしないように育てることをおすすめします。

カタツムリの卵の飼い方

カタツムリを2匹以上同じ飼育ケースで飼っていると、産卵することがあります。産卵の時期は5~8月が活発です。飼育ケース内で産卵した場合は、卵だけ別の飼育ケースに移して乾燥しないように時々霧吹きで水をかけましょう。

素焼きの皿などに少し土を盛って卵を乗せると保温効果もあり、乾燥防止にもなるためおすすめです。室温、湿度などの条件が良ければ産卵から20~30日ほどでふ化します。小さいうちは成体のカタツムリと別に飼いましょう。

カタツムリの赤ちゃんの飼い方

カタツムリの赤ちゃんは、親カタツムリに比べて大変小さいため飼育ケースではなく小ぶりのタッパーなどでも飼育可能です。世話のポイントは、飼育ケースの際と同じく水滴がつく程度の水やりと、レタスや小松菜などやわらかい野菜を餌にしてください。野菜が傷んできたらすぐに入れ替えましょう。

タッパーで飼育する場合は、1日1回はフタを開けて換気しましょう。風通しの良い場所に置いてください。カラの成長のためにも卵のカラやボレー粉を必ず入れておきましょう。順調に成長すれば3か月ほどで親カタツムリと同じ程度の大きさに成長します。

楽しく飼えるカタツムリ

カタツムリを実際に飼い始めると、準備も簡単で育てやすく愛着が増します。複数で飼うと普段見る機会の少ない小さなカタツムリを見ることができ、家族の中の会話も広がります。特別な世話も少なく、飼育ケースを清潔に保つだけで元気に過ごしてくれるカタツムリを、ご家族の一員に加えてみてはいかがでしょうか。

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