キリンはペットとして飼える？飼う手順や豆知識7つを知ろう！

ペットとして飼うことができる動物の中にキリンが含まれている事をご存知でしょうか。絶滅危惧種の輸入は難しいですが、キリンをペットとして飼いたい場合、取引規制対象ではないため、条件はありますがペットとしてキリンを飼う事ができます。

キリンをペットとして飼いたいと考えている方は、キリンの大まかな特徴を頭に入れておきましょう。キリンの特徴といえば首の長さですが、それ以外にも草食動物としての特徴や性格的な特徴もご紹介していきますので参考にしてみて下さい。

キリンの身長は4メートルから6メートル程で最大の哺乳類であり、首の長さは約2メートルもあります。

キリンの生息地にある木は背が高く、上の方にある葉っぱを食べるためと考えられていましたが、足が長く水を飲む時に隙が生まれてしまうため、首伸ばし状態で立ったまま水が飲めるようにキリンの首が長くなっていった説が有力です。

キリンの首の骨は一つが28cm以上もあり、骨格も大きくて長い事がわかります。キリンの首の骨の数は人の首の骨の数と同じく7個で、頭に血液をめぐらすために動物の中でも血圧が高く、筋肉も発達している動物です。

キリンは、草食動物という事もあり木の葉っぱを食べています。基本的には葉っぱの水分だけで過ごす事ができますが、アフリカのキリンのように乾燥した草原地帯に生息しているキリンは水分不足で水を飲む事もあるでしょう。

キリンが水を飲む時は、頭の高さと水場との高低差があっても、器用に足を広げて首伸ばししながら飲むといわれており、まるでカメラの三脚のように見えるのではないでしょうか。

キリンの舌の長さは50cmほどで舌がでかい事もあり、器用に舌を活用して葉っぱなど巻き取るように食べています。

キリンは好奇心旺盛な動物ですが、神経質で臆病な動物である事が知られています。飼育きりんの場合、飼育していくれる担当者に慣れるまでに年単位で時間がかかるとされていますので、ペットとして飼う場合にも慣れるまでには時間がかかる事を覚悟しておく必要があるでしょう。

好奇心旺盛な部分もあるため、興味を覚えた対象のニオイを嗅いだり、舌で舐めたりする事があります。ペットとして飼う場合には近くに舐められたくないものは置かないようにしましょう。

ワシントン条約では取引規制対象ではないキリンですが、国内では特定動物に指定されてます。特定動物に指定されている動物は動物愛護管理法という規定に基づいて定められていますが、都道府県知事の許可を得る事ができれば飼う事ができるという事でもあるでしょう。

キリンは英語で「Giraffe」といいますが、キリンの種類はさまざまあり、キリンの仲間も同じように特定動物として指定されています。動物園などでよく見るアミメキリンや絶滅危惧種に指定されているウガンダキリンなどもキリン亜種です。

キリンをペットとして飼うためには、キリンの生態を知ってキリンをペットとして迎え入れるための条件を整えなければいけません。ペットですからキリンの飼育スペースやエサをどのように仕入れるかなども視野に入れて、ペットとして迎え入れて下さい。

キリンをペットとして飼育するためのスペースは、動物園のキリンスペースをイメージすればわかりますが、相当な広さが必要になります。キリンは立ったまま寝たり、首を丸めて膝を折り曲げて寝ますのでペットハウスのようなものは必要ありません。

キリンの逃げ方にも関係しますが、襲われたときにすぐに逃げ出せるように20分程度しか眠らないと言われています。

ペットとして飼う場合には襲われる事はありませんが、ストレスを溜めないように広さを確保しましょう。広さだけではなく、脱走したりしないように高い柵も必要になるのではないでしょうか。