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ラーテルでも負けることがある?最強といわれる理由や弱点・天敵を紹介

更新日:2023年10月29日

最強といわれる動物、ラーテルは負けることがあるのでしょうか。本記事では、ラーテルの特徴について、最強といわれる理由や弱点、天敵といった視点から解説します。ラーテルがどんな動物なのか気になっている方は、ぜひ読んでみてください。

ラーテルでも負けることがある?最強といわれる理由や弱点・天敵を紹介
最強の動物、ラーテルをご存知ですか。百獣の王といえばライオンですが、実はラーテルが頂点に君臨しているともいわれます。ラーテルは本当に最強なのでしょうか。また強さの秘密はどこにあるのでしょうか。

本記事では、ラーテルの性格や生息地などの基本情報から、その強さの理由、弱点まで紹介します。天敵はいるのか、ラーテルが負けることはあるのかという疑問についても解説しています。

本記事を読むことで、ラーテルが最強といわれる理由がわかるでしょう。性格や身体的な特徴、習性、不思議な鳥との共生関係まで、ラーテルについての全般的な情報が得られます。

国内でラーテルを見られる動物園も紹介しているので、気になるという方はぜひチェックしてください。

そもそもラーテルとは?

ラーテルは食肉目イタチ科の陸生動物です。学名Mellivora capensis(メリヴォラカペンシス)、英名Honey badger、別名ミツアナグマといい、蜂蜜と関わりのある名前となっています(Mellivoraはラテン語で蜂蜜食いの意味)。

ラーテルは、その攻撃的な性格や高い身体能力から、陸生動物の中で最強ではないかともいわれています。まずはラーテルがどんな動物なのか、基本的な情報をみていきましょう。

ラーテルの性格

ラーテルの見た目はアナグマと似ています。身体の内側は黒い体毛、背面には灰色の体毛が生え、頭部は白っぽくなっています。大きく発達した鉤爪が特徴です。単独か小グループで行動し、基本的に夜行性ですが、日中も活動することがあります。

肉食が主の雑食で、トカゲや昆虫、ネズミなどの小動物のほか、果実なども食べます。また、名前の通り蜂蜜が好物です。

ラーテルは非常に気性が荒いことで知られています。挑発されるとどんな動物にでも襲いかかるといわれており、繁殖期には大型動物に攻撃することもあります。

ラーテルの生息地

ラーテルの主な生息地は、アフリカ大陸とアジア大陸です。分布が広く、砂漠などの乾燥地や草原、森林や湿地帯などのさまざまな環境に適応しています。

ほかの動物が掘った穴や、自身の大きな鉤爪で掘った穴に棲みつきます。

ラーテルが最強であるといわれる理由

ラーテルは、特殊な身体機能をいくつか持っています。硬く柔軟な皮膚がよく知られていますが、ほかにも毒への耐性や鉤爪などがあります。

これらの武器を駆使して、獲物を捕食し、大型肉食獣を撃退します。仕組みを知れば、ラーテルの強さに納得するでしょう。

神経毒への耐性がある

ラーテルには、コブラ科の蛇が持つ神経毒に対して強い耐性があり、毒蛇であっても恐れずに立ち向かっていきます。

神経毒に侵された動物は、神経系が攪乱され、最終的には呼吸困難により死に至ります。しかしラーテルの場合は、毒蛇に噛まれても致命傷にはならず、数時間後には回復し動けるようになるのです。

分厚く柔軟な皮膚を持つ

ラーテルが無敵といわれる理由の一つが皮膚にあります。ラーテルの皮膚は非常に分厚く、特に頭から背の部分は柔軟性が高く硬いです。

このため、たとえ噛みつかれたとしてもダメージを負わずに済み、たるんだ皮膚の内側で身体をひねって脱出します。この背中の装甲こそがラーテル最大の武器であり、ライオンの牙や鉤爪さえも通しません。

鋭い爪や強力なあごを武器にする

ラーテルはまた、発達した鉤爪やあごを持っています。長く鋭い鉤爪で、好物の蜂蜜にありつくために蜂の巣を破壊したり、穴を掘って地中のネズミを食べたりします。木登りも得意です。

あごの力も強力で、一度噛みついたら離しません。ラーテルはさまざまな小動物を食べますが、硬い甲羅を持ったカメでさえ捕食対象です。鳥や蛇なども、骨まできれいに食べてしまいます。

このように、装甲のような皮膚に加えて、強力な鉤爪やあごによってラーテルは獲物を捕らえたり、捕食者を撃退します。
次のページ:最強といわれるラーテルの弱点

初回公開日:2022年06月22日

記載されている内容は2022年06月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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