ペットに飼うのにうさぎ5｜値段/性格/寿命

近年、日本のペットは犬・猫に続き、うさぎが第三のペットとしてとなり、注目を浴びています。大きな黒めにふわふわの毛並みの癒される見た目や、大人しく鳴かないことや、世話もあまり手間がかからないことから、ペットの中でも飼いやすい種類です。

しかし、いざペットとして迎えたいと思っても、どんな種類が飼いやすいのかよくわからないという方も多いです。そこで、まず初めにどのような種類のうさぎが飼いやすいのか、飼いやすいうさぎ5をご紹介します。ぜひうさぎを飼うことを検討している方はチェックしてみて下さい。

白と黒のツートンカラーで、オランダ原産のうさぎです。白黒の見た目から、ぱんだうさぎとも呼ばれている種類で、こちらの呼び方のほうがしっくりくる方も多いのではないでしょうか。

オランダ原産で、ヨーロッパでのあるうさぎでしたが、人懐っこい性格で、日本でも昔から愛されています。特に、1960年ごろから室内うさぎが大流行し、その時にこのダッチが一大ブームを起こしました。現在でも、大のうさぎの種類です。

体型は小型で、体重は1kg前後ですので、室内でもとても飼いやすいのが特徴です。性格は極めて温厚ですので、抱っこもあまり嫌がるうさぎが少なく、うさぎ初心者にです。ご家庭にお子さんがいる方でも安心して飼うことができます。

気になる値段の相場は、2万円～6万円前後です。平均的な値段で買えることが多いです。寿命は平均が5～8年、最長は15年程です。

フランス原産のアナウサギの突然変異であるレックスと、ピーターラビットのモデルとなったネザーランドドワーフを交配させたうさぎの種類です。ミニレッキス自体はアメリカで生み出されました。

一番の魅力は何といっても、まるでビロードのような、短毛で光沢のなる毛並みです。一度触ると虜になる方も多いのではないでしょうか。アメリカではなんと、ミニレッキスの姿や毛並みを競うあうコンテストがあります。迷っている方は、一度ペットショップやうさぎカフェで触ってみることをします。

体重は2kg前後で、平均的なうさぎの体型です。他のペットうさぎに比べ、鼻が長く、すっきりとした、野性的な顔立ちです。可愛らしさだけではなく、毛並みや顔立ちが美しい種類のうさぎを飼いたいという方にです。

気になる値段の相場は、2万円～6万円前後です。寿命は、平均が5～8年、最長は15年です。

ねずみの仲間であるチンチラに、姿を似せて生み出されたのがチンチラウサギという種類です。うさぎに詳しい方も、あまり聞いたことがないという方も多いのではないでしょうか。

チンチラウサギは3種類います。スタンダードチンチラ・ジャイアントチンチラ・アメリカンチンチラです。種類は3種類ありますが、共通する点があり、それは頭の賢さです。他のうさぎよりも喜怒哀楽の表現が豊かで、飼い主の声も聞き分けることができます。

犬や猫のように、よりうさぎと絆を深めながら、うさぎとの暮らしを楽しみたい方に種類です。赤ちゃんの頃から育て、一生懸命に愛情をもって育てれば、飼い主にとって大切なパートナーとなることができます。特に、うさぎは寂しがりやとの認識が世間一般にはありますが、意外と懐かないうさぎも多いため、うさぎとのコミュニケーションを楽しみたい方は検討に入れましょう。

チンチラウサギはトイレもおやつなどでしつければ、すぐに覚えてくれます。他のうさぎは個体差があり、なかなか覚えてくれないうさぎもいますが、チンチラウサギはその心配はほとんどありません。

気になる値段の相場は、2万円～6万円前後です。平均寿命は5～8年で、最長は15年です。あまりペットショップでは見かけませんので、専門店へ問い合わせることをお勧めします。

たれ耳のペットうさぎとして愛されているホーランドロップと、長毛でふさふさのフレンチアンゴラを交配させて生み出されたのが、アメリカンファジーロップという種類です。「アメファジ」の愛称で、聞いたことある方も多いのではないでしょうか。

魅力は何といっても、ふわふわもふもふの、まるでぬいぐるみのような見た目と、その毛並みのなめらかな質感です。たれ耳でもふもふのうさぎを飼いたいという方には種類です。

性格も大人しく、誰にでも懐きやすいため、うさぎ初心者の方にもです。元々ホーランドロップが大人しい性格のため、それを引き継いでいるともいわれています。抱っこしても嫌がらず、コミュニケーションを楽しめますし、爪切りやグルーミングの世話もしやすい種類です。

ただし、耳が垂れていると細菌が溜まって病気になりやすいため、頻繁に耳の状態はチェックし、掃除も小まめにする必要があります。これはたれ耳のうさぎ全般に言えることです。

気になる値段の相場は、ウサギの中でも高めで、4～7万円です。平均寿命は5～10年です。

ライオンラビットは名前の通り、たてがみのような頭の上にある長い毛が特徴の種類です。日本では、ライオンドワーフと呼ばれることもあります。

ライオンラビットは、とにかく長毛でふわふわとしたうさぎを飼いたいという方にです。ライオンのような見た目から、密かに男性にものある種類です。

ただ、抱っこは苦手なうさぎが多く、少しずつ時間をかけて慣れさす必要があります。しかし、一番の魅力はそのもふもふとした見た目や触り心地ではなく、飼い主のことをよく覚えるという点です。ライオンラビットは、他のうさぎと比べても聴覚や嗅覚がとても優れています。そのため、飼い主の声や匂いも覚えやすく、懐きやすい種類といえます。

懐くとすり寄ってきたり、後を追いかけたりしてくれますので、うさぎとのコミュニケーションをより大事にしたいという方にも種類です。毎日家に帰るのが楽しみになるという方が多いのもこの種類です。

値段の相場は2万円～5万円前後で、平均寿命は5～10年程です。

ネザーランドドワーフは、のペットうさぎの殿堂入りをしている、とっても大のペットうさぎの種類です。ピーターラビットのモデルとなり、可愛らしい見た目はもちろん、うさぎの中でも体重1kg、体長26cmと小柄なのもの理由の一つです。ネザーランドとはオランダ、ドワーフは小人という意味です。つまり、オランダで品種改良されて生まれた小柄なうさぎということになります。また、オスのほうがメスに比べて頭が大きいのが特徴です。

ネザーランドドワーフの被毛は「ロールバック」と呼ばれるアンダーコートが密集しており、なでるだけで癒されること必須の触り心地です。カラーはのペットうさぎの種類ということもあり、豊富にあります。代表的なのが、「チョコレート」、「白」、「セピアブラウン」、「ブルー」で、その他、「オター」や「マーチン」といった独特な色もがあります。変わった色は専門店にしかいないことが多いので、専門店で探しましょう。

性格は元気で好奇心旺盛ですが、人を噛んだりすることは滅多にないです。子供のいる家庭でも安心して飼えます。個体差はありますが、抱っこを嫌がらず、人懐っこい性格のうさぎが多いです。しかし、中には懐かないうさぎもいますので、お店の人と相談して決めましょう。

また、ネザーランドドワーフはトイレの場所を覚えやすいので、他のうさぎと比較しても、世話がしやすく飼いやすい方です。

気になる値段は、ペットショップやホームセンターでは2万前後、専門店であれば10万近くするうさぎもいます。コンテストに出て優勝したブリーダーのうさぎは特に高いことが多いです。また、ネザーランドドワーフの純血は大変がありますので、うさぎとしては少々値段は高めとなります。値段が安すぎる場合は純血でない可能性もありますので、血統書を見て判断しましょう。

また、予算から、安易にペットショップやホームセンターでいいと感じてしまいがちですが、専門店は手厚く世話がされており、アフターケアも十分に行っていますので、長い目で見るとそこまで高くはありません。うさぎ初心者の方は、アフターケアがしっかりしている専門店で買うのがですので、一度相談だけでも足を運んでみて下さい。専門店はうさぎが住みやすい環境が整っていますので、ケージの中や室内の気温など、行くだけで勉強になることがたくさんあります。

寿命はあまり体が強くない個体も多いため、飼育環境に大きく影響を受けます。平均は5年前後で、最長は10年前後です。実際は8年も生きるのは難しいと言われています。長生きしてもらうためには、清潔な環境や、定期的な爪切りやブラッシング、そしてストレスのない生活が大事です。

ロップイヤーは、ネザーランドドワーフと同様、ペットうさぎの殿堂言えます。大きく垂れ下がった耳と、丸くつぶれたような鼻が特徴です。

体は大きく、ケージは大きめを選ぶ必要がありますが、あまりにも大きすぎると縄張りが広すぎてストレスになりますので、適度な大きさを心がけましょう。

性格は穏やかで、ペットショップで非常に良く見かける種類ですので、ペットショップに行ったときにはぜひ見てみて下さい。

気になる値段の相場は1万円～8万円で、種類により大きく異なります。平均寿命は5～10年です。

ロップイヤーには様々な種類がいますので、次にご紹介します。

ホーランドロップは聞いたことある方も多い、の種類です。ホーランドロップはフレンチロップとネザーランドドワーフを交配させて生まれたうさぎで、小柄で丸みのある体が特徴です。ロップイヤーの中でも最小で、「ミニロップ」と呼ばれることもあります。

性格は懐きやすく、初心者にも種類です。被毛の色の種類も豊富で、気に入った色を見つけるのも楽しみの一つです。

値段の相場は2～3万で、あまり高い値段では売られていません。平均寿命は5～10年です。

イングリッシュロップはロップイヤーの原種であり、世界で初めてペット用に改良されたうさぎと言われています。

体は大型で、4kg~4.5kgほどになります。ロップ種の中でも特に耳が長く、地面に垂れ下がるほどです。耳を広がげると70cmを超える個体もいますので、飼育には十分なスペースを用意する必要があります。

性格は大人しく、人に懐きやすく、甘えん坊さんです。

気になる値段の相場は、4～6万円ほどです。寿命は5～10年と言われています。

うさぎの体は、ちょうど人間の膝に収まるくらいの小さなイメージを持っている方は多いでしょう。しかし、まるで犬みたいな体の大きなうさぎもいます。

体の大きなうさぎは、どんな種類があるのかここで一部ご紹介します。

コンチネンタル・ジャイアント・ラビットという種類のうさぎは、本来体長60cmですが、2010年にギネスにも登録された世界で有数体の大きなうさぎを生み出した種類です。

その世界で有数の大きを持つうさぎの名前はダライアス君と言い、なんとその体長は134㎝あります。人間の小学生くらいの子供と変わらない大きさです。体重は24.5kgもあり、抱っこするのも一苦労の大きさです。ダライアス君は年間でニンジンを2000本、リンゴを700個食べます。

そして、ダライアス君にはジェフという息子がいます。ジェフは生後6か月の時点で体長116cmあり、この調子だと大人になったころにはダライアス君の体長を抜いていることが予想されています。

フレミッシュジャイアントはウサギの中でも最大の体長を持ち、ペットウサギとして大のネザーランドドワーフが体重1kg前後に対して、フレミッシュジャイアントは10kgほどあり、体重は10倍ほどあります。

性格はおっとりとしており、大人しく、世話もしやすいのですが、体重が重たく、抱っこをするのは一苦労です。一人暮らしの女性にはあまり向かないうさぎです。

さらに、体が大きな分、エサも多く必要になります。エサ代だけでも飼うのは大変です。大体一か月で15kg程のエサが必要になってきます。

ただ、エサや世話が大変というだけで、それ以外は他のペットうさぎと変わりませんので、普通のペットうさぎには飽きたという方にはです。

気になる値段の相場は、8万円前後と言われています。体が大きく、珍しい種類ですので、少し値段は張ります。寿命は、一見大きい分、他のペットうさぎよりも長生きしそうですが、残念ながら変わりません。平均は7～８年です。おっとりとした性格ですので、ストレスを与えなければもっと長生きします。

かじり木は、げっ歯類のペットに使用するグッズです。げっ歯類は歯がずっと伸び続けるため、柔らかいものばかり食べているとかみ合わせが悪くなったり、必要以上に伸びて口の中をケガしてしまします。これを予防するために、かじり木を与えることが推奨されています。

噛むことで、歯の伸びすぎを予防するだけではなく、うさぎのストレス解消ににもなりますので、ぜひ一度試しに与えましょう。うさぎが興味を示さない場合には、種類を変えて色々試してみることも大事です。

それでは、どのようなかじり木の種類があるのか、次からご紹介します。

ただのかじり木ではなく、立方体にいくつか穴が開いてあり、くぐったり顔を出せるキューブ型になっています。組み合わせるためのネジも木でできており、かじっても安心です。いくつか組み合わせれば、長いトンネルやハウスを作ることもできます。

穴がちょうどうさぎが落ち着くように、狭くできていますので、うさぎの隠れ場所や、別荘にも使えますので、楽しみながら木をかじって歯の伸びすぎの予防ができます。

・参考価格：2160円
・本体サイズ：18×18×18cm

こちらはかじり木ではありませんが、かりかりしたパパイヤの茎です。たくさんかじることで、デンタルケアになりますし、天然素材ですので食べても安全で、うさぎのちょっとしたおやつにもなります。

10本入っており、一つ一つが大きく、うさぎにとって噛みごたえ食べごたえがあります。かじり木はあまりかじらないうさぎも、この種類のかじり予防の商品であれば、かじってくれることもあります。

・参考価格：685円
・長さ：約15cm

今回はペットとして飼いやすいうさぎの種類、のあるネザーランドドワーフ、垂れ耳のうさぎの種類、巨大なうさぎの種類、そして最後にかじり木の種類についてご紹介しました。意外と犬や猫と同様、多くのうさぎの種類がいることに驚いた方も多いのではないでしょうか。

うさぎをペットとして飼いたいと考えている方はもちろん、あまり興味を持っていなかったという方もこれを期に、自分のお気に入りのうさぎの種類を見つけてみましょう。