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うさぎの爪切りをする方法|暴れるうさぎの爪を上手に切るには?

うさぎの爪切りをするために知っておきたいこと

うさぎの爪を切るのは意外と難しいです。うさぎが暴れることもあるので、慣れないうちは飼い主にとってもうさぎにとっても、爪切りは毎回体力を消耗するもの。

しかし、定期的なケアとして爪切りは欠かせません。ブラッシングと同様、爪切りもコミュニケーションのひとつとしてできるようになりたいところです。

うさぎの爪切りをするために知っておきたいこと1:うさぎの爪の特徴

うさぎには、前足に5本ずつ、後ろ足に4本ずつ、計18本の爪があります。自分の爪切りをするとき、爪の先の白い部分をカットしますが、ウサギも同じです。

うさぎの爪を透かして見ると、中に血管が通っているのが分かります。血管が切れてしまうと当然痛みを伴い出血します。

うさぎの爪切りをするために知っておきたいこと2:うさぎの爪切りは必要か

野生のうさぎは穴掘りなどで自然に爪が削れます。しかし家庭で飼われているうさぎは爪が削れる機会が少ないです。

うさぎの爪が伸びすぎた状態で放置すると、ケージやカーペットなどに爪が引っかかり、折れたり、ケガをする原因となります。

稀に、うさぎが自分で爪をかじって短くする子がいますが、ほとんどのうさぎは人の手で爪切りをしてやる必要があります。

うさぎの爪切りをするために知っておきたいこと3:爪切りのついでに健康チェック

仰向けの体勢にすると、歯の伸び具合や、足の裏、おしりが汚れていないかなどのチェックができます。定期的にする爪切りの際に、一緒に健康チェックをするようにしましょう。

うさぎは体の不調を隠す生き物ですから、普段の状態を把握しておくことで何か異常があった際にすぐに気づいてあげることができます。

特に足の裏は、日常生活では気づきにくい部分なので、ついでに見てあげられると良いです。

うさぎの爪切りをするために知っておきたいこと4:どのくらいの頻度で爪を切るべき?

爪切りの頻度については、生まれて初めての爪切りは生後2~3か月位、その後は大体1か月~2か月に1回が目安です。

飼い始めで来たばかりの頃は、爪切りが大きなストレスとなってしまう場合があります。爪切りはある程度、うさぎがお家の環境に慣れてからにしましょう。

また、爪切りに慣れるまではできれば二人以上で行うことをします。一人はうさぎを抑える係、もう一人がうさぎの爪を切る係に分かれて行います。他に、撫でて気を紛らわせる係がいるとより良いです。

うさぎの爪切りをするための注意点

うさぎの爪切りをするために、注意する点を確認します。

うさぎにとって爪切りはストレスです。間違ったやり方だと、余計負担となってしまいます。スムーズに済ませるために、要点をおさえて、正しい爪切りのやり方を身に付けましょう。

うさぎの爪切りをするための注意点1:爪を切る頻度

室内で飼われているうさぎの場合、運動量の少ない子は爪が伸びやすいため、1か月ほどで気になってくることが多いです。

逆に運動量の多い子、すのこを足場としている子は、日々の生活の中で爪が削られていくため、爪が伸びにくい傾向があります。

伸びる早さについては個体差がありますが、爪が毛からはみ出している・歩くときに爪の音がカチカチと聞こえる場合は伸びてしまっています。切るタイミングの目安としましょう。

うさぎの爪切りをするための注意点2:安全のためにしっかり保定

抱っこに慣れているうさぎでも、足を触られるのは嫌がる子が多いです。急に暴れることがあるので、爪切りをする際はしっかり保定することが大切です。

うさぎが暴れる場合、バスタオルでくるむ「す巻き」が比較的簡単でです。

身動きが取れない程度にしっかりと巻き、足を1本ずつ出して爪を切っていきます。このとき首や肺が強く圧迫されるとうさぎが苦しいので注意します。

保定はうさぎをケガしないための予防です。保定そのものを嫌がり暴れる子も多いですが、骨折や痛い思いをさせないためには大事なことです。

うさぎの爪切りをするための注意点3:短時間で済ませおやつを与える

爪切りの時間が長くなるほど、うさぎに掛かるストレスが大きくなっていきます。また、爪切りを恐怖の記憶として覚えてしまうと、その後も爪切りを嫌がって暴れるようになります。

うさぎのために、爪切りは短時間で済ませ、終わったらご褒美をあげるようにしましょう。

爪切り後はたくさん褒めてあげます。大好きなおやつをあげるのも効果的です。ご褒美があることで、我慢できるようになる可能性が高くなるでしょう。

うさぎの爪切りをする方法

では、うさぎが暴れることなく爪切りを行うために、具体的にはどのようにしたらよいでしょうか。

うさぎによって、うつ伏せの方がいい場合、仰向けの方がいい場合がありますので、試してみて適した方法を見つけてあげてください。

上手なうさぎの爪切りの方法1:うつ伏せで切る

比較的大人しい子、仰向けにするとパニックになって暴れる子の場合は、うつ伏せの状態で切るのがよいでしょう。

うさぎをヒザの上に乗せて前を向かせたら、飼い主のお腹に沿わせるように保定します。うさぎの体を包み込むようにすると安定します。

足を軽く押さえて、爪を切っていきます。反対側の爪を切るときは、うさぎの体の向きを変えるとやりやすいでしょう。

上手なうさぎの爪切りの方法2:仰向けで切る

うさぎをヒザの上に乗せ、仰向けにします。飼い主の脚と脚の間でうざぎを保定し、爪を切っていきます。

一人で爪切りを行う場合は、仰向けのほうがスムーズでしょう。やんちゃな暴れる子の場合も、仰向けにすると抵抗しづらくなります。

うさぎは後ろ足の力が強いので、うさキックに注意します。少し前傾になり、飼い主のお腹で足裏を押さえるか、バスタオルで乗せてあげると落ち着きます。

上手なうさぎの爪切りの方法3:動物病院などのプロに依頼する

暴れる子の爪切りは、慣れないうちはとても難しいです。特に体をひねらせて暴れるような子の場合は、そのまま無理に行おうとすると、うさぎの骨や内臓を痛める恐れがあり危険です。

自信がつくまでは、うさぎに慣れた動物病院や、うさぎ専門店などプロの手を借りるのも一つの手です。

実際に爪切り風景を見せてもらえれば、暴れるうさぎをどのように保定するかのコツが掴みやすいです。

爪切り料金の相場としては、大体500~1,000円程度が多いです。

爪切りの時にうさぎが暴れる時の対処法

うさぎが暴れる場合、家で爪切りするのは無理なのでしょうか。そんなことはありません。ここからは、うさぎに大人しくしてもらうポイントをご紹介します。

お互い負担を減らして爪切りできるようになる可能性があるので、ぜひ試してみてください。
うさぎが暴れる時の対処法
  1. ウサギの視界を遮る
  2. 一度に数本ずつ切る
  3. テリトリーの外に連れて行く

爪切りの時にうさぎが暴れる時の対処法1:ウサギの視界を遮る

目隠しをして視界を遮ると大人しくなります。これはうさぎの習性ですので、どの子にも効果があります。

暴れるうさぎには、タオルをかぶせる、または手のひらで目を覆うなどして視界を遮り、落ち着かせましょう。

視界を遮る方法は、最も簡単で有効ですが、あまり長続きするものではありません。一時的に静かにはなりますがしばらくするとまた暴れるので、手早く爪切りを済ませます。

目を隠すと同時に優しく撫でてあげられると、うさぎが安心してより大人しくなりやすいです。

爪切りの時にうさぎが暴れる時の対処法2:一度に数本ずつ切る

一気にすべての爪を切ろうと頑張るのではなく、うさぎが暴れる場合は何回かに分けて、数本ずつ切ることを目標にします。

無理に爪切りを行おうとすると、一度にかかる時間が長くなり、嫌なイメージがついてさらに暴れるようになります。

何回かに分けて行う場合も、毎回爪切りを頑張ったあとはご褒美をあげて、機嫌を直してもらうようにしましょう。

爪切りの時にうさぎが暴れる時の対処法3:テリトリーの外に連れて行く

うさぎが暴れる場合、ケージを置いている部屋・うさんぽする場所以外の部屋に連れて行って行うと、暴れることが少なくなります。

は、脱衣所やお風呂場です。比較的大人しくなる子が多い場所です。

動物病院へ連れて行ったときなど、普段とはまるで違ったように静かになったりします。それはその場所に自分の匂いがなく、緊張して固まっているためです。

爪切りをするときにうさぎが暴れて血が出たときの対処法

爪切りで出血してしまった場合、うさぎが暴れると止血ができないので、まずは優しく声をかけたり撫でるなどして落ち着かせてください。

爪の出血は、清潔なガーゼなどで出血部分を30秒~1分ほど圧迫すると止まります。それでも血が止まらない場合、出血の多い場合は止血剤を使います。

うさぎの爪切りやケアに便利なアイテム5選

うさぎグッズを見てみると、本当に色んなものが販売されています。たくさんあるうさぎのグッズの中で、爪切りやケアに便利なアイテムを5つご紹介します。

うさぎが快適に過ごせるよう、こまめなケアを心がけましょう。
うさぎの爪切りに便利なものマルカン カットしやすいうさぎの爪切り
うさぎ飼育の初期費用約50,000円前後
うさぎ飼育の継続費用1か月5,000円程度
うさぎの寿命7年~10年

うさぎの爪切りに便利なアイテム1:爪切り

うさぎの爪を切る際は、ペット専用の爪切りを使用します。ハサミ型とギロチン型(スライド型)があります。

ハサミ型の爪切りは、切り口が綺麗で、よく切れます。切った時の音や衝撃がないので、うさぎがびっくりしません。

ギロチン型の爪切りは、先端の穴に爪を入れ、レバーを握るとスライドする刃で爪を切ります。力を入れずにスパッと切ることができます。見た目の形状から少し抵抗を持たれる方も多いですが、慣れると扱いやすいです。

うさぎの爪切りに便利なアイテム2:爪やすり

爪やすりは、爪切りで角が目立つときに持っていると便利なアイテムの1つです。爪全体をこするのではなく、とがった角にあてます。爪に負担をかけないように、ゆっくりと動かしましょう。

爪がなめらかに仕上がります。カーペットなどに引っ掛かりづらくもなり安心です。ただうさぎが嫌がって暴れるようなら、無理にはしなくでも大丈夫です。

うさぎの爪切りに便利なアイテム3:カットバサミ

顔周りやお尻まわりなどの毛のカット、できてしまった毛玉をカットするときに便利に使えます。

毛をカットする際は、誤って皮膚を切らないよう十分注意してください。特にうさぎの皮膚は柔らかくデリケートです。

毛を引っ張ると皮膚も一緒に伸びて危ないです。コーム(くし)で梳かして、コームの表面に出た毛をカットするようにすると、皮膚を切ってしまう心配がありません。

うさぎの爪切りに便利なアイテム4:ブラシ

ラバーブラシはどのうさぎにも使えるので1つは持っておくといいです。ラバーとは、ゴムやシリコン素材のことです。

ラバーブラシは、表面の固い毛と、皮膚に近い部分に生える柔らかい毛の両方取り除けます。うさぎの皮膚を傷つけることなく、抜け毛をごっそりキャッチします。

うさぎの血行を促進する役割もあるので、マッサージ代わりにラバーブラシを使うのもです。うさぎがかじってしまうことがあるので、うさぎの届かない場所に置きましょう。

うさぎの爪切りに便利なアイテム5:スリッカー

皮膚に近い内側の柔らかい毛(アンダーコート)の抜け毛を取り除くとき、毛玉をほぐす際にはスリッカーが便利です。

スリッカーブラシは細い針金でできたブラシです。針金の先でうさぎの皮膚を傷つけないよう、先端がゴムで保護されているものを選ぶようにしてください。

かたい素材でできているため、強く押し付けず、やさしく梳かすように使います。また、毛が引っかかってしまうと痛がります。うさぎの様子を伺いながら、優しくブラッシングを行いましょう。

暴れるうさぎも慣れたら上手に爪切りできる

いかがでしたでしょうか。爪切りでうさぎが暴れるときの対処法、うまく行うためのポイントをご紹介しました。

うさぎは本来抱っこが嫌いな動物です。うさぎを家に迎えたら、まずは抱っこに慣れさせることから始めましょう。

暴れるうさぎも、慣れたら暴れることなく上手に爪切りできるようになります。焦らず少しずつ馴れていきましょう。
うさぎ専門店 うさぎ舎 Lapin de Alice
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