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間違いやすい?うさぎのオスメスの見分け方|オスとメスの性格の違い

うさぎの特徴

うさぎは最近では、犬や猫に次いでペットとして飼うのに注目されており、鳴き声がなくマンションでも飼いやすいなどの理由からがあります。

うさぎは環境の変化に弱くストレスを感じやすいこと、基本的には草食であること、夕方や明け方に活動するという特徴があります。オスメスともに愛情豊かで慣れればよくなつき、やさしい動物です。

うさぎの寿命

うさぎの寿命は、ひと昔前では7~8歳くらいだといわれていました。しかし現在は、平均寿命は延びている傾向にあり、10歳以上のうさぎも珍しくなくなってきています。

以前に比べ、さらにうさぎに合った食事が開発されたことや、飼う上での知識が飼い主さんにも増えてきたこと、うさぎを専門に診ることができる獣医さんが増えてきたこと、などが大きな理由でしょう。

野生のアナウサギの場合はまた違ってきます。アナウサギは肉食動物に狙われてしまうこともあり、寿命は2~3歳ほどです。オスメスで縄張り争いをした時に命を落としてしまう場合もあります。

うさぎの性別の見分け方とは?オスメスの違い

うさぎの性別を見分けるのは簡単ではありません。きちんと見分けるのに適した時期や、さまざまな判断方法があります。ここでは、うさぎの性別の見分け方やオスメスの違いについて詳しく説明していきたいと思います。
うさぎの性別を見分ける判断方法5つ
  • 判断方法1:生殖器の位置
  • 判断方法2:睾丸の有無
  • 判断方法3:乳首の有無
  • 判断方法4:肉垂の有無
  • 判断方法5:行動の違い

判断方法1:生殖器の位置

うさぎの性別の見分け方の1つ目は、生殖器の位置です。うさぎは繁殖能力が高いです。うさぎ同士が接触し、気づいた時には子供をたくさん生んでいたという場合もあるので、飼い主さんは性別をきちんと知っておきましょう。うさぎの性別の見分け方は慣れている人でも難しく、間違えてしまう場合があります。

うさぎの生殖器は生後三か月以降にならなければ違いが分かりません。

オスの生殖器は肛門と位置が離れており、メスの場合は位置が近いという点から判断します。うさぎを購入したショップなどでは、まだ分かりづらいということもあるので、三か月以降に健診も兼ねて、動物病院で確認してもらうと良いでしょう。

判断方法2:睾丸の有無

うさぎの性別の見分け方として、6カ月以上になれば、オスは睾丸が成長してくるので、その有無でオスメスを判断することができます。オスのうさぎの睾丸は、まだ小さいうちはおなかの中に隠れていて見えず、生後3~4カ月くらいで徐々に陰嚢内に降りてきます。

うさぎの種類にもよりますが、毛におおわれて見分け方が困難な場合もあるので、動物病院で確認してもらうのがです。

判断方法3:乳首の有無

うさぎの性別の見分け方、3つ目は乳首の有無です。うさぎの乳首の数は通常4対で左右に各2個ずつで8個ですが、場合によっては5対あることもあります。

その場合はうさぎを仰向けにした状態で見ると、前足の付け根部分からお腹側に入ったところ、お腹の真ん中あたり、腰のあたり、そして後ろ足の付け根部分からお腹側に入ったあたりの部分にあります。

メスうさぎが性成熟を迎えるころには、かなりはっきりわかるようになります。またこれはオスにも該当するといえますが、オスでも乳首が目立つ子もいたり、小さいうちはメスでも目立たなかったりするので、確認できる時やまったくわからない時、部分的にある場合もあります。

乳首の有無だけでオスメスをはっきりと判断するのは難しいでしょう。

判断方法4:肉垂の有無

うさぎの性別の見分け方、4つ目は肉垂の有無です。うさぎの首回りにできる膨らんだ部分はに肉垂といって、大人のメスうさぎに見られます。顎や胸の皮膚が余り、たるんでいるような物を指しています。

メスうさぎの特徴と言えるので、肉垂の有無でオスメスの判断はしやすいでしょう。

野生のうさぎにとっては、肉垂は寒い冬の間のエネルギー源にもなります。飼いうさぎの場合は、必要以上の食事やカロリーが肉垂に蓄えられてしまいますが、小型種では体に脂肪がつきにくく、メスでも肉垂ができないうさぎもいます。

肉垂の中身は脂肪で、赤ちゃんを産み育てるメスウサギにとってエネルギーをためておくという役割があります。バランスの取れた食事や運動をさせることで、しっかり健康管理をしましよう。

判断方法5:行動の違い

うさぎの性別の見分け方、5つ目は行動の違いです。オスメスの行動の違いは、性成熟が始まる頃から目立つようになってきます。3~4カ月ぐらいですが、この頃はうさぎにとって思春期の始まりで、困った行動をとることも多くなり、飼い主さんは大変な部分も出てくるでしょう。

オスは自分の地位をアピールし縄張りを広げようと、マウンティング行為や噛みつき、そこらじゅうでオシッコをまき散らすこともあります。メスは攻撃的になったり、偽妊娠などの行動が見られます。

このような思春期の行動には、うさぎの気持ちをよく理解してきちんとしつけを行ったり、うさぎがストレス解消できるように工夫してあげることも大切です。

うさぎのオスとメスどちらが飼いやすい?

さまざまな見分け方を紹介してきましたが、うさぎを飼うにあたって性別はどちらがいいか、悩む飼い主さんも多いでしょう。うさぎの種類による部分もありますが、ここではうさぎのオスメスどちらが飼いやすいのかを、それぞれの性格と一緒に説明していきたいと思います。

オスの性格

一般的にオスうさぎは、縄張り意識が強く、甘えん坊で人懐っこいといわれています。メスより懐きやすく活発的で、マーキング行動が目立つのでオシッコをまき散らしたり、あごの下の臭腺をいろんな場所に擦り付けて、臭い付けを行ったりします。

人懐っこく好奇心旺盛

オスメスで比較すると、オスの方が人懐っこく好奇心旺盛な場合が多いです。体を擦り寄せてきたり、遊んでほしい、かまってほしいという気持ちがメスより強いです。

縄張り意識が強い

オスメスの違いとして、オスは縄張り意識が強いという点があります。そのため自己主張が強くなったり、スプレー行為や順位付けのために、マウンティングをすることがあります。

メスの性格

メスうさぎの性格には、縄張りを守ろうとする、発情期に気性が荒くなる、オスより頑固な傾向があるという特徴があります。

オスメスで比較するとメスには慎重派のうさぎも多く、迎えてすぐは警戒心からあまり寄ってこない場合もありますが、ゆっくりと距離を縮めていくことが大切です。

気分屋で自己主張が激しい

オスメスの性格の違いとしては、メスうさぎは気分屋な部分があり、母性本能が強いため自己主張が激しい、アピールが強いという点があります。成長すると、性別の見分け方の判断材料にもなる、肉垂ができるのも特徴です。

発情期は気性が荒くなる

メスうさぎは発情期になると、気性が荒くなることがあります。自分の毛をむしったり、問題行動が目立つようなら避妊手術も検討した方が良いでしょう。

うさぎのオスメスの判断ができない場合の対処法

うさぎが生後間もない場合や、性別を見分けるのに慣れてない場合、正確に判断するのが難しいことがあります。ここではうさぎのオスメスの判断ができない場合や、見分け方が難しい時の対処法を説明していきたいと思います。

対処法1:動物病院で確認してもらう

オスメスの見分け方が難しい場合、動物病院で確認してもらうのが良いでしょう。お迎え前のペットショップなどでは、生後3か月たってなくオスメスの判断がしにくいので、爪切りや健康診断も兼ねて先生にお願いする、というのが1つ目のオスメスの判断見分け方の対処法です。

対処法2:性別がはっきりする時期まで待つ

オスメスの見分け方が難しい場合、性別がはっきりする時期まで待つのが良いでしょう。生後間もないうさぎの生殖器は、見分け方の判断がしにくいです。

生後まもなくだと、見分けるのに慣れた人でも間違えることがあるくらい見分け方は難しいので、正確に性別を知りたいときは、生後三か月くらいしてから見分けるのがです。

うさぎのオスメスの見分け方はさまざま!

これまでさまざまな見分け方を説明してきましたが、生殖器や行動の違いを見る見分け方や、性格を見るのも判断材料になります。オスメスそれぞれに主な特徴はありますが、すべてが当てはまるわけではなく、性格もうさぎによってさまざまです。

飼い主さんの生活や性格に合ったうさぎと、楽しく暮らせることがお互いに幸せと言えるでしょう。
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