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うさぎがなつく方法とは?なつかない時の原因と飼い主の行動

なつかないうさぎの特徴

うさぎは警戒心が強いため、最初のうちはなかなかなつかないと言われています。

特にもらわれてきたばかりのうさぎはなかなかなつかないです。うさぎがケージから出てこないと言う人もいるのではないでしょうか。

うさぎがなついていない時はどのような原因があるのでしょうか。以下に5つ挙げてみます。

なつかないうさぎの特徴1:周りが騒がしい

周りがあまりにも騒がしいと、うさぎは耳を立てて警戒してしまいます。

うさぎは耳がいい動物です。慣れない場所で周囲がうるさいと、それだけで警戒してなつかない子になってしまいます。また、不意に大きな音がするテレビなども大音量で見ているとびっくりしていつまでも環境に慣れることができません。

うさぎが耳を常にピンと立てて動かないときは緊張し、警戒している合図です。なつく、なつかない以前の問題になってしまうため、なるべく静かなところから慣らしてあげましょう。慣れてくれば生活音程度では警戒しなくなります。

なつかないうさぎの特徴2:声賭けができていない

うさぎは急に何かをされると驚いて警戒してしまいます。

うさぎは草食動物なので、見えていないところから急に何かされると襲われると考えて警戒してしまいます。ケージの掃除や餌やりなど、常にうさぎの名前を呼ぶなど声をかけてあげましょう。

「この声がするときは安全」と考えてもらえれば、警戒心からなつかないことはなくなります。掃除機などの騒音になる生活音を立てる前に声をかけてあげるのも有効です。

なつかないうさぎの特徴3:無理にだっこする

だっこされることを捕獲されていることだと判断してとても嫌ううさぎがいます。

たとえペットショップやブリーダーなど人に慣れやすい環境にいた子でも、臭いが違うのでいきなりはなつかないことが多いです。また、うさぎの抱き方が危なっかしいのも嫌がります。

そんなときに無理にだっこをしようとすると、襲われている、捕獲されていると感じて抵抗されてしまいます。いきなりだっこしようとせず、まずは身体に触れても嫌がらない程度まで慣れさせましょう。

なつかないうさぎの特徴4:嫌がる事をした

当然ですが、嫌なことをしてきた相手にはなつかないうさぎが多いです。

うさぎが嫌がることをし続けるとなつかない子になります。無理にだっこしようとしたり、仰向けにしたりすることはいやがるうさぎが多いです。

治療行為のためなど仕方のない場合を除き、これらの行動はなるべく避けるようにしましょう。

なつかないうさぎの特徴5:飼い主さんが怖がっている

うさぎは飼い主の感情に非常に敏感です。

うさぎは群れで暮らしていたため、自分の中で上下関係をつけていることがあります。飼い主さんが自分のことを怖がっていると判断した場合、格下に見てなつかない子になってしまいます。

また、飼い主さんが怖がることでスキンシップや声かけの機会も減ってしまい、お互いにお互いを怖がっている状況ができあがってしまいます。おやつなどでうまくうさぎを誘導しながら、怖がらずに触れてみましょう。

なつかないうさぎの性格

うさぎがなつかない理由は性格が原因の場合があります。

うさぎには、警戒心が強かったり神経質だったりしてなかなかなつかない子がいます。性格に起因している場合は、その子がどんな性格の子なのか観察して見極める必要があります。

では、なかなかなつかないうさぎはどんな性格なのでしょうか。以下に4つ挙げてみます。

なつかないうさぎの性格1:自由奔放

うさぎは自由を好む子が多いです。

ハーネスをつけて外に散歩などができるくらいおとなしい子もいますが、基本的にはサークルの中で自由に走り回ることが好きです。

そのためか、だっこなどは拘束されていると感じてなついている子もなついていない子も嫌がることがあります。ですので、だっこさせてくれないからといってなついていないとは一概には言えません。

なつかないうさぎの性格2:神経質

うさぎが神経質な性格だった場合は、なつかない子と捉えてしまいがちです。

実際にはなつかないというよりも、神経質で警戒したり怯えていたりしていることがあります。うさぎはとても耳がいいので、少しの物音でもびっくりしてケージの中で縮こまる子もいます。

うさぎがどのようなときに驚いたり縮こまったりしているか良く観察して、物音に驚くような神経質な子ならなるべく静かに、驚かせないように優しく声をかけてあげましょう。

なつかないうさぎの性格3:寂しがり

うさぎは寂しがりと一般的によく言われていますが、実際のところはどうなのでしょうか。

うさぎの中には寂しがり、というよりもかなり甘えたがりな子がいます。そんな子が長時間放っておかれると、拗ねたり元気がなくなってしまったりします。

うさぎが発しているサインを見逃さないようにしましょう。一見なつかないように見えて、実はなついているサインをだしていることがあります。

なつかないうさぎの性格4:頑固で攻撃的

基本的にうさぎは飼っているうちに慣れてくるものですが、中には頑固で攻撃的な子もいます。

最も、すべてが気に入らないというよりも、飼い主さんがうさぎのテリトリーに不用意に入ったり、掃除などで物を移動させてしまったりして怒ってしまうことが多いです。

うさぎはこだわりが強く、縄張り意識も強い種族なので、すべてきれいにしてしまうのではなく、少しうさぎの臭いが残っているおもちゃなどを置いてあげると安心します。

なつかないうさぎと仲良くする方法

なつかないうさぎに対しては、しつけというよりも信頼関係を築くのが先決です。

先に挙げたように、うさぎは安心できる場所、安心できる飼い主であると認めた場合になつきます。うさぎが嫌がること、怖がることの逆を行えばいいんです。

では、なつかないうさぎと仲良くする方法を5つ挙げてみます。
なつかないうさぎと仲良くする方法
  • 騒音から遠ざける
  • おどかさない
  • 声を掛けながら世話をする
  • 嫌がることはしない
  • 怖がらずに慣れる

なつかないうさぎと仲良くする方法1:騒音から遠ざける

大きなテレビの音や、掃除機などの生活音からはなるべく遠ざけましょう。

もらわれたばかりのうさぎは今まで聞いたことのない音を多く聞くことになります。耳がとてもよく、警戒心の強いうさぎにはストレスとなる環境です。

うさぎはストレスがたまってしまうと体調を崩してしまいます。なつかないのではなく、体調がよくない可能性もあります。あまり大きな音を立てないように気をつけましょう。

なつかないうさぎと仲良くする方法2:おどかさない

警戒心が強いうさぎをおどかすようなことをし続けると、なつかないうさぎになってしまいます。

うさぎは草食動物ですので、些細なことで驚いてしまいます。例えば後ろから何も言わずに触ったり、いきなりケージを掃除しようとしたりすることです。

このようにおどかし続けると、安心できる場所ではないと考えてなつかないうさぎになってしまいます。うさぎの耳が立っていたり、姿勢が固まっていたりしていないか気を付けて接しましょう。

なつかないうさぎと仲良くする方法3:声を掛けながら世話をする

うさぎは耳が良いため、人の声を聴き分けることができます。

声を掛けながら世話をすると、ご飯をくれたり頭を撫でてくれたりしているのが飼い主さんだと認識してくれるようになります。そうすると、飼い主さんの声がする時は安心していいのだと考えてくれます。

触れる時もおどかさないように一声掛けてから触れるようにしましょう。慣れてくると、名前に反応して寄ってきてくれるようになります。

なつかないうさぎと仲良くする方法4:嫌がることはしない

嫌なことをしてくる相手にはうさぎはなつかないです。

そのうさぎにとって嫌なことはいろいろありますが、触られたくない場所や、頻繁に構いすぎて嫌がられることがあります。また、だっこもうさぎによっては嫌います。

うさぎは嫌がっている時は耳を立てて大きく開いています。また、前足で叩いてきたり、それでも止めないと噛みついてきます。うさぎの様子を良く見て、嫌がっている場合は即座に中断しましょう。

なつかないうさぎと仲良くする方法5:怖がらずに慣れる

うさぎは飼い主さんの不安を敏感に察知します。

飼い主さんが恐る恐る触れているとうさぎもその不安に反応してしまい、なつかないままになってしまいます。噛みついてくるうさぎには注意が必要ですが、怖がらずに声を掛けながらおやつなどでご褒美をあげながら触れてみてください。

なつかないからと遠巻きに見ているだけではいつまでも「なつかないうさぎ」と「安心できない飼い主」になってしまいます。必要以上に怖がらずに接しましょう。

うさぎがなついているかどうかわからない時に見分ける方法

うさぎは鳴き声をあげない、表情が変わらないので感情がわかりにくいと言われます。

しかし、なつかないように見えてもさりげない仕草で愛情表現をしてくれるのがうさぎです。耳や仕草などで雄弁に語ってくれています。

では、どのような仕草をしてきたらなついた証拠なのでしょうか。以下に4つほど挙げてみます。
うさぎがなついたことを確認する方法
  • 世話をしている時に耳が寝ている
  • 世話をしている時に手をなめる
  • 世話をしている時に頬などを擦り付けてくる
  • 世話をしている時に鼻先で突いてくる

うさぎがなついた事を確認する方法1:世話をしている時に耳が寝ている

うさぎの耳は常に立っているものと考えられがちですが、なついている人に構ってもらっていると耳は寝ています。

なつかないうさぎは耳をピンと立てて大きく開いていますが、なついたうさぎの耳は背中にぴたりとくっつけるように寝ています。耳が垂れている子の場合も背中にくっつけるように動いています。警戒していない、安心しきっている心情の表れです。

ですので、頭を撫でている時などに耳が寝ていたら、それは飼い主さんに心を許している良い目安になります。

うさぎがなついた事を確認する方法2:世話をしている時に手をなめる

うさぎは慣れてくると毛づくろいをしてくれるかのように手をなめてきます。

これはうさぎの愛情表現の一つで、飼い主さんに対して毛づくろいをしてくれています。うさぎは集団で行動するため、相手への信頼を表す時に毛づくろいをしあうためです。

なつかない状態のうさぎはまずしない行動なので、手や腕をなめてきたらなついたと考えていいです。うさぎがなめても安全なように、ハンドクリームなどは洗って落としてから触れるといいでしょう。

うさぎがなついた事を確認する方法3:世話をしている時に頬などを擦り付けてくる

なついているうさぎは、ブラッシングや部屋で遊ばせている時に頭や頬を擦り付けてきます。

頭や体を撫でている時にもまるで「もっともっと」と催促するように頭や頬を擦り付けてきます。これもうさぎの愛情表現の一つです。

うさぎが身を寄せ合うのは、集団生活の中での信頼関係の証です。飼い主さんを信頼すると同時に構ってほしい甘えん坊な一面が見られます。

うさぎがなついた事を確認する方法4:世話をしている時に鼻先で突いてくる

構ってほしいと催促するように鼻先で突いてくることもうさぎの愛情表現です。

飼い主さんの気を引くようにつんつんと突いてきたら、構ってほしいという愛情表現です。うさぎはなつかない状態では傍に寄ってくることもないため、近寄ってくるようになったらなついた証拠と考えていいでしょう。

うさぎは甘えん坊なところもある動物です。突いてきたらなるべく撫でたり遊んだりしてあげましょう。

うさぎがなついてからのスキンシップの方法

上に挙げたような愛情表現を行ってくるくらい慣れてくれたら、どんなスキンシップをしてあげたらよいのでしょう。

うさぎは集団行動をする種族なので、触れたり触れられたりすることを好みます。また、安心できる人の側にいることも好きです。

そんなうさぎへのスキンシップの方法を3つ挙げてみます。

撫でてあげる

うさぎは頭を撫でられるのが好きです。

お腹や足など嫌がる部分もあるので様子を見ながらになりますが、頭を撫でられることは大好きです。催促するように頭を擦り付けてきたり、うさぎにとってご機嫌の証として歯をカチカチと鳴らしたりします。

耳が寝ている時は、頭からおしりまで一機に撫でることもできてしいまいます。歯を鳴らしている時は大喜びしているので、続けて撫でてあげてください。

手で食事をあげる

手から食事を食べることは、最大限の信頼関係を示してくれています。

噛みつかれないか不安になることもあるでしょうが、案外器用に食べてくれます。最初のうちは牧草やおやつで手から食べる練習をするといいでしょう。

慣れてくると野菜やペレットも手から食べてくれるようになります。うさぎによってはそのまま手をなめてきたり、頭を撫でてほしそうに擦り寄ってきたりとスキンシップにつながります。

ひざの上でくつろがせる

部屋の中を散歩させていると側に寄ってきて寝転ぶことがあります。

そんな時はひざに乗せてみましょう。持ち上げる時に嫌がった時は無理強いしてはいけませんが、すんなりひざに乗ってくれた時はそのまま撫でてあげてください。

うさぎが心地いいと思えば、そのうち自分からひざの上に乗ってきます。機嫌がいいとそのまま眠ってしまう子もいるくらいくつろいでくれますよ。

なつきやすいと評判のうさぎの種類は?

うさぎの種類によってなつく、なつかないなどの差はあるのでしょうか。

基本的にどの種類のうさぎも性格は変わらないと言われます。どちらかと言うと個体差によってなかなかなつかない子がいるという程度です。

そんな中で、性格が人懐っこい、温厚な子が多いなどの理由で買いやすいと言われている種類を5つ挙げてみます。

なつきやすいと評判のうさぎの種類1:ネザーランドドワーフ

飼われているうさぎの中では最小のうさぎです。

大人しい子と好奇心旺盛な子がいますが、どちらも人に慣れやすくおやつなどでしつけると名を呼べば近寄ってくるようになります。愛情表現も豊かな子が多いです。

その代わり不機嫌な時や危険を感じている時に足を鳴らすスタンピング(通称足ダン)などを行うなど他の感情表現も豊かです。運動やスキンシップは子供のうちは程々にしておかないと、ストレスで弱ってしまうことは注意が必要です。

なつきやすいと評判のうさぎの種類2:ホーランドロップ

ホーランドロップは人懐っこい耳たれうさぎです。

性格は好奇心旺盛な子、甘えん坊、おっとりした子といろいろいますが、総じて人懐っこく飼いやすいのが特徴です。初心者でも買いやすい種類のうさぎと言えます。

耳がたれていて通気性が悪いため、耳の手入れは怠らないようにしましょう。気が強い子は少ないので、しつけも容易でなつきやすい種類です。

なつきやすいと評判のうさぎの種類3:ミニレッキス

全身が光沢のあるビロードのような毛におおわれた、手触りが非常にいいいうさぎです。

通常のレッキス種は大きいですが、ミニレッキスは体重が2kg程度と小型の種類になります。臆病な子や神経質な子は少なく、基本的に穏やかな性格の子が多いです。

甘えん坊で構ってほしさに催促してくる仕草も可愛らしいですが、なんと言ってもその毛の手触りが素晴らしいうさぎです。毛のお手入れは欠かさないようにしましょう。また、足の裏の毛が短く木津つきやすいので、スノコなどで足場を安定させてあげましょう。

なつきやすいと評判のうさぎの種類4:ライオンヘッド

短めの耳と顔の周りのたてがみのような毛が特徴のうさぎです。

小さな種や耳がたれた種もいます。比較的おとなしく、人懐っこい子が多いです。飼い主さんのにおいや声を覚えると、頭を撫でてほしそうに催促したり、かまうと喜んだりします。

飼育し始めたばかりのころは触りすぎたり遊ばせすぎたりするとストレスで弱ってしまうので気をつけましょう。

なつきやすいと評判のうさぎの種類5:ミニウサギ

ミニウサギと総称されるのは、雑種で小型のうさぎたちです。

ミニウサギという種類は存在せず、体格や毛の色もそれぞれ違います。臆病な子もいますが、基本的にはおっとりして人懐っこい子が多いです。

飼育上の注意点は他のうさぎと変わりません。感情表現が豊かで、足ダンとよばれるスタンピングや、プウプウと鼻を鳴らして何か訴えてくることがあります。

うさぎがなつかない原因を取り除いて仲良くなれるように努めよう

うさぎがなつかない時は環境に原因があることがほとんどです。

中には気性が荒く、なかなかなつかないうさぎもいますが、声を掛けたり、環境に慣らしたりしていくうちに慣れていきます。なつかないと遠巻きにするのではなく、怖がらずに接することが大切です。

うさぎが安心できる環境を作ってあげればだんだんと慣れてくれます。愛情表現の行動をとってくれたらなついてきた証拠ですので、スキンシップで応えてあげましょう。
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