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パンダウサギはどんなウサギ?特徴や飼い方についてもあわせて紹介

「パンダウサギってどんな特徴があるの?」
「パンダウサギって飼いやすいの?」
「パンダウサギはダッチウサギに似てるけど関係があるの?」
ウサギは歌の題材や、イラストや小説、キャラクターなどに多く使用されており、世界各国で親しまれています。

そしてウサギは「散歩が要らない、吠えない」といった理由で飼いやすく人気のペットです。

そんなウサギの種類の中でもパンダウサギは名前も見た目も可愛らしく、丈夫で人懐こい性格から初心者でも飼育しやすい品種といわれています。

この記事ではパンダウサギの特徴や歴史、性格、種類、飼育する際のポイント、値段について解説しています。

本記事を読むことによって、パンダウサギがどんなウサギかを知ることができ、飼育に関する知識が得られます。

パンダウサギはどんなウサギなのか知りたい方や、ウサギを飼ってみたいと考える方は、ぜひ参考にしてください。

パンダウサギについて

パンダウサギは耳と目のまわりなどが黒で、そのほかの部分は白のツートンカラーのウサギです。

この白黒のツートーン模様がパンダに似ているため、日本では「パンダウサギ」の愛称で呼ばれています。

この白黒模様は「ダッチウサギ」という、オランダ発祥でイングランドが原産の、ぶち模様が特徴の品種からきています。

パンダウサギの歴史

パンダウサギはダッチウサギの模様を受け継いだミックスのミニウサギです。

起源であるダッチウサギは19世紀ごろにオランダで誕生し、イギリスに渡り公認品種とされました。

その後、日本にミックスのミニウサギが輸入されましたが、小型で病気にも強く扱いやすいことから、1970年ごろから広く飼育され始めました。

パンダウサギの特徴

パンダウサギの特徴は白と黒のツートーン模様です。

ルックスはピンと立った耳とちょっと尖った鼻で丸顔、また頭と胴体のバランスは比較的取れており、全体的に丸みを帯びたシルエットになっています。

体重は約1.5〜2.5㎏、体長が約30cmとやや小柄なので室内で飼いやすいです。

パンダウサギの性格

パンダウサギは基本的に性格は穏やかで甘えん坊で人懐こいので、初心者の方にも飼いやすい品種といわれています。

ただ、性別や飼育環境によっては、個体ごとの性格にちょっとした違いがあるのです。

ちなみに、オスはおしっこや匂いをいろいろな場所にマーキングする傾向があり、メスは妊娠すると気性が荒くなる子もいます。

パンダウサギの寿命

ペットで飼われるウサギの寿命は約7〜8年といわれてましたが、近年は10歳を超えるウサギもたくさんいます。

7〜8年目を過ぎると、毛に艶が無くなったり、痩せてきたり、体の変化がみられるほか、目や鼻、耳などの病気にかかりやすくなります。

歳を重ねるたびに、人間と同様、日ごろからの健康管理が必要です。

パンダウサギの毛色について

その名の由来であるパンダのように「白と黒」のツートンカラーが印象的ですが、実はカラーバリエーションがたくさんあり魅力的なんです。

顔はハチワレといって『八』の字のように分かれて色がついており、体は腰からうしろは有色、足先は白といったツートンカラーになっています。

ここでは公認カラーとされる7色の特徴をご説明します。

ブラック

ブラックは名前の由来にもなっているパンダのような、純白と均一に真っ黒のツートンカラーのパターンで、瞳の色はダークブラウンです。

パンダとウサギが合体したようなユニークでキュートなルックスは、多くのウサギファンから愛されており、パンダウサギの代表的な存在となっています。

グレー

白とグレーのカラーパターンで、瞳はダークブラウンです。

グレーの部分はアグーチといって1本の毛で3色以上が混ざったカラータイプになっており、グレーというよりチャコールブラウンに近い色になります。

ちなみにウサギの毛色は、単色もあればこのアグーチのように3色以上の色が混ざるものもあり豊富ですが、これは遺伝子によるものです。

ブルー

白とブルーのカラーパターンです。

ブルーといっても一般的に連想される青より、一見するとダークグレーに見えます。

また、パンダウサギの瞳はほとんどダークブラウンですが、ブルー系のウサギは瞳の色がダークブルーなのが特徴的です。

チョコレート

その名のようにチョコレートのようなダークブラウンと白のカラーパターンです。

瞳の色もダークブラウンになっており、その色合いから柔らかな印象を受けます。

ちなみにウサギの色はこのチョコレートのように食べ物や花や宝石などの色で表すことがあり、とてもユニークです。

スチール

白と黒の中にクリーム色が少し混ざったカラーパターンで、瞳の色はダークブラウンです。

同じ黒でもパンダウサギの代表格のブラックと見比べると、ブラックはむらがない黒ですが、スチールは黒の中にまばらなクリーム色の毛があるのが特徴的です。

同じような配色でもよく見比べて、違いを見つけるのも面白いでしょう。

チンチラ

白とげっ歯類のチンチラに似たブルーがかったグレーのカラーパターンで、瞳はブルーグレーかブラウンです。

見た目が他のパンダウサギとは違って、内側の毛がブルーで、外側は白や黒い毛がまばらに見えるという特徴があります。

トータス

トータスは白とべっこう色のカラーパターンで、瞳の色はダークブラウンです。

オレンジがかった明るいブラウンには陰影がみられるので、それがべっこうみたいだといわれています。トータスは日本語でカメ、そこからべっこうを表してます。

パンダウサギの飼い方について

パンダウサギは丈夫で扱いやすく、また温和な性格のため飼いやすい品種です。

食事や飲み水の交換、ケージの手入れや温度管理、ブラッシングや運動など、基本的なウサギの飼い方をきちんと守っていれば、初心者の方でも飼育できます。

ここでは食事のことやしつけ、特に気をつけたい飼育環境、病気についても詳しく説明します。

パンダウサギの食事

食事は牧草とペレットが基本で、朝と夕方の1日2回決まった量を与えます。

牧草の種類はチモシーというカルシウムが少なめの牧草がおすすめです。おやつは市販のウサギ用のおやつの他に果物や野菜などを少量与えてもよいです。

体重によって与える量が違うことや、あげすぎると太ってしまうので量は注意しましょう。

パンダウサギのしつけ

パンダウサギにしつけるのは、まずトイレのことですが、自分の名前や飼い主のことを認識させるようにしましょう。

物をかじったり、マーキングしたりするのはウサギの本能的な行動なので、しつけをしてやめさせることはできません。

防衛策としては、かじってほしくないものやマーキングされないものは隠すなり保護すること、ケージの手入れや食事、環境上でストレスを与えないことです。

パンダウサギの飼育環境

温度変化に弱いため、ケージによる室内飼育をおすすめします。

快適に過ごせる飼育環境は、温度が約18~24℃、湿度が約40~60%です。直射日光が当たらないようにし、特に夏や季節の変わり目の寒暖差には注意するといった温度調節が必要です。

ケージの中にはエサの容器、給水ボトル、トイレを設置しこまめな手入れをしましょう。

パンダウサギの気を付けるべき病気

パンダウサギは丈夫なのが特徴ではありますが、病気はします。

加齢、季節、食事、環境によって体調を崩すことがあるので、普段から衛生と健康管理は大事です。

よくかかりやすい病気として、消化管うっ滞、不正咬合、結膜炎、皮膚炎、耳ダニ、毛球症、スナッフル、ソアホック、コクシジウム症などがあげられます。

パンダウサギの値段について

パンダウサギの元となっている純血種のダッチウサギは約2〜10万円と高価ですが、ミックスであるパンダウサギの値段は約数千~1万円とされ、お求めやすくなっています。

しかし、ペットショップ、専門店、ブリーダーなど購入場所によって値段は異なりますし、年齢やカラーによっても差があります。

純血系

パンダウサギの元になっている純血種であるダッチウサギは世界でも人気があります。

しかし、日本で純血(血統書付き)のダッチウサギを取り扱うペットショップは希少です。

ペットショップにいない場合は、ウサギ専門ショップに確認するか、TwitterやブログなどのSNSを活用し純血のブリーダーを探してみるとよいでしょう。

ミックス

パンダウサギは、ダッチ系のミックス(混血種)なのでペットショップで比較的安価で購入することができます。

パンダウサギの魅力は、人懐こく温和な性格と丈夫で育てやすいこと。またダッチウサギに近いミックスですが、模様の出方や体の大きさがウサギによって異なるため、成長を楽しむことができます。

パンダウサギは動物園でも見られるのか

全国の動物園や牧場などで飼育されているので、見ることができます。

お住まいの地域の動物園や牧場にパンダウサギがいるか調べて遊びに行ってみてはいかがでしょう。

また、パンダウサギなどのミックスは学校のウサギとしてもよく飼われているため、学校で見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。

パンダウサギについて理解を深めよう

ここまでパンダウサギの特徴や性格、飼い方などさまざまなことを解説しました。

パンダウサギはダッチウサギのミックスです。そして、なぜパンダウサギと呼ばれているかは、パンダのようなツートンカラーで一目瞭然でしょう。

丈夫で人懐こい性格、安価であるため、初心者が飼うのにもおすすめです。

パンダウサギに興味を持たれた方は、ぜひ本記事を参考にして飼育を検討してください。
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