「ヤモリを飼ってみたいけれども、どんな種類や特徴があるのか知りたい」
「ヤモリの飼育方法や必要なアイテムの選び方、入手方法は?」
ヤモリをペットとして飼うことに興味があるけれども、実際にはよくわからずにこのような疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。
本記事では、ヤモリの種類や特徴などの基礎的な知識とともに、飼育方法や入手方法、飼育する際に必要なアイテムと選び方について紹介しています。
この記事を読むことで、ヤモリを飼育するうえで必要となる基礎的な知識を身につけることが可能です。その知識をもとに自分がどのようなヤモリであれば飼いやすいのか把握することができ、楽しくペットライフを送ることができるでしょう。
ヤモリをペットとして飼育したいと考えている人は、ぜひこの記事をチェックしてみて下さい。
「ヤモリの飼育方法や必要なアイテムの選び方、入手方法は?」
ヤモリをペットとして飼うことに興味があるけれども、実際にはよくわからずにこのような疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。
本記事では、ヤモリの種類や特徴などの基礎的な知識とともに、飼育方法や入手方法、飼育する際に必要なアイテムと選び方について紹介しています。
この記事を読むことで、ヤモリを飼育するうえで必要となる基礎的な知識を身につけることが可能です。その知識をもとに自分がどのようなヤモリであれば飼いやすいのか把握することができ、楽しくペットライフを送ることができるでしょう。
ヤモリをペットとして飼育したいと考えている人は、ぜひこの記事をチェックしてみて下さい。
ヤモリの特徴とは?
日本に生息する爬虫類の中で身近な存在となっているのが、ヤモリです。大きな瞳とトカゲ同様の鱗に覆われた長い胴体としっぽが身体的な特徴であり、種類によって体色は緑から灰色など様々な色合いになっています。
ちなみに類似しているトカゲやイモリとの違いは、イモリは両生類であること、トカゲにはヤモリが持っていない瞼があるなどの点が挙げられます。
ここからは、そんなヤモリの生態や性格、寿命などの特徴について紹介します。
ちなみに類似しているトカゲやイモリとの違いは、イモリは両生類であること、トカゲにはヤモリが持っていない瞼があるなどの点が挙げられます。
ここからは、そんなヤモリの生態や性格、寿命などの特徴について紹介します。
ヤモリの生態
ヤモリは平べったい体系で全身を鱗で覆われている爬虫類です。特徴的な瞼を持たない大きな瞳が汚れることを嫌っているため、長い舌で清潔に保っています。ちなみにヤモリには毒がなく、噛まれても問題ありません。
基本的に夜行性で、ガラスなどに張り付いている姿を見かけた人は多いのではないでしょうか。4本指の裏側には趾下薄板または指下板と呼ばれると呼ばれる鱗の集まりがあり、これがあることでガラスの窓などの滑らかな面にも垂直に張り付くことが可能です。
繁殖は卵生なので卵を産むのですが、1回に2個ずつなど少量の卵を複数に分けて生み落とします。
基本的に夜行性で、ガラスなどに張り付いている姿を見かけた人は多いのではないでしょうか。4本指の裏側には趾下薄板または指下板と呼ばれると呼ばれる鱗の集まりがあり、これがあることでガラスの窓などの滑らかな面にも垂直に張り付くことが可能です。
繁殖は卵生なので卵を産むのですが、1回に2個ずつなど少量の卵を複数に分けて生み落とします。
ヤモリの性格
ヤモリの性格としてよく言われているのが、臆病、繊細であるという点です。ヤモリは夜行性であるという特徴を持っており、狭いところを好む傾向があります。また神経質であるという性格も持っていることから、臆病で繊細なタイプが多く見受けられるようです。
また砂漠や湿地帯など暑いところを好む生態を持つ種類が多く、寒いところが苦手だという性格も見受けられます。
また砂漠や湿地帯など暑いところを好む生態を持つ種類が多く、寒いところが苦手だという性格も見受けられます。
ヤモリの寿命
ヤモリの寿命は種類によって異なる部分があるものの、一般的に5年から10年程度だとされています。長生きさせたい場合は、広い飼育容器を準備する、餌やりや湿度・温度の管理に気を付けるなど、できる限り野生の生息環境に近づけることがポイントです。
ヤモリの種類ごとの飼育難度や価格
ヤモリの種類は非常に多いですが、その中でも日本でペットとして飼育されているのは十数種類程度です。種類によって飼育の難易度や値段が異なっているため、飼育を検討している人は、まずはヤモリの種類について理解しておかなければいけません。
ここからは、ペットとして飼育されているヤモリの種類について飼育難易度や価格も踏まえて紹介します。
ここからは、ペットとして飼育されているヤモリの種類について飼育難易度や価格も踏まえて紹介します。
ニホンヤモリ
ニホンヤモリは日本や中国、朝鮮半島に分布している、日本人にとってなじみ深い種類のヤモリです。名前にニホンとついていますが、実際には外来種だったものが日本に定着したものだと考えられています。
ストレスを感じると鳴くなど、繊細で臆病な性格で、体長は10~15cmほどで灰色がかった体色のシンプルさが魅力です。実はペットショップで取り扱われていることが少なく、購入する場合の価格は500円から1,000円程度となっています。
ストレスを感じると鳴くなど、繊細で臆病な性格で、体長は10~15cmほどで灰色がかった体色のシンプルさが魅力です。実はペットショップで取り扱われていることが少なく、購入する場合の価格は500円から1,000円程度となっています。
生息地 | 日本、中国、朝鮮半島 |
---|---|
大きさ | 10~15cm |
寿命 | 10~15年 |
飼育難易度 | 普通 |
価格 | 500~1,000円程度 |
オウカンミカドヤモリ
オウカンミカドヤモリはクレステッドゲッコーとも呼ばれている種類で、樹上棲という木の上で生活をするタイプのヤモリです。オーストラリア近くのニューカレドニアに生息しており、大きな頭と目、体長15~20cmで短い手足のアンバランスさが人気を集めています。
名前の由来は頭部にある鱗が変化したクレスト(鳥の冠羽)のようなトゲトゲで、独特の渋い体色が味わい深いと言われているようです。
物怖じしない性格なのでハンドリングを楽しみやすく、飼育難易度も低くなっています。価格は15,000円から30,000円程度です。
名前の由来は頭部にある鱗が変化したクレスト(鳥の冠羽)のようなトゲトゲで、独特の渋い体色が味わい深いと言われているようです。
物怖じしない性格なのでハンドリングを楽しみやすく、飼育難易度も低くなっています。価格は15,000円から30,000円程度です。
生息地 | ニューカレドニア |
---|---|
大きさ | 15~20cm |
寿命 | 15年 |
飼育難易度 | 飼育しやすい |
価格 | 15,000~30,000程度 |
ヒョウモントカゲモドキ
レオパードゲッコー(レオパ)という愛称でも呼ばれている豹柄が特徴的なヒョウモントカゲモドキは、ペットとして飼育されているヤモリの中でも特に人気が高く、多種多様なカラーバリエーションで品種改良されています。
名前にトカゲモドキと入っているのは、トカゲの特徴も持っているためです。具体的にはヤモリにはない瞼がある点で、ほかにも趾下薄板がないのでガラスに貼り付けないなどヤモリらしくない特徴を持っているところもポイントになります。
インドやパキスタンなど中東に生息しており、大人しく人慣れしやすい性格なので飼いやすく、価格も5,000円から15,000円程度と購入しやすくなっています。体長は20~25cmほどと大きめです。
名前にトカゲモドキと入っているのは、トカゲの特徴も持っているためです。具体的にはヤモリにはない瞼がある点で、ほかにも趾下薄板がないのでガラスに貼り付けないなどヤモリらしくない特徴を持っているところもポイントになります。
インドやパキスタンなど中東に生息しており、大人しく人慣れしやすい性格なので飼いやすく、価格も5,000円から15,000円程度と購入しやすくなっています。体長は20~25cmほどと大きめです。
生息地 | インド、パキスタン、アフガニスタンなど |
---|---|
大きさ | 20~25cm |
寿命 | 15年 |
飼育難易度 | 飼育しやすい |
価格 | 5,000~15,000円程度 |
グローブヤモリ
アフリカ大陸の南部に生息するグローブヤモリは、体長が17~18cm程度の大型のヤモリです。指の太さが名前の由来とされており、グローブをはめているように見えるところが可愛らしいとされています。
ペットとしての国内からの需要は高いものの、1度に1個または2個程度の卵しか生まないこと、生息数が少ないことなどから市場に出回りにくい種類です。ただグローブヤモリ属の中には、オオフトユビヤモリやビブロンゲッコーなど比較的入手しやすい種類もいます。
ペットとしての国内からの需要は高いものの、1度に1個または2個程度の卵しか生まないこと、生息数が少ないことなどから市場に出回りにくい種類です。ただグローブヤモリ属の中には、オオフトユビヤモリやビブロンゲッコーなど比較的入手しやすい種類もいます。
生息地 | アフリカ大陸の南部 |
---|---|
大きさ | 17~18cm |
寿命 | – |
飼育難易度 | 普通 |
価格 | – |
テキサストカゲモドキ
テキサストカゲモドキは北米原産のヤモリで、ヒョウモントカゲモドキと類似した見た目をしています。チワワトカゲモドキとも呼ばれており、体長は10cmほどと小柄で、乾燥した地域に生息していることから湿気と温度に気を付けていれば初心者でも飼いやすいです。
注意点として気性の荒い性格をしていることが挙げられており、複数飼育すると喧嘩してしまう場合があります。
注意点として気性の荒い性格をしていることが挙げられており、複数飼育すると喧嘩してしまう場合があります。
生息地 | 北米(アメリカのテキサス州) |
---|---|
大きさ | 10cm前後 |
寿命 | 10年 |
飼育難易度 | 飼育しやすい |
価格 | – |
ヨツメヒルヤモリ
エメラルドグリーンの体色と体に目が4つあるような模様をしているところが特徴的なヨツメヒルヤモリは、ヒルヤモリ属に属していることから昼行性という珍しい種類です。
マダガスカル島に生息するヨツメヒルヤモリは樹上棲で、体長は8~12cmほど、寿命は5年から10年程度となっています。温厚な性格をしていることや生きた昆虫以外にも果実や花の蜜を食べることなどから、比較的飼育しやすいです。
ただ多頭飼育をする場合、オス同士が激しい喧嘩をすることがあるので単独飼育が良いと言われています。
マダガスカル島に生息するヨツメヒルヤモリは樹上棲で、体長は8~12cmほど、寿命は5年から10年程度となっています。温厚な性格をしていることや生きた昆虫以外にも果実や花の蜜を食べることなどから、比較的飼育しやすいです。
ただ多頭飼育をする場合、オス同士が激しい喧嘩をすることがあるので単独飼育が良いと言われています。
生息地 | マダガスカル島 |
---|---|
大きさ | 8~12cm |
寿命 | 5~10年 |
飼育難易度 | 飼育しやすい |
価格 | 5,000~10,000円程度 |
トッケイヤモリ
トッケイヤモリは別名オオヤモリとも言われていて、名前の通り体長が25~35cmと大きめのサイズになっています。体色は灰色がかった水色にオレンジ柄と独特なもので、「トッケイ」と繁殖時期に独特な鳴き声を発するところが特徴です。
中国やフィリピンなどの東南アジアに分布しているヤモリで価格は2,000円から5,000円と一般的なのですが、気性が荒くハンドリング向けではない点に注意が必要だとされています。また単独飼育であれば飼育難易度はそこまで難しくありませんが、寿命は5年程度と短めです。
中国やフィリピンなどの東南アジアに分布しているヤモリで価格は2,000円から5,000円と一般的なのですが、気性が荒くハンドリング向けではない点に注意が必要だとされています。また単独飼育であれば飼育難易度はそこまで難しくありませんが、寿命は5年程度と短めです。
生息地 | 中国、フィリピンなどの東南アジア |
---|---|
大きさ | 25~35cm |
寿命 | 5年 |
飼育難易度 | 普通 |
価格 | 2,000~5,000円程度 |
ガーゴイルゲッコー
グレー、黒、茶色がランダムに混じった、大理石のような体色が特徴的なのが、ガーゴイルゲッコーです。
ニューカレドニアに生息しているヤモリで、体長や気分によって体色が変化するところが魅力となっています。これは周りの環境に合わせて変化させているためで、飼育期間が長くなると体色が濃くなっていくという特徴も見受けられます。
体長は20~25cmとやや大きめですが性格は大人しく、大人になれば人工餌も食べてくれることから飼育しやすい種類です。価格は20,000円~25,000円程度とやや高めに設定になっています。
ニューカレドニアに生息しているヤモリで、体長や気分によって体色が変化するところが魅力となっています。これは周りの環境に合わせて変化させているためで、飼育期間が長くなると体色が濃くなっていくという特徴も見受けられます。
体長は20~25cmとやや大きめですが性格は大人しく、大人になれば人工餌も食べてくれることから飼育しやすい種類です。価格は20,000円~25,000円程度とやや高めに設定になっています。
生息地 | ニューカレドニア |
---|---|
大きさ | 20~25cm |
寿命 | 10年 |
飼育難易度 | 飼育しやすい |
価格 | 20,000~25,000円程度 |
ソメワケササクレヤモリ
マダガスカル島に生息している固有種であるソメワケササクレヤモリは、価格が5,000円程度と安価にもかかわらず丈夫であるという点から初心者でも飼育しやすいヤモリとして挙げられています。
体長は15cm、寿命は10年程度となっており、頭部から背中、しっぽにある小さな棘がささくれのように見えたことが名前の由来です。ソメワケの部分は、多彩な色で染め分けたような体色が由来となっています。
注意点としては、生きている昆虫しか食べない点や臆病でなかなか姿を見せてくれない点があります。
体長は15cm、寿命は10年程度となっており、頭部から背中、しっぽにある小さな棘がささくれのように見えたことが名前の由来です。ソメワケの部分は、多彩な色で染め分けたような体色が由来となっています。
注意点としては、生きている昆虫しか食べない点や臆病でなかなか姿を見せてくれない点があります。
生息地 | マダガスカル島 |
---|---|
大きさ | 15cm |
寿命 | 10年 |
飼育難易度 | 普通 |
価格 | 5,000円程度 |
ニシアフリカトカゲモドキ
ヒョウモントカゲモドキに似た見た目をしているニシアフリカトカゲモドキは、肉付きの良さからポテっとした見た目が可愛いと評判です。また黒色の目がつぶらな瞳に見えるという点も、可愛いという評判につながっています。
アフリカ大陸の戦域に生息していることから高温多湿を好み、体長は20~25cm、寿命も10年と一般的な生態です。ただ生きた昆虫を餌として好むことから、飼育にはある程度の覚悟が必要だと言われています。
アフリカ大陸の戦域に生息していることから高温多湿を好み、体長は20~25cm、寿命も10年と一般的な生態です。ただ生きた昆虫を餌として好むことから、飼育にはある程度の覚悟が必要だと言われています。
生息地 | アフリカ大陸全域 |
---|---|
大きさ | 20~25cm |
寿命 | 10年 |
飼育難易度 | 普通 |
価格 | 10,000~15,000円程度 |
ジャイアントゲッコー
ジャイアントゲッコーは、ペットとして飼育されているヤモリの種類の中でサイズが大きいのが特徴です。その名前の通り体長は35~40cmと大きく、寿命も30年程度とヤモリの中でも特に長いです。
ニューカレドニアに生息しており、木々の中に隠れられるように茶色や緑色、斑点模様の体色です。寿命の長さや体の大きさに見合った飼育容器や餌の量は必要ですが、果物や専用の人工餌で対応できるなど、比較的飼育難易度は容易だと言えます。
ニューカレドニアに生息しており、木々の中に隠れられるように茶色や緑色、斑点模様の体色です。寿命の長さや体の大きさに見合った飼育容器や餌の量は必要ですが、果物や専用の人工餌で対応できるなど、比較的飼育難易度は容易だと言えます。
生息地 | ニューカレドニア |
---|---|
大きさ | 35~40cm |
寿命 | 30年 |
飼育難易度 | 普通 |
価格 | 80,000~100,000円程度 |
ヘルメットゲッコー
アフリカ大陸に生息するヘルメットゲッコーは、ヘルメットのような大きい頭を持つ体長9cmほどの小柄なヤモリです。頭の大きさと体の小ささがアンバランスで可愛いと人気を集めており、大人しく物怖じしない性格で飼育しやすいタイプと言えます。
ただ寿命は5年ほどと短く、環境の変化に弱いので温度や湿度の管理をしっかりしなければいけません。
ただ寿命は5年ほどと短く、環境の変化に弱いので温度や湿度の管理をしっかりしなければいけません。
生息地 | アフリカ大陸 |
---|---|
大きさ | 9cm |
寿命 | 5年 |
飼育難易度 | 普通 |
価格 | 15,000~30,000円程度 |
ハイナントカゲモドキ
シャープな顔つきと赤い目に細長い縦の瞳を持つハイナントカゲモドキは、中国の海南島(ハイナントウ)に生息している固有種です。体色は黒色をベースとした黄色のバンド模様で、いかつい見た目という印象があります。
体長は15cmほど、寿命は10年程度で、いかつくカッコいい見た目に反して臆病な性格をしています。また多湿な環境を好んでおり、湿度が80%前後の環境を維持できていないと体調を崩してしまうなど、繊細な部分もあるので飼育は難しいです。
体長は15cmほど、寿命は10年程度で、いかつくカッコいい見た目に反して臆病な性格をしています。また多湿な環境を好んでおり、湿度が80%前後の環境を維持できていないと体調を崩してしまうなど、繊細な部分もあるので飼育は難しいです。
生息地 | 中国の海南島 |
---|---|
大きさ | 15cm |
寿命 | 10年 |
飼育難易度 | 飼育が難しい |
価格 | 7,000~10,000円程度 |
ヤモリの飼育に必要なアイテムと選び方
ヤモリを飼育するうえで必要となるアイテムは、主に飼育するためのケージや床材、水を入れる容器などがあります。またヤモリは湿度や温度の管理が重要になるため、ヒーターや温度計・湿度計も必須です。
ほかにも臆病な性格のヤモリが安心して生活するためのシェルターや、昼行性のヤモリなどの場合は紫外線ライトも必要となります。
ヤモリの種類によっては不要なものもありますが、ここからはヤモリを飼育する際に必要なアイテムと選び方について紹介します。
ほかにも臆病な性格のヤモリが安心して生活するためのシェルターや、昼行性のヤモリなどの場合は紫外線ライトも必要となります。
ヤモリの種類によっては不要なものもありますが、ここからはヤモリを飼育する際に必要なアイテムと選び方について紹介します。
- ケージ
- 床材
- 水を入れる容器
- ヒーター
- 温度計・湿度計
- シェルター
- ライト
ケージ
ヤモリは飼育環境を整えてあげることが必要になるため、飼育ケージを用意する必要があります。ケージはプラケースやガラスケースなどの種類があり、手軽さで言えばプラケース、観賞しやすさを重視する場合はガラスケースがおすすめです。
そんなケージの選び方のポイントは、高さと広さ、メンテナンスのしやすさだとされています。ケージの高さは飼育するヤモリの体長のおよそ2倍(樹上棲は2倍以上)、幅は最低でも20cm程度のものが適切です。多頭飼育の場合は30cm以上の幅が必要になります。
またケージ内は定期的な掃除が必要なので、ヤモリを怖がらせない(ストレスを与えない)ように掃除できるものが望ましいです。
そんなケージの選び方のポイントは、高さと広さ、メンテナンスのしやすさだとされています。ケージの高さは飼育するヤモリの体長のおよそ2倍(樹上棲は2倍以上)、幅は最低でも20cm程度のものが適切です。多頭飼育の場合は30cm以上の幅が必要になります。
またケージ内は定期的な掃除が必要なので、ヤモリを怖がらせない(ストレスを与えない)ように掃除できるものが望ましいです。
床材
ヤモリを飼育するうえで大切なのが、野生に近い飼育環境を整えることです。そのためには、土を中心とした床材を利用することが推奨されています。
床材の選び方のポイントとしては、保温力や保水力、消臭効果の有無などが挙げられることが多いです。高温多湿を好む種類が多いヤモリは、保温力や保水力が高い床材を使うことで理想的な飼育環境に近づけることができます。
そしてヤモリなどの爬虫類を飼育する場合は臭いが気になる場合もあるので、消臭効果が高い床材を使うと衛生環境の改善にもつなげることが可能です。ほかにも誤飲してしまうリスクもあるので、その点も踏まえて選ぶことが必要になります。
床材の選び方のポイントとしては、保温力や保水力、消臭効果の有無などが挙げられることが多いです。高温多湿を好む種類が多いヤモリは、保温力や保水力が高い床材を使うことで理想的な飼育環境に近づけることができます。
そしてヤモリなどの爬虫類を飼育する場合は臭いが気になる場合もあるので、消臭効果が高い床材を使うと衛生環境の改善にもつなげることが可能です。ほかにも誤飲してしまうリスクもあるので、その点も踏まえて選ぶことが必要になります。
水を入れる容器
ヤモリは飼育ケージに霧吹きで水を吹きかけていれば、基本的には水入れ容器はそこまで必要ではないと考えられています。特に樹上棲タイプのものだと、動かない水に反応しない種類もいるため、水入れ容器では飲まない場合もあります。
ただ水入れ容器を置いておくことで保湿にもつながるほか、脱皮不全の予防や容器から水を飲む場合もあり、水浴びを楽しむ種類もいるので設置しておくのもありです。
水入れ容器を選ぶ際には、倒れにくいものやヤモリの体長や生態に合わせた大きさや給水タイプであることがポイントになります。
ただ水入れ容器を置いておくことで保湿にもつながるほか、脱皮不全の予防や容器から水を飲む場合もあり、水浴びを楽しむ種類もいるので設置しておくのもありです。
水入れ容器を選ぶ際には、倒れにくいものやヤモリの体長や生態に合わせた大きさや給水タイプであることがポイントになります。
ヒーター
ヤモリは低温に弱い動物なので、飼育ケージ内を保温できるヒーターは必須アイテムです。ヤモリの種類によって適切な温度は異なるものの、寒くなりやすい冬場は特に設置しておいた方がいいと言えます。
そんなヒーターの選び方のポイントは、パネル型であること・ケージ底面積の1/3程度のサイズであること・温度の自動設定機能があることです。
パネルヒーターは薄くて使いやすく、ヤモリが直接暖を取っても火傷をするリスクが低くなっています。またヒーターのサイズは大きすぎるとヤモリが熱から逃げる場所がなくなるので、1/3程度が使いやすいです。
そして温度の自動設定機能があれば高温になり過ぎることを防いでくれるので、常に最適な温度を維持できます。
そんなヒーターの選び方のポイントは、パネル型であること・ケージ底面積の1/3程度のサイズであること・温度の自動設定機能があることです。
パネルヒーターは薄くて使いやすく、ヤモリが直接暖を取っても火傷をするリスクが低くなっています。またヒーターのサイズは大きすぎるとヤモリが熱から逃げる場所がなくなるので、1/3程度が使いやすいです。
そして温度の自動設定機能があれば高温になり過ぎることを防いでくれるので、常に最適な温度を維持できます。
温度計・湿度計
ヒーターと同じく、ヤモリなどの爬虫類の飼育に欠かせない保温器具として重視されているのが、温度計・湿度計です。これらを設置することで飼育ケージ内の温度や湿度を管理しやすくなり、ヤモリが快適に生活できる環境を維持できます。
そんな温度計・湿度計はケージ内に設置するものなので、選ぶ際は防水仕様になっているかどうかがポイントになります。ケージ内は高温多湿で水滴などが発生しやすく、霧吹きで湿度を上げている場合は防水仕様にしておかないと故障の原因になりやすいです。
ほかにも測定精度もチェックするべきポイントとして挙げられているため、これらのポイントを踏まえて選びましょう。
そんな温度計・湿度計はケージ内に設置するものなので、選ぶ際は防水仕様になっているかどうかがポイントになります。ケージ内は高温多湿で水滴などが発生しやすく、霧吹きで湿度を上げている場合は防水仕様にしておかないと故障の原因になりやすいです。
ほかにも測定精度もチェックするべきポイントとして挙げられているため、これらのポイントを踏まえて選びましょう。
シェルター
臆病で神経質な性格が多いヤモリを飼育する場合、シェルターなどヤモリが身を隠せる場所を用意してあげる必要があります。
シェルターを選ぶ際のポイントは、飼育するヤモリが入れる大きさ・出入り口の高さや大きさのものであるかどうかです。また、多湿タイプのものを使って湿度調整に利用するというやり方もあります。
シェルターを選ぶ際のポイントは、飼育するヤモリが入れる大きさ・出入り口の高さや大きさのものであるかどうかです。また、多湿タイプのものを使って湿度調整に利用するというやり方もあります。
ライト
ヤモリは多くの種類が夜行性なので、ライトを必要としない場合が多く見受けられます。ただヨツメヒルヤモリなどの昼行性の種類を飼育する際には、紫外線ライトを利用することで健康を維持できるようになるのです。
ライトの選び方としては生息地に合うUVB照射量、そして飼育環境と生体の相性、ケージの大きさに合ったW数を意識する必要があります。
ライトの選び方としては生息地に合うUVB照射量、そして飼育環境と生体の相性、ケージの大きさに合ったW数を意識する必要があります。
ヤモリの飼育方法
ヤモリを飼育するうえで必要なアイテムについて知ったところで、次に把握しておきたいのが飼育方法です。比較的飼いやすいと言われているヤモリですが、餌の種類や与え方、ケージ内のレイアウト、かかりやすい病気などについても知っておく必要があります。
ここからは餌やレイアウト、病気に関することなどヤモリの飼育方法について紹介します。
ここからは餌やレイアウト、病気に関することなどヤモリの飼育方法について紹介します。
ヤモリの餌と与え方
ヤモリの餌は、基本的にコオロギやミルワームなどの生餌になります。種類によっては人工餌を食べる場合もあるので、ヤモリの種類によって餌を使い分けることが大切です。ちなみに餌を与える回数は、2~3日に2~3匹程度の量を1回与えます。
生餌の与え方としてはケージにそのまま放り込むのではなく、生餌の後ろ脚を切ってから入れる方法がおすすめです。コオロギは足が早いのでヤモリが捕まえられない可能性があるため、食べやすいように工夫する必要があります。
人工餌の場合はピンセットで与えるのですが、ピンセットに慣れていないと食べてくれないため、まずはピンセットに慣らしてから与えるようにします。おやつは桃やバナナ、昆虫ゼリーがあり、時々スプーンなどで与えられます。
また生餌でも人工餌でもカルシウムが不足しやすいため、適宜餌にカルシウム剤をかけるなどの対処が求められます。
生餌の与え方としてはケージにそのまま放り込むのではなく、生餌の後ろ脚を切ってから入れる方法がおすすめです。コオロギは足が早いのでヤモリが捕まえられない可能性があるため、食べやすいように工夫する必要があります。
人工餌の場合はピンセットで与えるのですが、ピンセットに慣れていないと食べてくれないため、まずはピンセットに慣らしてから与えるようにします。おやつは桃やバナナ、昆虫ゼリーがあり、時々スプーンなどで与えられます。
また生餌でも人工餌でもカルシウムが不足しやすいため、適宜餌にカルシウム剤をかけるなどの対処が求められます。
ケージ内のレイアウト
ケージ内には床材や水入れ容器、シェルターなどを入れますが、それ以外にも自然な環境に近づけるために木や造花などを入れるのもおすすめです。
あまり詰め込み過ぎてしまうとヤモリの姿を鑑賞しにくい、メンテナンスが面倒になってしまう場合もあります。ヤモリのストレスなども考慮しながら、自分が鑑賞や手入れがしやすいレイアウトを自由に考えてみましょう。
あまり詰め込み過ぎてしまうとヤモリの姿を鑑賞しにくい、メンテナンスが面倒になってしまう場合もあります。ヤモリのストレスなども考慮しながら、自分が鑑賞や手入れがしやすいレイアウトを自由に考えてみましょう。
かかりやすい病気
ヤモリがかかりやすい病気はいくつかありますが、代表的なのが脱皮不全・クル病・自切などが挙げられます。
ヤモリは脱皮するのですが、何らかの理由で脱皮が上手くできないと壊死する可能性があります。これは湿度を上げることで予防することが可能です。また、何らかの刺激でしっぽが切れてしまう自切などもみられる場合があるので、注意が必要です。
ヤモリは脱皮するのですが、何らかの理由で脱皮が上手くできないと壊死する可能性があります。これは湿度を上げることで予防することが可能です。また、何らかの刺激でしっぽが切れてしまう自切などもみられる場合があるので、注意が必要です。
ヤモリの入手方法
ヤモリをペットとして飼育したい場合、一般的にはホームセンターや爬虫類専門店で購入する形になります。ただ日本に生息している種類であれば、自分たちで捕まえることも可能です。
ここからは、ヤモリの入手方法と状態のいいヤモリの見分け方について紹介します。
ここからは、ヤモリの入手方法と状態のいいヤモリの見分け方について紹介します。
日本に生息するヤモリ
ニホンヤモリなどの日本に生息する種類であれば、時期や時間帯、場所を限定して探すことで捕まえることができます。
捕まえやすいタイミングとしては、4月から8月ごろの暖かい時期の深夜帯が挙げられています。そして明るい場所に集まる虫を餌としているので、コンビニや蛍光灯などの明るいところを探すと見つけやすいです。
捕まえやすいタイミングとしては、4月から8月ごろの暖かい時期の深夜帯が挙げられています。そして明るい場所に集まる虫を餌としているので、コンビニや蛍光灯などの明るいところを探すと見つけやすいです。
メジャーな種類のヤモリ
自分で捕まえることが難しい場合は、メジャーな種類のヤモリであればホームセンターやペットショップでも購入することが可能です。
ただホームセンターやペットショップでは人気や知名度の高い種類しか取り扱っていないことが多く、場所によっては爬虫類の取扱いをしていない場合もあります。
ただホームセンターやペットショップでは人気や知名度の高い種類しか取り扱っていないことが多く、場所によっては爬虫類の取扱いをしていない場合もあります。
マイナーな種類のヤモリ
ホームセンターやペットショップでも取り扱われないマイナーな種類のヤモリを入手したい場合は、爬虫類の販売を専門に取り扱っているお店を探しましょう。
規模の大きい専門店であれば取り扱っている種類やカラーバリエーションが豊富なので、自分の気に入ったヤモリを購入することが可能です。ちなみに爬虫類は対面販売が義務付けられているため、ネット販売はされていません。
出典:令和元年に行われた法改正の内容|環境省自然環境局
参照:https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/revise_r01.html
規模の大きい専門店であれば取り扱っている種類やカラーバリエーションが豊富なので、自分の気に入ったヤモリを購入することが可能です。ちなみに爬虫類は対面販売が義務付けられているため、ネット販売はされていません。
出典:令和元年に行われた法改正の内容|環境省自然環境局
参照:https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/revise_r01.html
状態のいいヤモリの見分け方
購入または捕まえるのであれば、元気がある状態のいいヤモリの見分け方も知っておくことがおすすめです。見分けるポイントは体形・体色・行動の3つが挙げられています。
体形は手足の欠損がないか、ケガはないか、平均的な体長なのかをチェックします。また体色は個体差がありますが、ダニがついていないか、脱皮前の白っぽい状態なのかを確認しておきましょう。
そして動きの鈍さはないか、壁に貼り付ける種類なのにずり落ちたりはしていないか、食事をしっかり食べるかなどの行動を見ておくことも大切です。
体形は手足の欠損がないか、ケガはないか、平均的な体長なのかをチェックします。また体色は個体差がありますが、ダニがついていないか、脱皮前の白っぽい状態なのかを確認しておきましょう。
そして動きの鈍さはないか、壁に貼り付ける種類なのにずり落ちたりはしていないか、食事をしっかり食べるかなどの行動を見ておくことも大切です。
飼ってみたい種類のヤモリを見つけよう!
ヤモリは日常生活でも見かけることがあるほど身近な動物であり、夜行性であることや生餌が必要であることを理解していれば、そこまで飼育は難しくありません。また種類によっては飼育の難易度も異なるので、自分に合ったヤモリを選ぶこともできます。
まずはヤモリの種類について把握し、飼ってみたい種類のヤモリを見つけてみましょう。
まずはヤモリの種類について把握し、飼ってみたい種類のヤモリを見つけてみましょう。