「ウミガメはどのように海の中で呼吸しているの?」
「ウミガメにはどんな種類がいるの?」
「なぜウミガメはリクガメとは違うの?」
綺麗な海中の景色がある物語やアニメのキャラクターにもなっているウミガメは、神秘的でかつ遠い存在です。また、最近話題の海洋プラスチック問題によって、ウミガメの存在は周知してきたものの、さらに遠いものとなってしまいました。
そのため、遠い存在になってしまったウミガメに対して、このような疑問が湧いてくる方もいるでしょう。
本記事ではそんなウミガメの生態や呼吸方法、種類などをご紹介します。ウミガメについて深く知ることで、より海を大事にしようと思えるでしょう。
ぜひウミガメへの知識を深め、ウミガメの暮らしを守っていきましょう。
「ウミガメにはどんな種類がいるの?」
「なぜウミガメはリクガメとは違うの?」
綺麗な海中の景色がある物語やアニメのキャラクターにもなっているウミガメは、神秘的でかつ遠い存在です。また、最近話題の海洋プラスチック問題によって、ウミガメの存在は周知してきたものの、さらに遠いものとなってしまいました。
そのため、遠い存在になってしまったウミガメに対して、このような疑問が湧いてくる方もいるでしょう。
本記事ではそんなウミガメの生態や呼吸方法、種類などをご紹介します。ウミガメについて深く知ることで、より海を大事にしようと思えるでしょう。
ぜひウミガメへの知識を深め、ウミガメの暮らしを守っていきましょう。
ウミガメの生態
そもそもウミガメは、陸にいたカメが海で過ごすようになり、泳ぐ速度を速めるために進化したことで、今のヒレのような手や流線形の甲羅の形に変化しました。人間から見ると動きはゆっくりして見えますが、速度からすると意外に速いのです。
また、サメなどの敵から身を守るために、固い鱗に覆われる甲羅を持つようになりました。
もともと陸の生物だったこともあって、卵は海の中では呼吸ができず死んでしまうため、ウミガメは産卵のために砂浜に上陸します。
また、サメなどの敵から身を守るために、固い鱗に覆われる甲羅を持つようになりました。
もともと陸の生物だったこともあって、卵は海の中では呼吸ができず死んでしまうため、ウミガメは産卵のために砂浜に上陸します。
ウミガメの呼吸方法
進化して海に進出したウミガメの呼吸方式は、一体どのようになっているのか気になる方も多いでしょう。眠る時は、陸または海のどちらで眠っているのでしょうか。
また、何分海の中に潜っていられるのかを考えてみましょう。
また、何分海の中に潜っていられるのかを考えてみましょう。
睡眠時のウミガメの呼吸
前述した通り、ウミガメはもともと陸で生きていたため、息継ぎをしないと呼吸ができません。
眠る時、顔や手足を甲羅にしまえないウミガメは、海底の岩場の中に体を隠しながら、あるいは海面で体を休め、海底で睡眠する場合は30~90分くらいの間隔で眠っては海面へ浮上して呼吸します。
夜眠っている時には、3時間ほど動かないで潜っていることもできるそうです。
眠る時、顔や手足を甲羅にしまえないウミガメは、海底の岩場の中に体を隠しながら、あるいは海面で体を休め、海底で睡眠する場合は30~90分くらいの間隔で眠っては海面へ浮上して呼吸します。
夜眠っている時には、3時間ほど動かないで潜っていることもできるそうです。
ウミガメの潜水時間と呼吸
ウミガメは、昼間の活発に活動している時には、1時間ほど息を止められるようです。
とはいっても、エラ呼吸ではなく、爬虫類と同じように肺で呼吸するため、やはり海から顔を出して、息継ぎをしなければ死んでしまいます。
時々、海面でウミガメを見かけたという報告も日本で聞きますが、ウミガメが海面にいた理由は息継ぎです。運が良ければ、息継ぎのために海面に顔を出しているウミガメを見かけることができるでしょう。
とはいっても、エラ呼吸ではなく、爬虫類と同じように肺で呼吸するため、やはり海から顔を出して、息継ぎをしなければ死んでしまいます。
時々、海面でウミガメを見かけたという報告も日本で聞きますが、ウミガメが海面にいた理由は息継ぎです。運が良ければ、息継ぎのために海面に顔を出しているウミガメを見かけることができるでしょう。
ウミガメの種類
日本では5種類のウミガメを見ることができます。その中でも日本で産卵するのが、アオウミガメ・アカウミガメ・タイマイと呼ばれる3種類のウミガメです。
オサガメ・ヒメウミガメは日本では産卵しませんが、沿岸を回遊することがあり、日本でもみられる可能性があります。5種類に加え、ケンプヒメウミガメという種類も紹介していきます。
オサガメ・ヒメウミガメは日本では産卵しませんが、沿岸を回遊することがあり、日本でもみられる可能性があります。5種類に加え、ケンプヒメウミガメという種類も紹介していきます。
アオウミガメ
アオウミガメは海草が主食のため、その色素で体内の脂肪が青緑色になっていることが由来でアオウミガメと呼ばれるようになりました。日本では、日本海側も含めた室蘭以南から南西諸島まで、分布しています。
アカウミガメ
日本で産卵するウミガメの中で、産卵数がとても多いのがアカウミガメです。北太平洋域に生息するアカウミガメは、日本列島の太平洋岸でしか産卵しないため、日本で保護する必要があると言われています。
オサガメ
オサガメは、2億年前の恐竜がいた時代から形を変えていない歴史的なウミガメで、世界でもっとも希少なウミガメとして保護されています。しかし減少が続いているため、厳重な保護が求められていると言われています。
体長は1.5m以上、体重300kg以上にもなるとても大きいウミガメです。
出典:東京大学大気海洋研究所 国際沿岸海洋研究センター
参照:http://www.icrc.aori.u-tokyo.ac.jp/archipelago_Osagame.html
体長は1.5m以上、体重300kg以上にもなるとても大きいウミガメです。
出典:東京大学大気海洋研究所 国際沿岸海洋研究センター
参照:http://www.icrc.aori.u-tokyo.ac.jp/archipelago_Osagame.html
タイマイ
高級な装飾品などに使われる「ベッコウ(鼈甲)」は、このタイマイの甲羅から作られています。枝サンゴの隙間にある海綿類を食べる対策として、クチバシが鳥のように尖った形になるよう進化してきました。
しかし、人間によるウミガメの乱獲が原因で、タイマイも絶滅寸前となってしまいました。人間のメリットは自然界のデメリットになることもあるため、人間は自然界のルールにのっとり、動物たちの生態系を壊さないよう、最善の注意を払って行動すべきだと言えます。
しかし、人間によるウミガメの乱獲が原因で、タイマイも絶滅寸前となってしまいました。人間のメリットは自然界のデメリットになることもあるため、人間は自然界のルールにのっとり、動物たちの生態系を壊さないよう、最善の注意を払って行動すべきだと言えます。
ヒメウミガメ
ヒメウミガメの背甲は灰色で、甲長は70cmであるため、他のウミガメより少し小さいです。肉食性が強く、魚や甲殻類、軟体動物を食べます。
豆知識ですが、コスタリカでは数十万頭が集団で産卵する「アリバダ」(スペイン語で「兆し」)という現象が知られています。
豆知識ですが、コスタリカでは数十万頭が集団で産卵する「アリバダ」(スペイン語で「兆し」)という現象が知られています。
ケンプヒメウミガメ
ケンプヒメウミガメは、メキシコ湾とアメリカ合衆国の西大西洋岸にのみ生息しており、日本で産卵するのを見ることも、回遊している姿を見ることもないでしょう。
浅く砂や泥のある海を好み、礁湖に生息しています。そのため、岸の近くでよく見かけることができるそうです。
寿命は正確にはわかりませんが、50年程度だと言われています。
浅く砂や泥のある海を好み、礁湖に生息しています。そのため、岸の近くでよく見かけることができるそうです。
寿命は正確にはわかりませんが、50年程度だと言われています。
ウミガメとリクガメはどう違うのか
ウミガメは、海に住んでいる亀で、手足がヒレのようになっていて甲羅は平たい形になっています。海中で四肢をしまっていると呼吸ができず窒息死してしまうため、危険を感じた場合は甲羅に身体をしまうのではなく、素早く泳いで逃げます。
リクガメは陸に住んでいる亀で、手足に爪を持っており、敵から身を守るための四肢をしまう甲羅は、体をしまえるようにドーム状になっています。
簡単に違いを説明すると、手足に爪があるかないかでしょう。
リクガメは陸に住んでいる亀で、手足に爪を持っており、敵から身を守るための四肢をしまう甲羅は、体をしまえるようにドーム状になっています。
簡単に違いを説明すると、手足に爪があるかないかでしょう。
ウミガメの呼吸法を知ろう
この夏、石垣島でウミガメと泳ぎませんか。
— 石垣島シュノーケリングサービス【オーシャンピクニック石垣島】OceanPicnic石垣島 (@we_love_island) June 5, 2022
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神秘的なウミガメは、爬虫類に属しているため肺呼吸をしています。息を止めていられる時間が長く、海面で息継ぎをしている姿を見られたらラッキーです。
絶滅危惧種に指定されているウミガメたちは、人間の「めんどくさい」という勝手な思いゆえに海洋プラスチックが刺さったり、お腹の中につまったりすることによって生態が脅かされています。これからは、ウミガメが住みやすい環境を作ってあげることが大切です。
もし、水族館やダイビングなどでウミガメに出会える夢のような機会が訪れた時は、呼吸方法やウミガメの特徴をご覧になってみてください。また新たな発見ができるでしょう。
絶滅危惧種に指定されているウミガメたちは、人間の「めんどくさい」という勝手な思いゆえに海洋プラスチックが刺さったり、お腹の中につまったりすることによって生態が脅かされています。これからは、ウミガメが住みやすい環境を作ってあげることが大切です。
もし、水族館やダイビングなどでウミガメに出会える夢のような機会が訪れた時は、呼吸方法やウミガメの特徴をご覧になってみてください。また新たな発見ができるでしょう。