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ボールパイソンのかわいいポイントとは?飼育環境や餌の与え方についても紹介!

「ボールパイソンって聞いたことあるけどどんな生き物?」
「ボールパイソンを実際に買ってみたいけどどのような種類がいるの?」
「ボールパイソンの食べるものって何?」
このようにボールパイソンについて聞いたことがある方、実際に飼育に興味がある方はいませんか?

本記事では、ボールパイソンの特徴から、どのような種類がいるのか、飼育するために必要なものは何かをまとめて紹介しています。ボールパイソンのかわいいポイントもぜひ見つけてみてください。

この記事を読むことで、ボールパイソンの生態から実際に飼育する方法をイメージすることができます。飼育しようと考えている方は、どのような餌が必要か、注意すべき点はなにがあるのかを把握でき、より飼育する想像が膨らむでしょう。

ボールパイソンについて興味がある方は、ぜひこの記事をチェックしてください。

ボールパイソンはどんな生き物?

ボールパイソンは、爬虫類綱有鱗目ニシキヘビ科ニシキヘビ属に属し、ボールニシキヘビやロイヤルバイソンとも呼ばれている生物です。名前の由来は、身を守る際に丸くなることからボールパイソンと名付けられました。

そんなボールパイソンは、どのような特徴があり、寿命はどのくらいなのかをここで紹介します。

ぜひボールパイソンに興味がある方は、チェックしてください。

寿命

ボールパイソンの寿命は、個体によって異なりますが、約10年から20年です。中には30年や40年も長生きすることができた事例もあります。

このように寿命は、そのヘビによって変動します。また長生きすることも考えられるため、飼育する際は、最後まで面倒を見られるかの検討が必要です。

特徴

ボールパイソンの大きな特徴は熱や赤外線を感知できる「ピット器官」があることです。これはヘビの中でもニシキヘビ科、ボア科、クサリヘビ科のみが持っている特殊な器官です。

この口元にあるピット器官により、見通しの悪い夜間、木や草の生い茂った森で獲物を感知することが可能です。

また周囲の危険を感じることで、とぐろを巻くという点も特徴的です。頭は真ん中に隠し、防御姿勢をとります。この姿がきれいな円形でボールのようで、名前の由来ともなっています。直径は約35㎝前後です。

ボールパイソンのここがかわいい!

ボールパイソンは、非常たくさんに種類がおり、個体によって模様や色も様々です。その中でボールパイソンのおすすめのポイントを3つ紹介します。

紹介するのは、1番目にする外見についてや、ボールパイソンの内面である性格、ハンドリングのしやすさなどです。どこがかわいいポイントなのかチェックしてみてください。

ボールパイソンの特徴を押さえて、他のヘビとはどのような点が異なるかを知ってください。

見た目

ボールパイソンには様々な種類が存在します。

一般的なボールパイソンは、黒と茶色のような色で、身体に丸い模様や体に模様があります。見た目はシンプルでとてもかわいいです。

中には、一般的な個体と比べ、黄色味が強くなったパステルと呼ばれる個体がいます。この個体は、身体の黒い部分が細くなり、黄色が半分以上を占めます。

さらには、原種から黒色の色素が欠乏したアルビノという個体もいます。アルビノは白地に黄色の模様が入っており、目は赤くなっています。原種と比べると、色が反転しているかのようです。原種の色違いのようで、こちらもかわいいと人気があります。

性格

ボールパイソンは、毒を持っておらず、積極的に攻撃することもないため比較的温厚な性格です。容姿は威厳がありますが、野生では木陰や草むらなどに隠れていることが多いです。見た目とのギャップもかわいいです。

国内で繁殖された個体だと、ペットとしての飼育も慣れています。ただし環境の変化には敏感なこともあり、ストレスを感じることで拒食症などの症状が発生することもあるので注意しましょう。

ハンドリングしやすい

ボールパイソンは他のヘビと比較し、おとなしい性格のため、ハンドリングを楽しむことができます。ハンドリングをする前には、必ず飼育者の匂いに慣らす必要があります。そのため餌やりを何度か行い、餌付けが問題なく行える状態にしましょう。

ハンドリングは、頭部と腹部を持って抱えます。この際に恐る恐る手を近づけると、ボールパイソンが警戒心を持つので自然な流れで行いましょう。これで抱えることができればかわいいボールパイソンのハンドリングが完成です。

ボールパイソンを購入できる場所と値段

ボールパイソンの値段は、種類によって値段が異なります。一般的な個体であれば、平均約1,0000円前後になります。中には約5,000円と比較的安価で購入できる場合もあります。

一方で特殊な個体であれば、アルビノが約10,0000円前後で取引されています。さらに珍しい個体では約50,0000円前後での値が付くこともあるほどです。このように値段は、個体によって大きく変動幅があることがわかります。

購入できる場所は、爬虫類専門店や今ではホームセンターでも取り扱いのある、店舗があります。

爬虫類の専門店であれば、安心して購入できるでしょう。何よりプロの専門家から飼育する際の方法、注意点を聞くことが大きなメリットと言えます。またお店によっては、購入後のアフターフォローも受け付けている店舗もあるので、気になるお店のSNSやHPを見てみましょう。

ホームセンターは、爬虫類を取り扱う店の数が近年増加しています。ただし専門店ではないため選択肢が少なくなってしまいがちです。ですが専門店より店舗数が多いのはメリットです。

ボールパイソンの飼育に必要なもの

ここではボールパイソンの飼育に最低限、必要なもの5選を紹介します。

ボールパイソンは、特に湿度管理が重要です。ヘビ飼う際に、きちんと環境の準備をしないと脱走の危険性もあります。

飼育する際には、必要なものをしっかりと把握し、居心地のいい環境づくりを心がけましょう。
  • ケージと蓋
  • 床材
  • 水入れ
  • ヒーター
  • 流木や石

ケージと蓋

ボールパイソンは、身体が大きいために、ケージ自体も大きさが必要となります。

ケージの大きさは、理想として横120cmですが、最低90cmでも問題ありません。幅は60cmほどで構いません。高さに関しては、地表を這うことがほとんどのため必要ありません。ケージの広さの目安は、とぐろを巻いた状態の4倍の体積があると良いでしょう。

また脱走防止のためには、蓋がついているものがおすすめです。ヘビは少しの隙間が空いているだけでも脱走の危険性があります。さらに成長と同時に力もついてくるので、注意しましょう。

床材

床材は、ケージ内を清潔に保ち、床をきれいにしておくために必要です。

中には木材チップや砂を敷き詰める方法もありますが、衛生管理が大変になります。また掃除にも時間がかかり、ダニや悪臭の発生にも繋がる場合も発生します。この影響でボールパイソンの健康状態に悪影響が出る場合もあるので、注意しましょう。

ペットシーツであれば、フンや尿の有無が見た目でわかりやすくなり、交換も簡単になるためおすすめです。

水入れ

水入れは、ボールパイソンが飲むためのものではなく、ケージ内の湿度を保つという目的で設置します。ボールパイソンは自身の体温調整のために水浴びをする傾向があるため、身体の幅よりも大きいものを設置しましょう。

また設置し、飼育が始まったら常に水があるかどうかの確認を怠らないように気を付けましょう。

ヒーター

ボールパイソンの飼育には、温度管理が非常に重要です。ボールパイソンは、変温動物のため気温を利用して自らの身体をコントロールしています。特に身体を温かくし、餌を消化するため、身体を冷やしてエネルギーの消費を抑えるためです。

そのため温度調整が上手くいかないと、ボールパイソンの不調の原因に繋がります。そこで天井に設置可能なヒーターは、爬虫類を買っている方から好まれます。これがあれば、部屋の温度を変えなくても使用ができる優れものです。

流木や石

流木や石は、ボールパイソンが立体行動をするために使用します。何もものがないと地を這うのみで、ヘビが立体活動する機会が減り、便秘になりやすくなります。またヘビに動きが見られず飼育者が飽きやすいという点もあります。

そこで流木を設置し、できるだけ地面に置かないようにしましょう。地面に置いてしまうと尿酸やフンで汚れる可能性があり、手入れが面倒になります。そこで空中にぶら下げるような形の流木がおすすめです。

ボールパイソンの飼育環境

ボールパイソンを飼育する際に、1番大事なのが住む環境です。

ボールパイソンは、温度や湿度の影響を受けやすい生き物です。この調整が効かないと、体調を崩す原因にもなりかねません。

また住みやすい環境を作るには、良いレイアウトの例もご紹介します。ぜひ飼育する際も参考にしていただければ幸いです。

最適な温度と湿度

ボールパイソンに最適な湿度は、40%から60%程度を好みます。乾燥にはとても弱いため、湿度が低い場合には、霧吹きをこまめにするなどボールパイソン自身を湿らせましょう。目安として乾燥しやすい冬には1日2回、夏は1日1回です。

レイアウト

ボールパイソンのレイアウトは、とてもシンプルです。上記で紹介したものが最低限必要なものになるので、それらをレイアウトしていきます。

例を挙げると、ヒーターは天井に貼り、温度にムラがないようにしたり、流木は工夫して自作するのもよいでしょう。また流木や石も色々な形や種類が存在します。初めはおすすめしている空中に吊るす形のものが、手入れが楽になります。

一通り飼育に慣れてきたら、自分好みに買い足し、オリジナルのレイアウトを完成させましょう。

ボールパイソンに与える餌

ボールパイソンの餌は、ペットショップや通販で購入可能な冷凍マウスを与えましょう。餌のサイズは成長過程に応じて変えましょう。目安としては、胴体の太さより小さいものです。

与える量とタイミングは、幼体の場合2、3日に1度マウスを1匹、成体の場合1ヶ月に1、2回ほどでマウス1匹を目安に与えましょう。

与え方

ボールパイソンの餌は、必ず解凍したものを与えましょう。ヘビは変温動物のため冷凍マウスを与えると、消化不良など体調に異常が出てしまう恐れがあります。

解凍の方法は様々で、本記事では3つほど紹介します。1つ目は、お湯につけて解凍する方法です。この方法のメリットは、マウスの内部まで解凍することができる点です。さらにお湯を注ぐだけなので、手間も時間もかかりません。

2つ目は自然解凍です。この方法のメリットは、マウスの状態を維持したまま与えることが可能な点です。ただし内部まで解凍できるかが分からず、半解凍の状態になることもある点には気を付けなければなりません。半解凍のまま与えると、吐き戻しなどの体調に影響が出てしまいます。

3つ目は電子レンジでの解凍です。これはお湯よりも短時間で解凍できます。ただし加熱時間の調整が難しい点があり、加熱時間が短いと半解凍、長いとマウスが焼けてしまうため注意が必要です。

ボールパイソンを飼育する際に注意すること

ここではボールパイソンを飼育する際に、注意が必要なポイント3つを紹介します。

いずれもボールパイソンの体調や習性を理解しておかなければなりません。突然異常が起きたとき慌てないように、飼育前から知識として知っておきましょう。

餌を拒食するときがある

ボールパイソンは秋ごろになると季節拒食といい、拒食することが多くなります。この際に体重が減っていなければ問題ありません。季節拒食がはじまるまでに、餌をあげて成長させましょう。

体重が減っている際には、湿度を30度近くまで上げ、新陳代謝を上げましょう。それでも変わらないようでしたらペットショップや病院などで診てもらいましょう。舌を出す行為が増えると、餌を欲しがっている証拠です。

脱皮について理解しておく

ボールパイソンは、身体の成長とともに古くなった皮を脱ぐ、脱皮を行います。脱皮の頻度は、約2ヶ月に1回で、1日から3日ほどかけて行います。

脱皮の際には、ケージ内の湿度が大きく影響します。湿度が不足している場合、脱皮不全といい皮が余ってしまうことがあります。これを放置すると細胞が死んでいきます。そのため、ぬるま湯に入れて皮を落としてあげましょう。脱皮する際には、湿度管理に注意してください。

脱走しないように気をつける

ヘビは爬虫類の中でも脱走する危険がある生物です。ヘビは全身運動で移動し、足掛かりのないケージでも抜け出せてしまいます。さらに成長していくにつれて力はどんどん強くなっていくためその危険性は増していきます。また狭い隙間も利用するため、思わぬ場所からも逃げ出す可能性があります。

その対策として、丈夫なケージを使用することや施錠をするが有効です。成長して力がついた際に万が一ヘビが脱走しようとすることがあっても、壊れづらい材質のケージであれば問題ありませんし、鍵をかけることでその心配は少なくなります。

ボールパイソンのかわいさを知ろう!

ここまでボールパイソンの特徴や生態、飼育方法や必要なものを紹介しました。ボールパイソンについての興味、自分が思うかわいいポイントは見つかりましたでしょうか?

ボールパイソンは、温度や湿度の影響を受けやすい生物です。そのため日頃から様子に異変はないかどうかをチェックしましょう。また何か異変があった場合は慌てず、自分で対処できない場合には、専門店などで相談しましょう。

ボールパイソンは、比較的長く一緒に過ごすことができる動物です。ぜひ1日でも長くかわいいボールパイソンを飼育できるよう心がけましょう。
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