亀に素敵な名前を付けてあげよう！名付け方のコツを詳しく解説！

「亀に名前を付けたいけれど、上手な付け方はある？」
「かめちゃんも良いけれど、個性のある名前にしたい！」
「そもそも亀は名前を覚える生き物なの？」
ユーモラスなビジュアルで愛され、ペットとしてもポピュラーな亀ですが、名付けの際にどのような名前にするか迷う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、可愛い亀に素敵な名前を付けるためのコツや、実際の命名例をまとめました。亀の種類やその性質のほか、さまざまな角度から亀のイメージを分析して名付けのヒントを解説しています。

記事を読むことで、自分が飼っている亀から受ける印象にぴったりの名前を付けてあげられるでしょう。

亀を素敵な名前で呼んであげたいという場合は、ぜひチェックしてください。

亀は飼育条件によっては非常に長く生きるため、飼い始めると一緒に生活する期間も長くなります。愛情を持って育ててあげるために、名前を付けて呼んであげましょう。

また、亀は長寿ではありますが病気などにかかってしまうこともあります。受診の際に名前が必要になる可能性もあるため、名前を付けてあげるのがおすすめです。

亀は背中に丸い甲羅を持つ卵生の爬虫類で、一部の種類を除き体の表面は鱗で覆われ、陸でも生活できるように進化してきました。

生息域が陸か海かに分けられ、さらに陸にいるものは水陸両用で生活できる種類に細かく分類されます。種類によって冬眠するものやしないもの、草食性や雑食性のものなど、幅広い特性がみられる多種多様な生き物です。

ペットとして飼育されているものはごく一部ですが、現在地球上にいる亀は280種類前後といわれています。

ここからは、一般的によく飼育されているもので、ポピュラーな種類の亀をいくつか紹介していきましょう。

モザイクのような美しい柄の丸い甲羅と、つぶらな黒い瞳が可愛らしいのが、ギリシャリクガメです。名前の通り陸で生活する亀で、野生では北アフリカやヨーロッパ南西部に生息し、日本の気候にも合いやすいことからペットとしても人気が高まっています。

黄土色やオレンジ色の甲羅を持ち、優しい顔立ちで人気なのがニホンイシガメです。日本固有種の亀で、幼体は丸い甲羅が銭に似ていることからゼニガメとよばれていましたが、環境の変化から減少傾向にあり、現在ではクサガメの幼体がゼニガメとよばれています。

頬の赤い模様が特徴的で、活発でやんちゃな性質を持っているのがミシシッピアカミミガメです。かつては人気も高かった種類ですが、飼育できず野外に放たれるケースが多発し、積極的に防除を行う必要がある外来種として指定されています。

全体的な黒褐色の体に、首周りの黄色いストライプがチャームポイントなのがクサガメです。日本全国で定着している亀ですが、在来種ではなく中国、朝鮮半島から18世紀末に持ち込まれたといわれています。

丸いボールのようなボディと、手乗りのサイズ感が可愛らしいのがミシシッピニオイガメです。原産国はカナダ、アメリカで、成体になっても10cm前後の小型の亀なので、ペット用として人気が高まっています。

亀の名前の付け方で迷った際には、亀が持つイメージに合わせるほか、亀という単語の意味をさまざまな角度からみると名付けの幅が広がります。

より好みの名前が見つかるよう、名付けのヒントを知っておきましょう。

亀には多くの種類がいるため、種類名から連想できる名前の付け方が多くみられます。短い音の名前はそのまま愛称にもなり呼びやすいため、頭の良い種類の亀なら覚えやすいでしょう。

・ギリシャリクガメ…「りっくん」「リク」
・ニホンイシガメ…「いっしー」「いっくん」

亀という発音から連想すれば、短く覚えやすい名前をスムーズに付けることができます。

亀は「か」と「め」の2文字のみのため「かーくん」「めーちゃん」といった名前が候補として挙げられるでしょう。

亀という名前をそのまま使う名前の付け方は、バリエーションも増やしやすいため、複数の亀を飼育する場合におすすめです。文字で書いたときに漢字で「亀」と表記するか、「かめ」とひらがなやカタカナにするかでイメージも変わります。

・男の子の場合…「亀太郎」「かめ太」「カメ吉」
・女の子の場合…「亀子」「亀美」「おかめ」

個性のある名前を付けたい場合は、亀に関わる単語をさまざまな外国語に翻訳してヒントにしてみましょう。以下に例として、亀の身体的な特徴を英語、フランス語、ドイツ語でまとめてみました。

・甲羅…「シェル」「キャラパス」「パンツァー」
・くちばし…「ビル」「ベック」「シュナーベル」

名前の付け方として、亀のユーモラスな見た目やのんびりとした動きから連想するのもおすすめです。亀は種類によって性質が変わるため、亀の日常を観察して特徴をとらえた名前を付けてあげましょう。

・ゆったりとした動きから…「スロー」「トロくん」
・せわしなく動く活発な種類なら…「シャカ」「ちょこ」

漫画やアニメに登場する亀をイメージしたキャラクターから名前のヒントをもらう方法もあります。キャラクターの名前をそのまま使うのも馴染みやすいためおすすめです。

・ゲームより…「ノコノコ」「カメックス」
・漫画、アニメより…「ガメラ」「クラッシュ」

おっとりとした亀だと、可愛らしい名前を付けてあげたくなる場合も多いでしょう。

可愛らしい響きの名前を付けるには、亀という単語をそのまま使う方法や、イメージから思い浮かぶ名前がおすすめです。

のんびり、ゆったりとした動きから「のんちゃん」という名前はいかがでしょうか。

尖ったところのない音の響きと字面も、亀のイメージにぴったりです。男の子にも女の子にも使いやすいでしょう。

「カメ助」など亀の字を名前に入れ込む方法は、複数飼育にも使い回ししやすい方法です。

重厚さを出したい場合は漢字を使って「亀助」と表記してみてはどうでしょうか。

短い名前は声に出して呼びやすいため「カメちゃん」といったシンプルな付け方もおすすめです。

こだわりが少ない分自分以外の家族も覚えやすく、名前を呼んでもらえる機会が増えて愛着が持てるでしょう。

カメは長く生きるため「カメ吉」といったレトロな響きの名前もおすすめです。

日本人らしい名前は覚えやすく呼びやすいというメリットもあります。

女の子の亀なら、シンプルに「カメ子」といった呼びやすい名前もおすすめです。

2～4文字程度の短い発音であれば、亀も自分の名前を覚えることができるでしょう。

亀の重厚感や物憂げにも見える雰囲気を重視して、格好良い名前を付けてあげるのもおすすめです。

日本語だけでなく、ほかの言語で亀に関連する単語を翻訳すると、お洒落で格好良い響きの名前が見つかりやすいでしょう。

亀のトレードマークである甲羅を英語に翻訳すると「シェル」というスマートな名前になります。

オスメス問わず使え、軽やかな響きで呼びやすい名前です。「シエル」とすると、フランス語で空という意味になります。

甲羅をフランス語に翻訳した名前が「キャラパス」もしくは「カラパス」です。

日本語では無骨に感じられる「甲羅」という言葉も、別の言語にするとお洒落なイメージに変化します。

亀という単語をドイツ語に翻訳したのが、重厚な雰囲気も感じられる「シルトクレーテ」です。

ドイツ語は甲羅が「パンツァー」、くちばしが「シュナーベル」など、格好良い名前のヒントが多く見つかります。

亀の甲羅の硬さを意味する「ハード」という名前も亀に良く似合うでしょう。

甲羅の硬さを表現するだけでなく、ハード（hard）には難しい、厳しいといった意味合いも含まれ、少々気難しい性質の亀にもぴったりの呼び名でおすすめです。

中国に伝わる想像上の生き物から「玄武」という名前を付けることもできます。

玄武（げんぶ）は亀と蛇が絡みついたような姿で描かれ、健康運や対人関係を向上させる幸運の守り神としても有名です。

愛嬌のある風貌の亀には、面白みを感じるような名前もよく似合います。

ゲームや漫画からユーモアを利かせた名前をもらうほかにも、亀の見た目や行動から親しみを込めた名前を付けてあげるのもおすすめです。

有名な国民的ゲームのボスキャラから「クッパ」という名前を付けてみてはどうでしょうか。

クッパは亀をモチーフにしたキャラで、凶暴さを感じさせながらも愛嬌のあるキャラクターです。

女の子の亀におすすめの名前が、浦島太郎の登場人物である「乙姫」です。

姫というイメージとは程遠い見た目の亀ですが、日本人には親しみやすい名前になるでしょう。

ゆったりと歩く亀の動作から「ノコ」という名前を付けることもできます。

短い手足を懸命に伸ばし、甲羅を揺らしながら歩く亀の姿はとても可愛らしいものです。

亀の甲羅（こうら）と炭酸飲料をかけて「コーラ」という名前もおすすめです。

少々古いギャグに感じられる場合もありますが、そういった点もご愛敬といえるでしょう。

短い呼び名で面白みの感じられる名前なら「ドン」もおすすめです。

恐竜にも多く使われる「ドン」という響きは、爬虫類の亀に良く似合います。また、首領・ボスといった意味合いを持たせることもできるでしょう。

亀は爬虫類の中では比較的知能が高いため、個体によっては自分の名前や飼い主の顔を覚える生き物です。

特に陸で生活する亀は頭が良く、学習能力も高い傾向にあります。しかし、鼓膜が目の後ろあたりに露出しており、聴覚はあまり高くありません。

また、臆病で神経質な面もあるため、名前を覚えるほど馴れてもらうには、根気強くお世話をする必要があるでしょう。

この記事では、亀の名前の付け方について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

亀は爬虫類の中でも頭が良く、飼育環境や種類によっては自分の名前を覚えることもできるでしょう。愛情を持って接し沢山名前を呼んであげれば、気難しい亀も心を開いて懐いてくれる可能性が高まります。

ぜひ、亀に声に出して呼びたくなるようなお気に入りの名前を付けて、長く可愛がってあげてください。