新型コロナウイルスの流行に伴い、巣ごもり需要が高まりました。結果として、1人暮らしの方でペットを飼う方も増えています。その中で爬虫類、とりわけトカゲの飼育が人気です。
しかし、現段階で飼育したことが無いペットに対して不安を感じるところがあるでしょう。また、トカゲといっても多くの種類が存在します。どんなトカゲが飼育するのに向いているのかも気になるでしょう。
そこで、今回はイワトカゲに焦点を絞って、イワトカゲの特徴や生態、飼育のために一般的に準備するべきものをお伝えします。
本記事を読むと、どのイワトカゲがご自身の目に留まるかを見ていただき、必要なものの概算を立てていただくことできます。もし、気になったイワトカゲがいれば、その特徴や生態を踏まえて追加で用意すべきものがないか考えていきましょう。
しかし、現段階で飼育したことが無いペットに対して不安を感じるところがあるでしょう。また、トカゲといっても多くの種類が存在します。どんなトカゲが飼育するのに向いているのかも気になるでしょう。
そこで、今回はイワトカゲに焦点を絞って、イワトカゲの特徴や生態、飼育のために一般的に準備するべきものをお伝えします。
本記事を読むと、どのイワトカゲがご自身の目に留まるかを見ていただき、必要なものの概算を立てていただくことできます。もし、気になったイワトカゲがいれば、その特徴や生態を踏まえて追加で用意すべきものがないか考えていきましょう。
イワトカゲとは?
爬虫類の中でも一番種類が多いのはトカゲです。4000種類以上が存在する事が知られており、最長のトカゲは4m以上の大きさを誇り、とても1人暮らしで飼えるペットではありません。
イワトカゲはペットとして人気ではありますが、長生きしてもらうためには特徴や生態について知っておく必要があります。過度なストレスを与えないことはもちろんですが、彼らのことをよく知り、生活環境を整えておきましょう。
イワトカゲはペットとして人気ではありますが、長生きしてもらうためには特徴や生態について知っておく必要があります。過度なストレスを与えないことはもちろんですが、彼らのことをよく知り、生活環境を整えておきましょう。
イワトカゲの特徴
イワトカゲにも複数の種類が存在します。オーストラリアに生息するスキンク科に属する大岩トカゲは全長が最大75cmまで成長しますが、ヒメトゲオイワトカゲのように最大でも10cm前後にしか成長しないイワトカゲもいます。
イワトカゲは種類によって、生活環境の大きさが変わるため、どの程度の広さを確保できるのかを飼う前に決めておくべきでしょう。
イワトカゲは種類によって、生活環境の大きさが変わるため、どの程度の広さを確保できるのかを飼う前に決めておくべきでしょう。
イワトカゲの生態
イワトカゲは基本的に昼行性です。しかし、ヤコウイワトカゲだけは夜行性のため注意してください。
また、生活領域はさまざまです。森林にすむイワトカゲもいれば、草原や砂漠に生息するイワトカゲもいます。中には群れを作り、生息する種類もいます。
雑食性のトカゲで昆虫や陸棲の貝類、小型爬虫類、小型哺乳類、花や果実などを食べます。
イワトカゲにも好きな環境や生活リズムがあるため、どのような生態のイワトカゲなのかをしっかり調べてからかうようにしましょう
また、生活領域はさまざまです。森林にすむイワトカゲもいれば、草原や砂漠に生息するイワトカゲもいます。中には群れを作り、生息する種類もいます。
雑食性のトカゲで昆虫や陸棲の貝類、小型爬虫類、小型哺乳類、花や果実などを食べます。
イワトカゲにも好きな環境や生活リズムがあるため、どのような生態のイワトカゲなのかをしっかり調べてからかうようにしましょう
イワトカゲの種類
前述したように、トカゲには多くの種類が存在し、イワトカゲとして33種類も存在します。その中でもペットに向いているイワトカゲがいます。
今回はペットに向いている5種類のイワトカゲをご紹介します。イワトカゲの種類によって大きさも違えば、生活環境が異なることもあります。どのような場所が好きなイワトカゲなのかを理解しながら、好きなイワトカゲを決めていきましょう。
今回はペットに向いている5種類のイワトカゲをご紹介します。イワトカゲの種類によって大きさも違えば、生活環境が異なることもあります。どのような場所が好きなイワトカゲなのかを理解しながら、好きなイワトカゲを決めていきましょう。
スケトスイワトカゲ
多くのイワトカゲと同様にオーストラリアに生息しています。分布域に名称が異なり、体色や体調に微妙な差があります。
乾燥した岩場などに住んでおり、特に岩の割れ目を住処にしています。全身を膨らませて棘を出しますが、これは敵襲時に岩の割れ目に逃げ込み、敵に引っ張り出されないようにするためと言われています。
まれに5~6匹で暮らしたり、排せつを1か所で行うなどの社会性を備えています。
飼う際には60cmクラスの水槽でホットスポットは40℃以上にしておく必要があります。また、直射日光もしくは非常に強い紫外線灯の準備も必要です。
乾燥した岩場などに住んでおり、特に岩の割れ目を住処にしています。全身を膨らませて棘を出しますが、これは敵襲時に岩の割れ目に逃げ込み、敵に引っ張り出されないようにするためと言われています。
まれに5~6匹で暮らしたり、排せつを1か所で行うなどの社会性を備えています。
飼う際には60cmクラスの水槽でホットスポットは40℃以上にしておく必要があります。また、直射日光もしくは非常に強い紫外線灯の準備も必要です。
ソトイワトカゲ
イワトカゲの中で唯一ニューギニアに生息する種類です。
全長40cmほどであり、うろこは隆起していますが棘にはなっていません。メスと違い、オスには背面に黒い斑点が不規則にあります。
熱帯雨林の岩場などに住み、果実や昆虫類、小型爬虫類、小型哺乳類を食料にします。そのため、湿度管理を徹底する必要がありますので、ご注意ください。
全長40cmほどであり、うろこは隆起していますが棘にはなっていません。メスと違い、オスには背面に黒い斑点が不規則にあります。
熱帯雨林の岩場などに住み、果実や昆虫類、小型爬虫類、小型哺乳類を食料にします。そのため、湿度管理を徹底する必要がありますので、ご注意ください。
デプレッサイワトカゲ
砂漠に近い乾燥林に生息するイワトカゲです。昼行性であり、岩の割れ目やシロアリのアリ塚などに住んでいます。
主に昆虫食ですが、植物性のものも食べます。
スケトスイワトカゲと同様に、60cmクラスの水槽を用意しホットスポットは40℃以上、できれば日光浴ができる状態で飼育できるようにしておきましょう。日光浴が難しければ、非常に強い紫外線灯を用意しておきましょう。
主に昆虫食ですが、植物性のものも食べます。
スケトスイワトカゲと同様に、60cmクラスの水槽を用意しホットスポットは40℃以上、できれば日光浴ができる状態で飼育できるようにしておきましょう。日光浴が難しければ、非常に強い紫外線灯を用意しておきましょう。
キノボリイワトカゲ
別名ストリオラータイワトカゲと呼ばれるイワトカゲです。木の上を好み、適する樹木が無ければ岩の割れ目などに住みます。
警戒心が強く、群れて行動することはありません。
木の上で好きなイワトカゲなので、60cmクラスの水槽で高さがある容器で飼育する必要があります。基本的には昆虫食ですが、植物性のものも摂取でき、果実も食べます。
警戒心が強く、群れて行動することはありません。
木の上で好きなイワトカゲなので、60cmクラスの水槽で高さがある容器で飼育する必要があります。基本的には昆虫食ですが、植物性のものも摂取でき、果実も食べます。
カニンガムイワトカゲ
40~50cm程度の大きさで、雑食性、行動が活発なイワトカゲです。イワトカゲでも人気の種類ですが、その大きな要因として比較的安価であることが挙げられます。
90×45×45cm以上の爬虫類用ガラス水槽であれば、終生飼育可能です。群れて暮らすイワトカゲのため多頭飼いも可能ですが、3匹以上の飼育は120×45×45cmのケージを用意した方がいいです。
また、オス同士はケンカが激しいので、同じケージ内では飼育しないようにしましょう。
90×45×45cm以上の爬虫類用ガラス水槽であれば、終生飼育可能です。群れて暮らすイワトカゲのため多頭飼いも可能ですが、3匹以上の飼育は120×45×45cmのケージを用意した方がいいです。
また、オス同士はケンカが激しいので、同じケージ内では飼育しないようにしましょう。
イワトカゲの飼育に必要なもの
イワトカゲは単一の種類ではなく、いろいろな種類が存在し、それぞれの種類によって飼育環境も変わるとお伝えしました。
しかし、現時点ではどの種類を飼おうか迷っている、あるいは、初期費用がどのくらいかかるかを確認したい方もいらっしゃるでしょう。
そこで、イワトカゲの飼育をするにあたって、これだけは用意してほしい、というものをご紹介します。種類によって追加費用が発生することもあるためご注意ください。
しかし、現時点ではどの種類を飼おうか迷っている、あるいは、初期費用がどのくらいかかるかを確認したい方もいらっしゃるでしょう。
そこで、イワトカゲの飼育をするにあたって、これだけは用意してほしい、というものをご紹介します。種類によって追加費用が発生することもあるためご注意ください。
- シェルター
- バスキングライト
- 保湿器具
- 水入れ
シェルター
シェルターとはイワトカゲの住処となる場所のことを指します。例えば岩の割れ目や岩陰、木の上などを野生のイワトカゲは住処にしているので、その場所をケージの中にも入れる必要があります。
オス同士のケンカ、力関係によるストレスを感じてしまうので、飼育数以上のシェルターを設置するようにしてください。
安いものは数百円で買えますが、相場としては1500~2000円前後です。
オス同士のケンカ、力関係によるストレスを感じてしまうので、飼育数以上のシェルターを設置するようにしてください。
安いものは数百円で買えますが、相場としては1500~2000円前後です。
バスキングライト
イワトカゲにとって日光浴は重要な行為です。そのためバスキングスポットという、イワトカゲが日光浴できる場所を作ってあげる必要があります。
しかし、細目に日光浴をさせることは意外と難しいため紫外線灯やバスキングライトで代用します。バスキングスポットの温度は40℃に設定しておきましょう。
しかし、細目に日光浴をさせることは意外と難しいため紫外線灯やバスキングライトで代用します。バスキングスポットの温度は40℃に設定しておきましょう。
保湿器具
温度管理のほか、湿度管理も重要になります。湿度管理を誤ってしまうと、風邪や脱皮不全の原因になってしまうので注意しましょう。
ハスクチップやヤシガラなどの床材を使用することで保湿効果が得られます。イワトカゲの種類によっては乾燥を好むトカゲもいますが、カニンガムイワトカゲはやや湿った環境を好むため、50~70%の湿度を保つ必要があります。
ハスクチップやヤシガラなどの床材を使用することで保湿効果が得られます。イワトカゲの種類によっては乾燥を好むトカゲもいますが、カニンガムイワトカゲはやや湿った環境を好むため、50~70%の湿度を保つ必要があります。
水入れ
イワトカゲも生き物なので水分が必要です。そのため、必要な時にイワトカゲが水を飲めるように水入れも設置してあげましょう。
軽量の水入れだとすぐに倒れてしまうため、なるべく重量感のある水入れを選びましょう。
軽量の水入れだとすぐに倒れてしまうため、なるべく重量感のある水入れを選びましょう。
イワトカゲの餌
イワトカゲは基本的に昆虫を餌とします。そのためコオロギやデュノアを与えるとよいでしょう。
しかし、それだけでは栄養が足りず、クル病の発症にもつながるためカルシウムやビタミンサプリを餌にまぶして与えるようにしましょう。ただし、ビタミンは過剰摂取するとイワトカゲに悪影響を与えます。カルシウムやビタミンは3食の内、1食程度の与え方で問題ありません。
しかし、それだけでは栄養が足りず、クル病の発症にもつながるためカルシウムやビタミンサプリを餌にまぶして与えるようにしましょう。ただし、ビタミンは過剰摂取するとイワトカゲに悪影響を与えます。カルシウムやビタミンは3食の内、1食程度の与え方で問題ありません。
イワトカゲの特徴と種類を把握しよう
イワトカゲにはいろいろな種類が存在します。種類によって乾燥している環境を好んだり、木の上に住みたいと考えるイワトカゲもいます。
種類や特徴によって、飼育環境を変えなければならないので、どのイワトカゲを飼いたいのかを明確にしたうえで備品や餌を用意するようにしましょう。
イワトカゲは10年以上生きることも多く、長期間にわたるパートナーになる存在です。生活環境を快適にして迎え入れてあげましょう。
種類や特徴によって、飼育環境を変えなければならないので、どのイワトカゲを飼いたいのかを明確にしたうえで備品や餌を用意するようにしましょう。
イワトカゲは10年以上生きることも多く、長期間にわたるパートナーになる存在です。生活環境を快適にして迎え入れてあげましょう。