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ミドリガメに野菜を餌として与えても大丈夫?与えてはいけないものもあわせて紹介

「ミドリガメって肉食?草食?」
「何を餌として与えてあげれば良いの?」
「餌のバリエーションってあるのかな?」
このように、いざ飼育するとなった時に色々な疑問がわいてくる人も多いでしょう。

本記事では、与えても良いものとその反対に向いていないものについて、細かく分けて紹介しています。中には与えると命を危険にさらす可能性のある食物もあるため注意が必要です。

また、餌やりの時間や回数その量についても触れていますので、この機会にしっかりと記憶に留めていただければと思います。

意外と気の行き届かない部分まで餌やりのポイントを知ることによって、ミドリガメを安全に楽しく飼育できるようになるでしょう。

しっかりと食べてくれる餌は何でしょうか?また食いつきの良い餌は何でしょうか?早速試してみましょう。

ミドリガメは基本的に何でも食べる

自然の中におけるミドリガメの生態でみると、彼らは川や湖沼、池などに生息して小魚や昆虫、水草など何でも食べる雑食性です。

私たちが彼らを飼育する際には、どのような餌を与えてあげれば良いのでしょうか?

順に特徴的な餌についてみて行きましょう。

ミドリガメに与えていい餌は?

長期に渡って無理なく餌やりを行うには、人工餌(人工飼料)が適正だと考えることができます。一方で餌に変化や幅を持たせて食いつきや健康状態を確認するには、生餌や活餌、野菜や果物を与えるのが良いでしょう。

彼らとの長い付き合いの中で与える餌に選択肢があるということは、とても有意義で楽しいことです。ここで与えても良い餌のポイントを押さえておきましょう。

生餌

解凍した冷凍赤虫や茹でた鳥胸肉、塩抜きしたシラスなど、自然の動物性食物を生餌として与えることができますが、栄養素の偏りが生じるため、人工餌(人工飼料)を主体として餌を与え、バランス良く栄養摂取できるようにすることをオススメします。

人工餌

テトラ(Tetra)製レプトミン(ベビー110g)が著名な人工飼料の1つです。

ミドリガメやゼニガメ用に作られた飼料のため、栄養バランスの心配がなく手軽に与えることができます。

活エサ

何でも食べる雑食とはいっても、やはり活発に動いて生きている餌は食いつきが全く異なります。活餌で代表的なものに、アカムシ、イトミミズ、メダカなどの小魚があげられます。

野菜や果物

野菜は新鮮なミドリの葉物を与えるようにします。大根やカブラなどの白い根の部分は避けましょう。またネギや玉ねぎなどの香味野菜や、アクの強いホウレンソウも避けましょう。

果物ではバナナやリンゴがオススメです。みかんやオレンジなどの柑橘類は避けましょう。

ミドリガメの餌に向いていないものは?

人間の食用として加工されたものは避けるようにしましょう。意外に感じるものもあるでしょうが、私たちの食卓で身近なチーズやパン、刺身などもミドリガメの餌としては適切だとは言えないものです。

全くダメなもの、工夫が必要なものもありますので、しっかりとポイントを押さえておきましょう。

乳製品や加工食品

ミドリガメだけではなくカメは乳製品を消化する能力がないため、多量に摂取すると命に関わってしまいます。雑食で何でも口に入れてしまいますが、チーズやヨーグルトは与えてはいけません。

パン

小さくちぎって与えやすく、また食いつきも良いため良い餌だと思いがちですが、加工品としての添加物や塩分、中には乳製品が含まれることが多いため与えない方が良い餌だということが言えます。

刺身などの魚介類

とても意外に感じますが、生の魚介類に含まれるチアミナーゼという成分はビタミンB1群を破壊する性質を持っているため、ミドリガメに刺身などを与えると逆に栄養失調となることがありますので注意が必要です。

加熱した食材を少量であれば問題はありませんが、そもそもミドリガメにとって有用な栄養分を保有していないだけでなく、海産物では塩分も含まれるため適正とは言えません。イカやタコは特に注意が必要です。

ミドリガメの餌やりのポイント

たくさんの餌を与えればみるみるうちに大きくなってしまいます。最大30cm程度の大きさに成長することを覚悟の上で、長期に渡ってじっくりと少しずつ適量の配分で餌やりを行うようにしましょう。
  • 適した時間に餌やりをする
  • 餌やりの回数に注意する
  • 1回の餌の量に注意する

適した時間に餌やりをする

ミドリガメも日中は甲羅干しを好みますので、日光を上手く取り入れてあげる環境作りも工夫どころとなります。夜行性ではないため、しっかりと太陽が昇って活動的になり始めた頃が餌やりの適正時間帯となります。

餌やりの回数に注意する

毎日3食の餌を与える必要はありません。2~3日に一度の間隔で十分です。

餌やり忘れを防止するために、カレンダーなどに印を付けて記録すると良いでしょう。

1回の餌の量に注意する

餌を与えた後に5分以内に完食できる量を適量として目安にすると良いでしょう。

あり余るほどの餌を与えると水の汚れや腐敗の原因になります。

ミドリガメに適した餌を与えよう

雑食性で何でも口にしてしまうミドリガメですが、生の魚介類、乳製品、パン類などの与えてはいけない食材がありました。

寿命がとても長いため、毎日無理せずコンスタントに餌を与えてあげることが、私たち人間にとっても付き合い易く、また彼らにとってもありがたく望ましい形だと言えます。

理想的には、人工餌(人工飼料)を習慣にするようにし、食欲不振時などに変化をつけて試したい時に活餌や野菜、果物を用いれば、お互いに負担が少なく上手く付き合えるのではないでしょうか?

餌の食いつきや健康状態をしっかり観察し、ミドリガメを楽しく飼育したいものですね。
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