「レオパが拒食をしているのだけど原因として何があるの?」
「拒食された場合の対処法や強制給餌する方法も知りたい」
レオパを飼育している人の中には、拒食がみられた際にこのような疑問や興味を持っている人もいるのではないでしょうか。
本記事では、レオパが拒食になってしまう原因とともに、拒食になった時の対処法や処置のひとつとして知られている強制給餌の方法について解説しています。
この記事を読むことで、レオパが拒食になってしまう原因について把握することができます。その知識をもとに、自分が飼育しているレオパが拒食になった原因を分析でき、適切な対処をすることができるでしょう。
飼育しているレオパの拒食に関して不安を抱えている人は、ぜひこの記事をチェックしてみて下さい。
「拒食された場合の対処法や強制給餌する方法も知りたい」
レオパを飼育している人の中には、拒食がみられた際にこのような疑問や興味を持っている人もいるのではないでしょうか。
本記事では、レオパが拒食になってしまう原因とともに、拒食になった時の対処法や処置のひとつとして知られている強制給餌の方法について解説しています。
この記事を読むことで、レオパが拒食になってしまう原因について把握することができます。その知識をもとに、自分が飼育しているレオパが拒食になった原因を分析でき、適切な対処をすることができるでしょう。
飼育しているレオパの拒食に関して不安を抱えている人は、ぜひこの記事をチェックしてみて下さい。
レオパの拒食の原因とは?
レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)を飼育するうえで気を付けたいポイントのひとつとして挙げられているのが、拒食です。拒食は名前の通り餌を食べなくなる状態のことを指していて、レオパはトカゲの中でも拒食になりやすい珍しいタイプとなっています。
一般的に拒食かどうかの判断基準としては、ベビーで5日から1週間以上、アダルトで2週間から1ヶ月以上食べない状態とされています。
そんなレオパの拒食にはいくつか原因が考えられるのですが、ここからはそんなレオパの拒食の原因を解説します。
一般的に拒食かどうかの判断基準としては、ベビーで5日から1週間以上、アダルトで2週間から1ヶ月以上食べない状態とされています。
そんなレオパの拒食にはいくつか原因が考えられるのですが、ここからはそんなレオパの拒食の原因を解説します。
ストレス
レオパは元々ストレスを受けやすい傾向があり、ちょっとしたことでもストレスを感じてしまいがちです。
例えば環境の変化や飼い主の構い過ぎなどがストレスの原因となりやすく、そこから拒食になってしまう可能性があります。ただ静かに様子を見て3日前後で餌を食べだしたのであれば、特に問題はありません。
ただ環境の変化や構い過ぎなどのストレスの原因を取り除いたのに拒食が続く場合は、他の原因が考えられるので注意が必要です。
例えば環境の変化や飼い主の構い過ぎなどがストレスの原因となりやすく、そこから拒食になってしまう可能性があります。ただ静かに様子を見て3日前後で餌を食べだしたのであれば、特に問題はありません。
ただ環境の変化や構い過ぎなどのストレスの原因を取り除いたのに拒食が続く場合は、他の原因が考えられるので注意が必要です。
餌に飽きた
飼育を飼い始めてからずっと同じ餌を与え続けていると、そのうち餌に飽きてしまうことがあります。また、生餌を与えていた場合は食べている時に噛まれてしまってトラウマになってしまったという場合も考えられる原因です。
ただ飽きてしまったのであればほかの餌を与えてみようと考えても、レオパにも好みがあるので新しい餌が気に入らずに拒食を続けてしまう場合もあります。
このように、餌に関して飽きてしまったなどの何らかの不満を持っていることから拒食になってしまうレオパも少なくないです。
ただ飽きてしまったのであればほかの餌を与えてみようと考えても、レオパにも好みがあるので新しい餌が気に入らずに拒食を続けてしまう場合もあります。
このように、餌に関して飽きてしまったなどの何らかの不満を持っていることから拒食になってしまうレオパも少なくないです。
ハニーワームばかりあげてしまった
レオパの餌としてよく利用されているハニーワームは、栄養価の高さからよく与えているという飼い主も少なくありません。また嗜好性が高いことからおやつとして用いられているのに、レオパ自身の食いつきがいいのでついつい与えすぎてしまう場合もあります。
ただ高栄養だからとレオパにとってごちそう扱いとなるハニーワームばかり与えていると、他の餌に見向きもしなくなってしまいます。結果として拒食につながってしまうので、与え過ぎには要注意です。
ただ高栄養だからとレオパにとってごちそう扱いとなるハニーワームばかり与えていると、他の餌に見向きもしなくなってしまいます。結果として拒食につながってしまうので、与え過ぎには要注意です。
部屋が明るすぎる
レオパは夜行性の生き物であるため、基本的に夜間などの暗い時間帯や空間で活発に活動します。このため部屋が明るい時はあまり動きたがらない傾向があるため、そもそも餌を食べなくなっている可能性があります。
またモルフによっては目が良くない場合もあり、部屋が明るすぎると目を開けられない・ちゃんと見ることができなくなってしまうレオパもいるのです。そうすると餌を認識できなくなり、やむを得ず拒食状態になってしまうというパターンも考えられます。
またモルフによっては目が良くない場合もあり、部屋が明るすぎると目を開けられない・ちゃんと見ることができなくなってしまうレオパもいるのです。そうすると餌を認識できなくなり、やむを得ず拒食状態になってしまうというパターンも考えられます。
温度や湿度が適切でない
レオパが拒食になる原因として他にも考えられるのが、温度や湿度の管理が適切にできていない場合です。変温動物であるレオパは、飼育環境が適切に整えられていないと拒食などの問題を起きてしまいます。
特に温度が低い状態になってしまうと消化器官に影響を与えてしまうので、食欲がなくなってしまうのです。さらに目を閉じて動かなくなってしまうため、どんどん弱ってきてしまう点に注意しなければいけません。
逆に、温度や湿度が高い状態でも拒食になってしまう可能性があります。
特に温度が低い状態になってしまうと消化器官に影響を与えてしまうので、食欲がなくなってしまうのです。さらに目を閉じて動かなくなってしまうため、どんどん弱ってきてしまう点に注意しなければいけません。
逆に、温度や湿度が高い状態でも拒食になってしまう可能性があります。
脱皮の直前
意外な理由のひとつとして挙げられているのが、脱皮の直前であるという点です。個体によっては脱皮前でも問題なく食べることがありますが、脱皮前は餌を食べなくなるレオパが多いと言われています。
これは小さなレオパにとって脱皮は大きく体力を削る作業であり、脱皮前はかなりナーバスになってしまうためです。そのため食欲が落ちて拒食気味になりやすく、脱皮した後も自分の皮を食べる以外は体力回復のためあまり動かないとされています。
これは小さなレオパにとって脱皮は大きく体力を削る作業であり、脱皮前はかなりナーバスになってしまうためです。そのため食欲が落ちて拒食気味になりやすく、脱皮した後も自分の皮を食べる以外は体力回復のためあまり動かないとされています。
腸閉塞や細菌感染によるもの
どんな餌に対しても見向きもしなくなってしまった場合、何らかの病気にかかっている可能性があります。拒食に関連する病気として考えられるのは腸閉塞や細菌感染によるもので、特にお腹が膨らんでしまっている場合は腸閉塞が考えられやすいです。
腸閉塞は床材として使っている砂などを誤って飲み込み、胃に蓄積してしまっていることが原因で起きやすくなっています。
ほかにも嘔吐や急に痩せるなど、明らかな異常がみられる場合は細菌感染による体調不良の可能性もあるので、様子を見るよりも先に病院に連れていきましょう。
出典:ヒョウモントカゲモドキ「なりやすい7つの病気」|垂水オアシス動物病院
参照:http://blog.tarumioasis.com/?eid=1206
腸閉塞は床材として使っている砂などを誤って飲み込み、胃に蓄積してしまっていることが原因で起きやすくなっています。
ほかにも嘔吐や急に痩せるなど、明らかな異常がみられる場合は細菌感染による体調不良の可能性もあるので、様子を見るよりも先に病院に連れていきましょう。
出典:ヒョウモントカゲモドキ「なりやすい7つの病気」|垂水オアシス動物病院
参照:http://blog.tarumioasis.com/?eid=1206
季節的な問題
レオパならではの拒食の原因として挙げられているのが、季節的な問題です。11月から2月ころまでの期間は寒い季節であるため、外気などの影響で適切な温度や湿度が保てなくなってしまう場合があります。
その結果として拒食を起こしてしまうことから、季節性の拒食と言われています。ただ体重減少などの明らかな異常がみられない場合はそのまま様子を見て問題ないとされているので、一過性のものとして考えられているようです。
その結果として拒食を起こしてしまうことから、季節性の拒食と言われています。ただ体重減少などの明らかな異常がみられない場合はそのまま様子を見て問題ないとされているので、一過性のものとして考えられているようです。
レオパが拒食になったときの対処法
レオパが拒食になるのは何らかの理由や原因があるため、理由や原因に応じた対処法を検討することが大切です。ただ内容によっては無理に改善しようとあれこれすると、かえってストレスを与えてしまいかねません。
このため原因に応じた対処法は必ずしなければいけないというわけではなく、レオパの様子を見ながら焦らずに実践していくようにします。
ここからは、そんなレオパの拒食に対する対処法を紹介します。ただし病気が原因だった場合は、すぐに病院に連れていきましょう。
このため原因に応じた対処法は必ずしなければいけないというわけではなく、レオパの様子を見ながら焦らずに実践していくようにします。
ここからは、そんなレオパの拒食に対する対処法を紹介します。ただし病気が原因だった場合は、すぐに病院に連れていきましょう。
ハニーワームを与えてみる
原因がわからない拒食がみられる場合や脱皮後で体力が落ちて餌を食べない状態になっているレオパに対しては、ハニーワームを与えてみるのがおすすめです。
ハニーワームは栄養価が高いのでレオパの栄養状態を改善しやすく、体力を戻す効果が期待できます。またレオパにとってハニーワームはごちそうなので、他の餌を食べる元気がなくてもハニーワームであれば食べる可能性があります。
ただ単体で与えるとカルシウム不足になるので、カルシウム剤をまぶしてから与えるのが良いです。
ハニーワームは栄養価が高いのでレオパの栄養状態を改善しやすく、体力を戻す効果が期待できます。またレオパにとってハニーワームはごちそうなので、他の餌を食べる元気がなくてもハニーワームであれば食べる可能性があります。
ただ単体で与えるとカルシウム不足になるので、カルシウム剤をまぶしてから与えるのが良いです。
コオロギが苦手な場合は与えない
コオロギをよく食べていた場合、コオロギに噛まれるなどのトラウマからコオロギが苦手になってしまうレオパもいます。このようにコオロギが苦手になってしまったレオパに無理にコオロギを与えても、ストレスが溜まってしまうだけです。
他の餌を食べるというのであればそちらに切り替えて、コオロギは与えないようにしましょう。そうすればコオロギ以外から栄養を摂取できるようになり、拒食状態も改善されていく可能性があります。
他の餌を食べるというのであればそちらに切り替えて、コオロギは与えないようにしましょう。そうすればコオロギ以外から栄養を摂取できるようになり、拒食状態も改善されていく可能性があります。
室温を調整する
温度や湿度が不適切な環境になっているせいで拒食になっている場合は、まず室温を調整することが必要になります。
基本的にレオパの飼育環境の適温は25度以上30度以下、湿度は40~60%です。温度計や湿度計を設置して、適温で維持できるようにパネルヒーターなどを活用しましょう。ただケージ内全体を温めるのではなく、高い温度と低い温度の場所ができるように調整するのもありです。
また乾燥することを防ぐため、水入れ容器や霧吹きを使った調整も大切になります。
基本的にレオパの飼育環境の適温は25度以上30度以下、湿度は40~60%です。温度計や湿度計を設置して、適温で維持できるようにパネルヒーターなどを活用しましょう。ただケージ内全体を温めるのではなく、高い温度と低い温度の場所ができるように調整するのもありです。
また乾燥することを防ぐため、水入れ容器や霧吹きを使った調整も大切になります。
水を与える
季節性の拒食は体重減少がない限りは様子を見るだけでいいのですが、出来る限り水を与えてやることで消化不良のリスクを抑えることができます。
また普段からレオパが水入れから水を飲まない場合、消化不良から拒食状態に陥ってしまう可能性もあります。そのため、拒食がみられるだけではなく水も飲まない状態になった場合は、水を与えるようにしましょう。
水入れから飲まない場合はケージの壁に霧吹きをかけてやることで、水を見つけやすくなるのでおすすめです。
また普段からレオパが水入れから水を飲まない場合、消化不良から拒食状態に陥ってしまう可能性もあります。そのため、拒食がみられるだけではなく水も飲まない状態になった場合は、水を与えるようにしましょう。
水入れから飲まない場合はケージの壁に霧吹きをかけてやることで、水を見つけやすくなるのでおすすめです。
餌に調整剤を加える
ほかにも拒食の対策として挙げられているのが、餌にカルシウム剤やビタミン剤などの調整剤を加えることです。
餌に対して調整剤をかけることをダスティングというのですが、コオロギなどの生餌はレオパに必要な栄養が欠けているため、ダスティングをして与えるのが一般的だとされています。
人工餌にはダスティングは不要ですが、拒食の際には普段使っている調整剤を加えることで慣れ親しんだ味やにおいに安心して食べてくれることもあります。
餌に対して調整剤をかけることをダスティングというのですが、コオロギなどの生餌はレオパに必要な栄養が欠けているため、ダスティングをして与えるのが一般的だとされています。
人工餌にはダスティングは不要ですが、拒食の際には普段使っている調整剤を加えることで慣れ親しんだ味やにおいに安心して食べてくれることもあります。
餌を与えず様子を見る
ハニーワームばかり食べて他の餌を食べてくれないパターンや、ストレスで拒食になっているパターンの場合は、しばらく餌を与えずに様子を見るのも対策のひとつです。
例えばハニーワームしか食べない拒食のパターンだと、しばらく餌を与えないようにして他の餌を食べるように仕向けていかなければいけません。そしてストレスが原因のパターンは、3日程度であれば餌を食べなくても問題はないので、そっとしておくことが大切です。
例えばハニーワームしか食べない拒食のパターンだと、しばらく餌を与えないようにして他の餌を食べるように仕向けていかなければいけません。そしてストレスが原因のパターンは、3日程度であれば餌を食べなくても問題はないので、そっとしておくことが大切です。
尻尾を確認する
拒食になった時にまず確認しておきたいのが、尻尾の太さです。レオパは尻尾に脂肪などの栄養を蓄えているので、多少拒食になったとしてもそこから栄養を補うことができます。このため、レオパはほかのトカゲよりも餌を食べる頻度が少ない傾向があります。
そのような特徴から、拒食がみられた場合はまず尻尾の太さを確認して脂肪が蓄えられているか確認することが必要です。十分な太さがあれば問題ないですが、細くなっている場合は他の対処を検討する必要があります。
そのような特徴から、拒食がみられた場合はまず尻尾の太さを確認して脂肪が蓄えられているか確認することが必要です。十分な太さがあれば問題ないですが、細くなっている場合は他の対処を検討する必要があります。
強制給餌の方法
どうしても餌を食べない拒食状態が続くのであれば、強制給餌という対処法があります。強制給餌は名前の通り、飼い主側が強制的にえさを食べさせるという方法で、栄養補給や病気の治療目的で様々なペットに行われている処置です。
強制給餌の方法としては、給仕用の小さな注射器(シリンジ)にレオパ用の流動食(ない場合は餌をふやかしてペースト状にする)を入れたら、口の周りに少しずつ付けてあげます。一気に口の中に流し込むと、誤嚥するリスクがあるので注意が必要です。
強制給餌の方法としては、給仕用の小さな注射器(シリンジ)にレオパ用の流動食(ない場合は餌をふやかしてペースト状にする)を入れたら、口の周りに少しずつ付けてあげます。一気に口の中に流し込むと、誤嚥するリスクがあるので注意が必要です。
レオパの拒食の原因を見極めて適切な対応をしよう
レオパはデリケートな性格をしており、偏食の傾向もみられるトカゲです。そのような特徴から拒食になってしまうことがあるほか、脱皮の影響や飼育環境が拒食に関連していることが多くなっています。
そんなレオパの拒食は原因を踏まえたうえで対処することで改善する可能性があるほか、原因がわからなかったとしてもある程度対処としてできる行動はあります。そのため飼い主として、拒食の原因を見極めたうえで適切な対応をしてあげましょう。
そんなレオパの拒食は原因を踏まえたうえで対処することで改善する可能性があるほか、原因がわからなかったとしてもある程度対処としてできる行動はあります。そのため飼い主として、拒食の原因を見極めたうえで適切な対応をしてあげましょう。