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飼育が楽しいハコガメ17種類!個体ごとの特徴などを詳しく紹介

「カメを飼ってみたいけど家で飼えるのかな」
「成長すると意外と大きくなるよね」
「たくさん種類があって分からない」
カメを飼ってみたいと思ったことがある方は、まずこのような疑問が浮かび上がったことはありませんか。

カメは寿命が長くサイズが大きい生き物ですので気軽に飼えるペットというイメージではなく、飼うのには結構な覚悟が必要だと思います。

そんな時にお勧めしたいのが、比較的小さいサイズであるハコガメです。ハコガメは種類によりますが手のひらに乗せられるような小さいカメです。

見た目も可愛らしくペットとして飼いやすいカメですが、種類によっては入手が困難なものや値段が高いものも多くあります。本記事ではハコガメの種類やハコガメの飼い方について紹介していきますので知識を養うことができるでしょう。

ハコガメを飼ってみたい人は是非読んでみてください。

代表的なハコガメの種類17種

ここからは代表的なハコガメの種類について解説していきます。今回は、ヒラセガメを始めとした17項目をピックアップしていきます。

代表的なハコガメの種類についてご興味がある方は、参考にしてください。

1:ヒラセガメ

ヒラセガメはインド北西部、タイ北部、中国、ベトナム北部と中部、ミャンマー北部、ラオス北部に生息するイシガメ科ハコガメ属に分類される種類のカメです。

最大甲長20.2センチメートルで食性は雑食、寿命は不明です。値段はおよそ5万円前後だそうです。

2:フロリダハコガメ

フロリダハコガメはアメリカ合衆国のフロリダ半島に生息する、カロリナハコガメの亜種の6種類のうちの1つで、ヌマガメ科アメリカハコガメ属に分類される種類のカメです。

最大甲長平均14センチメートルほどで食性は雑食、寿命は約10年だそうです。値段は10万円以上です。

3:ニシキハコガメ

ニシキハコガメはメキシコ(ソノラ州北東部、チワワ州北部)やアメリカ合衆国の一部に生息するヌマガメ科アメリカハコガメ属に分類される種類のカメです。

最大甲長14センチメートルで食性は動物食傾向の強い雑食、寿命は不明です。値段は10万円から50万円と高額で取引されています。

4:シェンシーハコガメ

シェンシーハコガメは中国(雲南省南部、四川省北部、陝西省南部)に生息する固有種のイシガメ科ハコガメ属に分類される種類のカメです。

最大甲長は17センチメートルで食性は雑食、寿命は不明です。値段は40万円前後と高額で取引されています。

5:マレーハコガメ

マレーハコガメはインド北東部(ニコバル諸島含む)、インドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ王国、バングラデシュ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ラオスに生息する爬虫綱カメ目イシガメ科セマルハコガメ属に分類される種類のカメです。

最大甲長は21.6センチメートルで食性は成体は植物質を好み幼体は動物食傾向が強く、寿命は25年から30年ほどです。値段は8000円ほどで比較的安く購入することが出来ます。

6:クロハラハコガメ

クロハラハコガメは中国(広西、雲南省)に生息していたと言われるハコガメです。

最大甲長は18センチメートルほどで食性や寿命は不明です。情報が非常に少なく、個体がすでに死滅していて現存しない可能性があるそうです。

7:カロリナハコガメ

カロリナハコガメはアメリカ合衆国からメキシコにかけて広い範囲に生息するヌマガメ科アメリカハコガメ属に分類される種類のカメです。カロリナハコガメは6種類の亜種に分類されており先ほど紹介したフロリダハコガメはその1種です。

最大甲長は21.6センチメートルで食性は雑食、最大寿命は80年を超えると言われています。カロリナハコガメはアメリカやメキシコでも輸出が取り締まられているため一般人が飼育することは出来ないようなので値段は不明です。

8:ヌマハコガメ

ヌマハコガメはメキシコ(クアトロシェネガス渓谷)に生息する固有種のヌマガメ科アメリカハコガメ属に分類されるカメです。

最大甲長16.8センチメートルで食性は雑食、寿命は不明です。また、現在は国際的な商取引が禁止されているため値段は不明です。

9:ミナミニシキハコガメ

ミナミニシキハコガメはアメリカ合衆国南西部、メキシコ北部に生息するヌマガメ科アメリカハコガメ属に分類される種類のカメです。ミナミニシキハコガメはニシキハコガメの亜種です。

最大甲長は12~22センチメートルで食性は雑食、寿命は不明です。値段はアメリカ国外ではほぼ流通しておらず非常に高価で20万円以上はかかるでしょう。

10:マコードハコガメ

マコードハコガメは中華人民共和国(広西チワン族自治区)に生息していたと考えられているイシガメ科ハコガメ属に分類される種類のカメです。流通量が非常に少ないため生態や生活環境が分かっていません。

最大甲長は16.5センチメートルで食性は雑食、寿命は不明です。値段は流通量が少ないため不明です。

11:コガネハコガメ

コガネハコガメは中華人民共和国(安徽省南部)に生息する固有種のイシガメ科ハコガメ属に分類される種類のカメです。

最大甲長は15.6センチメートルで、食性は雑食、寿命は不明です。値段は不明ですが流通量が少ないため高価だと思われます。

12:ミスジハコガメ

ミスジハコガメは中国、カンボジア、ベトナム北部、ラオスに生息する爬虫綱カメ目イシガメ科ハコガメ属に分類される種類のカメです。

最大甲長は21センチメートルで食性は動物食傾向の強い雑食、寿命は不明です。値段は流通が少ないため高額で20万円前後かかります。

13:ガルフコーストハコガメ

ガルフコーストハコガメはアメリカ合衆国に生息するヌマガメ科アメリカハコガメ属に分類される種類のカメです。先ほど紹介したカロリナハコガメの亜種の6種類のうちの1種類です。

最大甲長は25㎝で食性は雑食、寿命は30年~50年です。価格は2万、3万円台で購入することができます。

14:モエギハコガメ

モエギハコガメは中国南部(雲南省、海南省、広東省、広西チワン族自治区)、ラオス、カンボジア、ベトナムに生息する爬虫綱カメ目イシガメ科ハコガメ属に分類される種類のカメです。

最大甲長は19.8センチメートルで食性は雑食、寿命は50年ほどです。値段は流通量が少ないため20万円前後と比較的高額です。

15:セマルハコガメ

セマルハコガメは中国(安徽省、河南省、江西省、江蘇省、湖南省、湖北省、浙江省、福建省、広西チワン族自治区、)、台湾、日本(石垣島、西表島)に生息する爬虫綱カメ目イシガメ科ハコガメ属に分類される種類のカメです。

最大甲長は19.5センチメートルで食性は雑食、寿命は20年ほどです。個体数は減少していますが購入にかかる値段は2万円前後です。

16:ミツユビハコガメ

ミツユビハコガメはアメリカ合衆国(ミズーリ州、アラバマ州、テキサス州)に生息するヌマガメ科アメリカハコガメ属に分類される種類のカメです。

最大甲長は12~18センチメートルで食性は雑食、寿命は25年~35年ほどです。

17:トウブハコガメ

トウブハコガメはアメリカ合衆国(メイン州南部など)に生息するヌマガメ科アメリカハコガメ属に分類される種類のカメです。先ほど紹介したカロリナハコガメの亜種6種類のうちの1種類です。

最大甲長は最大でも20センチメートルを超えないサイズで食性は肉食傾向が強い雑食、寿命は40年ほどです。値段は10万円以上かかるとされています。

ハコガメの飼育に必要なもの

ここからはハコガメの飼育に必要なものについて解説していきます。今回は、栄養バランスの取れたエサを始めとした6項目をピックアップしていきます。

ハコガメの飼育に必要なものについてご興味がある方は、参考にしてください。
  • 栄養バランスの取れたエサ
  • 温度を保つ保温器具
  • 日光浴代わりバスキングライト
  • 大きめの飼育ケージ
  • 保湿機能が高い床材
  • 高さのあるシェルター

栄養バランスの取れたエサ

野生のハコガメはミミズや昆虫などを食べているので採取できる場合はそれらを与えるのも良いですが、カメ用の人口エサを用意すると効率が良いでしょう。

また、ハコガメは気温が低すぎたりすると、エサを食べないことがあります。温度を調節したり光の量に気を付けたりするほかにもエサの種類を工夫することが必要です。エサの種類によって食べるものと食べないものがあったり、生きているエサを与えると食欲がでることもあります。

温度を保つ保温器具

ハコガメには体を温めてあげるための保温器具が必要です。ハコガメが体温を調節するためにケージの中には半分を温かく、もう半分を涼しくする必要があります。

温度調整をしっかりしないと、ハコガメの食欲が減退したりするので気を付けてあげましょう。

日光浴代わりのバスキングライトと紫外線ライト

野外に生息するハコガメは日光浴をするので、家でハコガメを飼う場合は日光浴ができる環境を整えてあげることが必要です。バスキングライトや紫外線ライトを使って、外の日光を再現しましょう。

大きめの飼育ケージ

ハコガメは比較的小さいサイズをしていますが、良く動き回るので大きめのケージを用意してあげることが大切です。ハコガメが20センチメートルだとすると0.28 平方メートル以上の広さのものを用意してあげましょう。

保湿機能が高い床材

床材はケージの底に敷くことで湿度を保つことができ、ハコガメが好きなだけ穴を掘れます。子どものカメは乾燥に弱いため、保湿性の高い水苔を使うと良いです。

床材はケージの床全体に暑さ5~7センチメートルほど敷き詰めましょう。

高さのあるシェルター

カメは姿を隠す生き物で背中の甲羅を晒しているとストレスが溜まってしまうので高さのあるシェルターを用意してあげましょう。

シェルターはカメ用でなくても植木鉢などで代用することができます。

ハコガメの飼育方法

上記をまとめると、ハコガメを屋内で飼育する方法は、野外で生活してるハコガメと同様の環境を与えてあげることが必要です。

90センチメートル以上の大きめのケージに保湿効果の高い床材を敷き、温度は29度になるように調節してあげます。また紫外線ライトを設置し、適切な湿度を保つようにしましょう。

さらに高さのあるシェルターを設置し、身を隠せる場所を用意します。加えて、水浴びができる場所やよじ登ることができる石などを設置して、ハコガメが遊べるようにしてあげましょう。

ハコガメのさまざまな種類を知ってみよう

ハコガメにはたくさんの種類があります。大きく分けると水棲と陸棲の2種類です。しかし、ペット用の乱獲や食用として使われた結果、数が少なくなり絶滅寸前のハコガメも多くなっています。手厚く保護されていて流通量が少ないため一般人では飼えない種類や、値段がかなり高いハコガメも多いです。

この記事で紹介したハコガメの中にも実際に飼えるハコガメと、写真でしか見ることができないハコガメや、国で保護されているハコガメがいます。種類によって甲羅の模様や大きさが違ってとても魅力的なので、さまざまな種類のハコガメを楽しみましょう。
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