cms-import-animaroll-wp

生き餌としてのピンクマウスのメリットとは?与え方についても紹介

ハツカネズミの生まれたての赤ちゃんのことを、ピンクマウスと呼んでいます。

カメ、ワニ、トカゲ、ヘビなどの爬虫類を既に飼育されている方にとっては馴染の生き餌ですが、初めてピンクマウスの名前を知った時は驚きがあったのではないでしょうか?

ピンクマウスは完全食と呼ばれる栄養価の高い生き餌の一つで、大切で可愛いペットが喜んで食べる餌の一つでもあるのです。

本記事では、ピンクマウスを餌として利用するメリットやデメリットなどを紹介しています。冷凍品を利用することが多くなるかと思いますが、その解凍方法についても触れています。

記事を読むことでピンクマウスが持つ特徴とコストパフォーマンスを考慮しながら、適切に餌を与えることができるようになるでしょう。

未だピンクマウスを餌として活用されていない方は、是非ともお試しください。

ピンクマウスは人気な生き餌の一つ

ピンクマウスが生き餌として特に人気が高いのは、爬虫類の代表格である蛇です。

ただ、生き餌とは言っても活動しているハツカネズミやラットなどの個体を常備するには、需給バランスや維持管理が必要となり、とても骨の折れる作業となります。

ここではあくまでも主体であるペットに費やす労力を優先し、冷凍のピンクマウスを取り上げています。

生き餌として人気の理由を紹介します。

ピンクマウスのメリット

完全食であるピンクマウスは自宅の冷凍庫で長期保存でき、必要に応じて分量を取り出してペットに与えることができます。その内容を確認してみましょう。
  • 栄養価が高い
  • 冷凍保存も可能

栄養価が高い

生き餌のピンクマウスは完全食とも呼ばれ、Sサイズの個体でおよそ90kcalあり、タンパク質、ビタミン、ミネラル、カルシウムが豊富に含まれています。専用のカルシウム剤をまぶして栄養素を補うダスティングが不要です。

産卵後や衰弱した個体の回復に良いとされるほどです。

冷凍保存も可能

一般家庭の冷凍庫(マイナス20度)を前提とすれば、1~2ヶ月程度は鮮度を保って保存が可能です。

複数の個体をまとめて冷凍すると解凍時に不要な部分まで解凍されて無駄が生じるため、必要な分量を小分けにしておくことがポイントです。

何度も解凍と冷凍を繰り返すと、生き餌の組織細胞が破壊されて鮮度が低下する原因となります。

生の個体や生肉を冷凍にする時は、ステンレスやアルミプレートに置いて急速冷凍すれば細胞組織を傷めることなく鮮度を保つことができます。

ピンクマウスのデメリット

完全食の優れものですが、一種類だけに頼るのではなくペットの状態を観察しながら複数の方法で餌やりを準備しておくのが良いでしょう。ピンクマウスのデメリットも確認してみましょう。
  • 栄養過多になりやすい
  • 冷凍させた場合すぐに与えられない

栄養過多になりやすい

形状の与え易さや丸のみという食事方法から、どうしても与え過ぎて食べ過ぎとなりがちです。

給餌間隔は様子を見ながら十分に注意が必要です。または、他のタイプの餌を組み合わせるなどの工夫によって、与え過ぎを防止する必要があります。

冷凍させた場合すぐに与えられない

急ぎの万が一の場合を想定して、常温保存が可能な別のタイプの餌を常備しておくのが良いでしょう。

しっかり解凍できるまで、少なくとも数時間を要します。

餌が半解凍のままでは食事が進まなかったり、吐き戻したりする恐れがあるのです。小分けにした必要分量を冷凍庫から冷蔵庫へ移動させてじっくり戻せば鮮度を保つことができます。

ペットにとっての吐き戻しは回避させるべき症状ですので、しっかりと解凍の状態を確認する必要があります。

どうしても急ぎで解凍したい場合は、常温解凍ではなく流水解凍をしましょう。常温では細菌が繁殖し易く不衛生です。

ピンクマウスの与え方とは?

ピンクマウスは冷凍された状態のものが主流で、爬虫類専門店かネットショップや通販で購入することができます。

手元に届いた状態そのままでは複数の個体がひとまとまりで冷凍されているため、直ぐに餌やりを行うことができません。少し手間を掛けて餌やりの準備をする必要があります。

解凍の手順は次のようになります。どうぞ参考にしてください。
  • 複数の個体がまとまって冷凍された袋を冷蔵庫で2~3時間ほど置いて解凍します。
  • 個々の個体が解けて取り分けることができる状態を確認し、ジッパー付の冷凍保存袋へ毎回必要な分量を小分けにします。
  • 可能な限りしぼって空気を取り除き、鮮度低下の進行を防止します。
  • 即時の利用分は取り分け、その他の袋詰め分は再び冷凍庫へ戻して冷凍にします。
  • 餌やり分の袋は45~60度位のお湯で解凍させ、個体周囲の筋肉が柔らかくなればOKです。指先で触れてぷよぷよという柔らかい感触となれば解凍が完了です。
  • 猛禽類へ与える場合は、食中毒となる細菌が付きやすい内臓を取り除くようにしましょう。

ピンクマウスの価格相場

Sサイズ(約2.5cm)10匹入りで650円、50匹入りで5,000円程度です。

ネットオークションなどを利用すれば、ボリュームディスカウントでさらに安価で購入できる場合があります。

一度に購入する数量を基準に数件の比較を行えば、納得価格を見付けることができそうです。

ピンクマウスを生き餌としてペットに与えよう!

初めてピンクマウスを餌として利用してみようと考える方は、少々抵抗があるかも知れませんね。しかし、本記事で生き餌として選ばれる納得の答えを見付けることができるのではないでしょうか?

ペットへの完全食を是非とも取り入れてみましょう。
モバイルバージョンを終了