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ヘルメットゲッコーの特徴と生態とは?飼育方法と必要な設備も紹介

「ヘルメットゲッコーってどんな生き物なの?」
「どうやって飼えばいいの?」
「どんなものを揃えれば飼えるの?」
興味はあるけど疑問や不安なことがたくさんあり、飼うのをためらっている方はいらっしゃいませんか。

この記事では、ヘルメットゲッコーがどんな生き物なのか、飼育方法や飼育に必要なものを解説していきます。また、飼育に必要なおすすめのアイテムを紹介しています。

この記事を読むことで、ヘルメットゲッコーを飼うために知っておくべき基本的な生態を理解することができ、飼育準備をスムーズに進めることができます。

ヘルメットゲッコーをこれから飼ってみようか悩んでいる方は、是非こちらの記事を参考にして飼育にチャレンジしてみてください。

ヘルメットゲッコーの特徴

変わった名前のヘルメットゲッコーですが、一体どんな生き物なのかご存知の方は少ないのではないでしょうか。ヘルメットゲッコーは、特徴的な頭の形とくりっとした大きな瞳を持つ人気のトカゲです。この見た目に一目ぼれしたという方もいるでしょう。

飼育を始める前に、まずはヘルメットゲッコーの特徴やもともと住んでいた場所などを知っておきましょう。

ヘルメットゲッコーの生態

ヘルメットゲッコーは、ヤモリ科ユビワレヤモリ亜科カベヤモリ属に分類されるトカゲです。

1番の特徴といえるのが大きな頭です。ヘルメットをかぶっているように見えることが名前の由来になっています。

また、大きな頭とずんぐりとした体形がイノシシの子供に似ていることから、「ウリボーゲッコー」とも呼ばれています。

ペットショップなどで販売されているのは野生採取の個体が多いでしょう。体色は模様のあるもの、白、赤、黄などの種類があります。

ヘルメットゲッコーの生息地

ヘルメットゲッコーの生息地は、モロッコやモーリタニア、西サハラに分布しています。これらの地域の、砂漠にある岩場で生活しているようです。

ヘルメットゲッコーが住んでいる場所はとても乾燥しているので、飼育下でも乾燥には強いでしょう。夜行性なので日中は砂漠の地面に穴を掘って休み、夜になると餌となる昆虫を探しに外へ出ていきます。

ヘルメットゲッコーのサイズ

ヘルメットゲッコーの大きさは約5~9㎝程です。アダルトでも大きめの個体で10㎝程度なので、小型のトカゲになります。

小さなトカゲはすばしこいイメージがありますが、ヘルメットゲッコーの動きは比較的鈍い方なのでハンドリングしやすいです。

また、ヘルメットゲッコーの足裏には吸盤のようなものがついているので、簡単に木登りすることができます。地表性トカゲなので基本的には地面で暮らします。

ヘルメットゲッコーの寿命

寿命は約5年と言われていて、爬虫類の中では比較的短い方です。体が小さいため環境の変化に弱く、飼育下では温度や湿度をしっかり管理する必要があります。

爬虫類全般で言えることですが、アダルトになってからの餌のやりすぎは肥満に繋がり、結果短命で終わってしまうことがあります。健康に長生きさせるためにも、飼育者がヘルメットゲッコーの体調管理をしっかり行ってあげることが必要です。

ヘルメットゲッコーの飼育方法


ヘルメットゲッコーは、乾燥した地域に住んでいる小型のトカゲということがわかりました。次に、飼育方法について解説していきます。

温かい乾燥した場所を好むトカゲなので、飼育下でもケージ内はヘルメットゲッコーが好む温度や湿度にしてあげる必要があります。

また、ヘルメットゲッコーは肉食のトカゲで、自然では野生の昆虫類を捕まえて食べています。飼育する場合、どんな餌を与えたらいいのか知っておきましょう。

適切な温度とは

ヘルメットゲッコーの適温は25~28℃程度です。
温かい温度を好むので、ケージ内は保温器具を使って適温を保たせるようにしましょう。

地表性のトカゲなので、基本的に地面で生活します。ケージの底面を、パネルヒーターを使って温めてあげるのがおすすめです。その際は、暑くなったときに逃げられるよう、底面の1/3だけを温めましょう。

冬場など保温が足りなければ体が冷えて危険です。ケージ内には温度計をつけて、常に気を使いましょう。

適切な湿度とは

ヘルメットゲッコーが好む湿度は40~60%程度です。乾燥した砂漠に生息するトカゲなので乾燥には強いですが、ケージ内に湿度計をつけて乾燥しすぎていないか気を付けてあげましょう。

乾燥しすぎている場合は、霧吹きをケージ内に吹きかけます。また、梅雨時期など湿度が高くなる場合は、風通しのいい場所にケージを移動させるなどの工夫をしてください。

ヘルメットゲッコーのエサ

肉食性のトカゲなので、飼育下では以下の餌を与えましょう。
・コオロギ、デュビアなどの昆虫
・レオパ用の人工餌、グラブパイなどのヤモリ用の人工餌

ベビーの期間は動物性たんぱく質を多く摂取して丈夫な体作りをしないといけないので、昆虫をメインにして毎日食べるだけ与えます。

アダルトになれば、人工餌に慣れてもらうと餌やりがぐっと楽になります。餌やりは2~3日おきくらいにしましょう。

ヘルメットゲッコーの飼育に必要なもの

飼育方法がわかったところで、次は飼育のために揃えなければならないものを紹介します。おすすめの商品も紹介しているので、是非参考にしてみてください。

爬虫類の飼育と言えば、ライトをいくつか設置しないといけないというイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか。

ヘルメットゲッコーはとてもシンプルな設備で飼育が可能です。爬虫類飼育が初めての方でも簡単に飼育を始めることができます。
  • ケージ
  • 床材
  • 水容器
  • 観賞用ライト

ケージ

小柄でガラス面を上ることはあまりないので、小さなケージでも大丈夫です。高さより底面積の広さを重視しましょう。幅が30㎝程度あるケージだと余裕を持って飼育できます。

万一壁を上ったりケージ内のアイテムに上ったりしてはいけないので、必ずフタがついたケージを選びましょう。もし、レイアウトにもこだわりたいと考えているのであれば、幅45㎝ほどのものを選ぶとレイアウトしやすく楽しめます。

床材

もともといた環境を再現してあげるには、砂漠砂のような細かい砂を使うといいでしょう。爬虫類専用として販売されています。

また、自然では砂に穴を掘って休む習性があることから、砂を床材として使うのがおすすめです。もっとシンプルに飼育するならキッチンペーパーや新聞紙、ペットシーツなどを使います。安く手に入り、汚れたらこまめに替えられるところがメリットです。

水容器

水を飲ませるために設置しておきましょう。容器はヘルメットゲッコーがスムーズに水を飲むことができ、溺れるような深さでなければ特に何でもいいです。

爬虫類専用の水入れは安全な深さで簡単に動かされることのない重みがあるので、飼育初心者の方にはかなりおすすめです。

水切れがないよう毎日新鮮な水に交換してください。もし水容器から飲んでいないようであれば、霧吹きをしてあげましょう。

観賞用ライト

ヘルメットゲッコーは夜行性のトカゲなので、紫外線ライトやバスキングライトなどを設置する必要はありません。しかし、LEDライトを設置しておくと鑑賞しやすいのでおすすめです。

LEDライトは観賞魚用として販売されていることが多いです。使用するケージのサイズを確認してから購入するようにしましょう。

ヘルメットゲッコーの販売価格


ヘルメットゲッコーは1万5千円~3万円ほどで購入可能性です。価格はモルフやサイズによって変わります。

爬虫類のイベントでは、1万円以下の価格で販売されていることもあります。初心者の方でも手が出やすい価格ですよね。

ヘルメットゲッコーが購入できる場所

ヘルメットゲッコーは総合ペットショップや爬虫類専門店、爬虫類イベントで購入することができます。

近年ホームセンターや総合ペットショップでも爬虫類を販売されることが増えてきましたが、ヘルメットゲッコーの取扱はあまりないので爬虫類専門店やイベントに行った方がいいでしょう。

爬虫類の飼育初心者の方が専門店などに行くのは少し勇気がいるかもしれませんが、気に入った個体を見つけるチャンスは増えますので是非足を運んでみてください。

ヘルメットゲッコーの繁殖


飼育に慣れてきたら、是非繁殖にチャレンジしてみてください。ヘルメットゲッコーは生後半年から1年ほどで繁殖が可能と言われています。

卵生のトカゲで、1度に2つほどの卵を産みます。繁殖させる場合には、ケージ内に腐葉土を入れた小さい容器を準備しておきましょう。それが産卵床となります。卵は約2か月ほどで孵化します。

簡単に繁殖させることができるので、増えた場合のことも考えて計画的に行いましょう。

ヘルメットゲッコーの生態と飼育方法を理解しよう

いかがでしたでしょうか。この記事では、ヘルメットゲッコーの生態や飼い方を紹介してきました。必要なものを揃えれば、初心者の方でも簡単に飼育することができます。

この記事を読んで、飼育のイメージが少しでも湧いたのではないでしょうか。是非学んだことを参考に、ヘルメットゲッコーの飼育にチャレンジしてみてください。

簡単に飼育できるからこそ、飼育する場合は最後まで責任をもって大切にしてあげましょう。
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