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ヤモリの子供は何を食べる?飼育に必要なものや餌を与えるポイントを紹介

「ヤモリの子供を飼育したいけれど、どのようなものが必要?」
「ヤモリの子供の餌には何を与えればいい?」
「ヤモリの子供に餌を与えるときには、どのようなことに注意が必要?」
クリッとした大きな目がかわいいヤモリの子供を飼育したいけれど、飼育するためには何が必要か、どのような餌を食べるのか分からないという人もいるのではないでしょうか。

本記事ではヤモリの子供の飼育に必要なものや、ヤモリの子供に向いている餌について解説します。記事を読むことで、ヤモリの子供を飼育するためにどのようなものが必要になるのか、餌にはどのようなものを与えたら良いのかを知ることができるでしょう。

またヤモリの子供に餌を与えるポイントや、餌を食べないときの対処法についても併せて解説しています。ヤモリの子供を飼育したいと考えている人は、是非参考にしてみてください。

ヤモリの子供を飼うために

クリッとした大きな目がかわいいヤモリをペットとして飼育したいという人もいるのではないでしょうか。

ヤモリの飼育は比較的簡単であるとされており、飼育下で繁殖させることも可能です。野生のヤモリのメスを捕まえて飼育していたら産卵することもあるでしょう。

ヤモリの飼育は比較的簡単ですが、ヤモリの子供を育てるのは少々難しいとされています。ここではヤモリの子供を飼うために必要なものや、ヤモリの子供におすすめの餌などについて詳しく解説します。

ヤモリの子供に適切な環境を整えて、ヤモリの子供を飼育してみましょう。

ヤモリの子供の飼育に必要なもの

ヤモリの子供を飼育するためには、適切な環境を整えてあげることが大切です。そのためヤモリの子供を飼育するためにはどのようなものが必要となるのか、知りたい人も多いのではないでしょうか。

ここではヤモリの子供を飼育するために必要なものについて解説します。ヤモリの子供だけでなく大人のヤモリを飼育するために必要なものでもあるため、ヤモリの飼育を考えている人は是非参考にしてみてください。
  • 飼育用のケース
  • 霧吹き
  • ヒーター
  • 隠れ家(シェルター)

飼育用のケース

ヤモリの子供を飼育するためのケースは、ホームセンターなどで購入できる昆虫を飼育するためのプラケースや、爬虫類用のケージを用意しましょう。

ヤモリは壁面や天井にも上ることができるため、脱走しないよう隙間がないフタ付きのものを選ぶ必要があります。できれば高さがある飼育ケースがおすすめです。

爬虫類用のケージで全面が開くタイプのものは餌を与えたり、掃除したりしやすく便利ですが、餌を与えたり掃除したりする際に脱走しないよう注意しましょう。

昆虫を飼育するプラケースなら比較的安価で購入することができます。

霧吹き

ヤモリに水分補給をさせるために水入れを入れておくと良いのですが、ヤモリの中には水入れから水を飲まない個体もいます。

そのため水分補給をさせるために、霧吹きを使ってケージの壁を濡らしておくようにしましょう。壁が濡れていれば壁についている水滴を舐めて水分補給します。

またケージ内の湿度を保つためにも、1日に数回ケージの壁を霧吹きで濡らすようにしましょう。

ヒーター

ヤモリは自分で体温調節をすることができず寒さが苦手であるため、寒い時期には注意が必要です。爬虫類用のパネルヒーターなどを準備して、寒い時期でも飼育ケース内の温度が20℃以上になるようにしましょう。

ヤモリは気温がおよそ18℃を下回ると動きが鈍くなり、餌を食べなくなってしまいます。そのためパネルヒーターの温度はおよそ25℃~30℃にして温かくしてあげてください。

またパネルヒーターを設置する際には飼育ケースの下半分くらいに設置するようにし、飼育ケースの半分が温かい状態に状態にしましょう。

隠れ家(シェルター)

ヤモリの子供は臆病な性格をしているため、安心して過ごせるよう身を隠せる隠れ家を設置してあげましょう。

夜行性のヤモリは日中、物陰に隠れていることが多いため、隠れ家を設置することで昼間は安心して休むことができます。隠れる場所がなければストレスを感じてしまうため、必ず設置するようにしてください。

隠れ家は市販されているシェルター以外にも、流木や岩などで代用することができます。またざらざらした材質の隠れ家にすれば、脱皮の時に役立つためおすすめです。

ヤモリの子供を育てるときの注意点

ヤモリの子供を育てるときには温度と湿度をしっかりと管理することが必要です。温度はおよそ25℃から30℃、湿度はおよそ60%以上になるよう管理しましょう。

ヤモリの子供を育てるのに適した温度を保つため、寒くなる時期にはパネルヒーターなどの保温器具を使用するようにしてください。

また湿度が低くなり過ぎると、ヤモリが上手く脱皮できなくなってしまうため注意が必要です。湿度が低いときには霧吹きで飼育ケース内を濡らして、適切な湿度を保つようにしましょう。

ヤモリの子供がしっかり食べて元気に成長するためには、温度と湿度をしっかり管理することが必要です。

ヤモリの子供に向いている餌

ヤモリの子供にどのような餌を与えれば良いのか分からないという人もいるのではないでしょうか。ヤモリの子供も、基本的に大人のヤモリと同じ餌を食べます。

しかしヤモリの子供は動いている餌しか食べないことが多いため、人工餌で飼育することは難しいでしょう。

ここではヤモリの子供に向いている餌をご紹介するため、是非参考にしてみてください。

レッドローチ

ヤモリの子供におすすめの餌としてレッドローチが挙げられます。簡単に言えばゴキブリのことで、見た目はゴキブリであるためゴキブリが苦手な人には扱いが難しいでしょう。

レッドローチはコオロギより飼育しやすく、ロスも少ないためゴキブリが苦手でなければ、ヤモリの子供におすすめの餌です。

販売している店も多く、入手しやすいだけでなく繁殖しやすいのもメリットと言えるでしょう。コオロギと比較して臭いや鳴き声もあまりないため飼育しやすいです。

コオロギ

ホームセンターなどで入手することができるコオロギも、ヤモリの子供に向いている餌です。ヤモリの子供にコオロギを与える際には、ヤモリの頭よりも少し小さいサイズのものを与えるようにしましょう。

コオロギは自分で繁殖させることもできるため、ヤモリを多頭飼いしている場合には自分で繁殖させるのがおすすめです。自分で繁殖させれば小さいサイズのコオロギを用意することもできます。

販売されているコオロギにはヨーロッパイエコオロギやフタホシコオロギなどがありますが、基本的にどちらを与えても構いません。しかしヨーロッパイエコオロギの方が柔らかいため、子供のヤモリにはヨーロッパイエコオロギがおすすめです。

ミルワーム

保存が楽で入手しやすい餌として、ミルワームもおすすめです。爬虫類だけでなく熱帯魚などさまざまなペットの餌として使われるため、比較的入手しやすいでしょう。

脂肪分が多く栄養価はそれほど高くないため、与える際にはミルワームに餌を与えて栄養価を高めるガットローディングを行ったり、カルシウムなどのサプリメントをまぶしたりしてから与えるようにしてください。

また皮が分厚く消化しにくいため、脱皮したばかりの皮が白いものを与えるようにしましょう。

ヤモリの子供に餌を与える頻度

ヤモリはそれほど多くの餌を食べる生き物ではないため、大人のヤモリの場合には毎日餌を与える必要はなく1週間に2回ほどで良いと言われています。

子供のヤモリの場合には、小さいサイズのコオロギなどを2匹から3匹程度飼育ケースの中に入れていつでも食べられるようにしておくと良いでしょう。

しかし餌のサイズが大きかったり、たくさん入れすぎたりすると餌に攻撃されてヤモリの子供が餌を怖がるようになる可能性もあるため注意が必要です。

ヤモリの子供に餌を与えるポイント

ヤモリの子供に餌を与える際には、どのようなことに気をつければ良いのか知りたいという人もいるでしょう。

ここではヤモリの子供に餌を与えるポイントについて解説するため、ヤモリの子供に餌を与える際の参考にしてみてください。
  • 生餌を飼育ケースに放して食べさせる
  • カルシウム不足に注意する

生餌を飼育ケースに放して食べさせる

飼い始めて間もない頃はヤモリがピンセットに慣れていないため、ピンセットで餌を与えようとしても食べてくれないことが多いです。そのためヤモリの子供に餌を与える際には、生餌を飼育ケースに放して食べさせるようにしましょう。

コオロギなどの生餌にカルシウムパウダーをまぶしてケージに放っておけば、ヤモリが勝手に餌を食べます。

ヤモリが生餌を食べない場合、生餌をそのまま飼育ケース内に入れておくとヤモリに噛みつく可能性があり、噛みつかれたヤモリは生餌を怖がるようになる可能性があります。

そのためヤモリが食べなかった生餌は飼育ケージから取り出すようにするなど、しっかりと管理をしましょう。

カルシウム不足に注意する

飼育下のカナヘビは栄養バランスが偏りがちで、カルシウム不足になりやすいです。カルシウムは丈夫な骨を作るのに必要なもので、不足すると骨の疾患に繋がることが多いと言われています。

とくに子供のカナヘビが大人のカナヘビになる成長期では、カルシウムをサプリメントで補うことがとても重要です。カルシウムだけでなく、カルシウムの吸収を助けるビタミンDなどのサプリメントが多くあります。

パウダータイプのサプリメントは餌にまぶしてから与えるようにしましょう。

出典:爬虫類・両生類を代謝性骨疾患にしないための栄養管理|南が丘動物病院
参照:https://www.minamigaokaah.com/column/column_20191210_1684.html

ヤモリの子供が餌を食べないときの対処法

ヤモリの子供が餌を食べないと、飼育している人は心配になってしまうでしょう。ヤモリの子供が餌を食べないときは、まず飼育ケース内の温度を確認してみましょう。

飼育ケース内の温度が低くなるとヤモリの子供は代謝が悪くなり、餌を食べなくなります。さらに飼育ケース内の温度が10℃を下回ると冬眠の準備をするようになってしまうため、飼育ケース内の温度は20℃以上を保つようにしましょう。

飼育ケース内の温度に問題がない場合には、水分不足の可能性があります。ヤモリは水分不足になると腸閉塞になる恐れがあり、腸閉塞になるとフンができず餌を食べなくなってしまいます。

ヤモリは水入れの水を飲まないこともあるため、定期的に霧吹きを使って飼育ケース内の壁を濡らしておくようにしましょう。

自然採取できるヤモリの子供の餌

ヤモリの子供に与える餌は自然採取することもできます。ヤモリの子供に与える餌を自然採取する場合には、ヤモリの子供のサイズに合った小さな蜘蛛やハエ、蛾、イモムシなどを選びましょう。

ダンゴムシのような硬い虫や、てんとう虫などの甲虫は消化が悪いため与えないようにし、柔らかい虫を選ぶようにしてください。

ヤモリの子供に与える羽虫などは草の生い茂った場所で虫取り網を振り回せば入ることがあります。またイモムシや蜘蛛は葉っぱの裏などを探すと見つけることができるでしょう。

夜にライトの明かりに集まる虫の中から、ヤモリに与えられそうな虫を採取するのもおすすめです。

ヤモリの子供の飼育方法について知っておこう

ヤモリの子供の飼育に必要なものや、ヤモリの子供を育てるときの注意点、与えるのに向いている餌などについてご紹介しました。

子供のヤモリはとてもかわいく、成長していく姿を見るのは楽しいものです。しかし餌の調達や温度や湿度などの飼育環境の管理など、飼育する上で大変なこともたくさんあります。

ヤモリはおよそ10年ほどの寿命があると言われているため長く一緒に過ごすことができ、その分愛着も湧きますが、言い方を変えればおよそ10年間餌の管理や飼育環境の管理をすることが必要です。

ヤモリの子供を飼育する際には最期まで責任を持って飼育する覚悟が必要であるため、よく考えてから決めるようにしてください。

ご紹介した内容を参考にヤモリの子供の飼育方法について知り、適切な環境でヤモリの子供を飼育しましょう。
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