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ペットとして人気があるトカゲの仲間|準備や飼う方法を解説

最近は犬猫だけでなく爬虫類などのエキゾチックアニマルをペットに迎える人も増えてきました。爬虫類にも色々いますが、トカゲは小さな恐竜のような姿でかっこいいため、飼いたいと考える人も多いのではないでしょうか。

本記事では、ペットとして飼育できるトカゲの中でも特に人気のある品種について魅力や特徴などを紹介します。トカゲを飼いたいと考えているがまだ具体的な品種をよく知らないという方は、この記事を読んで人気がある22種の簡単な特徴をぜひ確認してみてください。

また、トカゲ全般を飼う時に必要な飼育道具などの情報や注意点なども記載しています。飼育を考えている方はこの記事を見てしっかりと準備を進め、ぜひお気に入りのトカゲを迎え入れてください。

トカゲの生態

トカゲの爬虫類の中でも有鱗目トカゲ亜目に分類され、同じ有鱗目のヘビと違い4本足を持つため素早い動きができます。イグアナのように草食のトカゲもいますが多くは肉食性の強い雑食で、自然下ではだいたい昆虫を主食にしています。そのため、虫に抵抗がある方は飼育が少し大変でしょう。

寿命は品種によっては30年以上生きるものもいますが、10年前後のものも多く犬猫と大差なく飼えます。

飼う前に知っておきたいトカゲとヤモリやカナヘビの関係と見分け方

トカゲ亜目には、トカゲ科以外にも沢山の分類がありヤモリやカナヘビは、トカゲ科ではありませんがトカゲ亜目に含まれるためその一種です。そのため、トカゲ科以外の品種にもトカゲと名がついている場合もあります。

では、トカゲやヤモリ、カナヘビは具体的にどう違うのでしょうか。日本に生息するニホントカゲやニホンヤモリ、ニホンカナヘビの3種を例にあげると、ニホントカゲは体の表面がツヤツヤでニホンヤモリの体はカサカサだという点が異なり、ニホンカナヘビの場合は尾が他の2種に比べると長く体の約2倍あります。

ペットとして人気があるトカゲの仲間

トカゲは爬虫類の中でもとくに品種が多く、様々な形や特徴をもつものがいますがここではペットとしてとくに人気の高い22種をとりあげて特徴を簡単に紹介します。
大きさも大型から小型まで取り上げているため一人暮らしなどで予め用意できる飼育スペースに限りがある方は、成体の大きさなどをチェックしておくといいでしょう。

アオジタトカゲ

アオジタトカゲは、名の通り青い舌を持ったトカゲで敵に襲われるとそれを見せ威嚇します。ツチノコの正体ではないかとも言われており、胴が太く手足が短い姿も特徴的です。

おとなしく人になれる点や雑食性で餌の選択肢も多い点はペットとして向いています。しかし、成体になると大きいもので約60cmまで成長し、長くて約20年は生きる種類です。

アルマジロトカゲ

アルマジロトカゲは危険を察知すると尾をくわえてアルマジロのように丸くなる変わったトカゲです。自然下では寒暖差の激しい厳しい環境に生息しているトカゲのため丈夫で飼育しやすい品種といえます。

しかし、流通量が少なく希少で、一匹30万円前後で取引される高価な品種のため爬虫類の飼育に慣れてから飼育を検討した方がいいでしょう。

アカメカブトトカゲ

アカメカブトトカゲは、全身が黒く目の周りだけが橙色をしている小型のトカゲです。成体は大きくても約20cmにしかなりません。頭部は名の通りか兜を被ったような形をしています。

自然下ではニューギニアやオーストラリアなど気温や湿度が高い湿地に生息しており、飼育下ではその環境を作ることは難しいため寿命は5年程と短命になりやすいです。

インドシナウォータードラゴン

インドシナウォータードラゴンは鮮やかな緑色の体に明るい水色のライン模様を持った中型のトカゲです。成体は平均で約90cmに成長します。性格は臆病で警戒心が強いものが多いです。

皮膚の色合いや雰囲気のよく似たグリーンイグアナは約2mまで成長する大型の品種のため、もう少し小型のイグアナのようなトカゲが飼いたい人には人気があります。

マダガスカルヒルヤモリ

マダガスカルヒルヤモリは昼行性の中型のトカゲで、鮮やかな緑の体の背中に褐色の斑紋があり人気です。成体は大きいもので約30cmになり、寿命は10年ほど生きます。

昆虫食のためコオロギやミルワームなどを餌として与えるといいです。性格は臆病で懐いてくれるまでは少し時間がかかります。年々、生息域が狭まって行っているため値段は上がる可能性がありますが、今はおおよそ2万円で取引されています。

エリマキトカゲ

エリマキトカゲは首の周りに襟巻き状の皮膚を持ち、敵が近づいた際などに広げて威嚇したり、メスへの求愛行動や体温調整のために広げたりします。威嚇するという印象から攻撃的な性格だと考えている人も多いですが、実際は大人しく臆病な性格であまり活発に動くトカゲではありません。

大きさは成体で約60〜90cmになる中型のトカゲで、寿命は10年ほどです。

オニプレートトカゲ

四角く平たいプレートのような鱗を持ったオニプレートトカゲはゴツゴツした見た目が特徴の中〜大型のトカゲです。大きいもので成体だと約50cmになります。

アフリカの砂漠などの乾燥地域が原産のため丈夫で性格も大人しく安価のため人気の品種です。雑食性で人口餌を食べるようになる個体も多く栄養バランスの調整も比較的簡単にできます。

キノボリトカゲ

キノボリトカゲは沖縄県に生息する小型のトカゲで日本の固有種です。現地では子供がペットとして捕まえたりするほど身近な存在ですが、本州では生息していません。

また、絶滅危惧種に指定されているため、ペットとして飼育する際はショップで購入しましょう。約1500〜5000円の値段で手に入れられ手頃で人気です。

オスは縄張り意識が強く攻撃的で多頭飼いはできないため注意しましょう。

サバンナオオトカゲ

サバンナオオトカゲはサバンナモニターと呼ばれることも多い、胴から尻尾まで太くがっしりとした体格をしている大型のトカゲです。成体になると約1mの大きさになります。

オオトカゲの一種の中では、比較的大人しい性格の個体が多く飼いやすく人気です。しかし、大型で個体によっては気性が荒い場合もあるため、成体になっても飼育できるかしっかり考えた上で飼いましょう。

テキサスツノトカゲ

テキサスツノトカゲは、後頭部から全身にかけて鋭いツノに覆われた小型のトカゲです。全身のツノの他に平たく丸いカエルのようなお腹も特徴で英名ではHorned toad(ツノのあるカエル)と呼ばれることもあります。

自然下ではアリを捕食する昆虫食のトカゲで、飼育下では餌不足になりやすく長期飼育が難しいでしょう。平均寿命は6〜8年と短命です。

トゲオアガマ

トゲオアガマは、名の通り尻尾の鱗がトゲトゲしていて敵が近づくと尾を使って攻撃します。種類が多く、様々な色柄の個体がいる点も人気が高いです。

品種によって値段も違いますが高くて4万円程度のものが殆どです。植物の種や葉を好む植物性のトカゲのため、昆虫を餌に与えることにためらいがある方には向いている品種といえるでしょう。

ニホンカナヘビ

ニホンカナヘビは体の3分の2が尻尾で長い蛇のような尾を持つため、「可愛らしい蛇」の意味で「愛蛇」といったことに由来する説があります。

北海道や四国、九州に生息しており、ペットショップ以外にも捕獲して飼育することも可能です。しかし、東京都や千葉県では準絶滅危惧相当の動物に指定されているため捕まえないようにしましょう。

ニホントカゲ

ニホントカゲは青みがかった尾を持つトカゲで日本に生息する固有種のため捕獲して飼育することもできます。日本固有のトカゲのため外来種と比べ気候を気にする必要がなく飼育しやすく人気です。

成体の大きさは約20cmで、寿命は約10年生きます。そう大きくなくペットショップで購入しても1000円前後と安価のため、爬虫類を初めて飼う人にもおすすめです。

ニューギニアカブトトカゲ

ニューギニアカブトトカゲは、別名モトイカブトトカゲといいアカメカブトトカゲの近縁種で、小型でよく慣れるため飼育しやすいです。成体は約20cmで体が黒褐色な点が、アカメカブトトカゲとよく似ています。

アカメカブトトカゲとの明確な違いは、目の周りに赤い縁取りがない点です。他にも棘の向きが違うなどの細かな違いがあります。

ヒナタヨロイトカゲ

ヒナタヨロイトカゲは鎧のように細かく刺々しい鱗を身にまとったトカゲで、小さなドラゴンのような見た目のため小型のトカゲの中でも人気が高いです。成体になっても大きいもので約15cmのため扱いやすく、取引価格も約5000円〜1万円と安価で取引されています。

寿命は5〜10年と短めです。肉食性のため餌は昆虫をメインにピンクマウスや人口餌で飼育します。

フトアゴヒゲトカゲ

雑食で体が丈夫なフトアゴヒゲトカゲは、トゲトゲとした皮膚をもち恐竜のような野生的な姿をしていますが、性格は温厚でペットとして人気のトカゲです。

しかし、成体は大きいもので約40〜55cmになり、この大きさになるまでに1年もかかりません。また寿命は長いもので15年くらい生きるものもあるためしっかりと把握した上で、購入しましょう。

トゲオオオトカゲ

トゲオオオトカゲは、別名リッジテールモニターといいサバンナオオトカゲと同じオオトカゲ属のトカゲです。成体で約60cmの大きさまで成長します。

オオトカゲ属の中では小型な方ですが、がっしりした体格ので存在感があるため人気です。基本的に臆病で警戒心が強い性格のため慣れるまで時間はかかりますが比較的容易に飼育できます。

レインボーアガマ

レインボーアガマは、体温によって体の色が変化するトカゲで、オスの場合は低温時に灰や茶などになります。

高温時は鮮やかな発色を見せ頭部は赤から橙色になり、前足から後ろ足にかけては青や紫に変わり、腹の部分は黄色の斑点が出たりします。

メスの場合は全身緑がかった黄色をしており、温度変化で赤や黄のスポット模様が出ます。成体の大きさは約30〜40cmと小型で人気のトカゲです。

ローソンアゴヒゲトカゲ

ローソンアゴヒゲトカゲは、小さいフトアゴと呼ばれるほどフトアゴヒゲトカゲによく似た特徴を持っていますが、成体で大きいものでも約30cmにしかならない中型のトカゲです。

フトアゴヒゲトカゲと同じく恐竜のような見た目を持ちつつ控えめな大きさのトカゲを飼いたい人には人気があります。食性もフトアゴヒゲトカゲと同じで、寿命も同じく長くて10年です。

ミズオオトカゲ

ミズオオトカゲは別名サルバトールモニターといい水辺を好んで生息している大型のトカゲです。成体で約1.5〜2mに成長するため飼育には十分なスペースが必要になります。

体は黒っぽいの地色に黄色の点描したような輪状の模様が見られるのが特徴です。しかし、成長すると模様は薄くなり全体的に黒くなるためブラックデビルとも呼ばれています。

ヒョウモントカゲモドキ

太めの尻尾とヒョウ似た黒い斑紋をもつ皮膚が特徴的なヒョウモントカゲモドキは、性格も穏やかで色柄の種類も多く人気が高いです。英名がレオパードゲッコーというため、愛好家の間では略してレオパと呼ばれています。

成体で約20〜25cmと小型ですが寿命は約20年と長生きする種類です。また、個体によっては生餌以外食べない個体もいる点も理解した上で購入しましょう。

グリーンイグアナ

グリーンイグアナは成長すると体長約180cmにもなる大型のトカゲで、成体となったら部屋で放し飼いにする人が多いです。寿命も長くて約15年生きます。

非常に表情が豊かで賢く飼い主を見分けられ性格的には飼いやすい人気のトカゲです。草食のため虫などを与えるのに抵抗がある人には向いています。

飼育スペースが確保できるかなど考えた上で購入しましょう。

ペットとして飼うトカゲを手に入れる方法

ペットとしてトカゲを手に入れる際はどのようなルートで入手すればよいのでしょうか。入手する際は主に2パターンあります。

外来種であればペットショップで購入することとなりますが、日本に生息するカナヘビなどの固有種の場合は、自ら森などでトカゲを捕まえペットにすることも可能です。

ここでは2つの入手パターンについて利点や注意点も含め紹介します。

専門店で購入する

トカゲをペットとして迎える人の多くは、ペットショップなどから購入する方法を考えるのではないでしょうか。ペットショップにも爬虫類コーナーを併設している店舗はありますが、取り扱っている生体の種類は専門店には劣ります。

また、店員さんの知識量も専門店で働いている人の方が多い可能性が高く、飼育に行き詰まった際に頼れる場所にもなるため初心者の人は専門店で購入した方がいいでしょう。

野生のトカゲを捕まえる

ニホントカゲなどの日本に生息する固有種の場合、野生のものを捕まえ飼育することも可能です。しかし、地域によっては絶滅の危機にある野生動物として都道府県指定のレッドリストに載っている場合もあります。事前にリストに載っていないか確認の上で捕獲するようにしてください。

また、野生のトカゲは専門店などで流通する繁殖した個体とは違い神経質で慣れにくいです。警戒し餌を全く食べない場合は元の場所に返しましょう。

出典:日本のレッドデータ検索システム|ニホントカゲ
参照:http://jpnrdb.com/search.php?mode=map&q=04020040042

トカゲを飼う前に準備しておくこと

トカゲを飼う前に事前に環境を整えておく必要があります。ケージなどは品種によって用意する大きさに個体差もありますがここで紹介するのは基本的にはどの品種にも必要な飼育用品です。

また、個体に合わせたサイズの選び方やおすすめの形状なども記しているため、これから準備しようとしている方はチェックしてみましょう。

床材を用意する

品種や個体によって適した材質は違いはありますが、トカゲは穴掘りが好きなものが多いため、ストレス解消のためにも床材は入れましょう。床材は土や砂のほか紙やヤシガラなども利用できますがおすすめは腐葉土などの土系の床材です。底から約3〜5cmの高さに敷き詰めます。

迷った場合は飼育するトカゲを購入した専門店で店員さんに相談してみましょう。

ケージを用意する

ケージの大きさはトカゲが自由に動き回れてトカゲが隠れて安心できるシェルターなどを設置できる余裕のあるものを選びます。頻繁に変更するとコストもかかりますので、成長を見越して広めのケージを用意すると良いでしょう。

大きめのプラスチックケースなどでも代用できますが、通気性や手入れしやすさなどは爬虫類専用のケージの方が優れているため専用ケージがおすすめです。

水容器を用意する

水入れは軽いとトカゲが手をかけてひっくり返してしまうため、重量がありしっかりとした容器を用意します。トカゲはよく水を飲みますし脱皮の際に水に入ることもあるため、大きめのものを用意すると良いでしょう。

しかし、幼体でまだ小さいトカゲなどは、深い水入れで溺れてしまう可能性もあるため気をつけてください。爬虫類専用のものから選ぶとよいでしょう。

ライトを用意する

ライトは紫外線ライトと保温のためのバスキングライトの2種類が必要です。トカゲは紫外線が不足すると丈夫で健康な骨を作れず骨の病気になります。

また、トカゲを含む爬虫類は変温動物で自身の体で体温調節ができません。バスキングライトでケージの一部にホットスポットを作り、トカゲが自由に体温を上げて活動できるようにしましょう。

ヒーターを用意する

ケージ内の温度の急激な変化は、トカゲの体にもよくありません。品種によって適温は違いますがヒーターなどを使って調節しましょう。冬は20度以下だと冬眠してしまいます。

パネルヒーターをケージの一部に利用すると、暑すぎたときはトカゲが自ら涼しい場所へ逃れられます。また、床から保温するためお腹が温まり、代謝が上がることで消化しやすくなるでしょう。

トカゲを飼う方法

トカゲの日々の世話は具体的にどうすればいいのでしょうか。掃除や食事など基本的なことでも頻度や量、種類など間違えるとトカゲにストレスを与えかねません。

ここではトカゲの日々の世話について方法や頻度など具体的に紹介するだけでなく、トカゲが過ごしやすい基本的な飼育環境についても触れています。

トカゲの性格や状況に合わせて、居心地のよい環境を常に作れるようしっかりと確認しましょう。

ケージの中にシェルターを設置しておく

トカゲは警戒心が強く神経質な生き物です。隠れたり逃げ込める場所が全くないとストレスを溜め込みます。安心できる場所を確保できるよう、身が隠れるサイズのシェルターを設置しましょう。

石や流木などを設置してもトカゲはその隙間などに入り込みシェルターとして利用してくれます。ケージ内の湿度も確保できるウェットシェルターなどもおすすめです。

適切な温度にしておく

日本固有種であれば冬場以外はあまり気にせず飼育できますが、外来種の場合は生息地に寄せた気温や湿度の管理が必要です。品種により正確な適温は異なりますが、多くのトカゲは約25〜30度の温度帯を好みます。

冬場は20度以下になると冬眠してしまいますので、とくに注意しましょう。保温球などと合わせて使い自動で温度調節ができるサーモスタットなどを利用すると楽に調整できます。

掃除をする

糞をした際に、気付いた時にその都度周りの床材ごと掬い取りましょう。トカゲは体臭がほとんどない生き物のため、排泄物の処理を早急に行うことでニオイを抑えられます。

また、シェルターなどトカゲがよく使う場所は汚れがつきやすいため様子を見て取り出して洗ってください。ケージも霧吹きなどによって水垢がついてしまいますので汚れ具合を見て掃除を行いましょう。

餌や水をあげる

トカゲの餌は品種や成長段階によって違います。昆虫食の場合はコオロギなどを専用のピンセットで与え、肉食の場合はマウスなどの爬虫類用の冷凍肉を解凍し与えます。

草食の場合は市販の野菜などを生で食べやすい大きさに切り与え、雑食の場合は幼体〜若年代の個体には昆虫を主食に与え、成体になると野菜を中心にピンクマウスなどの肉や人工フードなどを与えるとよいです。

また、飼育下では餌が限られているため栄養が偏りやすく病気になりやすいため、餌にはカルシウムやビタミンなどのサプリメントを振りかけてから与えましょう。

トカゲは水を沢山飲む生き物のため常に綺麗で新鮮な水を切らさないよう、毎日水は交換してください。

トカゲを飼う時に気を付けること

トカゲにもさまざな品種がありそれぞれ品種ごとに気をつけなければいけないポイントもありますが、ここではトカゲ全般を飼育する前に心がけておきたい注意点をご紹介します。

トカゲはデリケートな生き物であることを飼う前に認識しておく

トカゲを含む爬虫類は警戒心が強く臆病な性格のものが多く、個体によっては人の目がある時は餌を全く食べないような神経質な個体もいます。

犬猫などの動物と違いトカゲは慣れはしてもなつく動物ではありません。撫でられたり、触れられたりして喜ぶ動物ではなく、頻繁なコミュニケーションはトカゲにとってはストレスになりうるということを覚えておきましょう。

餌を与えることに抵抗がないか確認する

トカゲは昆虫やマウスなどの小動物を主食しているものが多いです。飼育するとなれば餌としてそれらを与える必要があります。トカゲの大きさや状態によっては、餌である昆虫がトカゲを傷つけないよう頭をとったりして与える必要があります。

もともと昆虫が苦手な人やピンクマウスの扱いに抵抗がある人には飼育が困難な生き物といえるでしょう。

飼う前にトカゲを診察してくれる動物病院が家の近くにあるか確認しておく

トカゲは繊細な動物のため、迎え入れてすぐは生活環境の変化や触れ合う頻度によって、ストレスを抱えて体調を崩してしまう可能性も高いです。

犬や猫などと違い爬虫類を診てくれる動物病院は限られています。ペットとして迎え入れる前に見てもらえる動物病院を探しておきましょう。

併せてトカゲがなりやすい病気や症状についても知っておくとよいでしょう。

ペットとして人気があるトカゲを飼う方法を知っておこう

トカゲは鳴くこともなく体臭もないため掃除を怠らなければ匂いも少なく、小型のものだと一人暮らしのマンションでも飼いやすいです。犬猫のようなコミュニケーションは難しいですが、かっこいい姿をゆっくり鑑賞したい人には適したペットといえます。

この記事で基本的な飼育方法を確認し、ぜひ人気のトカゲの中からお気に入りを見つけ飼育してみてください。
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