「ペットとして飼えるカメにはどんな種類がいるの?」
「カメの飼い方が知りたい」
「カメを飼うときはどんなことに注意すれば良い?」
このように、カメをペットとして飼育しようと考えている人には、様々な疑問や悩みがあるのではないでしょうか。
この記事では、カメの生態や種類をはじめ、カメを飼うときに必要なアイテムや飼育する際のポイント、注意点などを紹介していきます。
この記事を読むことで、カメをペットとして迎える際に必要な知識を得ることができます。その情報を活かしてカメの飼育に取り組むことで、初心者の人でもペットのカメを上手に飼育することができるでしょう。
カメをペットにしたいと考えている人は、ぜひこの記事をチェックしてください。
「カメの飼い方が知りたい」
「カメを飼うときはどんなことに注意すれば良い?」
このように、カメをペットとして飼育しようと考えている人には、様々な疑問や悩みがあるのではないでしょうか。
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カメの生態とは?
?湯たんぽの季節…?✨#かめこ #クサガメ #ひとまねかめこ#かめ #リクガメ #turtle #tortoise pic.twitter.com/8VJKLFBEQM
— かめこぽや CuriousTortoise"kameko" (@kamekopoya) October 7, 2022
カメは、ヘビやトカゲと同じ爬虫類に分類される動物です。変温動物のため、体温が周りの気温によって変化します。
カメの生息域は大変広く、水中と陸のどちらでもその姿を見ることができるでしょう。主に水の中で暮らしているカメは水棲、陸上で暮らしているカメは陸棲、そのどちらもで暮らしているカメは半陸棲、または半水棲と呼ばれます。
特徴的なのは、硬い甲羅を持っていることです。この甲羅は、カメが生息している場所によって形が異なります。
カメの寿命は?
「ツルは千年、カメは万年」という言葉がある通り、カメは長寿の生き物です。さすがに万年も生きることはできませんが、ペットの動物の中ではかなり長生きをする方でしょう。
寿命の目安は、カメの種類によって異なります。例えば、ペットとして人気のクサガメは15~30年ほど生きると言われています。陸棲のカメであれば、より長生きする傾向にあります。中には100年以上生きている個体もいるほどです。
寿命の長い生き物のため、ペットとして迎えるときは、長い間ともに過ごすことを覚悟して飼いましょう。
寿命の目安は、カメの種類によって異なります。例えば、ペットとして人気のクサガメは15~30年ほど生きると言われています。陸棲のカメであれば、より長生きする傾向にあります。中には100年以上生きている個体もいるほどです。
寿命の長い生き物のため、ペットとして迎えるときは、長い間ともに過ごすことを覚悟して飼いましょう。
ペットとして飼えるカメの種類
カメは300種類ほどが存在していることが分かっています。しかし、そのすべての種類をペットにできるわけではありません。さらに、飼育しやすいカメや手に入れやすいカメなど、種類によってペットへの向き不向きは様々です。
ここでは、数多くの種類の中から、ペットにおすすめの種類を紹介していきます。水棲、陸棲、半陸棲と、生活圏別に何種類か取り上げますので、興味がある種類のカメを探してみてください。
ここでは、数多くの種類の中から、ペットにおすすめの種類を紹介していきます。水棲、陸棲、半陸棲と、生活圏別に何種類か取り上げますので、興味がある種類のカメを探してみてください。
1:水中に住むカメ
水棲のカメには、産卵期などを除いてほとんどを水の中で過ごす種類と、主に水中で生活しながら日光浴などのために陸に上がってくる種類がいます。
ここで紹介する水棲のカメは、水中で生活しながらたまに陸に上がってくる種類です。この生活スタイルをしているカメは非常に多く、全体の3分の2ほどの種類がそうであると考えられています。
ペットにすると、主に水中を泳ぐ姿を楽しみながら、日光浴をする姿を見て癒されることでしょう。
ここで紹介する水棲のカメは、水中で生活しながらたまに陸に上がってくる種類です。この生活スタイルをしているカメは非常に多く、全体の3分の2ほどの種類がそうであると考えられています。
ペットにすると、主に水中を泳ぐ姿を楽しみながら、日光浴をする姿を見て癒されることでしょう。
クサガメ(ゼニガメ)
クサガメは、日本や中国、韓国などに生息しています。幼体のときは「ゼニガメ」という名称で販売されていることもあるでしょう。
身体の全体が黒っぽく、首に黄色の線が入っていることが特徴です。オスは成長すると、全身が真っ黒になります。
クサガメという名前の通り、身に危険が迫ると独特の悪臭を発します。しかし、穏やかな性格であるため、余計な刺激を与えなければ臭いを発することはありません。人にも慣れやすく、飼いやすい種類であると言えます。
身体の全体が黒っぽく、首に黄色の線が入っていることが特徴です。オスは成長すると、全身が真っ黒になります。
クサガメという名前の通り、身に危険が迫ると独特の悪臭を発します。しかし、穏やかな性格であるため、余計な刺激を与えなければ臭いを発することはありません。人にも慣れやすく、飼いやすい種類であると言えます。
ニホンイシガメ
ニホンイシガメは日本固有のカメですが、現在は野生で見かけることはほとんどありません。これはイシガメが水質の悪化に敏感で、多くの河川が汚れたことで住めなくなったためだと考えられています。
外見はクサガメによく似ています。全体が黄褐色をしていることが特徴です。身体の大きさは個体によって様々であることが多いでしょう。
性格が温和であり、飼いやすい種類ではありますが、水質の悪化に敏感なため、飼育の際には水質の管理を徹底してあげることが大切です。
外見はクサガメによく似ています。全体が黄褐色をしていることが特徴です。身体の大きさは個体によって様々であることが多いでしょう。
性格が温和であり、飼いやすい種類ではありますが、水質の悪化に敏感なため、飼育の際には水質の管理を徹底してあげることが大切です。
キボシイシガメ
キボシイシガメは、北アメリカが原産の種類です。原産地のアメリカで見られる数は少なくなっていますが、日本国内では流通量が安定しているため、比較的手に入れやすいでしょう。
特徴的なのは、黒い甲羅に黄色の斑点模様が浮かんでいることです。その美しい模様は、まるで星空のようにも見えます。甲長が15cmほどと小さく可愛らしいことからも、ペットとしての人気が高い種類です。
おとなしい個体が多いため性格の面では飼いやすいですが、水質の悪化に弱いです。飼育水槽は清潔に保つように心がけましょう。
特徴的なのは、黒い甲羅に黄色の斑点模様が浮かんでいることです。その美しい模様は、まるで星空のようにも見えます。甲長が15cmほどと小さく可愛らしいことからも、ペットとしての人気が高い種類です。
おとなしい個体が多いため性格の面では飼いやすいですが、水質の悪化に弱いです。飼育水槽は清潔に保つように心がけましょう。
2:陸に住むカメ
陸に住むカメは、野生下では砂漠やサバンナなどの乾燥した地域に生息している個体が多くなります。そのため、水の中に入ることはほとんどありません。
陸棲カメは種類によって好む温度や湿度などが変わってきます。ペットとして迎える種類に合わせて、温度や湿度をしっかり管理してあげましょう。
陸棲カメは種類によって好む温度や湿度などが変わってきます。ペットとして迎える種類に合わせて、温度や湿度をしっかり管理してあげましょう。
ヘルマンリクガメ
ヘルマンリクガメは、丈夫で温和な性格をしているカメです。人にも慣れやすいため、リクガメ飼育の初心者にもおすすめの種類と言えるでしょう。
甲長は、20~30cmほどです。大きくなりすぎないため、広大な飼育スペースは必要ありません。その点でも、飼いやすい種類と言えます。
ヘルマンリクガメにはいくつか亜種が存在しています。その中でも、日本で主に流通しているのは、ヒガシヘルマンリクガメとニシヘルマンリクガメという種類です。
どちらもヘルマンリクガメではありますが、外見や生態、生活する環境などが異なります。ペットとしてお迎えする前にその違いをしっかりと確認して、自分に適した種類を迎え入れるようにしましょう。
甲長は、20~30cmほどです。大きくなりすぎないため、広大な飼育スペースは必要ありません。その点でも、飼いやすい種類と言えます。
ヘルマンリクガメにはいくつか亜種が存在しています。その中でも、日本で主に流通しているのは、ヒガシヘルマンリクガメとニシヘルマンリクガメという種類です。
どちらもヘルマンリクガメではありますが、外見や生態、生活する環境などが異なります。ペットとしてお迎えする前にその違いをしっかりと確認して、自分に適した種類を迎え入れるようにしましょう。
ヨツユビリクガメ
ヨツユビリクガメは、ロシアリクガメ、ホルスフィールドリクガメとも呼ばれます。その名が示す通り、通常のリクガメには5本ある指が、この種類には4本しかありません。
甲羅はオレンジ色を基調として、黒色の斑点模様が入っています。また、シャベルのような形の足をしていることが特徴です。その足を使って、器用に穴を掘ります。そのため、飼育環境には土を用意してあげると良いでしょう。
性格はおとなしく、人にも慣れやすいです。ペットとして長く飼育していると、次第に懐いてくれるようになるでしょう。
甲羅はオレンジ色を基調として、黒色の斑点模様が入っています。また、シャベルのような形の足をしていることが特徴です。その足を使って、器用に穴を掘ります。そのため、飼育環境には土を用意してあげると良いでしょう。
性格はおとなしく、人にも慣れやすいです。ペットとして長く飼育していると、次第に懐いてくれるようになるでしょう。
ギリシャリクガメ
ギリシャリクガメという名前は、特徴的な甲羅の模様からつけられました。この模様は、「ギリシャ織」という織物によく似た、とても美しい柄です。この模様は、生息地などによって少しずつ異なっています。
甲長は30cmほどと小型です。その可愛らしい小ささと、甲羅の美しい模様から、ペットとしての人気が高い種類になります。
さらに、環境の変化に比較的強い、丈夫な身体をしています。そのため、初心者でも飼育に挑戦しやすいリクガメと言えるでしょう。
甲長は30cmほどと小型です。その可愛らしい小ささと、甲羅の美しい模様から、ペットとしての人気が高い種類になります。
さらに、環境の変化に比較的強い、丈夫な身体をしています。そのため、初心者でも飼育に挑戦しやすいリクガメと言えるでしょう。
3:水陸両方で生活するカメ
水陸両方で生活するカメには、森林やジャングルといった湿度の高い場所を生息域にしている種類が多く、主に陸上で生活しながら、時折水浴びを行うのが特徴です。
半陸棲のカメをペットにすると、陸地をのんびりと歩く姿や、水浴びをしている姿が見られます。その癒される姿を見ると、リラックスした気持ちになれるでしょう。
半陸棲のカメをペットにすると、陸地をのんびりと歩く姿や、水浴びをしている姿が見られます。その癒される姿を見ると、リラックスした気持ちになれるでしょう。
スペングラーヤマガメ
スペングラーヤマガメは、オナガヤマガメとも呼ばれます。中国南部からインドシナ半島の森林や山間部に生息している種類です。基本的には陸地で歩き回って生活していますが、清流などで水浴びを好んで行います。
3本のキールと、ギザギザした後縁が特徴的な甲羅を持っています。色は枯葉によく似た黄褐色や茶褐色です。
臆病な性格ですが、優しい一面もあります。時間はかかりますが、飼育をしているうちに慣れてくれるでしょう。
比較的飼育しやすい種類ですが、乾燥と高温には弱いため、湿度と温度の管理に気を配りながら飼育しましょう。特に夏の間は注意してください。
3本のキールと、ギザギザした後縁が特徴的な甲羅を持っています。色は枯葉によく似た黄褐色や茶褐色です。
臆病な性格ですが、優しい一面もあります。時間はかかりますが、飼育をしているうちに慣れてくれるでしょう。
比較的飼育しやすい種類ですが、乾燥と高温には弱いため、湿度と温度の管理に気を配りながら飼育しましょう。特に夏の間は注意してください。
モリイシガメ
モリイシガメは、北アメリカ北東部の森林地帯に生息しています。ヌマガメの仲間で、普段は小川や沼地で過ごしていますが、日光浴や餌を探すことを目的として、陸に上がってくる姿も見られます。
背甲はくすんだ褐色をしていますが、腹甲は黄色をベースに黒色の斑点模様が入っています。頭部は黒色で、少し大きめであることが特徴です。
活発に動き回る様子が魅力的であることと、丈夫で飼いやすいことから、ペットとしての人気が高い種類です。
しかし、現在では野生の個体数が減少してしまい、流通量や価格の面から入手が難しい種類となってしまいました。
背甲はくすんだ褐色をしていますが、腹甲は黄色をベースに黒色の斑点模様が入っています。頭部は黒色で、少し大きめであることが特徴です。
活発に動き回る様子が魅力的であることと、丈夫で飼いやすいことから、ペットとしての人気が高い種類です。
しかし、現在では野生の個体数が減少してしまい、流通量や価格の面から入手が難しい種類となってしまいました。
セマルハコガメ
セマルハコガメは、中国の東部や台湾、日本の沖縄に生息し、湿気の多い森林地帯などで生活しています。長い時間を陸上で過ごしますが、時折水の中に入る様子が見られるでしょう。
特徴的なのは、甲羅の構造です。ドーム型で丸みのある形をしており、腹甲には蝶番があります。その部分は開けたり閉めたりでき、頭や足を甲羅の中にひっこめた後、蓋をするように閉じるのが特徴です。これにより、セマルハコガメは外敵から身を守ることができます。
身体が丈夫であるため、比較的飼育をしやすい種類です。セマルハコガメに適した飼育環境を用意したうえで、ペットとして迎えてあげましょう。
特徴的なのは、甲羅の構造です。ドーム型で丸みのある形をしており、腹甲には蝶番があります。その部分は開けたり閉めたりでき、頭や足を甲羅の中にひっこめた後、蓋をするように閉じるのが特徴です。これにより、セマルハコガメは外敵から身を守ることができます。
身体が丈夫であるため、比較的飼育をしやすい種類です。セマルハコガメに適した飼育環境を用意したうえで、ペットとして迎えてあげましょう。
カメを選ぶときのポイントは?
カメをペットとして迎えるならば、できるだけ状態の良い個体を選ぶのが良いでしょう。健康状態の良いカメを選ぶことで、迎えた後の飼育もしやすくなります。
ここでは、健康状態の良いカメを見分けるポイントを紹介します。これらの点に注目しながら、カメを観察してみてください。気になることがあれば、ペットショップの店員さんなどに相談してみましょう。
ここでは、健康状態の良いカメを見分けるポイントを紹介します。これらの点に注目しながら、カメを観察してみてください。気になることがあれば、ペットショップの店員さんなどに相談してみましょう。
皮膚や甲羅がきれいであること
カメの皮膚は注目したいポイントです。傷がついていないか、白い汚れのようなものが付着していないかなどを確認してみましょう。傷がある個体は、そこから感染症にかかっている可能性があります。白い汚れがある場合は、日光浴ができておらず健康でない可能性が高いでしょう。
また、甲羅もよく観察してみましょう。カメが健康であれば、甲羅の状態も良くなります。甲羅がきれいで、硬く丈夫な状態の個体を選ぶようにしましょう。
また、甲羅もよく観察してみましょう。カメが健康であれば、甲羅の状態も良くなります。甲羅がきれいで、硬く丈夫な状態の個体を選ぶようにしましょう。
カメが元気に動いていること
のんびりとしていてあまり活発でない印象のカメですが、健康である個体は元気に動き回ります。じっとしてほとんど動かない様子のカメは、健康な状態ではない可能性があるでしょう。
特に、水の中に入っているときの様子をよく観察してみてください。水の中で元気がない様子の個体は、体調に問題がある可能性が高いと言えます。他にも、目が閉じていたり、鼻でなく口を開けて呼吸をしたりしているカメは、健康でない可能性があるでしょう。
特に、水の中に入っているときの様子をよく観察してみてください。水の中で元気がない様子の個体は、体調に問題がある可能性が高いと言えます。他にも、目が閉じていたり、鼻でなく口を開けて呼吸をしたりしているカメは、健康でない可能性があるでしょう。
カメをペットショップで買うときの値段は?
カメの値段は、種類によって大きく異なります。種類によってはかなり高価である場合もあるため、しっかりと準備をしてからペットショップに足を運びましょう。
比較的安価で購入できるカメには、先にも紹介したクサガメが挙げられます。クサガメの幼体であるゼニガメは、ペットショップでは1,000~2,000円ほどで購入できるでしょう。
陸棲のカメであるヘルマンリクガメは、15,000~30,000円ほどが相場です。水陸の両方で暮らすセマルハコガメは、20,000円以上の値段で取引されることが多いでしょう。
比較的安価で購入できるカメには、先にも紹介したクサガメが挙げられます。クサガメの幼体であるゼニガメは、ペットショップでは1,000~2,000円ほどで購入できるでしょう。
陸棲のカメであるヘルマンリクガメは、15,000~30,000円ほどが相場です。水陸の両方で暮らすセマルハコガメは、20,000円以上の値段で取引されることが多いでしょう。
カメをペットとして飼うときに必要なものは?
カメをペットとして飼育するためには、必要な飼育用品を揃えることが求められます。事前に飼育用品を準備しておいて、万全な状態でカメの飼育に取り組めるようにしておきましょう。
以下で、カメの飼育で主に必要なものを紹介していきます。ただし、カメの種類によって実際にどんなものが必要かは異なるため、自分がペットにしたい種類に合わせてアイテムを選んでください。困った際は、ペットショップの店員さんに相談すると良いでしょう。
以下で、カメの飼育で主に必要なものを紹介していきます。ただし、カメの種類によって実際にどんなものが必要かは異なるため、自分がペットにしたい種類に合わせてアイテムを選んでください。困った際は、ペットショップの店員さんに相談すると良いでしょう。
- 水槽
- 水槽用フィルター
- 砂
- 紫外線ライト
- 浮島
- ヒーター
- 餌
1:水槽
ペットのカメの大きさに合った大きさの水槽を用意しましょう。目安としては、体長10cmほどのカメなら幅が60cmほど、20cmほどのカメなら90cmほどのものがおすすめです。十分な広さを確保できる水槽がない場合は、衣装ケースなどでも代用できます。
水の中で暮らす種類でなければ、水槽にそこまでの深さは必要ありません。脱走されそうな高さの場合は、水槽に蓋をつけましょう。また、外で飼育する場合にも、外敵から守るために蓋をするようにしてください。
水の中で暮らす種類でなければ、水槽にそこまでの深さは必要ありません。脱走されそうな高さの場合は、水槽に蓋をつけましょう。また、外で飼育する場合にも、外敵から守るために蓋をするようにしてください。
2:水槽用フィルター
水棲、半水棲のカメは大半を水の中で過ごすため、きれいな水を用意することが求められます。水を清潔に保つには水換えを頻繁に行うことが有効ですが、かなりの手間になるでしょう。
その手間を減らすために、水槽にはフィルターを設置することをおすすめします。
フィルターには外部式や投げ込み式など、様々なタイプのものがあります。水の量や水槽の大きさなど、飼育環境に適しているものを選択しましょう。
その手間を減らすために、水槽にはフィルターを設置することをおすすめします。
フィルターには外部式や投げ込み式など、様々なタイプのものがあります。水の量や水槽の大きさなど、飼育環境に適しているものを選択しましょう。
3:砂
床が滑る素材だとカメは上手に歩くことができないため、水槽の底には床材を敷いてください。床材には、カメの種類に合った砂などを選んであげましょう。
おすすめは、誤飲の恐れがない大きさの砂利や、飲み込んでも問題がない細かな砂です。
ただし、砂は汚れが溜まって菌が発生する可能性があるため、定期的に交換するようにしましょう。陸棲のカメであれば、人口芝やバークチップ、ペットシーツなどもおすすめです。
おすすめは、誤飲の恐れがない大きさの砂利や、飲み込んでも問題がない細かな砂です。
ただし、砂は汚れが溜まって菌が発生する可能性があるため、定期的に交換するようにしましょう。陸棲のカメであれば、人口芝やバークチップ、ペットシーツなどもおすすめです。
4:紫外線ライト
カメの健康を維持するためには、日光浴が欠かせません。カメは日光浴で紫外線を浴びることで、体内でビタミンを生成します。そのビタミンがカルシウムの吸収を助け、骨や甲羅を強く丈夫にしてくれます。
室内飼育の場合、紫外線を十分に浴びることができません。その不足している紫外線を補うためにも、紫外線ライトを設置するようにしましょう。
カメに必要なのは、UVBと呼ばれる紫外線です。UVBを発するライトを、カメに直接光が当たる位置に設置してください。
室内飼育の場合、紫外線を十分に浴びることができません。その不足している紫外線を補うためにも、紫外線ライトを設置するようにしましょう。
カメに必要なのは、UVBと呼ばれる紫外線です。UVBを発するライトを、カメに直接光が当たる位置に設置してください。
5:浮島
水棲や半水棲のカメには、足場となる浮島や陸地を用意してあげましょう。普段水の中にいるカメでも、日光浴などをするための陸地が必要です。
浮島は、大きな石やレンガなどで作れます。主に水の中で生活している種類の場合は、水を入れた水槽に浮島を入れましょう。陸地にいる方が長い種類の場合は、陸地をメインにレイアウトして、タッパーなどで水場をつくることがおすすめです。
浮島は、大きな石やレンガなどで作れます。主に水の中で生活している種類の場合は、水を入れた水槽に浮島を入れましょう。陸地にいる方が長い種類の場合は、陸地をメインにレイアウトして、タッパーなどで水場をつくることがおすすめです。
6:ヒーター
変温動物であるカメは、冬になって気温が下がると活動できなくなり、冬眠してしまいます。
ペットのカメでも冬眠させることは可能ですが、冬眠にはリスクがつきものです。そのリスクを避けるためには、飼育環境にヒーターを設置して温度を管理することが求められます。
適している温度はカメの種類によって異なるため、ペットのカメに合わせた温度設定にしてあげましょう。温度計やサーモスタットなどが用意してあると、より温度管理がしやすくなります。
ペットのカメでも冬眠させることは可能ですが、冬眠にはリスクがつきものです。そのリスクを避けるためには、飼育環境にヒーターを設置して温度を管理することが求められます。
適している温度はカメの種類によって異なるため、ペットのカメに合わせた温度設定にしてあげましょう。温度計やサーモスタットなどが用意してあると、より温度管理がしやすくなります。
7:餌
カメは基本的に雑食ですが、種類によって好んで食べるものは異なります。特に水棲、陸棲、半陸棲で食べるものは大きく違うので、ペットのカメが好むものを調べて与えてあげましょう。
ペットとしての人気が高いことから、カメに合わせた人工飼料は数多く販売されています。人工飼料にはカメに必要な栄養が含まれているため、ペットに合ったものを与えてあげると良いでしょう。
ペットとしての人気が高いことから、カメに合わせた人工飼料は数多く販売されています。人工飼料にはカメに必要な栄養が含まれているため、ペットに合ったものを与えてあげると良いでしょう。
カメを飼育するときの4つのポイント
必要なものを揃えて飼育環境を整えるだけで、カメが健康に生きられるわけではありません。カメが元気で快適に過ごすためには、適切な飼育方法を実践することが大切になります。
ここからは、ペットのカメを飼育する際に意識しておきたいポイントを4つ紹介します。これらのポイントに注意し、上手にカメを育てていきましょう。
ここからは、ペットのカメを飼育する際に意識しておきたいポイントを4つ紹介します。これらのポイントに注意し、上手にカメを育てていきましょう。
- 餌やりは適切に行う
- 毎日水を換える
- 適温を保つ
- 日光浴をさせる
1:餌やりは適切に行う
餌には適切な与え方があります。成長期である幼体には1日に1回、大人の成体には2日に1回ほどの頻度で餌を与えるようにしましょう。
餌の与えすぎには要注意です。食べ残しは水質悪化の原因になります。また、食べすぎは病気につながる可能性があるため、適量を守って与えてください。
餌の与えすぎには要注意です。食べ残しは水質悪化の原因になります。また、食べすぎは病気につながる可能性があるため、適量を守って与えてください。
2:毎日水を換える
カメは水を汚しやすい生き物です。水棲のカメは水の中で生活し、食事もトイレも水中で行います。そのため、フィルターを設置していても水はすぐに汚れてしまうでしょう。汚れたまま放置すると、悪臭の原因にもなってしまいます。
きれいな水でカメを飼育するためには、こまめに水換えをすることが必要です。特に夏場は水が汚れやすいため、基本的に毎日水換えを行うようにしましょう。
きれいな水でカメを飼育するためには、こまめに水換えをすることが必要です。特に夏場は水が汚れやすいため、基本的に毎日水換えを行うようにしましょう。
3:適温を保つ
カメは、気温が低すぎると活動できなくなります。詳細な適温はカメの種類によって異なりますが、多くのカメが活発に動くために適している温度は、24~29℃ほどです。
15℃を下回るとカメは活動できず、冬眠に入ります。冬眠させないためには、飼育環境内を適温に保つことが大切です。水槽内にはヒーターを取りつけ、飼育している室内はエアコンで温度を調節すると良いでしょう。
15℃を下回るとカメは活動できず、冬眠に入ります。冬眠させないためには、飼育環境内を適温に保つことが大切です。水槽内にはヒーターを取りつけ、飼育している室内はエアコンで温度を調節すると良いでしょう。
4:日光浴をさせる
先に述べたように、カメの健康には日光浴が欠かせません。日光浴ができないと、骨や甲羅の硬さを維持することができないからです。
室内飼いであっても、日光浴は必ずさせてあげましょう。短くても30分ほど、長くて3時間ほどはさせるようにします。季節や天気などの様子を見て、時間を調整しましょう。
夏場の日光浴には注意してください。カメは変温動物であるため、暑くなりすぎると体温が上昇して熱中症になってしまうことがあります。直射日光が当たらない場所で日光浴を行わせ、水槽内には避難できる日陰を作ってあげましょう。
室内飼いであっても、日光浴は必ずさせてあげましょう。短くても30分ほど、長くて3時間ほどはさせるようにします。季節や天気などの様子を見て、時間を調整しましょう。
夏場の日光浴には注意してください。カメは変温動物であるため、暑くなりすぎると体温が上昇して熱中症になってしまうことがあります。直射日光が当たらない場所で日光浴を行わせ、水槽内には避難できる日陰を作ってあげましょう。
カメをペットとして飼うときの6つの注意点
カメを飼育するにあたって、注意が必要なポイントがいくつかあります。これらに関する知識がないまま飼育をすると、カメに悪い影響を及ぼしてしまったり、時には自分にまで害が及んでしまったりするでしょう。
カメをペットとして迎える前に、気をつけておきたいことはぜひ知っておきましょう。以下で紹介する6つのポイントを理解したうえで、カメの飼育に挑戦してみてください。
カメをペットとして迎える前に、気をつけておきたいことはぜひ知っておきましょう。以下で紹介する6つのポイントを理解したうえで、カメの飼育に挑戦してみてください。
1:過度なスキンシップをしない
カメを含むほとんどの爬虫類は、「サルモネラ菌」という食中毒の原因にもなる菌を保有しています。その他にも人体にとって有害な菌を持っている可能性があるため、過度なスキンシップは避け、触った後は必ず手を洗うようにしましょう。
また、カメにとってもスキンシップのとりすぎは良くありません。過度なふれあいはストレスにつながります。
可愛いペットにはスキンシップしたくなるでしょうが、適切な距離感を保ってほどほどに行いましょう。
また、カメにとってもスキンシップのとりすぎは良くありません。過度なふれあいはストレスにつながります。
可愛いペットにはスキンシップしたくなるでしょうが、適切な距離感を保ってほどほどに行いましょう。
2:カメを診察してくれる病院を見つけておく
イヌやネコを診察してくれる動物病院は多いですが、カメを診てくれる病院は少ないでしょう。そのため、家の近所には診察可能な病院がない場合もあります。
ペットのカメが怪我や病気をしてから病院を探しても、すぐには見つからない可能性が高いため、カメを診てくれる病院を事前に見つけておきましょう。
万が一のときに備えることが、カメの健康を守ることにつながります。
ペットのカメが怪我や病気をしてから病院を探しても、すぐには見つからない可能性が高いため、カメを診てくれる病院を事前に見つけておきましょう。
万が一のときに備えることが、カメの健康を守ることにつながります。
3:最後まで世話ができる環境を整える
カメは非常に長寿な生き物です。上手に飼育すれば、数十年は一緒に過ごすことになるでしょう。カメと長い間ともに生きられるということは、長くお世話をしなければならないということです。
カメと長く過ごしていく中で、結婚や転職といった人生の転機が訪れることもあるでしょう。
しかし、どんなことがあっても、カメは最後まで飼育をするようにしてください。ペットとして迎えるのであれば、その覚悟と責任を持って飼育しましょう。
カメと長く過ごしていく中で、結婚や転職といった人生の転機が訪れることもあるでしょう。
しかし、どんなことがあっても、カメは最後まで飼育をするようにしてください。ペットとして迎えるのであれば、その覚悟と責任を持って飼育しましょう。
4:絶対に逃がしたり捨てたりしない
やむを得ない事情でカメを飼育することができなくなっても、カメを逃がしたり捨てたりすることは絶対にしないでください。
かつてペットとして人気があったアカミミガメでは、飼い切れなくなった人が自然環境に放流してしまうケースが多く見られました。
その結果、繁殖力の強いアカミミガメが在来種を駆逐し、本来の生態系を壊してしまう事態に陥りました。
生態系を守るためにも、カメは絶対に自然に放さないようにしましょう。飼育できなくなった場合は、引き取ってもらえる場所を探してください。
かつてペットとして人気があったアカミミガメでは、飼い切れなくなった人が自然環境に放流してしまうケースが多く見られました。
その結果、繁殖力の強いアカミミガメが在来種を駆逐し、本来の生態系を壊してしまう事態に陥りました。
生態系を守るためにも、カメは絶対に自然に放さないようにしましょう。飼育できなくなった場合は、引き取ってもらえる場所を探してください。
5:多頭飼いするときは組み合わせや環境に気を付ける
カメは基本的におだやかな性格ですが、神経質な面も持っています。そのため、多頭飼いをすると喧嘩が起きてしまう可能性があるでしょう。
できれば単独飼育がおすすめですが、工夫すれば多頭飼育をすることも可能です。飼育スペースは広くとり、それぞれのカメのパーソナルスペースを作ってあげることが大切です。
その状態で、カメ同士が喧嘩をしないかどうか、相性を見ながら飼育をしていきましょう。
できれば単独飼育がおすすめですが、工夫すれば多頭飼育をすることも可能です。飼育スペースは広くとり、それぞれのカメのパーソナルスペースを作ってあげることが大切です。
その状態で、カメ同士が喧嘩をしないかどうか、相性を見ながら飼育をしていきましょう。
6:飼育禁止のカメや許可が必要なカメに注意する
カメの中には、飼育をしてはいけない種類や、許可がなければ飼ってはいけない種類がいます。
ワニガメというカメは人に危害を加える恐れがある特定動物に指定されており、許可なく飼育することはできません。また、特定外来生物であるカミツキガメも許可なく飼育することは禁じられています。
日本の固有種であるリュウキュウヤマガメは、天然記念物に指定されているため、飼育することはできません。先に紹介したセマルハコガメも、沖縄に生息しているものは天然記念物であるため、飼育ができない種類になります。
海に生息しているウミガメは、希少野生動植物に指定されています。絶滅が危惧され保護されている種類であるため、ペットとして飼育できないことを知っておきましょう。
出典・参照: 特定動物(危険な動物)の飼養又は保管の許可について [動物の愛護と適切な管理]|環境省
出典・参照:特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律 | e-Gov法令検索
出典・参照:指定希少野生動植物にアカウミガメ(爬虫類)が追加されました!|静岡県くらし・環境部環境局自然保護課
ワニガメというカメは人に危害を加える恐れがある特定動物に指定されており、許可なく飼育することはできません。また、特定外来生物であるカミツキガメも許可なく飼育することは禁じられています。
日本の固有種であるリュウキュウヤマガメは、天然記念物に指定されているため、飼育することはできません。先に紹介したセマルハコガメも、沖縄に生息しているものは天然記念物であるため、飼育ができない種類になります。
海に生息しているウミガメは、希少野生動植物に指定されています。絶滅が危惧され保護されている種類であるため、ペットとして飼育できないことを知っておきましょう。
出典・参照: 特定動物(危険な動物)の飼養又は保管の許可について [動物の愛護と適切な管理]|環境省
出典・参照:特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律 | e-Gov法令検索
出典・参照:指定希少野生動植物にアカウミガメ(爬虫類)が追加されました!|静岡県くらし・環境部環境局自然保護課
カメの飼育方法を知りペットとして飼ってみよう
カメは入手しやすく、ペットとしても魅力的な生き物です。しかし、飼育は簡単なことばかりではなく、手間がかかることも多々あります。
カメを飼育する際には、きちんとした知識を身につけ、環境を整えてから迎えてあげましょう。
適切な方法で飼育すれば、元気で可愛いカメと楽しい時間を過ごすことができるでしょう。ぜひ愛情をたっぷり注いで、最後まで可愛がってあげてください。
カメを飼育する際には、きちんとした知識を身につけ、環境を整えてから迎えてあげましょう。
適切な方法で飼育すれば、元気で可愛いカメと楽しい時間を過ごすことができるでしょう。ぜひ愛情をたっぷり注いで、最後まで可愛がってあげてください。