ヒョウモントカゲモドキの飼育方法
ヒョウモントカゲモドキはある程度の暑さ、寒さにも強いので家庭で飼育しやすい爬虫類です。しかし飼育するにあたって餌や飼育環境には注意が必要な点もあるのでをよく確認して飼育を検討しましょう。
今回は、そんなヒョウモントカゲモドキの飼育方法について紹介します。
今回は、そんなヒョウモントカゲモドキの飼育方法について紹介します。
なぜヒョウモントカゲモドキの飼育は簡単だと言われるの?
ヒョウモントカゲモドキの飼育が簡単と言われる理由は、温度・湿度管理があまり厳しくなく餌の頻度も毎日ではないというということが大きいでしょう。餌は基本的に生きたコオロギなのでその点だけ虫が苦手な方にはハードルが高いですが、生餌以外にペースト状の餌もあり、個体によっては食べてくれるので生餌が必要ないこともあります。
また、ヒョウモントカゲモドキはフンと尿酸を排出しますが、トイレの場所をだいたい決まった場所にするという習性があるので床材が汚れにくいというのも飼育しやすいポイントです。
また、ヒョウモントカゲモドキはフンと尿酸を排出しますが、トイレの場所をだいたい決まった場所にするという習性があるので床材が汚れにくいというのも飼育しやすいポイントです。
ヒョウモントカゲモドキの餌は何?
先にも少し述べましたが、ヒョウモントカゲモドキは生餌を好んで食します。一般的にはコオロギを餌として用意する場合が多いですが、コオロギ以外にも生餌にはミールワームやハニーワームやシルクワーム、デビュアなどがあります。
また、生餌でなくとも乾燥コオロギや缶詰のコオロギや冷凍ピンクマウス、ヒョウモントカゲモドキ用の練り餌もあります。ヒョウモントカゲモドキは基本的に同じ餌をずっと食べますが、なんかしらの理由で急に食べなくなってしまうこともあります。普段から数種類の餌を試しておいて食べなくなったら切り替えてみると拒食の予防になるでしょう。
なお、ヒョウモントカゲモドキの餌の頻度は幼体は毎日食べるだけ、成体は3、4日おきに週2~3回に食べるだけと言われています。ただ、高カロリーの餌は与えすぎると肥満などの原因となるので食べさせ過ぎないようにしましょう。
また、生餌でなくとも乾燥コオロギや缶詰のコオロギや冷凍ピンクマウス、ヒョウモントカゲモドキ用の練り餌もあります。ヒョウモントカゲモドキは基本的に同じ餌をずっと食べますが、なんかしらの理由で急に食べなくなってしまうこともあります。普段から数種類の餌を試しておいて食べなくなったら切り替えてみると拒食の予防になるでしょう。
なお、ヒョウモントカゲモドキの餌の頻度は幼体は毎日食べるだけ、成体は3、4日おきに週2~3回に食べるだけと言われています。ただ、高カロリーの餌は与えすぎると肥満などの原因となるので食べさせ過ぎないようにしましょう。
コオロギ
餌として一般的なコオロギですが、餌用コオロギには2種類あります。黒くて少し鈍いがフタホシコオロギ(略してフタホシ)、薄茶色で少し動きが早いものがヨーロッパイエコオロギ(略してイエコ)です。
与えるサイズはヒョウモントカゲモドキの頭の半分程度の大きさにしましょう。また、食いつきは生餌より悪くなる場合が多いですが乾燥コオロギや冷凍コオロギ(必ず常温に戻す)、缶詰のコオロギもあります。
コオロギは安価で栄養バランスが良いですが、クル病を予防にカルシウムとビタミンDを添加する必要があります。これには専用のサプリが販売されています。カルシウムは毎食、ビタミンDは週1~2回の頻度が良いでしょう。
与えるサイズはヒョウモントカゲモドキの頭の半分程度の大きさにしましょう。また、食いつきは生餌より悪くなる場合が多いですが乾燥コオロギや冷凍コオロギ(必ず常温に戻す)、缶詰のコオロギもあります。
コオロギは安価で栄養バランスが良いですが、クル病を予防にカルシウムとビタミンDを添加する必要があります。これには専用のサプリが販売されています。カルシウムは毎食、ビタミンDは週1~2回の頻度が良いでしょう。
ミルワーム
ミルワームはゴミムシダマシ科の幼虫のことです。うねうねと良く動くのでヒョウモントカゲモドキが食いつきやすい傾向があります。
栄養バランスは少々悪く、脂肪分は高め、たんぱく質とミネラル分はやや少ない傾向があります。カルシウムとリンの比率も悪いと言われているのでコオロギと同じようにカルシウム(毎食)、ビタミンD(週1~2回)の添加をしましょう。
ヒョウモントカゲモドキに与える方法はコオロギと同じですが、稀にミルワームがヒョウモントカゲモドキの腹を食い破って出てきてしまうことがあるのでミルワームの頭は潰すかカットしてからあげましょう。
栄養バランスは少々悪く、脂肪分は高め、たんぱく質とミネラル分はやや少ない傾向があります。カルシウムとリンの比率も悪いと言われているのでコオロギと同じようにカルシウム(毎食)、ビタミンD(週1~2回)の添加をしましょう。
ヒョウモントカゲモドキに与える方法はコオロギと同じですが、稀にミルワームがヒョウモントカゲモドキの腹を食い破って出てきてしまうことがあるのでミルワームの頭は潰すかカットしてからあげましょう。
ハニーワーム
ハニーワームはハチノスツヅリガの幼虫です。栄養価が高く柔らかいので嗜好性が高い餌です。脂肪分も高いのであげ過ぎるとヒョウモントカゲモドキの消化不良や肥満の原因になってしまうので注意しましょう。
また、ハニーワームばかり与えているとハニーワームしか食べなくなってしまうことがあります。その状態で拒食してしまうと他の餌も食べず危険な状態になってしまうこともあるので、ハニーワームは主食にしないほうが良いでしょう。
ハニーワームは拒食しているヒョウモントカゲモドキの食欲を取り戻すためや、産卵後に体力が著しく落ちてしまうメスのヒョウモントカゲモドキの回復のために与えるなど、用途を絞って使用しましょう。
また、ハニーワームばかり与えているとハニーワームしか食べなくなってしまうことがあります。その状態で拒食してしまうと他の餌も食べず危険な状態になってしまうこともあるので、ハニーワームは主食にしないほうが良いでしょう。
ハニーワームは拒食しているヒョウモントカゲモドキの食欲を取り戻すためや、産卵後に体力が著しく落ちてしまうメスのヒョウモントカゲモドキの回復のために与えるなど、用途を絞って使用しましょう。
シルクワーム
シルクワームは蚕の幼虫のことです。栄養価が高く消化にも良い餌ですが動きが鈍いのでヒョウモントカゲモドキが食いつきにくいことがあります。ただ、動きが鈍くヒョウモントカゲモドキを噛む心配がないのでエサ皿に入れっぱなしでも見失いにくく、ピンセットから餌を食べないデリケートな性格のヒョウモントカゲモドキには良いでしょう。
シルクワームの扱いにくい点は専用の人工餌がコオロギやミルワームなどと比べて高価だったり、環境変化に敏感だったりと飼育管理に気を遣うことでしょう。またシルクワームは蚕なのでもちろん桑の葉も食べますが、桑の葉を食べたシルクワームは人工餌を食べなくなることが多いようなので注意しましょう。
シルクワームの扱いにくい点は専用の人工餌がコオロギやミルワームなどと比べて高価だったり、環境変化に敏感だったりと飼育管理に気を遣うことでしょう。またシルクワームは蚕なのでもちろん桑の葉も食べますが、桑の葉を食べたシルクワームは人工餌を食べなくなることが多いようなので注意しましょう。
デビュア
デビュアとは、アルゼンチンフォレストコックローチというゴキブリの仲間です。ゴキブリの仲間というだけで生理的に無理な場合は適しませんが、雌の成虫と幼虫には羽がなく(雄の成体に羽はあるが滅多に飛ばない)、動きも鈍くて栄養価はコオロギ並みかそれ以上、噛みついたり鳴いたりしないというメリットはあります。
餌切れや水切れにも強いので管理しやすいですが、大きくなるとヒョウモントカゲモドキには大きすぎる場合もあるので大きくなり過ぎた個体は他の爬虫類に食べてもらうか繁殖用にしましょう。また、ヒョウモントカゲモドキによってはデビュアを好まない場合もあるので食べるか確認してから繁殖を検討するようにしましょう。
餌切れや水切れにも強いので管理しやすいですが、大きくなるとヒョウモントカゲモドキには大きすぎる場合もあるので大きくなり過ぎた個体は他の爬虫類に食べてもらうか繁殖用にしましょう。また、ヒョウモントカゲモドキによってはデビュアを好まない場合もあるので食べるか確認してから繁殖を検討するようにしましょう。
冷凍ピンクマウス
冷凍ピンクマウスとは、産まれたばかりのマウスの赤ちゃんを冷凍した餌です。ヒョウモントカゲモドキは基本的に昆虫食ですが冷凍ピンクマウスも食べます。飼育の必要がなく、食べる分だけ解凍できて栄養価にもすぐれている良い餌ですが、動かないので食いつきが悪いことがあります。
また、ハニーワームと同じくあげ過ぎると他の餌を食べないことや食べ過ぎによる肥満が生じることがあるので主食には向きません。
餌やり時はヒョウモントカゲモドキの顔の半分くらいのサイズを完全解凍してからあげましょう。解凍不足だとヒョウモントカゲモドキのお腹が冷え、消化不良や腸閉塞などの原因となってしまいます。
また、ハニーワームと同じくあげ過ぎると他の餌を食べないことや食べ過ぎによる肥満が生じることがあるので主食には向きません。
餌やり時はヒョウモントカゲモドキの顔の半分くらいのサイズを完全解凍してからあげましょう。解凍不足だとヒョウモントカゲモドキのお腹が冷え、消化不良や腸閉塞などの原因となってしまいます。
ヒョウモントカゲモドキ用の練り餌
コオロギやミールワームはどうしても苦手という場合は各メーカーから人工餌が販売されています。人工餌は動かないのでヒョウモントカゲモドキの注目を引くために工夫が必要ですが、食べてくれれば生餌の飼育の手間がないので大変便利です。
人工餌には粉末状のものに水を加えてペーストにするものや、ペースト状のものがチューブに入っているものなどがあり、ペットショップで人工餌で飼育されていたものは家で飼育しても人工餌に馴染みやすいでしょう。
しかし、人工餌をよく食べるヒョウモントカゲモドキでも急に拒食になる可能性はあります。その時は生餌を試さなければならないこともあるので、心に留めておきましょう。
人工餌には粉末状のものに水を加えてペーストにするものや、ペースト状のものがチューブに入っているものなどがあり、ペットショップで人工餌で飼育されていたものは家で飼育しても人工餌に馴染みやすいでしょう。
しかし、人工餌をよく食べるヒョウモントカゲモドキでも急に拒食になる可能性はあります。その時は生餌を試さなければならないこともあるので、心に留めておきましょう。
ヒョウモントカゲモドキの冬の管理は?
ヒョウモントカゲモドキの飼育温度は20~30度位で、比較的寒さにも暑さにも強いので他の爬虫類ほど温度管理に厳しくありません。
しかし、飼育環境によっては設備が必要です。冬でもエアコンなどで室温が安定している場合はパネルヒーターだけでも十分でしょう。パネルヒーターを設置する時は飼育ケースの底面全体ではなく3分の1程度にして温度の勾配を作りましょう。
パネルヒーターだけでは十分に暖まっていなかったり、ヒョウモントカゲモドキの食欲が落ちていたりするようなら暖突や保温球などの追加も検討してください。
また、冬は乾燥しやすいので湿度計をよく観察し、安定した湿度(40~60%)を保ってあげましょう。
しかし、飼育環境によっては設備が必要です。冬でもエアコンなどで室温が安定している場合はパネルヒーターだけでも十分でしょう。パネルヒーターを設置する時は飼育ケースの底面全体ではなく3分の1程度にして温度の勾配を作りましょう。
パネルヒーターだけでは十分に暖まっていなかったり、ヒョウモントカゲモドキの食欲が落ちていたりするようなら暖突や保温球などの追加も検討してください。
また、冬は乾燥しやすいので湿度計をよく観察し、安定した湿度(40~60%)を保ってあげましょう。
ヒョウモントカゲモドキの飼育温度・湿度は?
ヒョウモントカゲモドキを飼育するときには飼育ケージ内の温度・湿度を知ることが大切です。ヒョウモントカゲモドキの飼育温度は20~30度、湿度は40~60%が良いとされています。この範囲に入るように気を付けてあげましょう。
特に、低温すぎると変温動物のため自分の体温を維持できず、代謝が落ちて食欲不振などの体調不良の原因となってしまいます。また、湿度が低いとヒョウモントカゲモドキが脱皮するときに上手くいかず、脱皮不全を起こしてしまう可能性があります。脱皮不全になると上手く脱皮できなかった指先などが壊死してしまう危険があります。
特に、低温すぎると変温動物のため自分の体温を維持できず、代謝が落ちて食欲不振などの体調不良の原因となってしまいます。また、湿度が低いとヒョウモントカゲモドキが脱皮するときに上手くいかず、脱皮不全を起こしてしまう可能性があります。脱皮不全になると上手く脱皮できなかった指先などが壊死してしまう危険があります。
ヒョウモントカゲモドキの飼育に必要なもの
ヒョウモントカゲモドキの飼育に必要なのは飼育ケース、床材、温湿度計、シェルター、水入れ、パネルヒーターなどの冬用暖房器具、餌用ピンセット、餌、サプリメント、霧吹きなどです。
飼育ケース
飼育ケースはヒョウモントカゲモドキの体長の2倍は欲しいので40~50㎝はあった方が良いでしょう。ヒョウモントカゲモドキは壁に張り付くことはできないので高さはそれほど必要ではありません。虫などを飼育するプラスチックケースでも飼育できますが、プラスチックは暖房器具が直接設置できない(溶けてしまう)ことがあるので注意しましょう。
床材
床材には爬虫類用のサンド、ウッドチップ、キッチンペーパーやペットシーツなど色々な材質のものがあります。サンドやウッドチップは穴を掘る習性があるヒョウモントカゲモドキがストレス解消できる面がありますが、目に入る心配や個体によっては誤飲の心配もあります。誤飲してしまう時は床材を変えましょう。
キッチンペーパーやペットシーツは穴は掘れないですがヒョウモントカゲモドキの色が良く見え、床材が汚れたらすぐに変えることができるメリットがあります。ヒョウモントカゲモドキはトイレをする場所がだいたい決まっているのでサンドの床材でトイレスペースのみキッチンペーパーにするなど組み合わせて使用するのも良いでしょう。
キッチンペーパーやペットシーツは穴は掘れないですがヒョウモントカゲモドキの色が良く見え、床材が汚れたらすぐに変えることができるメリットがあります。ヒョウモントカゲモドキはトイレをする場所がだいたい決まっているのでサンドの床材でトイレスペースのみキッチンペーパーにするなど組み合わせて使用するのも良いでしょう。
温湿度計
ヒョウモントカゲモドキの飼育環境を判断するために必ず設置しましょう。表示にはデジタル・アナログのものがありますが、見やすくて温度と湿度の両方が表示されるものが良いでしょう。飼育ケースが広い場合は温度が高いところと低いに設置すると環境が解りやすくなります。
飼育ケースによってはヒョウモントカゲモドキが壁を登る足場にしてしまう場合もあるので、脱走しないように注意しましょう。
飼育ケースによってはヒョウモントカゲモドキが壁を登る足場にしてしまう場合もあるので、脱走しないように注意しましょう。
水入れ・シェルター
水入れはヒョウモントカゲモドキが水を飲むためだけでなく湿度を管理するためも大切です。あまり深いとヒョウモントカゲモドキがおぼれてしまう危険があるので浅いものにしましょう。
シェルターは色々な大きさがありますがヒョウモントカゲモドキが体全体を入れて避難できるものを選びましょう。また、軽く湿らせた水苔などをいれて湿度が高い状態を保つウェットシェルターはヒョウモントカゲモドキの脱皮を補助してくれます。ウェットシェルターはカビが生えたりしないように定期的に状態を確認しましょう。
シェルターは色々な大きさがありますがヒョウモントカゲモドキが体全体を入れて避難できるものを選びましょう。また、軽く湿らせた水苔などをいれて湿度が高い状態を保つウェットシェルターはヒョウモントカゲモドキの脱皮を補助してくれます。ウェットシェルターはカビが生えたりしないように定期的に状態を確認しましょう。
冬用暖房器具
先にも少し述べましたが、ヒョウモントカゲモドキの冬用暖房器具にはパネルヒーターや保温球、暖突などがあります。温度の勾配があるように設置するとヒョウモントカゲモドキが自分で好みの場所を選べます。火傷の危険があるので器具は飼育ケースの外側に設置するなどヒョウモントカゲモドキが直接触れないように配置します。
また、爬虫類サーモという自動で温度管理をしてくれる器具もあります。ヒョウモントカゲモドキは暑さ寒さに強いほうなのでなくても問題ない場合が多いですが、温度管理に自信がないときは導入すると安心でしょう。
また、爬虫類サーモという自動で温度管理をしてくれる器具もあります。ヒョウモントカゲモドキは暑さ寒さに強いほうなのでなくても問題ない場合が多いですが、温度管理に自信がないときは導入すると安心でしょう。
餌用ピンセット・霧吹き
ヒョウモントカゲモドキの餌やりはピンセットで餌をつまんで食べさせると餌を食べた量が解りやすいです。この時使用するピンセットはヒョウモントカゲモドキの口を傷つけないよう、柄が長く竹製などの爬虫類の餌やり専用のものが良いでしょう。
また、霧吹きは飼育ケージ内の湿度が低いときに壁やシェルターに水を噴霧して湿度を上げるために必要です。ヒョウモントカゲモドキに直接噴霧すると驚いてストレスになってしまう可能性があるので注意しましょう。
また、霧吹きは飼育ケージ内の湿度が低いときに壁やシェルターに水を噴霧して湿度を上げるために必要です。ヒョウモントカゲモドキに直接噴霧すると驚いてストレスになってしまう可能性があるので注意しましょう。
ヒョウモントカゲモドキの飼育ケースをレイアウトする
ヒョウモントカゲモドキの飼育ケースには、床材、温湿度計、シェルター、水入れ、パネルヒーターなどの暖房器具(寒い時期のみ)を最低限レイアウトしましょう。ヒョウモントカゲモドキは夜行性の爬虫類なので多くの爬虫類の飼育で必要な紫外線照射ライトは必要ありません。
レイアウトするときに温湿度計は床に置くのではなく飼育ケース内側の壁につけ、ケースが大きい場合は温度が高いところと低いところにつけると環境が把握しやすいです。
レイアウトするときに温湿度計は床に置くのではなく飼育ケース内側の壁につけ、ケースが大きい場合は温度が高いところと低いところにつけると環境が把握しやすいです。
ヒョウモントカゲモドキの飼育に必要な費用はどのくらい?
ヒョウモントカゲモドキを飼育するときの費用についてご説明します。まず、ヒョウモントカゲモドキの価格はその柄やサイズによって5000円~数万とかなり違います。はじめて育てる場合は幼体よりもある程度大きくなったものの方が飼いやすいでしょう。実際にペットショップで個体の状態や餌に何を食べているか確認して購入しましょう。
飼育ケース
飼育ケースは40~50㎝ほどのものを利用するとして、アクリルやガラス、プラスチックなどの材質により価格は大きくことなります。大まかには3000円~10000円程度かかります。
シェルター
シェルターはヒョウモントカゲモドキが隠れられれば良いので段ボールなどでも作れます。ウェットシェルターも小型タッパーに穴をあけて水苔を詰めれば数百円で製作も可能です。爬虫類専用のものだと500円~1000円程度かかります。
水入れ
水入れはヒョウモントカゲモドキがおぼれないサイズのものなら爬虫類用でなくても浅い小皿で代用できます。爬虫類用のものだと300~500円程度になります。
温湿度計
ケージが広いときには温湿度計を温度が低いところと高いところの2箇所に設置しましょう。キスゴムなどでケースの側面に貼り付けます。価格は1000~2000円ほどです。
床材
床材について、キッチンペーパーは4ロール数百円、ペットシーツは100枚2000円前後です。爬虫類用サンドは3㎏1000~2000円程かかります。
冬用暖房器具
冬場の温度管理に必要なパネルヒーターは爬虫類用のものを購入しましょう。パネルヒーターは3000円前後であります。また、保温球は1000~2000円、保温球スタンドに2000円前後、暖突は6000円前後、温度管理を自動で行う爬虫類サーモを付ける場合は5000円前後かかります。
餌用ピンセット・霧吹き・餌・サプリメント
餌用ピンセットに300~1000円、湿度を高めるための霧吹きに100円、餌としてコオロギを使用するなら1匹約20円、カルシウムやビタミンDのサプリメントに1瓶500~1000円かかります。
ヒョウモントカゲモドキの飼育セット・キット
ヒョウモントカゲモドキの飼育に必要なものの費用について紹介しましたが、かなり価格の幅があり、種類も多いのでどうしたら良いか迷ってしまうこともあるでしょう。そんな時はヒョウモントカゲモドキも販売しているペットショップで飼育セット・キットがおいてあるところがあるので、それをベースに考えるとわかり易いでしょう。
また飼育セット・キットがなくてもペットショップではそこで販売しているヒョウモントカゲモドキに使用している商品も販売してあるはずなので、店員さんに相談してみましょう。特に餌はペットショップで与えているものをまずは与えた方が食いつきが良いでしょう。
また飼育セット・キットがなくてもペットショップではそこで販売しているヒョウモントカゲモドキに使用している商品も販売してあるはずなので、店員さんに相談してみましょう。特に餌はペットショップで与えているものをまずは与えた方が食いつきが良いでしょう。
ヒョウモントカゲモドキの飼育で初心者が気を付けたいこと
ヒョウモントカゲモドキの飼育で初心者が気を付けたいことは幾つかあります。それはハンドリングについてや餌やり、脱皮についてです。
また、爬虫類であるヒョウモントカゲモドキは体調不良が分かり難いことがあります。飼育する際には診てもらえる病院が近くにあるのかは念のため確認しておき、何かあったら相談に行きましょう。
また、爬虫類であるヒョウモントカゲモドキは体調不良が分かり難いことがあります。飼育する際には診てもらえる病院が近くにあるのかは念のため確認しておき、何かあったら相談に行きましょう。
ハンドリング
ヒョウモントカゲモドキは動きがゆっくりでハンドリングという手などに乗せることができるのが魅力ですが、家に帰ってすぐにヒョウモントカゲモドキを長時間ハンドリングするのは避けましょう。
ただでさえ移動という大きなストレスがかかっているので体に傷などないか確認したらしばらくそっとしてあげましょう。
ただでさえ移動という大きなストレスがかかっているので体に傷などないか確認したらしばらくそっとしてあげましょう。
餌やり
家に来た直後は警戒して餌を食べないこともありますが、しっぽが十分に太ければすぐに餌を食べなくてもそれほど気にすることはありません。動かないからといってシェルターを持ち上げてまで確認するのも避けましょう。
脱皮
ヒョウモントカゲモドキは個体にもよりますが数週間に一度ほどの間隔で脱皮をします。脱皮は短時間で終わるため気が付かないうちに脱皮していることもありますが、全身が白っぽくなってきたら脱皮が始まるサインなので脱皮しやすいように湿度を高めにしてあげましょう。
もし、白っぽい皮が体についていたり、指先が上手く脱皮できていない時は温浴(30度くらいのぬるま湯に数分)させて皮を柔らかくし、綿棒などで剥くのを補助してあげましょう。ピンセットや指先で引っ張ろうとすると傷つけてしまう可能性があるので注意しましょう。
もし、白っぽい皮が体についていたり、指先が上手く脱皮できていない時は温浴(30度くらいのぬるま湯に数分)させて皮を柔らかくし、綿棒などで剥くのを補助してあげましょう。ピンセットや指先で引っ張ろうとすると傷つけてしまう可能性があるので注意しましょう。
ヒョウモントカゲモドキと暮らしてみよう!
ここまで、ヒョウモントカゲモドキについて餌や飼育に必要なものと費用、初心者の注意点について紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
ヒョウモントカゲモドキは多彩なカラーと愛くるしい表情で癒しを与えてくれます。しっかりと準備して飼育すれば育てやすい爬虫類なので、ぜひ家でヒョウモントカゲモドキと触れ合いましょう。
ヒョウモントカゲモドキは多彩なカラーと愛くるしい表情で癒しを与えてくれます。しっかりと準備して飼育すれば育てやすい爬虫類なので、ぜひ家でヒョウモントカゲモドキと触れ合いましょう。