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アオダイショウの飼育は初心者に|飼育する際の注意点も紹介

更新日:2023年12月30日

アオダイショウは日本人にとって最も身近な蛇であり、日本の気候に適応しているため初心者にもできる種類です。その大きさ故の対策さえきちんと行えば、10年以上にわたって飼い主と共に暮らしてくれるパートナーとなってくれます。

アオダイショウの飼育は初心者に|飼育する際の注意点も紹介

アオダイショウの特徴

日本にいる蛇の種類はおよそ40種類程と言われていますが、今回紹介するアオダイショウは日本人にとって最も身近な蛇の内の一種です。

生息域は沖縄以外の日本全土であり、森林部だけでなく都市部でも見られることがあります。そのため「人と共に暮らす蛇」と呼ばれるほど人との距離が近い蛇です。

アオダイショウの体色は基本的には黄褐色や緑色と表されることが多いですが、その個体差は大きいです。

脱皮前の個体は体色が濃くなることが多く、反対に脱皮直後の個体は「青大将」の名前のとおり青みがかかった体色に変化します。また、北海道などの寒い地方に生息する個体も青色が強い傾向にあります。

模様の特徴として「背中に四本の黒褐色の縦縞がある」がよく挙げられますが、この模様が無い個体も多く存在します。

大きさ

アオダイショウは日本の蛇であり、その大きさはおよそ1mから2mです。しかし全長2mを超える個体も野生・飼育を問わずよく見られます。

全長の平均はオスの方が大きいですが、2mを超えるような大型の個体ではメスの方が多くなる傾向にあります。

この大きさと聞くと少し身構えてしまいがちですが、基本的には温厚な性格のため危険はまずありません。

寿命

アオダイショウの寿命は飼育下では10年から20年程と言われています。大型の蛇の中では平均的な寿命です。

また、日本の天然記念物に指定されている「岩国のシロヘビ」の中には30年近く生きた個体もいたとされ、きちんとした飼育を行えば非常に長い付き合いのパートナーになることができるペットです。

なお野生下での寿命はまだ正確には把握されていません。

アオダイショウ飼育の必要性

今回なぜアオダイショウの飼育をするのかというと、アオダイショウが特に日本人にとって非常に身近な蛇だからです。

古来より「人と共に暮らす蛇」として日本人の傍にいたアオダイショウは、様々な理由で「共に暮らしやすい」のです。

アオダイショウ飼育の必要性1:伝統的でなじみがあるスネーク

「人と共に暮らす蛇」という称号は伊達ではありません。森林地帯だけでなく市街地でもよく見られるアオダイショウは日本人にとって昔から身近な蛇でした。

餌であるネズミを食べるために家屋に侵入したアオダイショウは、そのまま害獣駆除のために飼育されることも多く、家の守り神のような存在として扱われてきました。

また、白化個体(アルビノ)のアオダイショウは神の遣いとされ、特に蛇信仰の盛んな山口県岩国市では白化個体を優先的に保護した結果、白化が自然に遺伝する環境にまでなっています。

アオダイショウ飼育の必要性2:価格が非常に安い

アオダイショウの流通価格は5000円前後といったところです。日本国内の蛇とはいえ、蛇の価格としては非常に安い部類に入ります。

これほどまでに安い理由ですが、日本固有種であるために日本の気候に完全に適応しており、業者による飼育や繁殖が容易であることと、そもそも野生個体を捕獲して流通させているパターンが多いことが挙げられます。

捕獲された個体の場合はまだ人に慣れていない可能性もあるので、購入時にはきちんと確認しましょう。

アオダイショウ飼育の必要性3:数十年以上の長寿命

アオダイショウの寿命は飼育下では10年を優に超えます。平均では10年から20年といったところですが、20年以上生きた個体も確認されています。

一般に大型の蛇は寿命も長い傾向にあるため本来特筆すべき点ではないのですが、アオダイショウは特別な手間をかけなくても長寿命になる個体が多いことこそが特長と言えます。

現代社会において、一人暮らしの社会人などはペットにかける時間を取ることが難しいです。しかしアオダイショウはただ普通に生活しているだけで長い時間共に暮らすパートナーとなってくれます。

アオダイショウ飼育の注意点

次のページ:アオダイショウの飼育方法

初回公開日:2019年08月15日

記載されている内容は2019年08月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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