うさぎは寂しいと死ぬって本当?あながちウソと言えない理由も
初回公開日:2019年08月07日
更新日:2020年09月25日
記載されている内容は2019年08月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

うさぎはさみしく感じるものなのか
「うさぎはさみしいとしぬ」とか「うさぎは寂しがりや」と言われていることがありますが、これは本当なのでしょうか。寂しがるなら1人暮らしで飼うことをためらう場合もあるでしょう。
今回の記事ではウサギについて本当に寂しがり屋なのか、さみしいとは感じているのか、寂しいときにどのような行動をとることがあるのかを紹介いたします。
今回の記事ではウサギについて本当に寂しがり屋なのか、さみしいとは感じているのか、寂しいときにどのような行動をとることがあるのかを紹介いたします。
うさぎは寂しいと死んじゃうという雑学がある
そもそもうさぎは寂しいと死んでしまう、というのは雑学で有名になってしまったもので、しかも現在ではそのような事実はないということで否定されています。
雑学では正しい情報もありますが、ときに誤った情報も流れてしまうことがあります。このうさぎがさみしがりや、といった話もそうして広く知れ渡ってしまった誤情報なのでしょう。
獣医さんであったとしても、うさぎが寂しいとは判断できないでしょうし、言葉をもたないウサギの感情を理解するのは実際には難しいです。
雑学では正しい情報もありますが、ときに誤った情報も流れてしまうことがあります。このうさぎがさみしがりや、といった話もそうして広く知れ渡ってしまった誤情報なのでしょう。
獣医さんであったとしても、うさぎが寂しいとは判断できないでしょうし、言葉をもたないウサギの感情を理解するのは実際には難しいです。
うさぎは寂しいと死んじゃうというのはウソ
ここまで解説してきたように、実際にうさぎは寂しいと死んでしまう、ということはないと言えるでしょう。うさぎが寂しいと感じているというよりも、人間がうさぎにそのようなイメージを持っています。
それではなぜ、そのような誤解が生まれてしまったのでしょうか。日本で雑学が誕生してしまった理由について、見ていきましょう。
それではなぜ、そのような誤解が生まれてしまったのでしょうか。日本で雑学が誕生してしまった理由について、見ていきましょう。
本来は野生の動物のうさぎが寂くて死ぬことはない
うさぎが寂しいと死んでしまうというのでは極度の寂しがり屋になってしまいますが、本来うさぎは野生で生きているので、1羽になったからといってさみしいということはないでしょう。
本来のうさぎの生態からいえば、たとえ1羽になってしまったからと死んでしまっては、自然界の中でどんどん数を減らしていってしまうことになります。
ただ野生ではうさぎは常に捕食される側であるため、常に周囲に気にかけている臆病な性質をしています。
本来のうさぎの生態からいえば、たとえ1羽になってしまったからと死んでしまっては、自然界の中でどんどん数を減らしていってしまうことになります。
ただ野生ではうさぎは常に捕食される側であるため、常に周囲に気にかけている臆病な性質をしています。
「うさぎは寂しいと死んじゃうんだから」はドラマのセリフ
どうしてうさぎは寂しいと死んでしまう、と言われるようになったかというと有名なドラマのセリフ「ウサギは寂しいと死んじゃうんだから」というセリフが広まったことが理由と言われています。
このドラマは1993年に放送された「ひとつ屋根の下」で、寂しがりやな女性の性格を表すために用意されたセリフでしょう。
またこのセリフに似てる作品として、「さみしいうさぎ」という本があります。こちらに登場する女性もまた、寂しがりやの女性となっています。
このドラマは1993年に放送された「ひとつ屋根の下」で、寂しがりやな女性の性格を表すために用意されたセリフでしょう。
またこのセリフに似てる作品として、「さみしいうさぎ」という本があります。こちらに登場する女性もまた、寂しがりやの女性となっています。
うさぎが寂しいと死ぬと誤解された由来
うさぎが寂しいと誤解されてしまった理由の中には、12時間以上の絶食で胃腸の動きが停滞してしまう、具合が悪くてもそんな素振りを見せないなどのうさぎの生態が由来となっているものがあります。
実際にうさぎが寂しいと感じている訳ではないのでしょうが、人間から見ると寂しいように見えてしまう、ということが原因とも言えるでしょう。
実際にうさぎが寂しいと感じている訳ではないのでしょうが、人間から見ると寂しいように見えてしまう、ということが原因とも言えるでしょう。
12時間以上の絶食をすると胃腸の動きが停滞
うさぎは12時間以上の絶食をすると胃腸の動きが停滞してしまうことがあります。
うさぎは頻繁に食事をして胃腸を動かしている生き物なので、長時間お留守番させる際は、時間に応じたエサを準備するようにしましょう!
うさぎは頻繁に食事をして胃腸を動かしている生き物なので、長時間お留守番させる際は、時間に応じたエサを準備するようにしましょう!
うさぎには病気をしていても平静を装う習性
うさぎはたとえ体調が悪くても平静を装うため、飼い主が異常に気付けないことがあります。
自然界では弱っているとすぐに狙われてしまうため、うさぎには最期を悟らせないようにする習性があります。
自然界では弱っているとすぐに狙われてしまうため、うさぎには最期を悟らせないようにする習性があります。
うさぎが寂しい時に取る行動
うさぎは寂しがり屋という訳ではありませんが、ペットとして飼い主に構って欲しいと考えているとき、相手をしてもらえなくて寂しいということはあるでしょう。
そんな、寂しいときや不満を感じているときにうさぎがよくとる行動を紹介します。ここで紹介する3つの行動をとっていたときは、うさぎの相手をしてあげるようにするとよいでしょう。
そんな、寂しいときや不満を感じているときにうさぎがよくとる行動を紹介します。ここで紹介する3つの行動をとっていたときは、うさぎの相手をしてあげるようにするとよいでしょう。
うさぎが寂しい時に取る行動1:スタッピング
うさぎが寂しい・不満を感じているときにやりがちな行動の1つが「スタッピング」と呼ばれるもので、簡単に説明すると足をダンダンと踏み鳴らすといった行動です。
うさぎを飼っていて、ダンッと大きな音がしたときは注意しましょう。うさぎは構ってほしいと要求しているか、寂しく感じているか、何かしら不満があることを表しています。
何匹かで多頭飼いをしている場合は、喧嘩をしている可能性もあります。様子を見てあげましょう。
うさぎを飼っていて、ダンッと大きな音がしたときは注意しましょう。うさぎは構ってほしいと要求しているか、寂しく感じているか、何かしら不満があることを表しています。
何匹かで多頭飼いをしている場合は、喧嘩をしている可能性もあります。様子を見てあげましょう。
うさぎが寂しい時に取る行動2:鼻を鳴らす
うさぎがプウプウといった鼻を鳴らすことがありますが、この行動は飼い主に甘えたい、寂しいという感情のときにとりがちな行動です。
鼻を鳴らしながら飼い主のそばに寄ってきたりしたときは、かなり寂しいがっていたり、遊んでほしいと考えているときです。うさぎの機嫌も悪くはないので、できるだけ一緒に遊んであげましょう。
もし相手をしないでいると、怒りだして物をひっぱり出したり、ひっくり返すというような行動をとることがあります。
鼻を鳴らしながら飼い主のそばに寄ってきたりしたときは、かなり寂しいがっていたり、遊んでほしいと考えているときです。うさぎの機嫌も悪くはないので、できるだけ一緒に遊んであげましょう。
もし相手をしないでいると、怒りだして物をひっぱり出したり、ひっくり返すというような行動をとることがあります。
うさぎが寂しい時に取る行動3:物を普段よりかじる
うさぎが寂しい時にとる行動として、ケージや周囲にある物を普段よりよくかじるという行動をとることがあります。
これは、そういった行動をとっていると飼い主が飛んできて相手をしてくれる、とうさぎが考えている可能性が高いです。実際に、慌ててやめさせたりした飼い主の方も多いでしょう。
かじり木など噛んでよいものならよいのですが、ケージなどを噛む場合は噛んでも飼い主は来ないよ、ということをうさぎに教えてかじらせないようにした方がよい場合があります。
これは、そういった行動をとっていると飼い主が飛んできて相手をしてくれる、とうさぎが考えている可能性が高いです。実際に、慌ててやめさせたりした飼い主の方も多いでしょう。
かじり木など噛んでよいものならよいのですが、ケージなどを噛む場合は噛んでも飼い主は来ないよ、ということをうさぎに教えてかじらせないようにした方がよい場合があります。
うさぎのストレスを解消する方法
うさぎの特徴として非常にストレスを貯めやすいという特徴がありますので、うさぎのストレスを適切に発散させてあげることが飼う上では重要となってきます。
うさぎは寂しいと死ぬということはありませんが、非常に憶病でデリケートです。これは野生では草食動物として捕食される小動物によくある特徴ですが、その分ストレスには弱いです。
うさぎは寂しいと死ぬということはありませんが、非常に憶病でデリケートです。これは野生では草食動物として捕食される小動物によくある特徴ですが、その分ストレスには弱いです。
うさぎのストレスを解消する方法1:コミュニケーションを取る
うさぎのストレスを解消する方法として効果的な方法の1つが、家にいる間はうさぎの様子にあわせてなるべくコミュニケーションを取るようにすることです。
うさぎを飼ったばかりで慣れていないというときは、1週間くらいの間はケージを覆って1羽にしてあげ、リラックスできる環境であることを教えます。コミュニケーションをとるのは、それからです。
うさぎの名前を呼んであげたり、そばに寄ってくるようになったらなでてコミュニケーションを取りましょう。
うさぎを飼ったばかりで慣れていないというときは、1週間くらいの間はケージを覆って1羽にしてあげ、リラックスできる環境であることを教えます。コミュニケーションをとるのは、それからです。
うさぎの名前を呼んであげたり、そばに寄ってくるようになったらなでてコミュニケーションを取りましょう。
うさぎのストレスを解消する方法2:かじり木をあげる
うさぎは元々かじる習性があるため、かじりやすいものを見つけるとかじりますが、そんなときのためにかじってもよいかじり木を用意してあげましょう。
かじり木を噛むことでストレスを解消することができ、かじってはいけないものをかじる、という行動が減ることに繋がります。
ケージの中でウサギがいつでもかじりたい欲求を発散できるよう、かじり木を用意しましょう。色んなタイプがありますし、うさぎの年齢に合わせた素材のかじり木を選ぶことが重要です。
かじり木を噛むことでストレスを解消することができ、かじってはいけないものをかじる、という行動が減ることに繋がります。
ケージの中でウサギがいつでもかじりたい欲求を発散できるよう、かじり木を用意しましょう。色んなタイプがありますし、うさぎの年齢に合わせた素材のかじり木を選ぶことが重要です。
うさぎのストレスを解消する方法3:お散歩させてあげる
うさぎは臆病ですが好奇心旺盛な面があるため、お散歩させることでストレスを解消させることができます。家の外に出して散歩させることもできますし、それが難しければ部屋の中で散歩させてもよいでしょう。
外に連れ出して散歩させる場合は、ハーネスをつけて行います。家の外はうさぎのとって危険なことが多いので、目を離さないようにして散歩させます。
部屋の中ではフローリングにマットを敷く、畳みなどつるつるしない床の上で散歩させます。なんでもかじる可能性があるので目が離せませんが、柵を使うこともできます。
外に連れ出して散歩させる場合は、ハーネスをつけて行います。家の外はうさぎのとって危険なことが多いので、目を離さないようにして散歩させます。
部屋の中ではフローリングにマットを敷く、畳みなどつるつるしない床の上で散歩させます。なんでもかじる可能性があるので目が離せませんが、柵を使うこともできます。
うさぎが寂しくて死ぬことはないが放置は禁物
うさぎは寂しいと死んでしまうというイメージがありますが、実際にはそのようなことはないので、1人暮らしでもうさぎを飼うことはできます。寂しいからと死ぬことはありません。
しかし、12時間以上絶食させると弱ってしまったり、具合が悪くてもそんな素振りを見せないので放置しておくことは禁物です。ストレスにも弱いので、できるだけ散歩をさせる必要もあります。
うさぎを飼うには多少の手間はかかりますが、とてもかわいらしく懐くペットなので注意事項に気をつけて飼いましょう。
しかし、12時間以上絶食させると弱ってしまったり、具合が悪くてもそんな素振りを見せないので放置しておくことは禁物です。ストレスにも弱いので、できるだけ散歩をさせる必要もあります。
うさぎを飼うには多少の手間はかかりますが、とてもかわいらしく懐くペットなので注意事項に気をつけて飼いましょう。