うさぎのトイレのしつけ方とは？｜状況別のしつけの方法3選

犬や猫はトイレを覚えられるけど、うさぎは覚えられないのではと考えている方も多いのではないでしょうか。実はうさぎはトイレを覚えられる頭のいい動物です。しかし犬や猫と同様にトイレのしつけ方法を飼い主が正しく把握していないと、覚えさせる事はできません。

トイレを覚えてもらうことで掃除が楽になるだけでなく、ケージ内外がひどく汚れることもなくなるので飼い主もうさぎもストレスを抱えることなく良い関係を保つことができます。

この記事ではこれからうさぎを飼う方のために、うさぎのしつけ方やしつけに必要なアイテム、うさぎのトイレのしつけを失敗してしまったときの対処法をご紹介しています。

まず知っておきたいことは、うさぎがどういうタイミングや理由でウンチやおしっこをするのかということです。そのタイミングがわかればそれにあわせて飼い主も対策を施すことができます。

対策としてはウンチの場合とおしっこの場合の二つに分けて考える必要があります。この項目ではそれぞれに応じた対策方法と必要なアイテムに関してご紹介しています。

うさぎはウンチを我慢することができません。トイレに到着するまでに間に合わず、道中にポロポロ落としてしまうことが度々あります。ただしうさぎのウンチは小さい粒状で乾燥していますので、下痢など体調不良時以外は処理に手間がかかることはありません。

うさぎは縄張りをアピールするときに排泄物を残します。また興奮したときや一緒に遊びたいときにトイレ以外の場所でウンチをしてしまうと考えられています。

うさぎのウンチは小さい粒状で乾燥していますから、ほうきがあれば簡単にまとめて捨てることができます。100円ショップにも売っている手軽なアイテムですので、うさぎを飼う上で必須アイテムといえるでしょう。

ウンチの他にも食べ残しや敷き藁の取替えなど、その用途は多岐にわたりますのでとても便利です。うさぎが誤って食べてしまわないように、プラスチック系のほうきは避けるのが無難でしょう。

ほうきよりもさらに利便性が高いのが掃除機です。小型の掃除機が1台あれば、散乱したウンチを一気に吸い上げて片付けることができます。

ただしほうきに比べて価格が高めであることと、ただウンチの場所を移動したいだけのときにほうきよりも利便性が落ちてしまう点から購入するかどうかは飼い主の好みが分かれるところです。大きい音でうさぎを怖がらせてしまう可能性もあるので注意が必要です。

ウンチに比べると匂いが強めで液体であるためシミになりやすく、後処理が少々厄介なのがうさぎのおしっこです。

ウンチと同じくおしっこをトイレ以外の場所でする理由として縄張りのアピールが考えられます。特に去勢をしていない雄うさぎはおしっこによって縄張りを主張する習性があるため注意が必要です。

うさぎは匂いを頼りにトイレを認識し覚えます。おしっこは特に匂いが強いので、拭き取ったティッシュなどをトイレに置いておくことでトイレを覚えさせることができます。

おしっこの匂いが強くする場所を「トイレ」として認識して欲しいので、それ以外の場所でおしっこの匂いがしないように消臭スプレーで匂いを消してしまうと効果的です。

他にもお昼寝中におねしょしてしまった、部屋を散歩中におもらししてしまったなど不測の事態にも対処できます。おしっこは匂いが強く対処が難しいので1本は欲しいアイテムです。

トイレにうさぎを連れて行き、トイレでウンチやおしっこができたときにお尻を優しくなでてあげるとここはトイレなんだと分かってくれることが多いです。

大好きなおやつをトイレの後に与えるのも非常に有効です。「トイレでウンチやおしっこをするとおやつがもらえる」と学習してくれるので、積極的に褒めてあげましょう。