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ペットのイタチとフェレットの違い・値段・飼うのは禁止か

初回公開日:2017年11月06日

更新日:2020年08月08日

記載されている内容は2017年11月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

愛らしい見た目からペットとしてが高まっているのがフェレットです。ところでイタチとフェレットは何が違うのかご存知でしょうか。この記事ではそうした種類の違いの他に、野生のものを飼って良いのかや実際に飼い方などをご紹介いたします。

ペットのイタチとフェレットの違い・値段・飼うのは禁止か

イタチはペットとしても!

日本に持ち込まれ、徐々に飼う人が増えている動物がペット用のイタチです。つぶらな瞳にぬいぐるみのような愛くるしい顔立ち、そして好奇心旺盛に遊びまわる姿に心を奪われる人が続出しています。

しかし、イタチの中には飼ってはいけない種類もいるため注意が必要です。もちろんペットにできる種類もいるため、どこで買えるか、どう世話をしたら良いのかについてこの記事でご紹介していきます。ぜひ参考にしてみて下さい。

イタチとフェレットは何が違う?

イタチとよく似た動物としてフェレットがいます。分類上はどちらも食肉目イタチ科イタチ属の哺乳類です。では何が違うのかというと、起源となる種類と、ペットとして飼われてきたかどうかが異なります。

日本で一般的に「イタチ」と呼ばれているものは主に「ニホンイタチ」を指します。ニホンイタチは日本固有の野生動物です。

一方、「フェレット」は「ヨーロッパケナガイタチ」、あるいは「ステップケナガイタチ」がペット用に品種改良された種類になります。ヨーロッパケナガイタチが飼育されていた歴史は長く、約3000年前から飼育されていたという説もあるほどです。

野生のイタチはペットにしても良い?

日本にもイタチは生息しており、時折人間の生活圏に出没してくることがあります。しかし、野生のイタチを個人が勝手に捕まえることはできません。日本において野生の鳥類と哺乳類は「鳥獣保護法」によって守られています。

例外的に、狩猟免許を持っていればイタチのオスを捕獲、飼育することは可能です。ただし、野生のイタチはペットにしたとしてもまず人には懐きませんし、免許が必要な点も踏まえると、野生のイタチをペットとして飼うことは現実的ではないと考えてください。

イタチはペットにできないの?

それでもイタチを飼いたい、という方にはフェレットをします。イタチとフェレットの違いでも説明したように、フェレットはペット用に品種改良を重ねられたイタチの仲間です。最近ではフェレットを扱うペットショップも増えてきており、一般の店で売られているようなフェレットであれば飼育しても問題はありません。

フェレットの鳴き声は犬や猫に比べて小さいです。そのため集合住宅でも騒音問題を気にせずに飼いやすいという利点があります。また、一日に20時間も睡眠を取るため、家にいる時にしっかり遊んであげれば留守がちでも大丈夫です。

イタチはなついてくれるもの?

ニホンイタチと違ってフェレットはペット化されてきたイタチであるため、人になつきます。もちろん個体差はありますし、なつくまでに時間がかかるケースも多いです。しかし、あきらめずに接していればいずれはなついてくれます。なついてもらうためのコツも後程ご紹介するので、参考にしてみて下さい。

なお、フェレットはマイペースで自由奔放な動物です。しつければ簡単な芸を覚えることもありますが、基本的には猫のように気ままに遊ぶ動物だと認識してください。トイレなどに必要なしつけはしっかりと覚えてくれるので大丈夫です。

どこで買って来たら良い?

フェレットを飼うと決めたらまず気になるのが入手経路です。そこでフェレットを買える場所をご紹介します。

定番はペットショップ!

フェレットを買うにあたって一番確実で簡単な方法はペットショップを利用することです。犬猫に比べるとまだマイナーですが、フェレットを扱うペットショップは各地に存在しています。フェレット単独や小動物を専門で扱っている店も多くあるため、飼い方に不安がある場合には店員に相談してみると良いでしょう。

ペットショップにいるフェレットの大半は去勢や避妊の手術を済ませてあります。去勢や避妊をすることで発情期になっても気性が荒くなりにくく、良い同居人として共に暮らしやすくなります。

ブリーダーから直接購入することも

ペットショップの場合に比べると流通量は限られますが、ブリーダーから直接購入するルートも存在します。調べてみてから直接やり取りができる場所にブリーダーがいる場合には連絡を取ってみても良いでしょう。

ブリーダーから購入する場合には去勢や避妊の手術などを済ませてあるか、事前に確認することをします。自前でそうした手術を受けさせようとすると大体4~6万円はかかるため、そのつもりで予算を考える必要があります。

お値段はどのくらい?

ペットを飼う上で気になる方も多いのが金額でしょう。ペットショップで売られているフェレットの値段はおおよそ2~13万円程度です。

どうして値段がばらつくの?

値段にばらつきがある理由は、「ファーム」の価格設定の違いと、毛色によってが変わるためです。日本のペットショップで販売されているイタチの多くは海外の繁殖場、通称「ファーム」で生まれたものを輸入しています。そのファームによって価格の設定が異なるため、安いものから高価なものまで幅広く分布しています。

また、犬や猫と同じように珍しい毛色をしたイタチは貴重なだけに値段も高くなります。特に全身が真っ白な個体は高価です。一目で心惹かれる外見であればそれだけ需要が高く、高額になりやすいのはペット業界もビジネスである以上は仕方がありません。

安い=悪いではない!

上述のとおり、値段のばらつきはファームの価格設定と毛の色に由来しています。決して安いイタチの品質が悪いわけではありません。手頃な価格で初心者に扱いやすい個体も十分にいます。ペットはまず飼い主がペットに愛情を注げるかどうかから始まります。予算と相談しながら気に入った子を迎えてあげて下さい。

安すぎるイタチには要注意!

「安い個体でも大丈夫」とはお伝えしましたが、1点だけ注意しておきたいことがあります。他と比べてあまりにも安いイタチがいた場合、それらは去勢や避妊の手術を受けていない可能性が高いということです。

このような手術を受けていないタイプは「ノーマルフェレット」と呼ばれています。「人間の都合で去勢・避妊を行うのはかわいそうだ」と言う方も中にはいますが、ペットとして共に暮らすのであればそれらの手術は行っておくことをします。

初心者に品種は?

日本で流通しているフェレットにもいくつか種類があります。種類ごとに外見や性格、飼いやすさも異なります。そこで初心者に品種をいくつかご紹介します。

一番飼いやすいのはマーシャルフェレット

大人しい個体が多く、初心者でも飼いやすいのがマーシャルフェレットです。ただし値段は約4~5万円と全体的にやや高額になりやすく、白い個体では10万円を超えることもあります。

パスバレーフェレットも

もう少し安価な個体で探したい場合にはパスバレーフェレットもです。こちらも比較的大人しく、病気にかかりにくい個体が多くなっています。予算は3~5万円程度で、安ければ2万円程度で買えることもあります。

フェレットの飼い方は?

ペットとして飼われているイタチの寿命は平均で6~11年程度です。それを長いと感じるか短いと感じるかは人それぞれですが、お互い楽しく暮らせるように、飼い方には気を付けてあげましょう。

用意しておくものは?

フェレットをお迎えする前か、お迎えする際に用意しておきたいものは以下のとおりです。

ケージ

思った以上に狭い隙間もすり抜けることができるため、網目の細かいフェレット専用のケージがです。ケージは幅60cm×奥行60cm×高さ40cm以上あるものを用意しましょう。

寝床

イタチ用の寝床はハンモックが一般的です。床置きタイプのものでも構いません。

フード

お迎えしてしばらくはペットショップで食べていたフードと同じものを用意してください。ペットも急に新しい環境に来れば緊張します。食事だけでも馴染んだものをあげて安心させてあげましょう。

フード入れと水入れ

フード入れは、ある程度重さがある床置きタイプを選ぶとひっくり返しにくくて安心です。ケージに取り付けるタイプのものであれば、簡単に取り外すことができないものを選ぶのが無難です。

水入れにはフェレット専用の給水ボトルを用意しましょう。ただし、中にはボトルからは飲まないタイプもいるため、そうした場合には簡単にひっくり返らない重さと深さがあるお皿を水入れに使います。

フェレットは遊ぶのが大好きな動物です。お皿を使用する場合、そのまま水遊びを始めることもあるため、水入れの下にビニールシートなどを敷くと後片付けがスムーズになります。

トイレとトイレ砂

三角形か四角形のフェレット専用トイレを用意しましょう。フェレットは隅っこにトイレをする習性があるため、トイレも隅に置いてあげます。フェレットはきれい好きな動物であるため、なるべく1日2回、朝と夕方にトイレを掃除しましょう。

トイレ砂はフェレット専用の他、猫用のものでも代用できます。トイレ砂を誤飲する事故がしばしば発生するため、飲み込んでも大丈夫なタイプを選ぶと安心です。

キャリーバッグ

お迎えに行く時の他、動物病院に連れて行く際にも使います。特に病院は急に連れていかなければならなくなる可能性もあるため、いつでも連れ出せるように準備しておきましょう。

フードはフェレット用を選ぼう!

フードにはフェレット専用のものを選びましょう。一般的に、たんぱく質約36%以上、脂肪約18%以上、繊維約3%以下のフードが良いとされています。個体による好みもありますが、広くウケが良く全年齢に対応しているシェパード&グリーンのアダルトフォーミュラ、あるいはトータリーのコンプリートフォーミュラから試してみるのがです。

しつけをしよう!

フェレットと仲良く、お互い気持ち良く生活するためにもしつけは大切です。トイレを覚えさせたり噛み癖を直したりするなど、しつけはしっかり行っていきましょう。

名前を覚えさせよう

名前を覚えさせるコツは「同じイントネーションで呼ぶこと」や「フェレットにとってうれしいこととセットにさせること」です。フードをあげる際やケージを出してあげる際などにこまめに名前を呼びましょう。同じイントネーションで名前を呼び続けることで、その音を覚えてくれます。

トイレを覚えさせよう

フェレットは同じ場所にトイレをする習性があるため、一度覚えさせれば後は自分からそこでトイレを済ませます。覚えるまではしつけを続けましょう。

トイレは隅に設置します。もし他の場所で粗相をした場合には臭いが残らないようにきれいに掃除をし、フンを本来のトイレに置くことで臭いをつけて誘導します。これを繰り返すことでトイレの場所を覚えてくれます。

どうしても覚えない場合には、トイレの場所がフェレットの好みと合っていない可能性があります。部屋の四隅全てにトイレを設置し、用を済ませたトイレがあれば他のトイレを全て撤去して以降はそこをトイレの場所としましょう。

噛み癖を直そう

特に子どもの内はよく噛むフェレットが多いです。噛み癖を抑えるにはフードをたくさんあげて満足させることが効果的です。それでも小さい間に多少噛むのは仕方がありません。

ある程度成長したら噛み癖を直すしつけを行っていきましょう。しつけのやり方は「噛んだらすぐに大きな声で叱ること」です。噛んでから時間差で叱ると何を怒られているのか理解しないため、間髪入れずに叱ることが大切です。名前を覚えさせる時と同じように、「だめっ」「こらっ」などのいつも同じ言葉を使ってしっかりと叱りましょう。

この時、決して名前を呼んではいけません。嫌なことと名前をセットにして覚えられてしまうと、名前を呼んでも近づいてきてくれなくなるおそれがあります。

温度管理は念入りに!

イタチを飼う上で室温の管理は欠かせません。フェレットは汗をかけないため暑さに弱く、極端に寒い環境も苦手としています。特に夏場はケアを怠ると熱中症や日射病によって命を落とすおそれがあります。

フェレットにとって快適な室温は15~25℃とされています。温度計を用意し、25℃を上回ったらすぐにクーラーを使用しましょう。汗をかかない動物にとって扇風機では涼しく感じられないため、クーラーを使って下さい。

冬場は15℃を下回ったらエアコンの暖房を使用しましょう。ファンヒーターや暖房は触ると怪我をするおそれがあるため、エアコンの使用が望ましいです。

イタチをペットにすると1年の内かなりの期間でエアコンを使用し続けることになります。最近のエアコンは効率が良くなっているとはいえ、使う分だけ電気代がかかることは頭に入れておきましょう。

お手入れをしよう

フェレットは放っておくと耳垢がたまってしまいます。そのまま放置しておくと臭くなる、耳ダニが入る、引っ掻いて怪我をするなどの問題が生じるため、定期的に耳掃除を行いましょう。頻度の目安は2週間に1回です。

また、爪が伸びているとケージや布に引っかかって怪我をしてしまう可能性があります。爪切りも1週間に1回を目安に行いましょう。爪を切る際には深爪に注意してください。爪の赤い部分は血管が通っているため、そこまで切らないように注意しましょう。

予防接種もしておきたい

フェレットは主に犬がかかる病気であるジステンパーに感染するおそれがあるため、毎年予防接種を受けることが推奨されています。予防接種は強制ではありませんが、もしも近くに感染したペットがいても予防接種をしておけば安心です。

予防接種をする際にはフェレットの体調が良く、時間にも余裕がある時を選ぶと良いでしょう。まれに予防接種後に体調を崩す場合があるため、予防接種後も30分程度は待合室で様子を見ることをします。

フェレットになついてもらうには?

フェレットは人なつっこい動物であるため、ポイントを守っていればいずれはなついてきてくれます。なついてもらうために大事なポイントをご紹介します。

慣れるまでは構い過ぎない!

お迎えして早速可愛がりたい気持ちはわかりますが、新しい環境はペットにとって強いストレスになります。慣れてくるまでは構い過ぎないように意識しましょう。

世話はしっかりすること!

餌やりやトイレの掃除など、身の回りの世話は毎日しっかりしてあげましょう。飼いならされた動物は特にご飯をくれる存在に近づいていきます。面倒くさがらずにこまめに面倒をみることが大切です。

一緒に遊ぼう!

フェレットは遊ぶのが大好きです。ケージの外に出してやり、名前を呼び、触れ合って遊びましょう。動くものにも興味を持つため、遊ぶ際には猫じゃらしなどを使うのも効果的です。

遊ぶ時間についてですが、毎日決まった時間にケージの外に出すとフェレットもその時間を覚えます。一度習慣が身につくと、その時間に出してもらえない時にストレスを感じるようになるおそれがあります。必ずしも同じ時間帯で遊べそうにない場合は、わざと不定期なタイミングで遊ぶことで習慣をつけさせない方法を取ると良いでしょう。

無理強いは厳禁!

爪切りなどの必要な作業以外で嫌がることはしてはいけません。嫌なことをしてくる相手を避けたくなる心理は人も動物も同じです。寝ているところを無理に起こしたり、嫌がっているのに無理やり連れ回したりするようなことをしてはいけません。

一番大事なのは焦らず、あきらめないことです。すぐなついてくれるか、1年以上かかってしまうかは個体差があります。例えなかなかなついてくれなかったとしても、根気強く世話を続けて一緒に遊ぶように心がけてください。

ペットとずっと仲良く暮らそう!

いかがだったでしょう。イタチをペットにする際には身の回りの世話はもちろんのこと、空調の管理などにも何かと手間がかかります。しかし好奇心旺盛で遊びまわり、懐いてくる様子は愛くるしく、あなたに代えがたい幸福を与えてくれることでしょう。ペットと少しでも長く、仲良く暮らしていきましょう。

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