Search

検索したいワードを入力してください

【種類別】熊の寿命と推移|ヒグマ/ツキノワグマ/動物園

初回公開日:2018年01月13日

更新日:2020年09月28日

記載されている内容は2018年01月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

熊の寿命についてはご存知でしょうか。今回は熊の野生/動物園での平均寿命、種類別の寿命、寿命の長い/短い熊の特徴などの記事をお送りいたします。熊の代表的な種類のヒグマ、ツキノワグマ、ハイイログマ、ホッキョクグマをメインにご紹介いたします。

【種類別】熊の寿命と推移|ヒグマ/ツキノワグマ/動物園

熊の平均的な寿命

【種類別】熊の寿命と推移|ヒグマ/ツキノワグマ/動物園
※画像はイメージです
熊の平均的な寿命はどのくらいなのでしょうか。身近なペットとして飼われている犬や猫の寿命なら大体はわかるけれど、熊の寿命はどのくらいなのか、そう広くは知られていないことでしょう。そして熊にはどんな種類があるのでしょうか。

熊は世界に8種類あり、日本では「ヒグマ」が北海道に生息し、道内のおよそ55パーセントの地域、「ツキノワグマ」が本州以南に生息し、本州のおよそ45パーセントの地域に存在するといわれています。

熊のイメージって?

熊について、みなさんはどのようなイメージを持たれるでしょうか。熊といったら可愛いぬいぐるみのイメージだったり、また近年では熊が山から住宅地に下りてきて、田畑を荒らしたり人間が襲われたり獰猛なイメージがある人もいることでしょう。

昨今では熊は種別により絶滅危惧にあるともいわれています。そこで今回は熊についての寿命や種類などいろいろな知識を深めていきましょう。

野生の熊の平均寿命は?

野生の熊の平均寿命はどのくらいなのでしょうか。熊といえども種類はたくさんあって、ひとえに「熊」とのひとくくりでの平均寿命というよりも種類別で違いがありました。代表的な種類のヒグマ、ツキノワグマ、ハイイログマ、ホッキョクグマの記録を例に見ていきましょう。

野性熊の寿命を下記の表に著してみました。これらを見ると野生の熊の平均寿命は25年くらいといえるでしょう。
熊の種類野生の熊の寿命
ヒグマ20から30年
ツキノワグマ24から30年
ハイイログマ25年
ホッキョクグマ25から30年

動物園の熊の平均寿命は?

動物園の熊の平均寿命はどのくらいなのでしょうか。同じくヒグマ、ツキノワグマ、ハイイログマ、ホッキョクグマの最長寿命を例に見ていきましょう。飼育下の熊の最長寿命を下記の表に著してみました。

これらを見ると飼育下の熊の平均寿命は40年くらいといえるでしょう。野生に比べ飼育下の熊のほうが庇護されている分、寿命が長いといえそうです。
熊の種類飼育下の熊の寿命(最長)
ヒグマ40年
ツキノワグマ39年
ハイイログマ50年
ホッキョクグマ42年

種類別の熊の寿命

【種類別】熊の寿命と推移|ヒグマ/ツキノワグマ/動物園
※画像はイメージです
種類別の熊の寿命はどのくらいなのでしょうか。先にも少しご紹介しましたが、今回は代表的な熊の種類の「ヒグマ」「ツキノワグマ」「ハイイログマ」「ホッキョクグマ」の寿命や特徴になどについてご説明します。

ヒグマ

熊のヒグマは食肉目のクマ科で学名は「Ursus arctos」で英語名は「Brown Bear」です。体長は1.5から2.5メートルあります。体重はオスで120から400キロ、メスで50から200キロあります。ヒグマの平均寿命は25年といわれています。

ヒグマの生息は世界で広い範囲におよび、日本をはじめアジア・ヨーロッパ・北アメリカ北部で見ることができるといわれています。ヒグマの仲間にはエゾヒグマ・ハイイログマ・コディアックヒグマがいます。

長寿のヒグマでは、日本ではのぼりべつクマ牧場の「ロコ」34歳・東山動物園のエゾヒグマ「ビホロ」38歳・円山動物園のエゾヒグマの「栄子」41歳などの情報が寄せられています。

ツキノワグマ

熊のツキノワグマは食肉目のクマ科で学名は「Ursus thibetanus」で英語名は「Asiatic Black Bear」です。体長は1.1から1.5メートルあります。体重は40から130キロで平均でオスが70キロ、メスが60キロです。ツキノワグマの平均寿命は24年といわれています。

ツキノワグマは日本・タイや中国などのアジア・アフガニスタン・インド・ロシアなどに生息します。減少する生息地にともない頭数も減っていき、我が国の現状では四国では絶滅寸前、九州では絶滅ともいわれています。

また東京都の奥多摩地方や神奈川県の山にも住んでいるとの記録がありました。特徴は胸元に三日月の形をしている白い毛があり、その由来からツキノワグマという名称が付いたといわれています。

ハイイログマ

熊のハイイログマは先に説明に上げたとおり、「ヒグマ」の中の一種類になります。学名はヒグマと同様で英語名は「Grizzly」です。グリズリーという名は聞いたことがある人も多いでしょう。1976年に公開された映画「グリズリー」では人食い熊として獰猛な生態が描かれました。

ハイイログマの平均寿命は25年といわれています。カナダ西部・アメリカ北西部・アラスカ州に生息し体長はヒグマと変わらず、体重はオスで260キロ、メスで170キロといわれています。

特徴はハイイログマはヒグマよりも肩のコブが盛り上がっていて、走るのが速く、泳ぐのも得意で運動能力に優れているといわれています。また木登りも上手だともいわれています。

ホッキョクグマ

熊のホッキョクグマは食肉目のクマ科で学名は「Ursus maritimus」で英語名は「Polar Bear」です。体長は2から2.5メートルあります。ホッキョクグマの平均寿命は30年といわれています。

ホッキョクグマは別名「シロクマ」ともいわれています。北極圏はもとより北アメリカ・ユーラシア北部に生息し、体重はオスが250から600キロ、メスが150から300キロあります。

特徴はホッキョクグマの毛色は透明です。雪の結晶は実際には透明であるのに、人間の目には真っ白に見えて映る原理と同じで、毛色が白く見えます。毛はストロー状になっていて中が空洞になっています。

その形状から1本ごとの毛が断熱材のような働きをし、極寒の北極に耐えうる性質を持ち、海の中をを泳ぐ際の浮力になっているといわれています。

寿命の長い・短い熊の特徴

【種類別】熊の寿命と推移|ヒグマ/ツキノワグマ/動物園
※画像はイメージです
寿命の長い・短い熊の特徴を見ていきましょう。先にも触れてきましたが、ヒグマ、ツキノワグマ、ハイイログマ、ホッキョクグマを比べてみると日本などアジアに生息するヒグマ、ツキノワグマは若干、寿命が短い傾向にあります。

ハイイログマは野生においては、ヒグマやツキノワグマに比べると短い統計が出ていましたが、飼育下においては長いです。これらを考えると海外に生息する熊のほうが寿命が長い傾向にあります。

またヒグマやツキノワグマは熊の種類の中では体長が小さめの特徴があります。ホッキョクグマは体長も大きく、極寒の地で生き抜くためたくましく、寿命が長いともいえるのでしょう。

熊の寿命の推移

【種類別】熊の寿命と推移|ヒグマ/ツキノワグマ/動物園
※画像はイメージです
熊の寿命の推移はどうなのでしょうか。遥か昔と近年に比べて寿命は延びているのでしょうか。調べたところ、熊の寿命の推移についての詳しい文献や記録などはありませんでした。そこで世界でもっとも長生きした熊について調べてみました。

世界最高齢の熊の記事

「ロシアの声」というニュースサイトの2013年6月1日付けの記事によるとフロリナのニムフェオ飼育場で満50歳まで生きた熊がいました。

その熊はヒグマのオスで名前は「アンドレアス」といい、1993年から飼育場で飼われていました。野生や自然保護区で暮らす熊の中では「世界最高齢」となりました。

アンドレアスに約300人の資金援助があり、エサ代や医療費にあてがわれました。また独立して飼われていて猫数匹と暮らし、好物のはちみつが与えられて、人間には穏やかで好意的だったと書かれています。野生熊の平均寿命の2倍も長生きした熊として専門家からも注目をされていました。

熊のキャラクターについてのお話し

世界の熊のキャラクターについてのお話しをご紹介します。国の象徴としてロシアでは熊を用いています。またモスクワオリンピック(1980年)のときはマスコットキャラクターに小熊の「ミーシャ」を採用しています。

ぬいぐるみの「テディ・ベア」のテディとはアメリカのルーズベルト大統領の愛称であり、大統領が熊狩りをしようとした際に小熊のアメリカグマを見逃した逸話からぬいぐるみの「テディ・ベア」が誕生したといわれています。

この「テディ・ベア」の発祥をもとに、かの有名なディズニーキャラクターの「くまのプーさん」が誕生したといわれています。

熊は愛すべき動物

【種類別】熊の寿命と推移|ヒグマ/ツキノワグマ/動物園
※画像はイメージです
今まで熊については、あまり詳しく知る方も少なかったとおもわれますが、こうしてみると熊は愛すべき動物といえるでしょう。今や絶滅問題も危ぶまれています。やむを得ず狩猟により捕殺されてしまう熊もいますが、それは悲しいことです。

近年では山などの自然が伐採され、食料がなく森に生息する熊などが住みづらくなっているのが現状です。どうか自然を取り巻く人間と動物が共存し平和な環境になり、狩猟などの悲しい事件が起こらないように願っていきたいです。

Related